インセプション

久々の映画鑑賞。

以下、若干ネタバレあり。
これから『インセプション』を観に行く予定の方はご注意下さい。

せっかく地元に映画館が出来たのに、なかなか時間がなかったり
あるいは観たいと思う映画がなかったりで、
最後に『タイタンの戦い』を観てから3ヶ月も過ぎてしまった。

で、ここへ来て夏休みのロードショーが目白押し。
さて本日のレディースデ−、何を観ようか。
候補は2つ。
『インセプション』と『トイ・ストーリー3』。

ここんとこちょっとお疲れ気味だったので
何も考えずに楽しめる『トイ・ストーリー3』の方がいいかなとも思ったが
そういや今って夏休みだよなぁ…コドモが大勢いそうだなぁ（-_-;。
そんなワケで『インセプション』に決定。

INCEPTIONという言葉に馴染みがないので
タイトルだけでは映画の内容がなかなか分かりづらいが
一言で言うなら産業スパイ映画。
でもその手口がスゴイ。
人の夢の中に侵入し、その潜在意識の中にある《アイデア》を盗み出すというもの。

ところが今回のミッションは、《アイデア》を盗み出すのではなく
相手のアタマの中に《アイデア》を植え付けてくるという超困難な任務。
だがしかし、「成功すればそれまでの犯罪歴を全て消してやる」と
クライアントから言われた主人公が、自らの人生を取り戻すために
その任務にとりかかる、というのがあらすじ。

主人公達が入り込んでいく夢の中っていうのが
ただ単に現実世界で眠った時に見ている夢ではなく
その夢の中で眠った時に見た夢だったり、
更にまたその世界で眠ることによって見た夢だったりと
どんどん深い階層の夢の世界に落ちていくところが面白い。
というかややこしい（^^;。

こりゃ相当分かりづらい映画かも…（^^;
と、最初は心配したけれど、観ていると案外そうでもない。
途中でちょっとウトウトしてしまったのにもかかわらず
問題なくストーリーを追うことが出来た。

最後、ミッションは成功したかに見え
子供たちと再会すべく自宅に帰る主人公…。
あぁヨカッタね（^_^）と思いつつも、
このテの映画ですんなりハッピーエンドというのも腑に落ちないなぁ…と
ちょっと物足りなさを感じていたところ
最後の最後に「ちょ、ちょっと待て！」的な映像。
これは現実ではなく、やっぱりまだ夢の中なのか？？？。
どっちなんだよ〜〜！！！。
しかし、単純なハッピーエンドではなく、
釈然としない終わり方だったので、逆に納得。そうこなくっちゃ（笑）。


出演者もみんな個性的でカッコイイ！。
エレン・ペイジはカワイイし、マリオン・コティヤールはコワイし（^o^;
ジョセフ・ゴードン＝レヴィットはなかなかのイケメンだし。

特に渡辺謙がシブすぎる〜〜〜！！！（≧▽≦）。
アタシが初めて渡辺謙を知ったのは、
学生時代に放送されていたNHK朝の連続テレビ小説『はね駒』。
源造さん役の渡辺謙が実にカッコ良く、夢中になって毎日観ていた。

そして翌年には同じくNHKの大河ドラマ『独眼竜政宗』に主演。
伊達政宗は小学生の時の夏休みに、
自由研究の課題に選んだくらい興味があった武将だったので、
それをあの渡辺謙が演じると知ってテンション上昇。
もちろん毎週欠かさずに視聴していたことは言うまでもない。

急性骨髄性白血病を患った時には
渡辺謙は死んじゃうんだろうか（泣）と思ったが
不死鳥の如く蘇り、復帰を果たした時は心底スゴイと思ったものだった。

あの渡辺謙が、こんなに世界的な俳優になるとは
『はね駒』や『独眼竜政宗』の時は思いもしなかったが
ディカプリオと同じフレームの中に収まって
バリッとスーツを着こなし、
流暢な英語を話す渡辺謙はホントにカッコ良かった。


ディカプリオももちろんカッコ良かったが
アタシの中では申し訳ないくらいに未だに『タイタニック』のジャックで…（^^;。
夢の第一階層の中で、バンが水中に沈んでいくシーン…
水の中で目を閉じて気持ち良さそうに眠っているディカプリオの顔は
なんだか『タイタニック』の終盤、
海中に沈んでいくジャックの顔に見えて仕方なかった。


で、結論。

思っていたよりも面白い映画だった。
途中で居眠りしてしまったせいもあるのかも知れないけど
エンドロールが終わって、映画館を出た後も
なんだかまだ自分が夢の中にいるような気持ちがして
今ひとつ現実感がなかった（^^;。
もしかして自分が現実だと思ってる今この瞬間も
実はまだ夢の中だったりして…などと考えたり。
観終わった後に、実に不思議な気分になる映画だった。


『インセプション』の公式サイトはコチラ。


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《オマケ其の一》
今日予告篇を観て、今後の公開が楽しみな映画。

『TRON:LEGACY』
しつこいようだが、早く観たーーーい！！！。


『ハリー・ポッターと死の秘宝』
なんだかんだ言って、やっぱり気になる。
どうかガッカリさせないでくれ〜（^o^;。


『ナイト＆デイ』
予告篇ではさっぱり話が見えなかったが
キャメロン・ディアスとトム・クルーズのドタバタぶりが面白そう？？？。


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《オマケ其の二》

ボクらの時代　ロングヘアーという生き方

• 作者: みうらじゅん
• 出版社/メーカー: 扶桑社
• 発売日: 2010/08/19
• メディア: 単行本

ロン毛と言わず、ロングヘアーと言うところに好感が持てる（笑）。



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《オマケ其の三…というか独り言》
今年は王子ソロライブで“Cherie”が聴きたい。
（なんか最近気に入ってるもんで…）

だがしかし・・・有り得ないだろうなぁ〜（^^;。


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《オマケ其の四》
まま、ま、まさか…
Elvis Woodstock（リリー・フランキー）作詞の
“Snake & Marguerite”は、『花と蛇3』という映画と関係あるんだろうか。
リリーさんがこの映画の公開記念イベントに出たことになっているんだけど？？？。
（http://www.lilyfranky.com/top/）

なんか…スゴイ映画なんだが。（ちょっとリンク貼れません…^^;）。
思い過ごしか気のせいだと思いたい（汗）。

コメント 4

同僚が、｢全然わからなかった・・・｣と言っていたので
そんなに難解な映画なのか？それは私は見たら寝てしまうに違いない
と心配していたのですが、そんなこともないのですね。

オマケ其の四の・・・、ま、まさか・・・。
アルバム発売後の公開という日付の符合も気にはなりますが。
それにしても、彼女があんなことになるとは。
T×2 showにも出てましたよねぇ。
by えの (2010-08-05 13:24) 

＞えのさん
一瞬ウトウトしてしまっても、面白いと思える映画でしたよ（笑）。
新聞か何かの記事で、渡辺謙が
「深く考えずに直感的に観た方が楽しめる」
みたいなことを言っていて、それに従ったのが良かったのかも知れません。

『花と蛇3』の人、T×2Showに出てましたねー！（懐かしい！）。
まさかとは思いますが、
もしも万が一この映画の主題歌や挿入歌だとしても
ちょっと映画館へ行く勇気はありません・・・。

by 梅屋千年堂 (2010-08-05 22:44) 

梅屋さん今晩は、です。美術館の方、最近行きそびれてて、ご無沙汰してます。色々行かれていて、良いですね。私はこの激暑の中、４日ほど九州４県巡りをして来ました。久々にプログに御邪魔したら、フラワー＆スネーク３の話にビビってしまいまして。リリーフランキーさんがゲストと！う〜ん、つじつまが合う様な気もしなからず、、ですね。
　実は、３年前の王子ソロのアルバムの肖像画の作者を辿ってリンクしていったら、ムチなお姉さんのブログにいってしまい焦ってしまった事があります^^
by はぴまる (2010-08-06 03:03) 

＞はぴまるさん
あまりの暑さに外出するのが嫌イヤになる毎日ですが
昨日は割と風も吹いていたので思い切って渋谷まで出掛けました。
が…渋谷の街はとっても風通しが悪かったデス_|￣|◯。

ちなみに今、Kトラで“エデンの君”が流れてますが…
速い、高い、やかましーーー！！！（爆）。

例の映画との関連は別として（^^;、
Snakeなんて言葉は王子の作詞語彙の中にない言葉なので
“Snake & Marguerite”がどんな歌詞でどんな曲なのか
非常に気になります。

追伸：友人宅になんばHatchのチケットが届いたようです。
　　　う〜ん、いよいよですねヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ。

by 梅屋千年堂 (2010-08-06 23:10)