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タイタンの戦い [Music,Movie&Musical]

昨日の話なんだけど、
またまた行ってしまった地元のシネコン。

以下、若干ネタバレあり。
これから『タイタンの戦い』を観に行く予定の方はご注意ください。

このたび観たのは『タイタンの戦い』。
物語の主役は、THE ALFEEの楽曲にもしばしば登場する(と言っても2曲か)
ギリシャ神話の英雄・ペルセウス。
全能の神・ゼウスの血を引いているが、
諸事情あって人間として育てられた半神のペルセウスが
神々と人間達の争いに巻き込まれるという物語(すごい端折り方だ笑)。

主演は『アバター』のサム・ワーシントン。
そう、『アバター』の、サム・ワーシントン。
なんでここまで『アバター』を強調するかというと、
サム・ワーシントンの髪型が、『アバター』の時とまるで同じで
ジェイク・サリーにしか見えない(^^;。
ほんの少しでいいから、もうちょっと髪を伸ばすとか出来なかったんだろうか。

そんなジェイク・サリー…じゃなくて、ペルセウスの丸刈りに対して
他の兵士たちがみんな似たような髪型&コスチュームなので
最初のうちは誰が誰だかわからずに、ちょっと頭が混乱しそうだった(^^;。

それと、ゼウス役がリーアム・ニーソンで、
そのゼウスに従う素振りを見せつつも、実はゼウスへの復讐の機会を
虎視眈々と狙っているハデス役にレイフ・ファインズという
『シンドラーのリスト』での敵対コンビの共演というのも
なんだかちょっと面白い感じがした。


ま、それはさておき
映画自体はなかなか面白かった。
やっぱりこういった特撮スペクタクルものは面白い。
空想の産物が次から次へと現れて、スクリーン上を飛び回る。
中でも美しいのがペガサスの飛ぶ姿。
ペガサスというと、羽根の生えた白馬というイメージが強いけど
この映画のペガサスは黒馬(青毛っていうのかな?)。
黒光りする巨体が雄々しく宙を舞う。

怪物であるメドゥーサも、恐ろしげなんだけれども美しい。
(元々は美人だったらしいが、
 アテナの怒りに触れて怪物にさせられたらしい)。
メドゥーサの髪だけでなく、胴体まで蛇にしてしまったのも斬新だった。


ちなみに、アタシが初めてギリシャ神話に興味を持ったのは
サンリオ製作の『星のオルフェウス』。


ギリシャ神話の中の5つの物語をオムニバス形式で描いたアニメ映画だった。
この中にもペルセウスの物語が含まれていたな〜なんてことを
懐かしく思い出しながら観ていた。

その後も阿刀田高の『ギリシャ神話を知っていますか』という本を読んだり

ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)

ギリシア神話を知っていますか (新潮文庫)

  • 作者: 阿刀田 高
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫

ギリシャ神話を主題にした絵画を集めた
『西洋絵画の主題物語』という本を眺めたりして

西洋絵画の主題物話〈2〉神話編

西洋絵画の主題物話〈2〉神話編

  • 作者: 諸川 春樹
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本

ギリシャ神話に関しては、断片的に囓ったことがあったんだけど
今回の『タイタンの戦い』を観ていて
「えっ?、こういう設定だったっけ?」と思う部分もしばしだった。
ギリシャ神話をちゃんと読んだことはないので
どこがどう違うというのはちゃんと説明できないけど
映画用に脚色してる部分も多々あったようだ。

ペルセウスがアンドロメダを助けるのは
彼女を妻に迎えるという条件付きではなかったっけ?と思っていたけど
映画の中では、ペルセウスはアンドロメダに対しては実に素っ気なく
(しかし、そこがまた実に痛快だったりする^o^;)
自分を常に守護してくれたイオに惚れるという設定だったし
メドゥーサの首を取りに行った目的も、本来のギリシャ神話では
クラーケンを倒すためではなかったような気がする。

ところでクラーケンって、映画だか小説だったか忘れたけど
なんか他の話にも出てきた気がするなぁ・・・と
ずっと気になって仕方なかったんだけど帰ってきて思い出した。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』で、ジャック・スパロウを飲み込んだ
イカだかタコだかの怪物の名前がクラーケンだった。
クラーケンてのは、要するに(主にイカ・タコの姿をした)
海に棲む怪物のことを指すらしい。

でもって、本来ギリシャ神話でアンドロメダを襲ったのは
クラーケンというよりも、星座にもなっているクジラの化け物だったはず。

なんだか考えれば考えるほど
自分の中でのギリシャ神話に関する薄っぺらな知識が
混乱してくる『タイタンの戦い』なのであった(^o^;。

なんだか改めて『ギリシャ神話』を読み返してみたくなってきたが
いろんな書籍がありすぎて、どれを読んだらいいのかサッパリわからない(^^;。


最後に・・・
この映画、別に3Dじゃなくてもいいかな、という気がした(爆)。


そういえば、前回アリスを観たときに、
TOHOシネマズの3Dメガネはダメダメと書いたんだけど
今回はそれを踏まえて、いくつかの対策を講じて行った。
まずは、以前ワーナーマイカルで『アバター』を観たときに持ち帰った
3Dメガネを持参してみた。
まぁ、ワーナーとTOHOでは3Dの上映方式が違うので
使えないかもしれないなぁとは思っていたんだけど、やっぱり使えなかった。
(ダブった映像がひとつにならなかった)。

そんなわけで、専用のゴーグル式の3Dメガネを掛けることになったんだけど
前回鼻の部分が自分の顔と全く合わず、メガネと自分の鼻の間に
折りたたんだハンカチを挟んで観ていたんだけど
今回もそれじゃあまりにも格好悪いので(いや、誰も見ちゃいないけどさ)
自分の鼻とメガネの間に、小さく畳んだ化粧用のコットンを挟み込んでみた。
こ〜れ〜が〜!!!思いの外快適で!!!。
鼻も耳もまったく痛くならなかった。
今度からTOHOで3D映画を観るときは、この作戦で行こう。
(コットンじゃなくてティッシュでもいいと思うけど
 コットンの方が軟らかくてクッション性が高いので快適かも)。

で、3Dメガネを快適に掛ける方法を見つけ出して
ゴキゲンになっていたのも束の間…隣に座っていた男が最悪だった。
勝手にビールを持ち込んで、ポップコーンをむしゃむしゃ。
ポップコーンの容器から、ポップコーンを取り出す音がうるさい。
吐く息がビール臭い。
挙げ句の果てに、上映中に携帯の着信音が鳴り出す始末。
「もぉ〜ヤメテっ!!!(by横山弁護士)」って感じだった。
(てーか、フツー日曜朝9時からの上映会でビール飲むかね?)。



16日にTOHOシネマズ上大岡がオープンして以来
なんだかんだと短期間で3本も観てしまったけど
とりあえずこの先しばらくは観たい映画がないので
これで一段落、かな。

ちなみに、今とっても公開が楽しみなのはコレ!。
『TRON:LEGACY』
トロン:レガシー!!!。
1982年の『TRON』が進化して2010年に戻ってきた!。
ディズニーお得意の《その後》の話である(笑)。

『TRON』は中学生の時に友達に誘われて観に行った、思い出深い映画。
(その友達てのが未だに付き合いのある大津の友人だったりする)。
なんだか進みすぎたストーリーについていけなかった感もありつつも
「なんかスゴイ!」と胸躍らせたことを思い出す(シミジミ)。

トロン [DVD]

トロン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD


でも12月公開だって。
まだまだ先だなぁ(と、言いつつあっと言う間に12月が来そうな気も…)。
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RAY

タイタンは見に行く予定はないのですが、
アリスは2D(?)をGW明けに見に行ってきます(^^;

トロン噂に聞いてましたけど本当に新作やるんですね~。
当時は時代の最先端なワイヤーフレームが売りだった気がしますが、
このCG全盛期にどんなものが出来上がってくるのか気になります。

あ、すみませんここからは私信でして
もし良かったら私の日記blogの右側にメールフォームがあるので
連絡先を教えていただけないでしょうか?
折角こちらに来られるという事でこれも何かのご縁
お役に立てることもあるかもしれないので(無いかもしれませんが(汗))
もし宜しかったらお願いします。
by RAY (2010-04-28 01:23) 

梅屋千年堂

>RAYさん
タイタンも2Dで十分ですが、アタシ的にはアリスも2Dで良いと思います(^o^;。
どちらも『アバター』ほどの「おおっ!スゲー!」感はなかったです。

『トロン』は随分前から新作の話があったような気がしますが
ついに!という感じですね。
予告篇を観た限りでは、なかなか面白そうでしたよ。
なんだか旧作ももう一度観直してみたくなってきました。
Amazonで¥1,215なら買っちゃおうかな・・・なんて(^^;ゞ。

by 梅屋千年堂 (2010-04-29 01:24) 

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