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アリス・イン・ワンダーランド [Music,Movie&Musical]

やっと(笑)『アリス・イン・ワンダーランド』のレビュー…
などという立派なものではなく単なる感想文。

以下、ストーリーの展開上重要な部分に関するネタバレはありませんが、
これから『アリス・イン・ワンダーランド』を観に行く予定の方で
先入観なしでご覧になりたい方はご注意ください。

さすがディズニー映画。画面いっぱい総天然色。おまけに3Dときたもんだ。
自身の婚約(?)パーティーを抜け出したアリスが
白ウサギを追いかけて穴に落ちたその時から
まるで観ているこちらも飛び出す絵本の中に飛び込んだような気持ちになる。

しかし、総天然色とはいえ、監督がティム・バートンなので、
総天然色の中にも暗い部分が見え隠れ。
そこがまた良い。

実を言うと、アタシはこの『アリス・イン・ワンダーランド』は
ルイス・キャロルの不思議&鏡の国のアリスの物語に多少の脚色を加えつつ、
主人公のアリスを子供ではなく、年頃のおねえちゃんにしたという
ただそれだけのものだと思っていた。

が、そうではなくて
子供の頃に不思議の国や鏡の国を訪れたアリスの《その後》の物語。
なんだ、ディズニーお得意のパターンか(笑)。
(ディズニーは《その後》の話とかスピンオフが好きだからなぁ^o^;)。

とはいえディズニーなので、まったくもって安心しきって観ていられる。
どう考えてもハッピーエンドでしょ?と。
従って戦闘シーンになってもさほどハラハラドキドキもしないし、
十分先の読める展開。
まぁ、最後の最後にアリスが選択した生き方はちょっと予想外だったけど。
「えっ、そっちに行っちゃうんだ?!」みたいな。

出演者はジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターなど
ティム・バートンの映画でお馴染みの面々が怪演。

白の女王役のアン・ハサウェイは、アンダーランドの住人の中では
最も《素》に近い顔のはずなのに、その濃厚さが実に印象的。
・・・なんて濃い顔なんだろう(^o^;(でもそこが好き)。
しかも何故かいつも両手が肩の高さに上がっている(笑)。

アリス役のミア・ワシコウスカも、
原作のジョン・テニエルの挿絵から抜け出してきたような《難しい顔》。
コスチュームも体の大きさが変わるたびにコロコロ変わり
これはアリスのコスプレ映画なのか?!と思えてくる。

赤の女王に寵愛される
ハートのジャック=イロソヴィッチ・ステインの不気味さもイイ味。
イロソヴィッチを演じている役者・・・この人絶対どっかで観たことがある。
どこで観たんだっけ?誰だっけ??
と、しばらく考えながら観ていたんだけど。あるところでピン!と来た。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、
それと『チャーリーズ・エンジェル』に出ていたクリスピン・グローヴァー!。
この人も・・・フツーの人間の役がないよねぇ〜(^^;。

CGで作り出されたキャラクターもそれぞれ個性的で魅力的。
(まぁたまに動きがぎこちない部分があるのはご愛敬?)。
個人的には見た目も性格もチェシャ猫が一番のお気に入り。
でも・・・なんかトトロに出てくるネコバスっぽい・・・
と思ったのはアタシだけだろうか。
(というか、そもそもネコバスがチェシャ猫に似ているのか?)。


そんなわけで、原作でお馴染みのキャラクターが
続々と実写(というかCGなんだけど)で登場。
もしこれから観に行こうと思っている人で
アリスの原作本を持っている人がいたら、
パラパラッと目を通してから行くと、より楽しめるかも。
(ジャバウォッキーやバンダースナッチも原作に登場していたなんて
 アタシはきれいさっぱり忘れていた)。
alice_2.jpg
(手前が原作本。「ジャバウォック」が出てくる頁)

そういえば…あの超個性的なハンプティ・ダンプティが出てこなかったのが
ちょっと、いやかなり意外だった。
・・・出てないよね???
(まさかアタシが一瞬ウトウトした間に出てきてないよね???)
(って、また居眠りしたんかいっ)

映像が綺麗だったのでもう1回観てもいいかなとも思うけど
いや、次は↓コレ↓かな。
   『タイタンの戦い』



それはそうと、TOHOシネマズの3Dメガネは全然ダメだっ(怒)。
今まで掛けた3Dメガネの中で、最も掛け心地が悪かった。
あまりの重さに掛けた瞬間から耳が痛いし、鼻はフィットせずに落っこちてくるし
も〜許し難くダメダメ!!!。かなりのストレスだった。
(入り口で受け取ったものはレンズが汚れてベタベタだったし-_-;)。
あれは是非とも改良して頂きたいものである。





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《お知らせ》
4/17の京都でのライブに参加したえのさんが、
『THE ALFEE@川口《アンコール編》』のコメント欄に
ライブレポを寄せてくださいました。
ご興味のある方はコチラの記事のコメント欄へどうぞ。
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コメント 2

はぴまる

新しく桜木町にできた映画館でアリス イン ワンダーランド観て来ました。3D眼鏡が改良されたのか、映画館によって違うのか、着けごこちは
確り安定してました。jack potもビルの中に入っていたので映画の前に軽く食しました。(店舗のよってメニューがやや違う様です)
アリスの衣装の可愛い事!パンフレット購入すれば良かったかな^^

by はぴまる (2010-05-11 06:33) 

梅屋千年堂

>はぴまるさん
新しく桜木町に出来た映画館って…ゴルゴ13でしたっけ(爆)。
いやいや、ブルク13でしたね。
アタシはまだ行ったことがないのですが、どうですか?。
椅子の座り心地とか、スタッフの応対とか、館内で売ってる飲み物とか…。

3Dメガネは上映館や上映方式によって違うんでしょうね。
でもどこの映画館の3Dメガネも、もっともっと改良の余地があると思います。

アリスのパンフレット、綺麗だし読み応えありますよ。
読み応えありすぎてまだ読み終えていませんが、オススメです。


ところで、先日の『ロックばん』で、王子が3D映画の話をしていましたが
3Dメガネを掛けている王子の顔を観てみたいと思ってしまったのは
アタシだけでしょうか・・・。
(でも普段のサングラスとあんまり変わらなかったりして笑)。

by 梅屋千年堂 (2010-05-12 00:06) 

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