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THE ALFEE@横浜《本編編》 [┣ '09 LIVE (THE ALFEE)]

THE ALFEE 35th Anniversary 2009 『My Truth』
神奈川県民ホール 本編の巻

11/19 22:58 UPしました。
ネタバレ指数72

びわ湖ホールが終わってから、次のカナケンまで15日か〜
長いな・・・なんて思っていたのだけどバタバタと時は過ぎ
あっと言う間に11月18日。

カナケンはいつもチケ取りが悩みの種。
地元の友人達と3人で参加するのが常なのだけど
枚数制限が2枚までなので、どうしたって一人は別の席になってしまうのだ。
今回2枚は自力で確保できたのだけど
席の位置が2階1列(即ち立てない席)だと言う・・・。
アタシはどちらかというと、ずっと座りっぱなしでいるくらいなら
立ち見でずっと立ちっぱなしの方がイイ!くらいに思っているので
2階最前の席は友人2人に渡して、
自分はネットを通じて3階席を譲ってもらい、そちらで観ることに。

嵩張って持ち歩きが大変なので、
いつも近場の地元カナケンで買うことにしている来年のカレンダーを
今年も買って、ついでにカレー煎餅も買って、階段上がっていざ3階席へ。
ちょっと息が切れてきたところで、3階席後方フロアに到着。
窓からは美しい横浜港の夜景を臨むことができる。
これが結構3階席になった時のお楽しみだったりする。

時間的にはまだ早いけど、取り敢えず座席に。
本日の座席:3階9列40番台。
カナケンの3階って・・・ちょっと久々かも?。
ステージが遠そうだなーと思ったけど、意外とそうでもなかった。
なかなか良い眺め。
思えばこの秋ツアー、ここまでずっと1階席ばかりだったので
上から眺めるステージはちょっと目に新鮮な感じがした。

18時25分くらいから、注意事項のアナウンスが流れ始め
ほどなくそれまでBGMで流れていた“DNA Odyssey”が途中でフェイドアウト。
早っ!と思って時計を見ると、ほぼ18時30分ジャスト!。
おおおーーー、珍しく定刻だ。

立ち上がる。場内暗転。オープニングのSEが流れ始める。
逆さ凸型が前にせり出して・・・その後ろにメンバーのシルエット。
今度は上がっていく逆さ凸型。
それぞれのポジションに立つメンバー。
・・・1曲目、“LONG WAY TO FREEDOM”

メンバーの衣装は今日も変更点なし。
桜井さんはパープルのベルベットのスーツ、
幸ちゃんは光沢のあるメタリックグレーの細身のスーツ、
王子はメタル陣羽織。髪はびわ湖の時と同様ポニーテール(^^;。
ちなみにオープニングのギターは、珍しくFlying-A IVだ。

2曲目“夢よ急げ”が終わると

♪ダツ!ダツ!ダツ!ダツ!ダツ!ダツ!ダツ!ダツ!・・・

という激しいドラムのリズム!。
このイントロとくれば
“SWINGING GENERATION 2003”しかあるまい!。
これはこの秋初の展開では?!。
しかもだ!、王子が持ち替えたギターが'68年製のレスポール・カスタム!。
この曲でレスポール・カスタムを使う王子、久々に観たかも〜!。
めちゃめちゃカッコイイ!!!。

更に、次の“ラジカル・ティーンエイジャー”
引き続きカスタム使用!。
2コーラス目では、ギターを弾いたり弾かなかったりの王子だけど
さすがにヴィンテージのカスタムを使っているためか(どうかは分からないけど^^;)
今日は終始ギターを弾きっぱなしだった。
そして王子のギターのみならず、間奏のただすけくんのピアノ、
後からそれに絡んでくる幸ちゃんのアコギもいい音してた。

そうそう、そういえば、この秋ツアーでの“ラジカル〜”では
王子が♪捨て去ーってしまーえーーーの部分を

♪捨て去ーってしーまーえ−・・・

と、「しー」を若干伸ばし気味に歌っているところが個人的にツボ。
従来の「♪しまーえー」だと、なんというか、後ろから強く背中を押されてる感じだが
「♪しーまーえー」だと、ちょっと優しく押されてるような感じがしてヨイのだ。

次はお馴染み“星空のディスタンス”
ここでCrystal Angel登場。
暗転したステージ上で、このギターが発光した瞬間に客席から歓声が上がる。

“星ディス”が終わると、いつものように幸ちゃんの挨拶。

幸「こんばんは〜っ!!!。
  さぁやってまいりました、横浜でございます。
  早いもので、ツアーも折り返して今日が後半の一発目でございます。
  1階のみなさんはもちろん、2階のみなさん!挟まれてますけどね、
  3階のみなさんも!最後まで盛り上がって頂きたいと思います!。
  それじゃ、この曲をやりましょうかね」

と、まだ喋り終わらないうちに、12弦ギターで
“WEEKEND SHUFFLE -華やかな週末-”のイントロを奏でる。
今日あたりは、秋らしく“BELIEVE”が聴きたいなぁなんて思いもあったのだが
まぁノリのいい曲でちょっと体を動かさないと寒いし・・・ま、いっか。

今回のセットリストは、いつもと比べて若干運動量が少ないんだよね〜(^^;。
だから、いつも12月になっても半袖Tシャツで参加していたんだけど
この秋ツアーのセットリストは、それだとさすがにちと寒い。
だからこの秋ツアーのグッズにはTシャツがなかったのか?!?!
なーんて、そんなことはないだろうけど
ま、とにかく運動量の多い曲が増えるのは個人的にはウレシイことである。

“Girl”では
いつものように、イントロが始まると同時に大歓声。
幸ちゃんと桜井さんが、ステージ左側前方で肩を組んで
♪Gir〜l!と歌う。

3階席、つまり上の方から観ていて嬉しいのは
メンバーの足元が見えることである。
特に、王子の《ペダルさばき》を堪能できるのがヨイ。
“Girl”の後奏で、♪ズッチャ・チャカチャカ ズッチャ・チャカチャカ・・・
と、細かくリズムを刻みつつ、
右足でワウペダルを上げ下げしているサマが、なんとも言えず格好良かった。

“愛を惜しみなく”は、
ハードなアレンジの曲だけれども
Aメロの部分で、
♪きょ〜〜とあすのあい〜だに〜
 (ジャカジャッ!ジャカジャッ!
の合間に聞こえる幸ちゃんのアコギの音に味があって、とっても好きだ。

8曲終えて、ここで幸ちゃんのMC。

幸「ハイ、ありがとーございます!。ありがとーございます!。へいへい。
  あ、どうぞここはお座り下さい。
  頭っから飛ばしてきましたんで、汗をかいた方もいらっしゃると思います。
  外は涼しいですからね、風邪をひかないように。
  前の人の汗を、どうぞ拭いてあげて下さい。
  ・・・って怒られるよね(^^;」

幸「いつも言ってますけど、日頃のヤなことを忘れて
  楽しんでっていただければと思います。
  さっきも言いましたけど、早いものでこの秋のツアーも折り返しになりまして。
  こないだ、あそこで折り返したんですよ・・・えーっと・・・」
客「札幌−!」
幸「そう、札幌行ってきたんですよ(笑)。
  そこで折り返しまして、今日から後半戦なんですが
  今日がこの秋の初日って方はいらっしゃいますかー?」
客「ハーーーーーーーーイ!」
幸「長いよ!(笑)。ハイは短く1回!」
客「ハイッ!!!」
幸「そうです(笑)。
  今日が初日の方は、ずっと楽しみに待ってたと信じてますけど。
  お待たせいたしました!、ホントに。
  今日がアルフィーのコンサート、生まれて初めての方はいらっしゃいますかー?」
客「ハーイ」
幸「あっ、いますねー。ハイ。
  今日が生まれて初めての人でも、恥ずかしくて手を挙げられなくて
  モジモジしてた人もいらっしゃるんじゃないかと思いますが、
  大丈夫です。じきにそいつらみたいに図々しくなりますから(笑)」

幸「初めての方は、もう唯一知ってた“星空のディスタンス”もやっちゃったし
  この後どうしよう?なんて不安に思っている方もいると思います。
  よく『何を聴いて予習したらいいですか』って、
  ラジオなんかにも質問が来るんですけど、
  全部ってのもなかなか大変なんでねぇ。
  大体、アルフィーの曲って何曲くらいあるの?」

アルフィーの曲、全部で何曲っつったって
同じ曲でのバージョン違いが結構たくさんあるから
どうやって数えたらいいか悩んじゃうよね(^^;。
バージョン違いを1曲とみなすのか、別物と見なすのか。
あるいはCDになっていない曲についてはどうなんだ?とか、
ALFEE CLASSICSはどーするんだ?とか、
やっぱりBEAT BOYSは別物か?とか・・・。

幸「誰か知らない?」
客「たくさんーー!!!」
幸「そりゃたくさんだろうけど(笑)。
  例えば、ビートルズは213曲だって、僕はちゃんと知ってますよ!。
  じゃぁなんで自分達のを知らねんだって、
  今全員からのツッコミを感じました(笑)。
  まぁ大体300から400くらいでしょ?。
  実はさっきiTunesに入れてまして、大体2.4GBくらいありましたけどね。
  新しいのがどんどん増えていくんで、わからなくなっちゃうんですよ(笑)」

幸「でもいいんですよ。
  ここで聴いて『いいな』と思ったのがあったら
  そこから少しずつ徐々に集めてっていただいて、
  徐々に徐々に最終的に全部揃えてっていただければ」

幸「アルフィーのコンサートは、初心者の方でもベテランの方でも
  どなたでも楽しめる構成になっておりますんで。
  初心者の方は、どこを見ていいんだかわからないと思います。
  最初は照明か綺麗だなとか、音がデカいなとか、
  ご贔屓さんをずっと観てたっていいんです
  (と、王子方向を向いて、胸の前で手を握る《夢見る乙女》のポーズ^^;)
  (次に、桜井さん方向に振り返って、パンパン!と柏手)
  ギターが好きな方は、おっ、今日の高見沢さんのギターは68年製、
  今度は58年製だ!スゲーな!とか、いろんな見所がございますんで」

幸「横浜は、前にラジオのレギュラーも持ってたりして
  毎週収録で来てたんで、それを観に行ったなんて人もいるかも知れませんね。
  さ、それではこの方をお呼びしましょう。
  盛大な・・・中途半端な盛大では出てきませんよ!。
  (客席からは既に拍手が沸き起こる)
  盛大な拍手をもってお迎え下さい!。桜井さーーーん!!!」

オーディエンスからの盛大な拍手で迎えられた桜井さん。
いつものように、右・左・中央の順で丁寧にお辞儀。
それに合わせて軽くドラムを叩く太郎さん。
シメは、桜井さんが右手の拳をンッ!と握る。

桜「ようこそいらっしゃいました・・・。
  今日は良く晴れました。昨日までは“シトシトピッチャン”でしたけど」
幸「子連れ狼ですか、古いですね〜(笑)」

しきりに、衣装のお尻のあたりを気にする桜井さん。

幸「どーしたの?。パンパースが気になるんですか?」
桜「なんでわかっちゃったの?。CMでは目立たないって言ってたのに」
幸「やっぱり衣装の下に穿くとわかっちゃうね」
桜「わかっちゃいますねー」

今度はなにやらまたアヤシイ動きをする桜井さん。
その動きが自分で遮断機っぽく思えたのか、いきなり遮断機の話題。

桜「免許取りに行くと、遮断機がない踏切ではちゃんと(車の)窓を開けて
  音を確認してから渡るように言われるじゃないですか」
幸「あー、でもやってるヤツいないよね」
桜「こっちでそんなことやってたら、『なにやってんの?バッカじゃないの?』って
  言われそうですけど、うちの実家の方ではダメですね、
  ちゃんと窓開けて確認しないと。
  ワタシ、こないだ知らないで踏切に入っちゃって、
  ハッと気付いたら、電車がここまで(50cmくらい近くまで)来てました!」
幸「電車の運転士さんも『うわっ!』ってビックリしたんじゃない?。
  こ−んな近くに(桜井の)顔があって(笑)」
桜「こんなに近くってのは言い過ぎでした」
幸「実際は3kmくらい先だったんだろ?」
桜「いくらなんでもそんなに離れてませんよ(▼▼メ)」

桜「今日アナタどうしたんですか?。姿勢が悪いですよ」
幸「(仰け反る幸ちゃん)」
桜「どうして反っちゃうんですか。そういうことすると、椎間板がヘルニアっちゃうよ。
  折れちゃうからよしなさい」
幸「骨折したことありますからね」
桜「そうですよ、ただでさえ骨粗ショショショ・・・・」
幸「骨ショショショショ・・・・(笑)」

幸「ところで桜井さん、この秋のテーマ、
  もしも戻れるとしたら・・・もしも神様が戻してくれるとしたら・・・」
桜「オェェェ〜〜ッッッ」
幸「そこに戻してどーするんですかっ!(^"^;。神様は戻さないでしょ。
  やめてくださいよ、本当に気持ちが悪い人とかいるかも知れないじゃないですか」
桜「気持ち悪い人がここに???。いないでしょーっ。」
幸「わかんないよ。二日酔いの人とかいるかもしんないし。
  二日酔いだって人、いる?・・・あ、いた(笑)」
桜「ナニ?二日酔い〜?!。オレだって二日酔いしてないぞ」
幸「病み上がりの人だっているかも知れないし」
桜「あ、病み上がりの人はいるかも知れないですね」
幸「あとは、さっき中華街で中華まん食い過ぎたとか!」
桜「あー、中華街の中華まんってデカいですもんねー」
幸「北京飯店の中華まん4つも食っちゃってどうも腹が・・・って人がいるかも」
桜「あー、なんか中華まん食いたくなってきたー」
幸「今はガマンしろよ。
  どうせ後で楽屋に誰かが買ってきた中華まんが絶対あるんだから(笑)」

幸「もしも戻れるとしたら、いつに戻りたいですか?」
桜「そぉーですねーっ・・・デビューする前に戻りたいですね。
  あのデビューは失敗でした」
幸「でもあのデビューがあるから、今があるんでしょ?。
  あ、やり直して、メインボーカルでA面を歌いたいんだ」
桜「メインボーカル、最初はワタシだったんですよ」
幸「デビューしてから5年くらいはずーっとB面歌手だったもんな」
桜「ワタシってそういうことが多かったなと思って。
  5〜6年気付かないで、そのまま乗っかってきちゃったってことが」
幸「そんなことないよ」
桜「『そんなことないよ』って、どっちにも取れるビミョーな感じだなーっ」
幸「思いつきで突っ込んでるだけだから、あんまり気にしないで(笑)」

桜「おまえらみすぼらしいからって言われて
  伊藤五郎さんって人がやってる床屋さんに行ったんですよ。
  そこでパーマを当てたんですけど、
  その時はいいんだよ、プロがきちんとセットしてくれるから」
幸「きれいにブローしてくれるからね」
桜「そう!ブロー!。でも一旦髪の毛洗ったら、もう自分では元に戻せませんから!。
  こ〜んなんなっちゃって!(と、頭が大きくなったジェスチャ)」
幸「桜井さんの髪質はスゴイですからね」
桜「もう全部上に向いちゃってますから」

桜「ワタシだって、『あぁ前髪が鬱陶しいっ!』ってやってたんですよ。
  髪の毛こんなにいらねぇっ!なんて言ってたんですけど
  今はあんなこと言わなきゃ良かったと思ってます・・・」
幸「その点ワタシは20代の頃からスカスカでしたら」
桜「ホントだよねーっ!、よくまぁ・・・往生際の悪い・・・」
幸「行きそうで行かなかったよね」
桜「今の時期は寒いでしょ?」
幸「寒くねーよ!。長年こうなんだから。慣れてる!(^"^;」

ホント、幸ちゃんはアフロ時代から髪が薄くてヤバい感じだったけど、
よくぞここ(50代半ば)まで持ち堪えた!と
むしろ讃えてあげたい気がするのだ。

幸「じゃぁ桜井さんは、デビューの前に戻って、
  パーマを当てないでストレートでやりなおしたいということで。
  この方はどーなんでしょうか。
  盛大な拍手をもってお迎え下さい。高見沢さーーーん!!!」

いつもの白いノースリーブのドレスコートで登場の王子なのだが、
髪にはスワロフスキー(タブン)がキラキラ光る細めのカチューシャ。
ど・・・どこのお姫様が出てきたかと思ったぞ。
(筋肉質でゴツいお姫様だが)。
体を鍛えて筋肉質になる一方で、髪はポニーテールでキラキラのカチューシャ。
この人は一体どこへ向かっているのだろうかと、
今更ながら改めて思うのであった(^^;。

そんな奇想天外・全体未聞の王子が抱えたギターが珍しくT's T。
いつもだったらここはVG EAR01なのだが。
もしやいつもと違う曲をやってくれるとか?(ワクワク)。

幸「クァ〜ッ!って、(髪が)スゴイですね。それ自分のでしょ?」
高「自分の」
桜「あー、あんなふうにやってみてぇー」
幸「桜井さんがやったらスゴイでしょうね(笑)。
  ところで高見沢さんは、もし戻れるとしたらいつに戻りたいですか?」
高「今日はねー、君たちの話があまりにも盛り上がったんで
  時間がなくなって戻れなくなってしまったんだよ」
桜「今日は幸ちゃんが長かったんだよ」
幸「へっ?!オレのせい?・・・それはそれはスンマセンでした」
高「君たちさっきから噛み噛みだし、ダイジョブか?」

幸「大体高見沢は“冬将軍”の発売日前に戻りたいんですよ。
  そこで桜井に『角刈りはやめろ!』って言って
  そこで桜井は『おまえがやれ!って言ったんだろ?!』って。
  それで高見沢は、戻ってって桜井に『角刈りにしろ』って言った
  自分を止めたいっつって、いつも大体そんな感じです(笑)」
高「オイオイ、かいつまんで話すな!(^^;」
幸「高見沢さんの有り難いお話が聞きたかったんですが(笑)
  それでは、演奏の方に行かせていただきたいと思います。
  タイトルちゃんと言えるでしょうか、
  “From The Past To The Future”
  
あらっ、いつもと同じ曲だった(^o^;。
ま・・・まぁきっと今日はT's Tな気分だったのだろう。
とはいえ、この衣装に木目のエレアコは似合わなすぎる(やや小声)。

“Another Way”が終わり
また次の曲への期待が高まる。
“Far Away”に戻るのか、それとも時節柄“恋ペヴ”か、はたまた別の曲か。

王子がギターを持ち替える。
あっっっ!!!
'58年製のカスタムじゃないかー!。
と、思っているところにただすけくんの情感こもったピアノのイントロ。
“恋人達のペイヴメント”
ほほー、この曲でカスタム使うんだ。
というわけで、間奏では双眼鏡で王子(のギター)をガン見。
どちらかというと、このギターの低音弦の音が好きなんだけど
(例えば、“Rockdom”のイントロ)
キンキンしない高音部の伸びやかな音もとっても心地良い。

今日はかなりお疲れ気味で
座りコーナーはヤバイ(=途中でウトウトしてまいそう^^;)と思ってたんだけど
このギターの登場のお陰ですっかり目も耳も頭も冴えてしまった。

しかし、ここでこのギターを使っちゃったってことは
次の“My Truth”では使わないってことだろう。あーそれはちょっと残念。

曲が終わり、ギターチェンジのためにステージ上手に向かう王子。
おや?、またレスポールじゃないか?。
'68年製のカスタム再び、か?。いや・・・違うな(-"-?。

ぉ?!

あの滲んだようなトラ目、ちょっと黄ばんだピックガード・・・
ももももしや、あれは'59年製のレスポール・スタンダートでは?!。

高「ハイ、どーもありがとー。
  “恋人達のペイヴメント”、この曲は1984年の曲なんですが
  '84年というと、25年前ですからねー。25年はスゴイですよ」

高「今年はデビューして35周年とうことで
  『My Truth』というツアータイトルでやっていますが
  THE ALFEEの真実と言えば、35年間休まずに
  ステージに立ってきたこと、これが何より、THE ALFEEの真実です。
  (桜井・坂崎とは)35年、それ以上の付き合いになりますけど
  この3人の真実はスゴイぞ〜。
  何がスゴイって、もう人には言えませんから(笑)。
  いろ〜んなこと知ってますからね」

高「みんなの真実は、25年かどうか知りませんが、
  “恋人達のペイヴメント”でアルフィーを知ったかどうか知りませんが、
  “冬将軍”の時に知ったかどうかわかりませんが、
  長年にわたって、THE ALFEEを見続けてきてくれたことじゃないかと思います」

高「長くやってますけど、
  アルフィーのことを知らないって人もいるんです。ホントに。
  先日、V-Rockにも出ましたけど、
  あれを見て、『えっ?!あの人ってアルフィーの人だったんだ!』
  っていう人もいますからね。フツー逆だろソレ!!!(笑)。
  あー、こうやって普及していくんだなーと思いましたけどね」

高「古いということが良いことであるということもたくさんありますからね。
  古いからこそ出せる音というものもありますから。
  このギターは1959年製のレスポール・スタンダード。
  このツアーでは初めて出してきました。
  久しぶりに、家で眠っていたのを持ってきたんですけどね−。
  さっき弾いてたのが1958年製のレスポール・カスタム。
  '58年製、'59年製、そして(自分が)'54年製ですからね。
  ヴィンテージがヴィンテージを弾いているという・・・」
客「おおお〜・・・」
高「ヴィンテージって日本語で言ったら骨董品だからな(笑)」

いやいやいや、何をおっしゃる高見沢王子。
骨董品ならアンティークだろう。
ヴィンテージとは
【古いが最高級の,高性能を誇る】
そういう意味である。
最高級で高性能なヴィンテージかどうかは微妙だけど(^^;
王子は少なくともアンティーク(骨董品)ではあるまい。

で・・・どういう話から、そうなったかは忘れてしまったけど
髪が薄いとかそういう話だったか、
とにかく桜井さんのことを言っているのか幸ちゃんのことを言っているのが
微妙な内容だったのだけど、照明スタッフの判断で
ピンスポが桜井さんに当てられてしまったときのこと・・・

桜「オ、オイ、オレなのかよ?」
高「だって照明が当たってるじゃん」
桜「オイ!照明!!!。・・・それが証明なのか?!」

高「・・・(笑)。
  こいつ(桜井)ってホンットにくだらないダジャレとかよく言うじゃないか。
  その時は『くっだらねー』って思うんだよね。
  だけどしばらく経ってから思い出すと、これが妙におかしいんだよな。
  '87年に“My Truth”が出た時に
  スタジオで、こうやって紙をクルクル丸めてるわけ。
  『おまえ、なにやってんの?』って訊いたら
  『巻いとぅるーす!』
桜「オイ!、今おまえ話作ってるだろ!。オレそんなこと言ってねーよ!」
高「いや言った!」
桜「・・・。その節はどうもスイマセンでしたm(_ _)m」
高「本当はこの話するのヤだったんだよ。
  みんな歌の間、こーやって紙巻いてるの想像しちゃうだろ?
  でも横浜だから話しちゃいましたけど。
  これがまた後で思い出すと、クスッと笑いたくなるんだよね」

あーあ。もうダメだ(笑)。
こんな話しちゃったら、もうオーディエンス全員

♪だれ〜か〜 時を止めて〜・・・マイトゥルーーーーーs

で、桜井さんが紙をクルクル巻いてる絵柄が浮かんじゃうよ(^^;。
まだツアーも折り返しなのになー(笑)。

高「こちら側では正義や真実でも、あちら側から見ると諸悪の根源であったり、
  立場や環境によって変わってくるものなんですが
  自分たちの正義を振りかざそうとすると、それは正義の押し売りになってしまう。
  そういったことで、人間は戦いの歴史を繰り返してきたんですけど
  何も好きこのんで、戦ったり戦争したりしてるヤツはいないと思うんだ」

高「こうやって、いつまでも
  楽しいアルフィーのコンサートが出来るような真実を続けて行こうよ。
  ・・・それでは、今夜はみんな妙な妄想を抱えながら
  聴くことになると思いますが・・・(笑)
  全て捨て去って!心を閉ざして・・・って心を閉ざしちゃダメだよな。
  心を開いて、聴いて欲しいと思います。“My Truth”

王子のギターが'59年製のスタンダードだったお陰で
今日は《巻いとぅるーす》にならずに済んだ(笑)。
その代わり、あまりにもギターの音に耳を傾けるあまり
幸ちゃんの歌がちっとも頭に入ってこなかったが(^o^;。

“My Truth”が終わり、ただすけくんが次の曲への導入部を
シンセサイザーで演奏している間に、王子はまたもギターチェンジ。
やはりこのギターを使うのは1曲だけか。
だが・・・'59年製スタンダードをローディー三上氏に手渡す際に
なにやらコソッと耳打ちした。

何の根拠もない妄想なんだけど、アタシには
「“祈り”でもう1回使うから」
と、王子がそんな風に言ったように思えた。
だとしたらウレシイな、という願望でもあるんだけど。

“Shining Run~輝く道に向かって~”
間奏の直前あたりだったか、記憶は定かではないが
おもむろに、しかし素早い動きで
両手首にはめていたアームカバー(リストカバー?)を外して
ステージ上手の袖に向かってヒュッ!ヒュッ!と投げる王子。
「あー!鬱陶しい!。邪魔だぜコレ!」といったところか。
何気ない一瞬の仕草だったが、これがメチャメチャ格好良くて
思わぬところでシビレてしまった。
特に王子ファンではない友人Kさんですら、
この動きはカッコイイ!と思ったらしく、
帰り道にちょっと盛り上がってしまった(*^o^*)。

「でもさ、あの投げたヤツがただすけくんに当たらなくて良かったよね」
「とんでもなくコントロール外してただすけくんにバシッ!とか当たってさ」
「格好良かった場面が一転、悲惨な場面に・・・」
「ステージ上で『なんでボクに〜(ノ_<。)』って泣くただすけ・・・」
などという会話も楽しんでいたことは秘密だ(笑)。

“夜明けを求めて”の後は
“祈り 2009”だ。
さぁ、王子のギターは?!

・・・あー、なんだ。いつもと同じクラプトン・モデルのストラトだよ〜。
やっぱりさっきの耳打ちはアタシの妄想に過ぎなかったか(-_-;。

ところが!

歌も終盤にさしかかり、桜井さんがピンで
♪このーよのー おわーりーにー・・・
と歌うところで、王子がギターチェンジのためにステージ袖へ。
持ち替えたギターは'59年製のスタンダード!。
出たーーーー!!!。
なるほど、間奏はクリーントーンじゃないとダメってことでストラトを使ったけど
後奏でレスポールを使おうという算段だったか!(と、勝手に推測)。

前半で、レスポールで“SWINGING GENERATION”を弾く王子を
久々に観たけど、“祈り”の後奏でレスポールを使う王子も
かなり久々かも知れない。
これはもう次に観られるのはいつになるか分からない!ってことで
穴が開くほどに双眼鏡で凝視!(笑)。
(とか言ってて、市川とか武道館でも使ったりして^^;)。

いやー、やはり“祈り”の後奏はレスポールがヨイ。見た目も音も、だ。
あまりの格好良さにホレボレしつつ、
演奏しながらどんどん右(ギターのネック側)に傾いてってしまう王子が、
とても印象的だった(笑)。

本編もいよいよ大団円。
“Heart of Justice 2009”
そして
“On The Border”

この2曲での使用ギターもいつも通り、ジェフ・ベック・モデルの
白いストラトだったのだけど、
“On The Border”の、♪グローリアス ハレルーヤー・・・の後の
後奏が、もう!!!圧巻!!!。
いつもと同じギターで、いつもと同じフレーズなのに
なんだかいつになくグッときた!。
特に、後奏導入部の速弾き♪ダララダラララ・・・の後の2音めのチョーキング!!!。
(マニアックでスンマセン^^;ゞ)。
なんというか、今日の“On The Border”の後奏に
アタシゃ王子の魂を感じたよ、いやマジで(笑)。

いやー、ツアー5本めにして、この曲で再びこれほど感動するとは思わなかった!。


と、目頭が熱くなりながらも、
帰る方向を《また》間違えた王子にクスっと笑いを誘われつつ

《TO BE CONTINUED…アンコールへ続く》
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コメント 6

はぴまる

筋肉質でゴツいお姫様^^って(笑)それは姫王子なのだから^^です
 カナケン、迫力ある厚みのある演奏及びコーラスでした。
私は、二階席でした。斜めから王子を双眼鏡でみても、表情が見えず
エン(><)なのですが、坂崎さんや桜井さんは見えました(笑)
 何の曲だったか、桜井さんの周りに白い照明が放射線のように取り囲んで、娑羅賢羅(って勝手に作りましたが)の様でした。
 終了後、外でooo屋さんが写真を展示していて、⑬の中の満面の笑顔の王子に魅了されたりして、、(決して、まわし者ではございません故) 坂崎さんのアンコールの時のカジュアルな服が結構好きです。                            (順不同)
by はぴまる (2009-11-20 06:34) 

hiro 91870

う”~ ついに出てきましたか(涙)本当っ見たかった!!!LP59 ホント久し振りですよね。現在でもこうやって使用してくれるなんて嬉しい限り!!中々いない。後は奥田民生か新藤晴一くらいですかね。しかも使い方が憎い 参ったって感じです。たぶんサウンドもちがったんでしょうね。悔しくてなりません。(ToT)/~~~ この流れで武道館も・・・ LP59・custom・3pickup レスポールオンパレード\(~o~)/個人的に言う事なし!たぶん行ったら120%満足して帰路につくでしょう(笑)このブログ読んだ後自分のLPをケースから引っ張り出して弾いている自分がいました。
話は変わりますがフジTVで行われる「大人パーク」にミニチュアのギターが展示されてるみたいですね。梅屋千年堂さんが作成して頂いた人のですかね?
たぶんそうだと思うんだけど・・そこのブースで製作もするらしいですよ。


by hiro 91870 (2009-11-20 11:16) 

梅屋千年堂

>はぴまるさん
最近の王子は、前髪が長すぎてただでさえ表情がよく見えませんね。
特に左サイドの席の時に左分けにされちゃうともうアウトですな(-_-;。
やはり今年中はあの前髪で行くんでしょうかね。あー鬱陶しい(笑)。

ヨコケンは、いつも1階の裏口から出てしまうので
久しく生写真屋は目にしていないのですが、相変わらずいるんですね(^^;。
13番ですか、機会があったらチェックしてみますね(買わないけど)。



>hiro 91870さん
出ましたよ〜。
ヴィンテージのレスポールと、シグネチャーモデルのストラト、
アコースティック・ギターの最高峰と、なんとも贅沢な夜でした。

が・・・、王子も「LP'59は久々」と言っていましたが
実は先日のソロライブ(Zepp Tokyo)でも使っていたんですよ(^^;。
王子の久々って、どんだけなんだよ?と思ったアタシです。

《大人パーク》に出展されるミニチュアギターは
まさしく吉田和則さんの作品ですよ。
先日案内状をいただきました。
残念ながらアタシはちょっと行ってる時間がなさそうですが
もしお時間あるようでしたら是非観に行ってみてくださいませ〜。
チャンスがあれば、ギターに関するマニアックな会話を
吉田さんと楽しむことが出来るかもしれませんよ。

by 梅屋千年堂 (2009-11-20 22:05) 

ちえぞう

楽しかったねー(^o^) 急遽参加のヨコケンだったけど、ホンッとに行ってよかった!!

トラちゃんを持ってくる可能性があるのは武道館のみ、と思っていたから出てきた時は我が目を疑ったよ。
いや、双眼鏡で確認するまで疑ってた(笑)
でもさ、ツアータイトル曲で使ってくれるのは嬉しいのだけどさ〜、
どうせならば、1曲しか使わないのならば、他の曲がよいのに...とネチネチ考えていたら「祈り」だよー(ToT)
カナケンに行かず、後でこれを知ったら寝込んでたね(笑)
あと今回いいなぁ〜と思ったのがジェフベックモデルの白のストラト。
ツアーも折返してようやく「終わりなき〜2009」のカッティングの格好よさに気付きました。
でもあのアレンジはヤなの(爆)

by ちえぞう (2009-11-22 04:16) 

ちえぞう

「終わりなき〜2009」じゃなくて、
「Heart Of Justice 2009」です(^^;)


by ちえぞう (2009-11-22 04:19) 

梅屋千年堂

>ちーちゃん
意外と席が近かったね。ちーちゃんが座席についてから、
「こっち見ないかなー」とガン見(笑)してたら気付いてくれたので
嬉しかったです(^^;ゞ。

いやー、レスポール好きにはたまらん一夜だったねー。
王子のプレイも最高だったし。
やっぱ“祈り”はレスポールでしょ、と思ったよ。
“Heart Of〜”はアルバムが出た当初から何故かストラトなイメージだったけど
今回のアレンジには特に合ってる気がするな。
・・・でも、ちーちゃんはヤなわけねアレ(笑)。

by 梅屋千年堂 (2009-11-22 12:25) 

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