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夜明けを求めて [THE ALFEE]

MacBookのトラブルも(ウルトラタブン)一段落して
ようやく新曲をじっくり聴いてみることが出来た。

この曲を耳にしたのは、ドラマ『嵐がくれたもの』の主題歌として
ドラマのセリフの下で薄〜く(笑)流れていたのが最初だったが
その時の第一印象は、
「桜井さんボーカルのバラードか〜、
 メロディアスではあるけどなんだか寂しげな歌だなぁ」
であった。
冒頭部分であんまり目新しさは感じられなかったが、
しかしサビと思われる部分でメジャーになって、
ユニゾンから三声のコーラスになる部分なんかは
ちょっと賛美歌っぽくていいなと思った。

しかしその数日後、Kトラで初めてこの曲が流れたときに思わず耳を疑った。
えっ?!これがあの歌?。全然バラードじゃないじゃん!。
特にナニ?、この畳みかけるようなサビは!。
楽しいじゃないか、明るいじゃないか、元気が出るじゃないか。
これなら結構好きだぞ。

そしてこの度のCD発売。

Kトラで聴いた時の印象と変わらない。
歌詞に関しては《いつもの感じ》で、あーそうですかという感じだが(超小声)
なんと言ってもサビがイイ。
このやたら明るいサビも、曲の前半がマイナーだからこそ
尚更引き立つのかも知れない。
逆に、前半のままマイナー調でサビに突入していたら、
例え畳み掛けるような展開であったとしても、
「いつもの感じだなー(-_-;」と、ちょっと辟易していたかも(^^;。

正直、THE ALFEEの新しいシングルが出た時に
マンネリだな〜と思うことは少なくない。
(アルバムの中の曲は、結構バラエティに富んでいるのに・・・)。

“Brave Love”や“Justice For True Love”、
“希望の鐘が鳴る朝に”、“太陽は沈まない”、“希望の橋”、
“Dear My Life”が出た時なんかは
失礼ながら「またこの路線か〜」とか思ってしまった。
(“Juliet”や“タンポポの詩”などは、アタシ的には結構新鮮だった)。

今度の“夜明けを求めて”も、
最初はそんな予感がしていたんだけどサビのお陰で救われた。
(上目線でスミマセン笑)。

先日の『音楽戦士(Music Fighter)』で
桜井さんが、「サビで後光が差すように明るくなる」と言っていたけど
まさにそんな感じ。

夜が明けて、太陽がぐんぐん昇っていく、そんなイメージ。
特に、終盤でリズムがなくなる

♪巡る季ー節−・・・

ところなんかは、明け方、太陽が顔を出し始めた時の
あのなんともいえない張りつめた空気感が伝わってくる。
そして三声になった瞬間、
太陽の光が雲の合間からバーッと広がって一気に周囲が明るくなる感じ・・・。

そして更に転調し、また畳みかけるようなリズムのサビが繰り返され、
太陽は東の空を更に昇っていく。
極めつけは最後の

♪今をーーーーーーーー

こういう和音を7thてぇの?、よくわからんけど(^^;
これまた広がりを感じさせるコーラスが
「新しい朝が来た 希望の朝だ」って感じでヨイのである。
(ラジオ体操かよ笑)。

そう、朝はいい。ことに夜明けはいい。
昨日までのヤなことをリセットしてくれる気がする(あくまでも気がするだけだが)。
いや、仕事の日は眠たいし若干憂鬱だったりもするけどね(^^;。
    (↑殆ど毎日だろうーが)。


思うに、王子は夜明けの雰囲気を音楽にするのがなかなか巧い。
なかなかというのは失礼だが(笑)。
Vampire王子のことだから、きっと仕事をしてたら夜が明けてきちゃって、
美しい夜明けや日の出を目にする機会が
普通の人よりも意外に多いんじゃないかと思ったりする。
それが作る楽曲に反映しているのかも、などと勝手な想像。

話が逸れるが、例えば“夜明けのLANDING BAHN”や
“AUBE〜新しい夜明け”などは、明け方の空気感をよく表してると思うし
特に夜明けをテーマにした曲ではないけど
“NEVER FADE”とか“Wonderful Days”のイントロは
「朝ーーーっっっ!!!」って感じで元気が湧いてくる。

細かいところでは、キラキラしたアコースティックギターの音色と
メロディアスなベースラインが聴いていて心地良い。
ベースは特に間奏のアタマの部分が良い。
もう一捻り欲しかったのはエンディング。
♪チャッ!チャッチャ・チャチャ!の繰り返しをバックに
王子のGソロが繰り広げられるわけなんだが
なんかどうも面白味に欠けるなぁと。

まとめ。
今年出た“桜の実の熟する時”も“風の詩”も、そして“夜明けを求めて”も
三声のコーラスと、ハードな中にも所々に漂うアコースティック感が
とってもアルフィー、いかにもアルフィーらしいなと思う。
王子もそこらへんに重点を置いて
自分のソロの楽曲と、アルフィーの楽曲の
差別化を図っているんだろうかなどと、これまた勝手に想像したりして。



カップリングのライブバージョンは、ホントのところあまり期待はしていなかった。
でも実際聴いてみるとこれが実に良い。
iPodのプレイリストに
“Girl”
“真夏のストレンジャー”
“夏しぐれ”
“風の詩”
“Musician”
“See You Again”
なんて曲順で並べれば、
それはもう2009年最後の夏イベのちょっとしたダイジェスト。

こうやってライブ音源を聴いていると、
あの日の風景が次々と頭の中に浮かんでくる。

例えば、“Girl”では、1本のマイクに顔を寄せ合って歌う幸ちゃんと桜井さん。
心を込めて丁寧に“夏しぐれ”を歌う王子。
“Musician”では、あのスコーン!と夜空に向かって伸びたサーチライト。
そして、“See You Again”の後の王子のシャウト。
早くDVDで、あの夏の映像を観てみたいけれども
その前にこんな風に自分の五感を総動員して
あの日自分のこの目で観た映像を思い出すのも悪くない。


“Girl”
♪コロロロロロロ・・・・というイントロで上がる
オーディエンスの悲鳴のような(笑)歓声がヨイ。
この曲をライブで歌う幸ちゃんの声って意外と高かったんだね。

“真夏のストレンジャー”
まさるの声はいい、人の心を打つ・・・
と言った人がその昔いたけれど、まさにそんな感じ。
♪ゥラヴィ〜ズ ゴーン サマレィディ!
 ↑この小さな「ゥ」がツボ
なんだか聴いてるうちに無性にカラオケでこの歌を歌いたくなってきた。

“夏しぐれ”
風呂の中で歌っているかのようなものすごいエコー。
湯船につかりながら歌う王子を想像(妄想?)してしまった(^o^;。

“風の詩”
この曲は、CDよりも多少荒削りなライブの方が似合うかも。
桜井さんの声も、ライブの方がやや太くてワイルド。

“Musician”
屋形船からの横槍が入っていなくてヨカッタ(^o^;。
エンディングのギターが泣かせる。
最後のハーモニクス〜ジャーーーーン・・・などは特に。
ヤバイ、思い出し泣きしそうだ(T^T)。

“See You Again”
Aメロのただすけくんのピアノがせつない。
感動的なのはやっぱりオーディエンスの大合唱。
走りがちな手拍子のリズムが若干気持ち悪くもあるが(^^;
もう限界ってあたりで幸ちゃんのアコギが入り・・・
続けて桜井さんのベースと太郎さんのドラム・・・
ただすけくんのピアノ・・・、王子のギター・・・
徐々にフェイドインしていって、オーディエンスの歌声を包み込む。
ヤバイ、またまた思い出し泣きしそうだ(ノ_<。)。

「THANK YOU YOKOHAMA〜(中略)どーもありがとーっ!」
の、王子のシャウトの後に間髪入れず、一瞬だけ聞こえる“AUBE”のSE。
これもオーディエンスの歓声と一緒に
最後まで入れておいてくれても良かったのに。
なんだかブツン!と終わってしまうのがちょっと残念。


そういえば・・・最近“AUBE”のSEを聴くたびに思うのだけど
'80年代後半は『LONG WAY TO FREEDOM』、
'90年代は『Count Down』、
2000年代に入ってからは『AUBE』と
いつものツアータイトルの上にくっついてきた、10年単位の(?)ツアータイトル。
(今年は35th AnniversaryになっているからAUBEは付いてないけど)
来年からはどうなるんだろう。
ヒントとなるようなアルバムも年内は出ないしなぁ(^^;。
『LOOKING FOR DAYBREAK』とか???・・・まさかね(笑)。

と、本題とはまったく関係のない話題になったところで
新曲の感想文はおシウマイ!。

ちなみに、ジャケットはAの「龍馬」とBの「犬と少年」が結構好き。
ノアの方舟はイマイチ・・・(^^;。


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《オマケ》
先日の台風が過ぎ去った後の空。
「犬と少年」のジャケットの空の色と似てるなぁなんて思って撮ってみた。
でも、夜明けじゃなくて夕方なんだけど(^^;。
dusk.jpg
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はぴまる

梅屋さん、お早うございます。
王子の作る曲は、深夜から明け方という感じの物って(結構)ありますね
王子の生活習、バンパイアの時間帯なのでしょうか。(笑)
夏しぐれ、本当にエコー効かせてますね、昭和の匂いのする喫茶店で一枚置いて繰り返しかけてくれる、情景を思い浮かべました。
see you again 聴いていると胸がつまります。やるせない感覚っていうのか。未だ坂本龍馬バージョンのみの購入ですが、2枚目、3枚目を考え中です(シングルじゃなくトリプルだ(笑))
 来年はメタル運動会ですか?(ロックばんで、シャレた事を言ってらした(笑))それでしたら呼ばれなくても、(芝公園なんかの広いグランドなら、、と勝手に想像)木陰の間から観れそうですワン♡
 成城石井さんにカレー煎餅なるものが売っておりましたので、食べてみましたら、とても美味しい。ツアーのmy初日が来るまで、それで食べ忍びます。チョッピリしょぼい?エナメルバック(持っている人が少ない方がレアかも!)と思い、前回購入した、水筒とラッチボックス、箸を入れて、エコランチを作る予定です。
箸、使いやすいですよ〜。ランチボックスもデザインが良かったので、
購入しました。(どの家でもタッパーはあるけれど)
 オーデトワレ?コロン?はテスターで試してみてから(いつもオーデ
パルファム党)ですが。王子もこの際、ポピュラーな物から、何処の?と、おもわれる物でも宜しいような気がします。(パルファムも、自分の体を包む感じで良いです)とグッズの話をまたしてしまって、ゴメンナサイです。


by はぴまる (2009-10-12 10:24) 

ちえぞう

今日は12日だとさっき気がついた...
また特典応募間に合わなかったよ〜ん(T^T)

ろくに予習もせず、ほぼぶっつけ本番の府中での第一印象は、
なんだかkaleidoscopeっぽい?? 風の詩の方が好きだな。

CDでじっくり聴いてみての感想は
あれ?カッコイイじゃん!!好き! (笑)
アコギすごい響いているし、ベースがかっこいい!
最後の♪生きよー のとこなんてすごくカッコいい(*^^*)
しっかしどんどん緻密になっていくよね〜。昔はカラオケverはあまり聴かなかったけど、隙間から聞こえてくる音が気になって年々カラオケverのリピ率上がってる。

カップリングは涙出てきちゃうから通勤時に聴けないのが難点だねー。

by ちえぞう (2009-10-12 23:56) 

K-子

買って 電車に乗ると同時にCDの封を開けて
ガタンゴトン電車に揺られながら歌詞を読みました
歌詞に関しては《いつもの感じ》笑
まあ~いいだろう・・・
家に帰って じっくり聴いてみると
ドラマで聴いた時 歌詞を読んだ時の印象と違いました
>楽しいじゃないか、明るいじゃないか、元気が出るじゃないか
ほんと その通りです!
心にやさしく響いて(傷口に響かなく) 自然に元気が出てくる
病上がりには、ちょうど良い楽曲です(笑)

数日後に迫った神戸は、もちろんですが
クリスマスの武道館や年末の城ホール・・・などなど
変わっていく季節の中で 各地の会場で聴き込んでいけるのかと思うと
ちょっと底冷えする武道館で!考えただけでテンションが上ってきました!!

by K-子 (2009-10-13 16:00) 

梅屋千年堂

>はぴまるさん
オフィシャルサイトの検索機能を使って
「夜明け」という言葉が出てくる楽曲を探すと、かなりたくさん出てきますね。
やはり王子は夜明けを目にする機会が多いのかなと。

“夏しぐれ”は確かに昭和の匂いがしますね(笑)。
昭和の匂いで思い出しましたが、3週間くらい前だったでしょうか
久々に『嵐がくれたもの』を見ていたら、
BGMに弘田三枝子の“人形の家”が流れていて、
思わずニヤッとしてしまいました。

そうそう、カレー煎餅と言えば播磨屋本店の華麗満月も美味ですよ。
(ネーミングもなかなか洒落てます)。
と言っても、今はグッズのカレー煎餅があるので
なかなか買う機会はなさそうですが(^^;。



>ちーちゃん
初動売上向上作戦とはいえ、特典の締切早過ぎだよねー。
(そして応募の宛先が長すぎて、書くのがタイヘン^o^;)。

ホントに最近のアルフィーの楽曲は緻密だね。
(さすがに引き算を知らない高見沢王子・・・笑)。
それゆえ、噛めば噛むほどに味が出るのかも知れないね。
カラオケバージョンは実を言うとまだ聴いてないけど
今度じっくり聴いてみよう。また新たな発見があるかもね。



>K-子さん
“夜明けを求めて”は、
曲と歌詞がどことなくミスマッチなところも魅力(?)ですね。
(特にAメロ、Bメロ部分が)。
病み上がりの体に丁度良い楽曲で良かったですね。
これで今出たのがもし“Vampire”の方だったら・・・
手術後の傷跡がパックリ行っちゃいそうで危なかったかも知れませんよ(^^;。

日曜はいよいよ神戸ですね。
友人達はみんな参加するのですが、アタシはお留守番です。
どんなだったか是非とも感想を聞かせてくださいね。

by 梅屋千年堂 (2009-10-15 22:41) 

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