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THE ALFEE@市川《アンコール編》 [┣ '09 LIVE (THE ALFEE)]

THE ALFEE 35th Anniversary 2009 『CONFIDENCE』
市川市文化会館 アンコールの巻

6/7 2:06 完成しました。
ネタバレ指数84

★★★2回目のアンコールから読みたい方はコチラをクリック★★★


アンコール。
ここはひとつ、今ツアー初出曲を期待したい。

しばしアンコールが続いた後、まずサポートの二人が登場。
ほどなく、王子・幸ちゃん・桜井さんの順で3人登場。
王子の衣装は・・・出た!赤襦袢!
今日はなんと、中も赤いよ〜(@o@)。
ディテールを確認しなくちゃ〜双眼鏡はどこだ?!
と思ってるうちに曲が始まってしまった。“19(nineteen)”
あ〜、もう別にいいや(^^;。
どうせギターのストラップと王子の長髪でよく見えないだろうし。
まだもう1〜2回はこの衣装にお目にかかれることがあるだろう。


で、例のコーナーに突入。



(注:ここから先、ハッキリ言って長いです!爆)

場内が暗くなって、雑踏の音、チャイムの音、
明治学院の校歌・・・なんだけど
この校歌のイントロのド頭で、王子のギターが♪ギューーーン!!!と鳴るんだけど
これが今日は右スピーカー→左スピーカーと
もろステレオ!って感じで聴こえて、ちょっと感動を覚えた。


「時は1972年、
 世間は高度経済成長の波に飲み込まれようとしていた。
 当時の通産省・田中角栄の著書『日本列島改造論』はベストセラーとなり
 翌年、田中氏は自民党総裁に就任。第一次田中内閣が発足する。
 日本は改造論ブームに沸き返った。
 一方、当時のヒット曲に目を向けてみると、
 “瀬戸の花嫁”や“岸壁の母”など嫁姑ソングが大流行。
 同じ年にぴんからトリオの“おんなの道”など、
 女性を主役にした歌がヒットするが、これらにさして深い意味はない。
 そんな中、高校生などのヤング層からの絶大な支持を得たのが
 ガロの“学生街の喫茶店”。彼らの音楽性に魅せられて、
 ガロのギターやコーラスをコピーをする若者が急増。
 ここ、東京都港区白金台・明治学院高校にも、
 ガロのコーラスをコピーしていた一人の若者がいた。
 その名も・・・(効果音)さくらーーーいまさる!17歳!」

ここで桜井さん登場。

「いくつになっても空気の読めない元祖KY男。
 古典のテストで4点を取った男。
 更に、桜井賢17歳、高校生なのに髭の濃い男。
 さぁ、それではTHE ALFEEがまだコンフィデンスと名乗っていた
 懐かしいあの頃に、みなさんとタイムスリップしてみましょう。
 さん〜!にぃ〜!いちっ!。クイズ!ターイム・ショーック!(♪ジャンっ!!!)」


桜「だからタイムショックじゃなくてタイムスリップだって言ってんだろ。
  それにしてもマイッタな。古典のテスト、4点。コテンコテン。
  でも学校の成績なんてどうでもいいんだ。
  僕には天性の美声があるんだから。
  そうだ、今度コンテストがあるから練習しておこう。
  ♪ララ〜・・・い〜ち〜か〜わ〜
   上から読んでも市川市〜下から読んでも市川市〜
   横から読んだら〜・・・川っ
   どこから読んだの〜間違えちゃった〜」

幸「桜井くん、桜井くん」
桜「その声は坂崎くんじゃぁないか」
幸「やぁ!桜井くん。こんなところで何をやっているんだい?」
桜「コンテストが近いから練習してたんだよ」
幸「君っていつもちょっとズレてるよね」
桜「そういう君も今日ちょっとズレてるよ。
  後ろの方だからバレないと思ってるだろ」
幸「えっ?そう?、ってこれはホンモン。
  ところでその小脇に抱えた本はなんだい?」
桜「これ?、『日本列島改造論』。
  これはね、日本って北海道から九州までこぉ〜やって
  腰が曲がってるみたいになってるだろ?。
  それを僕の顔みたいに四角く改造しちゃえば
  流通も良くなって、経済も安定するっていう、そういう本なんだよ」
幸「そんなワケないじゃん!。バッカじゃないの?。バッカじゃないの?」
桜「あ・・・学ランの襟にヒゲが引っかかった」

幸「大体僕らが出るのはフォークコンテストだよ。
  さっきのじゃ、オペラなんだか市川の歌うたってんだかわかんないよ。
  もっとバッカバッカ練習しようよ」

桜「でもよぉ、学校で練習してっと先生がうるさいだろ?。
  特に昨日赴任してきたばっかりの、あの香水くっさいやつ」
幸「あぁ、ありゃーアホだな」
桜「一升瓶見ると、必ず指を入れたくなっちゃって抜けなくなっちゃうし、
  スダチなんて手でむいちゃうんだよ」
幸「電車のドアに頭が挟まったこともあったな。
  緑の電車。そん時の洋服も緑色(笑)。
  耳ン中にイヤフォンが詰まってても気付かない」
桜「ブーツの中にカセットテープが入ってても1週間気付かないんだから」
幸「お櫃に手ぇ突っ込んじゃったり」
桜「先まで神経が行ってないんだよ」
幸「ありゃマヌケだな!」

高「こらこらーっ!。二人ともそんなところで何やってんだ?。
  おっ、君が読んでいるそれは『日本列島改造論』か?。
  先生も読んだぞ。なかなかいい本だった。
  それじゃぁここで田中角栄のものまねやってごらん」
桜「◎&%#ー!、高速道路!、新幹線!」
高「田中眞紀子!」
桜「アタシだって一生懸命やってんですよ。
  誰かが後ろから引っ張るんですよ。小泉!」

ところで、このコーナーで王子が手にしている緑色のファイル。
以前から表紙に金文字で何か書いてあるな〜と気になっていたんだけど、
今日双眼鏡で見みたら『生徒出席簿』と印刷されていた。
あんなの一体どこから持ち出してきたんだ?!。

高「ところで君たちはこんなところで何やってたんだ?。
  坂崎、おまえこないだ学校にエロ本持ってきてたけど
  今日は持ってきてないだろうなぁ?」
幸「こないだのは先生に没収されました!」
高「没収したな。あれ、大したことなかったぞ」
幸「今度のはいいですよ。無修正ですから!
  無修・・・あっ!なんだこれは?!」

スクールバッグから出てきたのは、
もちろん白金アルフィー煎餅堂のチーズおかき。
いつものようにジャパネットサカザキの名口上が繰り広げられるが、
王子がテレビの枠を、幸ちゃんが背伸びして届くか届かないくらい
高いところに掲げたりするもんで、
幸ちゃんは背伸びをしたりして大変そう(^^;。
ちなみに今日は、桜井さんのラウンドガールはナシ(ちぇっ)。

幸「ロビーで絶賛発売中ですんで、よろしくお願いしまーす!」

そして今度は桜井さんの前にテレビの枠を持っていく。
枠の中の桜井さんは、今日も笑顔で
「くりくりくりのすけ〜」じゃなかったけど、
それと似たようなことを言っていた(なんだったけねぇ^^;ゞ)。

王子がテレビ枠の上辺を桜井さんの頭にぶつけて

桜「いてぇなぁ〜!!!(▼▼メ)」

と桜井さん。

高「ところで君たち、コンテストでは何を歌うんだい?」
幸「僕らはコーラスが得意なんで、
  サイモン&ガーファンクルをやろうと思っています」
高「いいじゃないか〜。
  でもサイモン&ガーファンクルもいいんだけど
  最近ちょっと飽きたから、ここはガロにしよう。
  ガロの“学生街の喫茶店”をやってみよう」

♪あの〜時の〜うたは 聴こえない〜
     (中略)
 ・・・と〜きはなが〜れ〜た〜・・・

高「うまい!。思わず先生も一緒に歌っちゃったぞ(笑)。
  でもきれい過ぎてアクがないな。
  だからさ、泉谷しげるさんのアクと、アリスの谷村新司さんのアクと、
  南こうせつさんのアクを取り入れてもう一度やってごらん」
幸「難しいなぁ・・・。
  (と、言いながら前屈みでジャカジャカとギターを掻き鳴らしてステージ前方へ)
  ♪あ゛〜きっみとよっく こっのみせっに きたものさ〜!!(←泉谷風)
   わっけもなっく おっちゃをのっみ はっなしたぁよ〜(←チンペイさん風)
   がっくせいっで にっぎやかっな こんのみせの〜(←おいちゃん風)」
高「森進一!」
幸&桜「♪かったすみで〜 きっいていた〜 ぼぶ・でぃらぁあぁあぁあぁ〜・・・」
幸「森です・・・」
桜「昌子です」
幸「光子です」
幸&桜「にせんかいぃ〜・・・」
幸「スクワット!」

高「麻生太郎!」
幸「政府からのお知らせです。
  音楽業界のこの未曾有(みぞうゆう)の危機を救うために
  定額給付金でCDとチケットを買ってください」
高「そっくり!(笑)」

高「コンテストに出るには国際感覚も必要だ!。
  実は先生、こう見えて結構韓国通なんだアンニョンハセヨ。
  韓国に行ってたことがあるから」
幸「どれくらい行ってたんですカクテキ?!」
高「2日サムゲタン」
桜「先生それは、韓国通とはいいません。韓国ふぅ〜です」
高「韓国フーーーーーーッ!!!(と桜井さんに吹きかける)」

ステージ下手に飛ばされる桜井さん。

高「先生ちょっと韓国語で歌を作ってきたから、今からそれを3人で歌ってみよう」

ということで、幸ちゃんの伴奏で歌い始める3人。

♪オ〜メリーエ〜ン カ〜プチャギ〜 オ〜ディロ カ〜ンゴニ〜

おおお〜、今日はホントの韓国語バージョンだった!。

幸「先生!、これはなんだか将来ヒットしそうな予感がします!」
高「よし、それじゃぁこの歌はじっくり温めて、
  1983年の6月21日に完成させよう!」
幸&桜「ンな、アホな〜!(♪チャンチャン)」


高「ところで、君たちの成績の方はどうなっているのかな?。
  (と、今日もファイルを眼前3cmに持っていく)」
幸「近すぎだっての!。それで見えたらスゴイよ」
高「(今度は片手にファイルを持って目一杯遠ざける)└──(-"- )」
幸「遠すぎだろ」
桜「それじゃオレだって(笑)」

高「よし!、それじゃ何の脈絡もなく抜き打ちテストだ!」

軽快な足取りのスタッフ2人によって運ばれてくるホワイトボード。

高「よし、今日は表現力のテストを行う!。まず・・・
  (と、言いながら客席に背を向け、ホワイトボードになにやら描き始める)
  坂崎くん!、これは何でしょう!」
tower.jpg
幸「ハイ!、東京タワー!」
  ♪ピポピポピポ〜ン
高「正解。では桜井くん!、これは何でしょう!」
桜「東京タワー!」
  ブブーッ!
高「これは、通天閣です」

高「次!。坂崎くん、この動物の鳴き声は?!」
cat.jpg
幸「ニャァ〜ォ」
  ♪ピポピポピポ〜ン
高「桜井くん、この動物の鳴き声は?!」
桜「ニャァ〜ォ」
  ブブーッ!
高「これは、タヌキです!。たぬきの鳴き声は?!」
桜「・・・・・☆※◎▲!」
  ブブーッ!

高「それでは次!。この動物の鳴き声は?!」
kappa.jpg
桜「・・・・・」
高「坂崎!」
幸「カッパ〜、カッパ〜」
高「桜井!」
桜「(幸ちゃんのマネをして)カッパ〜」
  ブブーッ!

桜「(坂崎と)大して違わねぇと思うけど?!」
高「カッパは鳴きませんっ!」
幸「オレ、冗談でやっただけだもぉ〜ん( ̄^ ̄)」

ほとんど小学生の会話である・・・(^^;。

高「だいたい坂崎くんはだな・・・ちょっとこっちに来なさい」

王子に近づいていく幸ちゃん。

高「ここにMacintoshがあります!」
幸「パソコンですね?」
高「坂崎、Macの音量を上げる音!」
幸「☆☆☆☆!」

(Macユーザの方々は、このキーを押してみよう笑)
Mac.jpg

大喜びの王子。

高「最近コレ好きなんだ〜♪。Macの音量を上げる音」
幸「☆☆☆☆!」
高「オレもやってみたんだけど、できねーんだよ。
  @@@@!(←一応やってみるが、ただのヘンな音)」
幸「☆☆☆☆!」

高「じゃぁ、桜井くん!。
  ここにマックがあります。マックを開ける時の音!」
桜「・・・ギィ〜・・」
  ブブーッ!
高「マックは〜こういうカタチ(ハンバーガー)だから
  開けるときの音はこう!。(シュワシュワクシャクシャ・・・)」

王子がやったのは、一応ハンバーガーがくるまってる薄紙を広げる音
・・・の、つもり。

桜「なにその(シュワシュワクシャクシャ)って」
高「マックを開ける時の音」
桜「おまえ、マクドナルドなんか行ったことあんのかよ?」
高「あるよ!」
桜「この格好でハンバーガー食ってたら目立つだろーなー(笑)」

幸「先生!、こんなんで僕らコンテストに優勝出来るんですか?!」

一人冷静に進行する男・坂崎幸之助(笑)。

高「大丈夫だ!。先生には秘策があるんだ」
幸&桜「♪ヘイヘイホ〜」
高「それは与作!。先生が言ってるのは、ヒ!サ!ク!」
幸&桜「♪ヘイヘイホ〜」
高「それは与作!!!」
幸&桜「♪◯△◯△@〜・・・(←ホイホイへ〜とヘイヘイホ〜のミックス)」


高「よし、先生もコンテストに出るぞ!」
桜「先生、それは無理でしょう」
高「なんで?!(▼▼)」
桜「だって、僕ら高校生ですから」
高「先生、ホントは18歳なんだ!
  (と、白衣を脱ぎ捨てる・・・と、あのド派手なタンクトップが露わに^^;)」
桜「おいおい、スゴイの着てきちゃったよ!。
  赤い上に光っちゃってるよ!(@o@)」

高「♪あ〜っと言う間に高校生(*^^*)」

と歌いながら、高見沢俊彦18歳の出来上がり(笑)。

高「あの!、あそこに!」
桜「チャペル?」
高「チャペルの裏側に、土がこ〜、こんもり盛り上がってるところがあるだろ?」
幸「ハイ」
高「あの中に、未来からのタイムカプセルが埋まっていて
  その中に入っているメッセージを読むと、コンテストに優勝出来るらしいんだ。
  で、そのタイムカプセルは歌に反応して姿を現すというんんだけど
  今日は特別に、いつもと違う歌で・・・ジュリーで行ってみようかな!」
客「キャーーーーーッ!!!(≧▽≦)」
高「ジュリーーーーッ!!!」

♪ジャジャンジャジャンジャーーーン! ジャジャンジャジャンジャーーーン!

という幸ちゃんのイントロは“勝手にしやがれ”
桜井さんがノリノリで歌い始める。
しかも、さわりだけかと思いきや、1コーラス全部?!?!。

熱唱する桜井さんを観ながら

高「よく(歌詞を)憶えてるよなぁ!」
幸「アルフィーより憶えてるよ!(笑)」

と、感心する二人。
更に笑えたのがこの後だ。

♪出て行ってくれぇ〜

の後、オーディエンスが一斉に両手を上に上げて
フラフラと左右に振り出したのである(もちろんアタシも、である^o^;)。
♪あぁ〜 あぁ〜 あぁぁあ〜ぁあああぁ〜
に合わせて、ワカメのように揺れるオーディエンス(爆)。

幸「みんなヘンだよ!!!」

アタシは思ったね。・・・さすが、アルフィーファンだ、と。

そして、気持ち良く1コーラス丸々歌い終わったが
タイムカプセルが出てくる様子は皆無・・・。

桜「多分、今スタッフ戸惑ってると思うぞ」
幸「出していいのかどうか(笑)」
高「やっぱりいつものじゃなきゃダメか?」
幸「オペラだな」
高「じゃぁオペラ部の桜井くんが歌っている間に、
  相撲部の坂崎くんがタイムカプセルを探してきてくれ!」

と、いうことで、ただすけくん伴奏による、桜井さんの“オー・ソレ・ミオ”。
その間、幸ちゃんは四股を踏み、横綱土俵入りのせり上がり・・・。
クライマックスは高見盛の踏ん張り!!!<(`^´)>。

後はいつも通りの展開で、桜井さんのマイクスタンドの根元から
鈍い銀色のカプセルが・・・。
それを取り出し、王子に渡す幸ちゃん。

高「ここは唯一芝居らしいとこだからな・・・
  あっ!!!こんなところにメッセージが!!!」

と、幸ちゃんと桜井さんに《課題》を配布(笑)。

桜「・・・『検査結果 γ-GTP:かなり高め、尿酸値:かなり限界、
  血糖値:かなりドロドロ、知能指数:(なんだっけ…忘れたっ^o^;)』」
幸「こっちは『検査結果 血圧:かなり高め、身長:かなり低め、
  ・・・政府からのお知らせです。
  この未曾有の経済危機で、国会と衆議院の解散はあるかも知れないが
  アルフィーの解散はねぇだろ!』」

オーディエンス、拍手喝采!。

桜「これ、違うなぁ」
幸「違うよな」
高「あ、これだこれだ。なんか指示が書いてあるぞ。
  『3人でやるよりも、5人がよい。それには隣の中学から
   昭和3年生まれに見える太郎という、歌えるドラマーを入れること』」
幸「あぁ、いるいる!」

太郎さんに当たるスポット。

高「今度太郎にこーゆー(斜めがけの)白いカバン持たせよう。
  こーゆー(斜めがけの)やつ!。
  あれってまだあるのかな?。ある?。スタッフ、次までに用意しといて〜!」

つまりあれでしょ?、『ど根性ガエル』でひろし達が持ってるカバン!!!。
柔道着みたいなキャンパス地のヤツ!!!(笑)。
いやー、是非頑張って探して欲しい。
何十年かぶりであのカバンを見てみたい。

高「『それと、キーボードには隣の高校のオタクっぽいただすけを』」

3人が右後方を振り返ると、そこには1:9分けのただすけくんが・・・。

桜「おまえ、なんかそれヘンだぞ?!」

高「『そして、斜め45度下に《未来教えるスイッチ》が・・・』
  あーっ!!!こんなところに・・・って、45度じゃない!」

と言って、わざわざ自ら45度の位置にズレる王子(^^;。

高「『このスイッチはバンドの命名者が押すこと』。
  桜井だな、名前付けたの。
  『そしてこのスイッチは、応援してくれるみんなの叫び声によって
   押すことが出来る』・・・みんなの心を一つにして
  その土地の名産品や名所を叫んだ時に押すことが出来るんだな。
  市川と言えば?!」

なにやらあちこちから声が掛かるが、いまひとつ決め手がない。

幸「梨とか」
高「梨が有名なんですよね」
桜「じゃぁ梨でいくか?」
高「でもさー、みんなで『ナシーー!』ってのもヘンじゃないか?」
桜「それじゃぁ今日も、みんながアルフィーと初めて出会った曲を訊いてみようか。
  いいかい?、みんながアルフィーと出会った歌のタイトルを叫ぶんだよ。
  ・・・せーの!」
客「◯×▼&%$◎ーーー!!!」
桜「“メリーアン”だって。
  それじゃぁみんなで“メリーアーン!”だよ、いいね?」

てなわけで、今日も「メリーアン」と叫ぶことに。
2〜3回練習した後、未来教えるスイッチオン!。

ステージが暗転し、王子のナレーション。

「タイムカプセルを開けた君たちは
 今から2年後の1974年にプロとしてデビューするでしょう。
 しかし、出だしから大きくズッこけます。
 まず1975年、レコードが発売中止になります。
 ギャラも持ち逃げされます。
 台風によって、メンバーの部屋の屋根まで落ちてきます。
 でも、他に道はありません。
 そんな悲しみが消えるまで歌い続けていれば
 きっといつか日本を代表する長寿バンドになることでしょう」

曲は“悲しみが消える時”
アレンジはアコースティック・バージョン。
最後の全員参加のコーラスを聴きながら
アタシはさっきの『3人でやるよりも5人がよい』を思い出していた。
あの未来からのメッセージからの繋がりで行くと
今までここで演奏した中では、この曲が一番しっくりくるかもね。

そして、学ランを脱いで二の腕全開王子見参!。
ふと思ったんだけど、白いマッチョって殆ど見掛けないよね〜。
マッチョなヒトは大抵褐色なので、王子の白い筋肉質は
なんだかとっても妙な感じがしないではない(笑)。

双眼鏡で見たわけではないので、ハッキリとは判らないが
今日のタンクトップは、光り物の赤地の上に
ツアーTシャツと同じ《CONFIDENCE》のロゴが
やはりラインストーンで象られているものと思われる。
くぁーっ、眩しいねぇ。
もう、これを着てしまったら、
今までのツアーTシャツを改造したヤツなんて
地味すぎて着られないんじゃなかろうか。

曲は“終わりなきメッセージ”から
“SWINGING GENERATION 2003”
NHKに引き続き、
今日もESP 25th Anniversary Takamizawa Specialが登場。
35周年に、敢えて25周年のギターを使うところが《味》である。
そんなアタシも、携帯ストラップ代わりに
25周年のグッズだったシルバーペンダントのトップがぶら下がっているのだが。

こんな風に、ギターひとつで時の流れを感じることが出来るバンドも、
そうそうないんじゃなかろうか。


曲が終わって、最後に5人並んで挨拶する時に
ただすけくんんが王子の目の前を横切るときに
なんだかとっても恐縮そうな感じで、ペコペコしているのが
おかしいけどちょっと好印象だった。
そして、そうやってステージの主役たる自分の前を横切ろうが
「どうぞ!」って感じで手を差し出してる王子がまた格好良かった。




 

2回目のアンコール。
時刻は既に21時半近く・・・。いや〜、ホントに長いねこの春は(^^;。

ステージに現れた3人の衣装は、いつもと同じ。
アコギを肩に掛けた幸ちゃんが、♪ボロロ〜ンとギターを鳴らして
どういうわけか、ニヤリと笑う。・・・いや、ニコリということにしておこう(笑)。

“OVER DRIVE”から“夢よ急げ”
拳を振り上げて、一緒になって歌いながらも
あ〜、楽しかったこの夜ももうすぐ終わってしまうんだなーと、
ちょっとさみしい気持ちになったりなんかして。
たかだか、ツアーの1本でこんな気持ちになってるんじゃ〜
我ながら最後の夏イベが思いやられるってもんだ。

ここで王子の最後のMC。
いつもの語り口ではあるが、今日は心に残る言葉が多かった。



高「ハイどーもありがとう。
  市川熱いなーっ!。やっぱり千葉は盛り上がるな。
  完全に去年の市川を越えたという気がします!。
  2階のみんな、最後までどうもありがとう。
  そしてもちろん、1階のみんなもどうもありがとう」

高「やっぱり音楽は年齢とは関係ねぇな!。
  細かいことを気にしちゃイカン!。
  周りになんと言われようと、気にしない!。
  オレ達はラジカルティーンエイジャーだからな。
  いくつになってもコレもん(▼▼)/で行こうぜ!。
  親になんと言われようとも!。
  オレなんていまだにおふくろに言われてんだから(笑)。
  そんなことはどーでもいーんですが」

高「“夢よ急げ”・・・この歌は1982年におこなった
  初めての野外コンサートのために作ったんですけどねー。
  もうタイトルが物語ってるよな。急げ!、もう後がないぞ!。
  ・・・そういうことじゃないんですけど(笑)。
  あ、“もう後がない!”って歌作れば良かったなぁ。もう遅いですが。
  これを後の祭りといいますが・・・あれ?あんまり面白くなかった?(^^;」

高「あの当時の映像観ると、もうなんか恥ずかしいよな。
  なんていうのかなー、触ると切れそうな感じ?。トンガってるんだよ。
  今もトンガってないわけじゃないんだよ。
  今はトンガったり丸くなったりなんだけどな」

高「その後も千葉であったり横浜であったりベイエリアであったりと、
  いろんなところで野外をやってきました。
  僕らの役割というのは、まだ誰もやったことのない、
  なんにもない埋め立て地に僕らが行って、
  そこでコンサートをやって地均しをして、
  そこに新しいビルが立つというね。
  ・・・しかし、ついにやる場所がなくなりました!。
  僕らの一つの役割が終わったのかなぁという気がします」

この《地均し》の意味は、単に地面を平にするってことではなく
こうした大きな野外イベントという、いわゆる音楽業界での地均しというか、
そんな意味も込められていると、勝手に解釈。

高「そうやって長年続けてきた夏のイベントも、
  今年で一旦終止符を打つことになりました。
  なんか、こういうのを謳い文句にするのホントにイヤなんだけど、
  THE ALFEEの最後の夏の野外コンサートを
  8月の8日と9日に横浜で行います。
  やはり最後ということで、
  いつもよりたくさんの方が行きたいと思われたようなんですが、
  場所には制限というものがあります。
  もしかすると行かれない方も出てきてしまうかも知れません」
客「えええーーー(@o@)」
高「仕方がないんです。ベイエリアじゃねぇんだから。
  ベイエリアでやろうと思ったらフジテレビ壊さなくちゃいけませんから(笑)」

ちょ・・・行かれない人も出てくるかもとは穏やかならぬ話だねぇ(^^;。
あんまり妙なこと言わないで欲しいよホントに。

高「もちろん今後もコンサートは続けて行くんですが、
  野外は今年で最後ってことは、
  星空の下での“星空のディスタンス”も最後になるし、
  さっきの“夢よ急げ”ももちろん野外では最後になる。
  最後の野外は風の中で歌いたいな。強風はヤだな、爽やかな風がいいな。
  その風の中で“風の詩”を歌って、
  忘れられない最後の夏にしたいと思います」

高「その新曲の“風の詩”ですが、
  お陰さまで『メリーアンから連続でベスト10に入っちゃおうキャンペーン』にも・・・
  そんなキャンペーンはやってませんが(笑)、オリコン初登場第6位になりました。
  これはもう、オレ達とみんなで勝ち取った記録だからな。
  本当にどうもありがとうございました!。
  でも、みんなの中で僕らの歌がいつも上位にあれば、
  それでいいと思っています」

あったりめぇよ!(笑)。

高「そして、Double A-sideなので、
  もう1曲の方が、“桜の実の熟する時”。
  これは、明学の先輩でもある島崎藤村さんの小説のタイトルで、
  高校生の時に先生から『これを読んでおくと面白いから』と
  薦められて読んだんですが、
  僕はこの小説の内容よりもこのタイトルがずっと心の中に残ってました」

高「いつも話してますが、桜というのは、花が咲いた時が最後なんです。
  花が咲いた時が始まりではなくて、最後なんです。
  そして花が散ったあとに実をつけて、
  実を熟して、また花びらを咲かせるっていうね。
  ある人から聞いたんですが、桜というのはこの国に原生してたらしいんだ。
  でも陽の当たるところでしか花は咲かないから初めは一つの場所にしかなかった。
  それが、人間がだんだんいろんなところに行って、
  山を切り開いて里を作って、そうやって人が広がっていくのと一緒に、
  桜の木も広がっていったらしいんだよね」

高「だからこう、雑木林があって、桜の木があって、
  そこには必ず里がある・・・日本むかし話のような、日本の原風景。
  だから、人の住んでいるところには必ず桜の木があるということなんですね。
  桜に会えるのは1年に一度、春だけなんだけど、
  そう考えるとさ、急に桜がいとおしくならないか?。
  ・・・桜井のことはいとおしくならないんだけどな」

高「みんなの実が熟するのはいつなんだろう。
  アルフィーの実が熟するのはいつなんだろう。
  もしかしたら、まだアルフィーは花も咲かせていないのかも知れない。
  みんなの中で、アルフィーという実が熟するのはいつなんだろう。
  その日のために、僕らはこれからも歌い続けて行きたいと思います。
  それでは、そんな思いを込めて“桜の実の熟する時”」

なんだかもうあんまり記憶がない。
ただただ、ラストのあのハート型の花びらが舞い降りてくる場面に尽きる。
こっちに飛んできそうで飛んでこない。手が届きそうで届かない(笑)。

で、今回と前回のNHKで「あ、きれいだな」と思ったのは
このハート型の花びらの影が、ホールの天井に映し出されて
花びらの量が倍になって感じられること。

ステージ上では、結構な勢いで飛んでくる花びらを
幸ちゃんがヒョイと避けようとしたり、
あるいはドラムパッドのシンバルの上にちょこんと留まったり。

曲が終わると、幸ちゃんにしては珍しく(?)
ステージの上に落ちたはなびらを拾って、最前列のちびっこに手渡し。
王子も自分のピックをちびっこに手渡し。
羨ましいぞ!ちびっこ!(笑)。
どうか、大人になっても今日のことはずっと忘れないでいて欲しいものだ。


なんだかとってもいいライブだったな。
梅屋千年堂的には、この春一番の内容だった。
正直言って体はキツいが、また頑張れそうだ。


次は6/14(日)、京都!。

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えの

2F席からオペラグラスでガン見しました。
赤いタンクトップには‘CONFIDENCE’とありましたよね。

ジュリーの時のワカメゆらゆら、これまでに桜井さんが歌った時も
きっとゆらゆらしていただろうに、今回だけ‘ヘンだよ’と言われるなんて・・・。
他にも散々変なフリさせておきながら(まぁ、メンバーに言われたわけでは
ないですけど・・・)、ワカメゆらゆらだけ‘ヘン’だなんて・・・。
そんなことを思いながらゆらゆらをやめました。

「出て行ってくれぇ~」で、‘びしっ!’とたやりそうになったのは内緒です。
by えの (2009-06-07 01:52) 

梅屋千年堂

>えのさん
例のコーナーはオペラグラス必携ですよね(笑)。
アタシも10列めにもかかわらず、要所要所で双眼鏡覗いてました。

おそらくこの日のジュリーは、
なんの前触れもなく突然演奏したにもかかわらず
客席のみんなが《ついてきた》のが可笑しかったんじゃないでしょうか。
まったく、ファンの世代がバレバレだちゅーねん(笑)。

「出て行ってくれぇ〜」で帽子を飛ばしたくなったのは内緒です(ウソです)。

しっかし桜井さんのジュリーはいいですよね。
マジでカヴァーアルバムを出して欲しいですよ。
(桜井さんのソロ活動として( ̄ー ̄))。
by 梅屋千年堂 (2009-06-07 02:15) 

えの

心地よい風の中、見たい人はみんな参加できる夏イベであって欲しいです。
赤レンガは最悪横で音を聞くことはできますけど・・・。

最後、花びらが王子の背中に乗っているのが2F席から見えました^^
あのちびっこ、本当に羨ましかったです。
by えの (2009-06-07 15:11) 

せな

梅ちゃんの絵、王子の描いた絵に似すぎです(笑)
思わず、PCの前で笑っちゃいましたよー。

市川はこの春1番王子に近い席だったので、
噂の二の腕やらいろいろと観察していたのですが、
あのタンクトップは目の前に来た時に凝視しても
文字が読みづらかったです。
CONFまで読み取って、あーCONFIDENCEなんだろうな、と思って
あとは目が疲れそうだったので文字を読むの辞めちゃいました(笑)

それにしても久々の王子側前席だったのですが王子は見所満載で
飽きませんね~。
なんだかテンションが上がるというよりは見終わった後、穏やかな
気持ちになれたライブでした。
by せな (2009-06-07 23:33) 

梅屋千年堂

>えのさん
王子ってばなんてこと言い出すの?!と思いましたよ。
まぁ返金の可能性もあるよってことを示唆したのでしょうが
あんまりドキドキさせないで欲しいですよね(^^;。

予測不可能な花びらの動きは見ていて面白いですよね。
いつか1枚くらい自分のとこにも飛んでこないだろうかと思ってますが・・・
(でも鈍臭いので多分取れないでしょう^^;)。



>せなさん
なかなかの贋作でしょう(笑)。
実はNHKの「だるま」も描いてはみたんですが
あまりにも気持ち悪いので却下しました(^^;。
いやしかし、「王子っぽい絵」は簡単そうで実は難しいです(笑)。

あのタンクトップは凄かったですね〜。
後ろ身頃もなかなか派手派手でしたね。

市川に限らず、今回のツアーは観終わった後に心穏やかになりますね。
やっぱりあのラストシーンがそうさせるのでしょうか。

by 梅屋千年堂 (2009-06-08 00:12) 

きゅう

超大作ありがとうございます。

春ツアーは瀬戸の一度しか見ていませんが、その時の記憶とレポからしても去年の秋よりは「アンコールのコーナー」は完成度が高い気がします。
(何となく前回は脱力が…)作家さんに余裕があったのでしょうか?


帽子を飛ばすのは「♪行ったきりなら幸せになるがいいさぁ〜♪」だった気が…(なんだか最近書く内容が古くなっていく…)
いや、細かいことを気にしちゃイカン!(笑)
by きゅう (2009-06-08 01:21) 

なおち

>つまりあれでしょ?、『ど根性ガエル』でひろし達が持ってるカバン!!!。
私も気になって検索してみちゃいました(^^;)少しみたいですが、
ありました。でも、ちょっと現代風でオシャレぽいかも(^^)
私が中学生の頃は皮の四角いカバンだったのに、いつの間にか
肩掛けのバックになってますね(^^;)ペチャンコにするの頑張ったなあ
なんて、変な思い出が・・・。
by なおち (2009-06-08 19:10) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
いや〜、例のコーナーはこの春も初日のあたりはビミョーでしたよ(^^;。
(なにしろタイムカプセルは煎餅の缶だった・・・)。
徐々に練り上げられたと言ってもいいかも知れません。
しかもいろいろ盛り込みすぎて長過ぎだってーの(小声^^;)。

ジュリーの飛帽、思わずYou Tubeで確認してしまいました。
ホントだ、
♪行ったきりなら幸せになるがいいい〜〜、
    の↑ココですね(笑)
それにしても、一体いくつの帽子を飛ばしたんでしょうか(しかもよく飛ぶ)。
そしてあの帽子の単価はいくらだったんだろう・・・と
大人になるとそんなことを考えてしまってイヤですね〜。

しっかし、当時のジュリーはステキでしたね(*^^*)。



>なおちさん
アタシの中学時代は、あのカバンを持ってる男子が結構いましたよ。
肩掛けのベルトの部分に油性マジックで
自分の名前や座右の銘?を書いてましたね。

1972年当時のコンフィデンスのみなさんが使っていたのは
ホントは黒い革の学生鞄だったハズですよね。
(あれ?でも『ドリジェネ』でみんなが持ってるカバンは
 なんだかちょっと違いますねぇ・・・)。

by 梅屋千年堂 (2009-06-08 22:48) 

まあち

楽しいレポありがとうございましたm(_ _)m
次の参加はかなけんですが、アンコールのカバンが
どうなってるか楽しみになってきました(^^;)

夏のイベントの《地均し》は、音楽業界の地均しという意味も
込められている、というのは私も感じます。
1998年、昭和記念公園でのイベントの時、高見沢さんが
「ここでライブをやるのは何年かぶりだそうで、
今日のライブの様子の結果で、来年以降この場所で
野外ライブが出来るか出来ないかが問われている」
というような事を言った記憶があります。

そして、翌年の夏浜田省吾さんが昭和記念公園の
同じ場所で野外ライブを行いました。
この浜省ライブを知った時、私が真っ先に思い返したのが
高見沢さんが言った上記の言葉でした。
《地均し》がきちんと出来ている事に嬉しさを感じました。

ALFEEは、いろんな意味で音楽業界で開拓をしてますね。
大変なことだと思いますが、ファンとしてはとても幸せです。
by まあち (2009-06-09 12:47) 

梅屋千年堂

>まあちさん
アルフィーの翌年に、浜省さんのライブが昭和記念公園で・・・
そんな経緯があったとは、なんだか嬉しくなってしまいますね。
アルフィーが日本の野外ライブのパイオニアである、
などとは死んでも思いませんが(^^;
約四半世紀にわたって、きっといろんなノウハウを構築してったんでは
ないだろうか、という、気が、えー、します(笑)。
技術的なことのみならず、グッズの売り方、規制退場のさせ方、
トイレと水場の確保などなど、サイテー!(>_<)って時もありましたが(小声)
それでも年々少しずつ良くなっていましたよね。

「僕らの役割は終わった」という王子の発言は
ちょっと寂しくもありましたが、そんな風に自負出来るのは
素敵なことだなと感じました。

by 梅屋千年堂 (2009-06-09 23:42) 

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