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高見沢俊彦@パシフィコ横浜初日 [┣ '08 LIVE (THE ALFEE)]

高見沢俊彦 Kaléidoscope II〜鋼鉄天使の凱旋〜

パシフィコ横浜 国立大ホール・初日の巻

なんだかもう2daysの記憶が混ざり合ってぐちゃぐちゃですが
ネタバレ指数78

今年の王子ソロツアーもいよいよ大団円。
今日・明日のパシフィコ横浜での公演でおシューマイ(笑)なのである。

ちょっと横浜で買い物をしてから会場に行こうと思ったので
14時半くらいに家を出てタカシマヤで買い物。
開場時間まではまだまだあるから、どこかでのんびり涼みながら
腹拵えしてからみなとみらいへ行こうと思い
手頃なカフェを探して彷徨うも、どこも結構混んでいる。
20分くらい彷徨ってやっと待たずに入れるカフェを見つけ
そこでひと休みしてから、みなとみらい線でみなとみらい駅に向かった。

うちからみなとみらい方面に行くときは、大概バスか市営地下鉄で行くので
このたび初めてみなとみらい駅で下車してパシフィコへ。
(一昨年、限定パスネットを買うためにみなとみらい駅は利用してるけど
 そこから陸上へは上がってないのだ^o^;)。
パシフィコ横浜方面と書かれた出口に向かって歩いていき
「一体どこらへんに出るんだろう?」と思っていたら
クイーンズスクエアのど真ん中だった(・o・)。
・・・この長いエスカレーターってみなとみらい駅に続いてたんだ。
知らなかった(地元民なのに^^;)。

もとい、クイーンズスクエアを通り抜けてパシフィコへ。
到着時刻はちょうど17時くらいだったと思う。
入り口から海側に向かって長い入場列が出来ていた。
海風が吹いてはいるけど、やっぱり暑いし
早く涼しいところに行きたいと、入場列に加わる。
しばらくしてから列が動き出し、ほどなく中に入ることが出来た。

中ではツアーグッズ、T-Comのポチタマシロヒコグッズ、
CD・DVDなどが販売されている。
渋谷の時と同様に、“月姫”3枚購入で直筆サイン色紙プレゼント!の企画や
携帯でキャンペーンサイトにアクセスすると
なにやら限定カードがもらえますよ的な企画も行われていた。

T-Comグッズのエコバッグにはちょっとだけ惹かれるものがあったんだけど
よく考えたら既にエコバッグなんていくつも持ってるし
そんなにエコエコしてどーすんだ?!と思ったので
アタシにしては珍しく自制心を利かせてグッとこらえた(笑)。

トイレを済ませ、会場で会う約束をしていた友達と会い、座席へ。
本日の座席:1階A17列50番台。実質9列目。
う〜ん、さすがに近い。
でもそれでもやっぱり広島クアトロの後方の方がまだ近いかも(^^;。

着席して友達と喋っていたら、
流れていた場内アナウンスがいつもと様子が違うことに気がついた。

「・・・と、思ったら高見沢王子がネット通販を始めてしまいました。
 また開封されていない段ボールが届いてしまうのかと
 スタッフ一同、戦々恐々としております。
 王子のネット通販が終わるまで、今しばらくお待ち下さい」

と!(笑)。
そういや去年の有明もそうだったな。
更に開演間近になったらもう一度。

「・・・まもなく開演になりますが、
 王子が突然中華街の豚まんを食べたいと言い出したので
 スタッフが面倒だからとコンビニの豚まんで誤魔化そうとしたところ
 王子にバレてしまったため、中華街に飛んでいきました。
 豚まん到着までしばらくお待ち下さい」

こっから中華街は結構あるぞー(笑)なんて思いながら開演を待つ。

ステージセットは、背後に高く積み上げられたマーシャルアンプと
二重の円形に組み立てられた照明機材。
王子が立つであろう部分は、他よりも一段高くなっている。

スタート時刻は正確には憶えてないけど
多分いつもくらいの18時10分よりちょっと前のスタートだったんじゃないかと思う。
フッと客電が消えて、ステージには稲光風のフラッシュライト。
王子以外のメンバーがステージ上に現れて

♪ダ・ダダダダ!ダダダダ!ダダダダダダダダダダ!!・・・
というお得意の水戸黄門風(^^;三連符の大仰なSEが始まる。

王子はどこから登場するのだ?と待っていると
ステージ中央後方の階段から現れた。

衣装はこれまでライブハウス(広島以外)で着用していたものと同じ
白とシルバーのノースリーブドレスコートだけど
右肩に大きなコサージュと背中のマントはパシフィコ仕様。
髪は巻き髪で、頭頂部には・・・なんだアレは?(^^;。
カチューシャ???ティアラ???
よく分からないけど光り物の飾りが乗っかっている。
うーむ・・・アタシ的にはあの髪飾りは・・・ビミョー(小声)
ちなみにギターはFlying A-III Aurora。

1曲目は“Kaléidoscope”
♪絶えず〜・・・で右
♪変わりゆく〜・・・で左
みたいな感じで掴んだマントを翻す王子。
時には両手を顔の前に持ってきて、マントで顔を隠してみたり
いろんなパフォーマンスを見せてくれる。
頑張りすぎて、マントがギターに引っ掛かったり(^^;
しかしそれをパッと払い除ける仕草がちょっと格好良かったり。

2曲目“君に会いたい”
この曲自体はメタルっぽくはないけど
このツアー用に頭にくっつけたイントロがメタルっぽくてカッコイイ。

続いて“O.Z.Y”
♪明日のために今日があり 今日のために昨日がある〜
の部分を
♪明日のために今日があり 昨日のために今日がある〜
と歌ってしまい、自分でも「オヤァ?(^^;」という表情を浮かべる王子。

この曲もメタルじゃないけど、やっぱりルークさんとKojiくんが
前に飛びだして演奏する後奏はちょっとメタルっぽくてイカしている。

アタシの席はKojiくん寄りだが、この曲の後奏で
ルークさんがこちら側に来てくれて、アンプの前の細い通路を渡り歩いて
ステージの右端まで行ってくれるというサービスっぷり。
ルークさんのシャープな顔立ちはイイね〜。

これまではここで一旦MCだったけど、今日はそのまま“千年ロマンス”へ。
もしかして、微妙に構成を変えてくれるんだろうか?!と密かな期待。

“千年ロマンス”が終わると、王子はギター交換のためステージ上手へ。
いつもだったらローディー三上氏が王子の方へやってきて
ステージ上で交換するのになにゆえ?、しかも結構時間がかかってる・・・
と思っていたんだけど、一旦マントを外さないと
ギターの交換が出来ないから、だった。
(そういや去年もそうだった)。
マジックテープかなんかで、
ワンタッチでマントや肩章が外せるようになってるのだろうか。

戻ってきた王子が話し始める。

「いいか、明日のことは考えるな〜」

Yeah〜〜〜!!!と応えるオーディエンス。

「・・・さっきネット通販やってるって噂がありましたけど
 この忙しいときにそんなことやってるわけありませんから。
 でもちょっとドキッとしたけど(笑)」

「(両腕を広げて)ハイ、今年も天使達が帰ってまいりましたー。
 この7人でやってますけどね。元・悪魔天使と、元・キリストの涙天使。
 それから今回はもう一人、とても天使とは思えないのがいますけど。
 こいつは天使と言うよりもたこ焼きみたいじゃないか?。
 なんかタローのこと見てると腹が減ってくるんだよな(笑)」
 でもこいつは歌が巧いですからね。
 コーラスとしては、もう大したもんです!」

ホント、“千年ロマンス”のサビのコーラスなんてGJ!である。

高「このパシフィコ横浜は久しぶりで
 もう何年前か忘れましたけど、
 こけら落としでやって以来、2度目になります。
 これまでいろんなところてやってきましたけどね、Zeppとか・・・。
 その場所その場所で臨機・・・臨機応・・・(-"-?」
客「へん!!!」
高「臨機応変か。オレ、なんか日本語ヘン???(笑)。
  ・・・臨機応変にやってますけどねー。
  ここは、なんというか余裕があって、ゆったりしてて。
  ちょっと他人行儀?。
  まぁ今はまだ後のために(エネルギーを)取っといてください」

ちなみにこけら落としのパシフィコは'94年5月である。

「僕は意外とフィギュアが好きで(^^;ゞ。
 それも古いもの。ゴジラとか鉄人28号とか鉄腕アトムとか。
 それくらいならいいんですけど、そのうち仏像にハマってしまいまして。
 みうらじゅん氏の本を読んだりしたこともあると思うんですが・・・」

「こう、お寺なんかに行って仏像を見るときって
 大体高いとこにあるからこうやって下から見上げるだろ?。
 で、大体キンピカだろ?。まぁ古いものですから大分色褪せたりしてますけど。
 それで台の上にいるだろ?、花座って言ったりしますけど。
 なんか似てないか、ホラ!(と、モニタに囲まれた自分を示す^^;)」

「それで如来っていうのは、大体真ん中にいて
 その両脇に菩薩がいるんだよ!(とルークさんとKojiさんを指し示す)」

両脇で手を合わせるルークさんとKojiくん(^^;。

「菩薩っていうのは、まだ修行中の身で
 まだこの域(如来=王子の域)に達してないんですよ」

え〜?!?!・・・このライブは《鋼鉄天使の凱旋》じゃなかったのか?。
《鋼鉄仏の凱旋》だったのか?!(^^;。

こんな話が出れば、曲は当然“愛の偶像(ラブ・アイドル)”
今年も阿修羅像を振り回すんだろうか?と思いながら観ていたが
どうやら同じネタは使わないらしい(笑)。

曲が終わると、王子再び上手に消えてギター交換。
その“間”を、ただすけくんがいつもより長めのピアノのイントロで繋ぐ。
自然と沸き起こる手拍子。
Metal Angelに持ち替えた王子が再びステージに戻ってくる。
“Super Star”
後奏はいつものように王子を中心に、
ステージ前方にギタリストが3人並んで演奏。
ふーん、やっぱり今回は♪ランランララララ〜って歌ったりはしないんだな。
やはりみんなでほのぼのと歌うのはメタルじゃねぇ!って感じ?(^^;。

ここでまたMC。

「気象の変化に戸惑うっていうけど
 なんか、ホールの変化に戸惑うな。
 今日はこう天井が高い感じですけど
 広島なんか、ここ(足元)に顔がありましたからね」

「・・・“Super Star”とい曲をお届けしましたが
 これはまさに今の地球の歌、エコという感じがしますけどねー。
 本家の方でも地球をテーマにした曲で
 “君の地球を掴まえろ”(“Catch Your Earth”)というのがありますが
 久々にやってみるのもいいかも知れないなぁなんてね。
 いや、秋のツアーでやるかどうかは分かりませんよ」

「このギターですけどね、まるでメタルとは似つかわしくないんですが
 これはEpiphoneのCasinoというギターで
 ビートルズが日本に来た時に使っていたもの・・・と、同じギターです。
 でもさ、当時の映像とか観てると、
 あの当時の方っていうのはみんなこんなとこ(胸の辺り)で弾いてんだよね。
 これはちょっと弾けないなぁ・・・ってことで
 ここ(ヘソの辺り)で弾いてますけど(笑)」

「僕のギターも、先日ついに412本になりまして。
 このままキャリアを続けていくと確実に増殖していく一方です。
 ダメなんだよなー。
 メタルって言えばとんがったギターが欲しくなっちゃうし(^^;」

というか、王子の中には
既に持ってるギターをメンテして使うという考えはないのだろうか・・・。
もちろん懐かしいギターを引っ張り出してくることもあるけど
大概新しいの買っちゃうよね(^^;。
レスポールにしろ、Jacksonにしろ。
よくわからんけど、やっぱり技術も進歩してたりして
新しい方が音も性能もいいのだろうか。
 
「僕の場合、4年に一度ビートルズブームがやってきまして
 まさに今年、北京(五輪)の年ですけど、
 去年の12月から今年の2月まで、ずーっとビートルズばかり聴いてました」

「そんな思いから買ってしまったギターなんですが
 それからずっと弾いてたんで、撮影にも持っていったら
 そのまま撮られて、ポスターにもなってしまったんですけどね〜。
 もうこのツアーも終わってしまいますが、
 もしどこかであのポスターを見たら、
 あぁ、あのギターだなぁと思い出してください」

「ここでビートルズの曲をやると
 非常に美しいんですがそうはいきません(笑)。
 (客席から「えぇ〜」)
 えぇ〜?ってなんだよ(^^;。」

ギターをジャランと掻き鳴らし
一節でもビートルズを歌うか?と思ったが、やはりそうはいかなかった。

「本家の方のツアーで、この春は愛の話をずっとしてきましたけど
 愛というのは難しい、僕が一番初めに“愛”というものを知ったのは
 ある映画で、そのタイトルは・・・『ある愛の詩』・・・」

と、言ってしばらく沈黙。
左右をキョロキョロ見回して、“ある愛の詩”を演奏してくれる人は
誰もいないことを悟る王子。

「いないんだよな(^^;。つい反応してしまいますが。
 ・・・あ!、ツアーで僕が『ある愛の詩』のDVD持ってない、
 誰も送ってこないって言ったら、今度は山のように来てしまいまして。
 もういりませんから!!。
 僕はもう、あの映画観たことないってヤツに配って歩いてますから(笑)」

「でもあの映画も今観るとおかしなところがいっぱいあるよな。
 ツッコミどころ満載の『ある愛の詩』ですけどねー。
 実は今でも泣ける映画があります。
 その映画のエンディングテーマだった歌を、やりたいと思います。
 高見沢が映画館で号泣した映画です・・・
 “ヤマトより愛を込めて”

これだぁね。
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Epiphone Casinoを使うのはこの曲のみ。
再びちょっと長めの“間”があり、VG EAR Proto Typeに持ち替えてくる。

「それでは、メンバーを紹介します!。
 ドラムス!、吉田太郎ー!。
 もう一人ドラムス、そうる透!。
 そして、ベース!、中川量ー!。
 キーボード、ただすけー!(今日もホッと胸を撫で下ろすただすけくん)
 そして!ギター!、Alvino Kojiー!。
 ギター!、CANTA ルーク篁ー!」

「この7人でやってるわけですがー
 出会いっていうのは不思議だよな。
 だって、なんつったらいいのかなー・・・
 出会わなければこうならないワケだよ。
 ルークなんか昔から知ってますけど、
 ニッポン放送の廊下で飴を貰いましたからね」

出たー!。ルークさんの表情も「出たー!」的笑顔(笑)。

高「あの時の君(ルーク)はさ、なんかスゴかったな。
  『あっ・・・飴どうぞっっ!!!』とか言ってさ。
  飴も一つじゃないんですよ。ちゃんと袋でくれたんですよ。
  袋の口は開いてましたけど(笑)。
  しかもそれだけじゃないんだよな。
  オレが眠れないって言ったら、
  アロマテラピーを探して買ってきてくれたんだよな」

いっつも気になってるんだけど、
“アロマテラピー”ってのは、アロマを使って心身を癒す行為のことであるから
「アロマテラピーを買ってくる」って日本語はちょ〜っとオカシイ・・・よね(^^;。
ま、仕方ないか。50過ぎのおっさんだし(超小声)。

ル「王子が眠れない、不眠症だっていうので!
  ・・・ルーク篁です!(といきなり自己紹介)」
高「割とああいうアロマテラピーとか詳しいの?」
ル「いや、決して詳しくはないんですけど。テレビ情報で申し訳ないんですが・・・」
高「いや、いいよ。オレもそうだもん」
ル「枕に吹き付けるとよく眠れるってのをやってたんですよ」
高「あぁ、シュッシュッってね。
  それで、それをわざわざ買いに行って、フロア中探してくれたんだよな」
ル「ハイ・・・でもそのフロアには探してるものがなくて・・・
  オレの王子が・・・王子が眠れない・・・」

いや、それはもういいから的表情で見守る王子(^^;。

ル「王子が眠れるやつはどれだーーーっっっ!!!(シャウト)」
高「って探し回って買ってきてくれたんだよな〜。
  そしたら今度は寝過ぎちゃってよー」
ル「あ・・・やっちゃいましたね(^^;ゞ」

高「そうやって、僕のために何か買ってきてくれたりするってのが嬉しいよね。
  僕はもらうの大好きですから。
  何かくれる人はみんないい人になっちゃいますから(笑)」
ル「あ・・・っ!。そういえば、王子!、今日はありがとうございました!m(_ _)m」
高「へ?」
ル「飲み物を頂いて・・・。しかも全員にそれぞれ違う物を!」
高「いやいや、僕は貰うのも好きだけど
  その人の為に何かを贈るのも好きなんだよ。
  ですから、今夜はみなさん(オーディエンス)のために、この情熱を・・・!」

高「そういえば!、今日ビックリしたよ!。
  なんとタローのお母さんから頂き物をしまして!。
  それが何かっていうと、フィギュア!。ゴジラの!。
  しかもオレがまだ持ってない金のゴジラ!。
  ちゃんと手紙まで付いてて、『いつも太郎がお世話になって・・・』って。
  (客席のどこかにいるであろうタローさんのお母さんに向かって)
  どうもありがとうございます!。ありがとうございますm(_ _)m」

高「・・・そういえば、きみ・・・」

と、Kojiくんの方を振り返る王子。
目をそらすKojiくん・・・。
ただすけくんもちょっと落ち着かない気配(^^;。

高「きみだよ、きみ!。今日若干化粧が濃いきみ!」
K「あ・・・あの・・・
  今日、楽屋に入って名前付きのワインを見て腰が砕けました(^^;」
高「あれ、なんていうか知ってるか?。
  《無言のプレッシャー》っていうんだぞ(笑)」
K「あ、明日見ててください!!!」
高「うまくかわしたな(笑)」

高「このメンバーで飲みに行ったりするんだけど
  まさに体育会系という感じで楽しいんだよね。
  年齢の幅も20代からウン十代までありますから(笑)。
  本家の方では話さないようなことを話してますからね。
  本家の方の2人とも話はするけど、最近はまず健康の話。
  まぁオレも結構熱く語っちゃうんだけどな(^^;ゞ。」

高「彼らとの出会いも奇蹟なんじゃないかということで・・・
  “天使の奇蹟”

アルフィーの春ツアーの時も思ったけど
この王子のエレアコ、見た目も音も好きだな〜。
この曲でも間奏ではバリバリエレキギターの音になるし
なんだか七変化ギターって感じだ。

続けて“Desire Red Rose”
ワンコーラス終わって、王子が後ろに下がったので
水でも飲んでるのかな?と思っていたんだけど
マイクの前に戻ってきた王子が右手に持っていたのは・・・

仮面!!!(^o^;。

こう、なんてーの?。よく貴族なんかが仮面舞踏会なんかで使う
鼻から上の部分だけを隠す仮面で、棒が付いてるヤツ。
ベネチアン・マスケラってーの?。
その棒の部分を持って、自分の顔の横に仮面を掲げながら歌う。

まま・・・まさかその仮面を自ら被ったりしないよねーっ?!(^o^;
とドキドキしながら観てたんだけど・・・

うわーっ、サビで被っちゃったよー!!!(^o^;(^o^;(^o^;。
いけない・・・。笑ってはいけない・・・笑う曲ではない・・・と思っても
つい口元が緩んでしまった( ̄▽ ̄;)。
あー、微妙な演出だった。

“Desire Red Rose”の後、本編最後のMC。

高「前世の歌をお送りしました。
  僕はああいう話は意外と嫌いじゃないので、信じてしまうんですけどねー。
  みんなだってわからないよ?。前世は何人(ナニジン)だったんでしょうね。
  何人がいい?・・・ってそんなこと訊いてどーすんだ(笑)」

背後では透さんがすっごいニコニコ顔で笑っていた。

高「この歌を作った時、どうしてこの曲を作ったのか
  さっぱり憶えていないんですけどねー(笑)」

高「10月にはこのコンサートを収めたDVDも出ますし
  ライブ写真集も出ますので、よろしくお願いしたいと思います」

高「様々な歌を歌ってきましたが
  この歌を、メタルにした時は『やった!』と思いましたね。
  『鋼の錬金術師』というマンガがありましたけど、
  僕の場合は『メタルの錬金術師』です。
  それでは、さだまさしさんの曲で・・・“まほろば”

王子的にもこのアレンジにはそれなりの自信があったのか。
確かにカッコイイもんな〜。
王子の力強い歌い方も◎。特にサビの部分とか、最後の
♪まーんーげーつーーーー!!!
のドスの利いた声が良い。

“禁断の果て”から“白夜〜Metal Byaku-ya”
場内は一気にヒートアップ。
そういや初日の渋谷の時は、このへんの曲順がちょっと違ってたんだよね。
“Desire Red Rose”の後、前置き説明なしで
いきなり始まった“まほろば”に、多くのオーディエンスが
ポカーン・・・って感じだったのだ(^o^;。
“白夜”でも盛り上がりがイマイチだったし。
去年も思ったけど、2週間の間にいろいろ進化した気がする。

本編ラストはやはり“月姫”
室内だし、有明みたいに天井も高くないから
多分特効はないんだろうな〜と思っていたら
パン!!!という音と共にいきなり天井から花火。
ハァー、ビックリした(@o@)。

それにしてもANCHANG抜きで“月姫”やっちゃうんだ?。
てことはアレだな。
多分アンコールでANCHANGを迎えてもう1回やるのかも?!。
日に2回“月姫”かー。こりゃハードだな(^o^;。




アンコール。

ここでの衣装もいつも通り。光り物の黒いスーツ。
いや〜、この衣装好きだな〜。
先日JAP工房の高見沢俊彦衣装展に行った時に
デザイナーのYou-koさんの描いたデザイン画も展示されていたんだけど
最後のページにこの衣装のデザイン画もあって
なんだかちょっとワケもなく嬉しかった。

曲は“Berlin Rain”
仕様ギターは白いストラトキャスター。
続いて“Techno Glamorous(T's POTBELLY "Metal Skull")”
曲の合間に入る、ただすけくんの優しげなピアノが良い。
それでいて後半のピアノソロはJazzyでカッコイイ。

ベースソロがあって、ピアノソロがあって、ドラムバトルがあって
ギタリストにもほぼ平等にギターソロを割り振って・・・
と、ちゃんとバンドのメンバー全員にスポットが当たるように考えてるあたり
王子の義理堅さというか、チームワークを大事にする姿勢というか
そういうものを感じずにはいられない。

激しく内臓と鼓膜に響くドラムバトルの後
ルークさんとKojiくんが再登場。
そして、またまた衣装替えしてきたインカムマイクの王子が叫ぶ。

「さぁ、ここでスペシャルゲストを紹介しよう!。
 メタル界のプリンス!
 MACHINEGUNS、ANCHAーーーーNG!!!」

舌を出してメロイックサインを掲げながらANCHANG登場。
そしてそれと共に、去年同様スタッフ3人がかりで
わっせわっせと運ばれてくるANCHAN用モニタ。
(この光景は、何故かいつ観ても笑える^^;)。

曲は“Lonely Heart”
ステージ後方の4〜5カ所から
ボワッ!ボワッ!
いくつもいくつもオレンジ色の火の手が上がる。
ハッキリ言って・・・こっちまで熱い!!!。
てことはステージ上はもっと熱いんだろうな(^^;。

王子連合ギタリストのみなさんが演奏しながら
かたまってステージの上を移動するサマが面白い。
大勢いるんだからもうちょっと散らばってくれてもいいじゃないか(笑)。
けどハッキリ言ってステージがどんな様子だったかもはや憶えてない。
アタシも頭振りすぎて脳味噌シェイクされちゃったから。

いやー、もう大分コワレてきたぞ〜と鼻息も荒くなってるところに
“ Endless Dream”なのだが
荘厳なイントロと共に・・・
天井からメタル・ソードが神々しく降りてきた!!!(爆)(爆)(爆)。
これまた笑ってはいけないと思いつつ、やはり笑わずにはいられない。
一体全体誰が考えるんんだ?こんな演出(やっぱ王子本人?)。
もう面白すぎるから!(^o^;。

今日の“ヘビメタ・バケーション”横浜バージョンは
♪シウマイ食って、豚まん食って
 今夜はちょっとカロリーオーバー?
だった。
やはり横浜と言えばシウマイだったか(笑)。
地元民のアタシとしては横浜=ぶたまんってイメージはあんまりないんだけど
他所の人からみると、横浜=中華街=豚まんなのだろうか?。

そして曲もいよいよ佳境に・・・
「さぁ!みんなー!!ヘドバンタイムだーーー!」という王子のシャウトから
今日も《ヘドバン強化合宿》なのだ。
まずはいつものようにただすけくんから。

「ただすけーー!!。
 お前のこれまでの音楽性を全て捨て去るんだ!。
 ワン!ツー!、ワンツースリーフォー!」

キーボードを弾きながら激しくヘドバンするただすけくん。
大阪で観たときは、ヘドバンするたびにサラサラの前髪がパッサパッサと持ち上がって
オデコ全開になっていたけど、
おっ、なにやら回を追う毎にワイルドになってるねぇ。
そんなわけで王子から合格点を与えられた。

「今日はもうないだろうと思ってるヤツがいる!。
 田島ー!。そんな後ろの方で座ってばっかりいるから
 最近のお前はヘヴィメタルというよりも、ヘヴィメタボになっている!」

と、今日もPA田島さんが餌食に(^^;。
1階席の一番後ろにいるので、あんまりよく見えないけど
PAの卓に囲まれて激しくヘドバンしているのは確認できた。

「さぁ、それじゃ次はヘドバンのお手本を見せて貰おう!」

ということでANCHANG!。
それはもう当然だろう。この人にやっていただかない手はない。
王子の掛け声と共に、激しくヘドバンするANCHANG!!!。
“月姫”PVで見せたのと同様に、
大股開きで足を踏ん張りやや腰を屈めて頭をブンブン振り回す。
ストレートの黒髪が・・・いや、頭そのものが
そのままどっかに飛んでくんじゃないかってくらいの勢いだ。
しかも終わったあとに平然と笑顔なところが
さすがキング・オブ・ヘドバン!(笑)。


「さーお手本も観たことだし、最後はみんなでやってみようか〜!
 (一部客「えぇぇ〜〜〜〜〜(=ヤダ)」)
 『えぇ〜?!』じゃないっ!。
 今までヘドバンなんてやったことないって人も
 今日ヘドバンを初体験してみよう!。
 でも、あんまりやりすぎないでね。首が痛くなっちゃうから(^^;
 ・・・いいか、3回やるからな!。
 ワン!ツー!、ワンツースリーフォー!」

両足を踏ん張り、前の座席の背もたれに掴まって激しく頭を振ってみる。
うおおおおーーー自分の髪が振り乱れてるのがわかる〜〜〜(ショートなのに)。
・・・ちなみに他の人たちもヘドバンやってんだよね?。
客席中がヘドバンしてるってどんなに凄まじい光景?と思って
途中でちょっと周りを見渡してみたんだけど・・・

オイオイ、みんな意外とやってねーじゃんっっっっ!!!ヾ(℃゜)々(恥)。

やってる人の方が圧倒的に少ないよっ(^o^;(^o^;(^o^;。
王子の言葉にまんまと載せられて
年甲斐もなく頭振っちゃったアタシって・・・(汗)。
でも一度思いっ切りやってみたかったんだよ、ヘドバン(笑)。
やってみたら結構気持ちいいし(ちょっとフラフラするけど)、
これはもう阿波踊りのノリだろう。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら・・・ってね(^o^;。

フラフラしてるところに、追い打ちをかけるように“悲劇受胎”
更に“騒音おばさん VS 高音おじさん”
Kojiくんが「やかんのお湯が沸いてるわよぉ〜」とシャウトする時に
王子がいきなりやかん(しかもいかにも《古典的なやかん》笑)を
持ち出したのには客席大爆笑。
▼こんなやかん。意外に高価だ!。


1回目のアンコール、最後はANCHANGを交えての“月姫(Reply)”
キターーー!って感じである。
既に腕も首もヘロヘロだけど、思わず体が動いてしまうのであった・・・。
明日がコワイ。

曲が終わると、バンドのメンバー+ANCHANGそして王子が
全員手を繋いでお辞儀、そして手を繋いだままバンザイ。
\(^^)/\(^^)/\(^^)/\(^^)/\(^^)/\(^^)/\(^^)/\(^^)/
ちなみに、Kojiくんとただすけくんに挟まれた透さんが
ちょっとドイツで捕獲された宇宙人状態だったらしい(笑)。




メンバーが去ってSEが終わり、拍手が起きる。
あ゛ーーーあづい。
とてもすぐにはアンコールの手拍子に加われない状態。
水分補給して一息ついてからアンコールに加わった。

やがて、またカッコイイ黒のスーツで王子登場。

高「なんだか音楽というよりも、スポーツに近いな、メタルってのは。
  みんなの体脂肪もかなり消費されたんじゃないかと思いますが。
  音楽は年齢ではないということを、オレはこの先も証明していきたい。
  首が折れるまで、オレはヘドバンを追及していきたい。
  ・・・折れちゃダメだろ(笑)。
  とにかく、好きなものは好きなんだ!という気持ちを
  素直に出せるようなそういったコンサート、そうった楽曲を目指して
  今後もやっていこうと思います。
  今夜はホントにどうもありがとうございました」

ちなみにこの部分の映像はココで見ることが出来る。

高「特に、上の方のみんなー!
  (2階・3階から大歓声)
  うぉっっっ(@o@)。それじゃちょっと声出してみよっか!。
  『王子ー!』で。・・・せーの!」
客「おーーーじーーー!!!」
高「うぉっっっ.。ooO(゜ペ/)/ご無体な!・・って何言ってんだオレは(笑)」

高「いやー、ここから見てるとみんなのヘドバンが綺麗なこと!。
  先生は嬉しい!。2学期もヨロシク!(笑)」

高「前日出しました“月姫”が、オリコンで第4位!
  TBSのCountDownTVでは第3位でした!。
  いつも本家の方ではタイアップタイアップでいろいろ考えて作るんですが、
  今回はタイアップなしで好きなように作りましたから。
  あのような曲が受け入れられるというのは嬉しいなーという気がします」

高「なんでも明日は満月らしいからな。
  ・・・月には帰さねぇぜ。(客席から「キャーーーッ(≧▽≦)」
  家に帰れ〜!(笑)」

あぁわかったよ(^^;。帰りますとも。

高「それでは、みんなに、心を込めて・・・“One Way Love”

やっぱりパシフィコでもオーラスはこの曲か。
明日はこれの後にもう1曲、何かお願いしたいところだ。

歌い終わって、王子がひとしきりお辞儀をし手を振って
サングラスも外して(笑)満面笑顔を振りまいて
ステージを去った後、ほぼ間髪入れずにアナウンス・・・。

「本日の公演は全て終了いたしました。
 家に帰るまでが、Kaléidoscope II〜鋼鉄天使の凱旋〜でございます。
 どなたさまも最後まで気を緩めることなく、お帰り下さい。
 また、出演者、スタッフの皆様にもお伝えいたします。
 家に帰るまでが、Kaléidoscope II〜鋼鉄天使の凱旋〜でございます。
 ハメを外すことなく明日に備えてお帰りください」
  (↑ちょっと違うとは思うけどまぁこんな感じだったかと^^;)

「最後に、ご来場の皆様にお願いです。
 只今ロビーにおきまして、オリジナルグッズ、CD・DVDの販売を行っております。
 本日の記念に、どうぞ大人買いしてってください」

つったってさ〜、グッズは大人買い出来るほど残ってないんじゃないのかぃ?。
今回のツアーグッズはどれもヒットだったようで
各公演、人気商品は即完売だったようだ。
どっかで買えたら扇子でも買うかな〜と思っていたけど
とんでもなかった。
結局自分は初日の渋谷でパンフとTシャツとキーホルダーを買って
あとは広島参加記念にメタルニア・パンダのピンズのみ。
まぁー散財せずに済んだといえばそうなのだが。
(その代わりかなりJAP工房で散財した気が・・・あはははは^o^;)。

終演後は、一緒に参加した友達と、軽く打ち上げしてから帰宅した。
風呂から上がったらビミョーに首に違和感があったので
転ばぬ先のバンテリン・ミニパッド(だせー笑)。

さー、明日のファイナルも頑張って振りますかっ!。
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なおち

お疲れ様でしたm(__)m
結局やはり後ろ髪を引かれながら、16日に夜行バスで徳島に
戻ってきました(TT)その分、こちらのレポートで楽しませて頂き
ます(^^)
ちなみに品川→徳島間は9時間位です。今回は臨時便の為、
普通の高速バスに乗ったので、座席も窮屈でちょっと疲れちゃ
いました(^^;)

今回、家族で箱根に行ったんですが、梅屋千年堂さんが3月に
行かれた星の王子様ミュージアムにも行って来ました(^^)
面白くて、子供よりも夢中になって見てしまいました(^^)b
入り口の花壇もきれいでしたよ(^^)長女はシャボン玉を追いかけ
るのに夢中で、汗だくになってました(^^;)
《ル・プチ・プランス》で、食事もしました。観光地のレストラン
って正直、味は期待しない方が良いかなあなんて思ってました
が、とてもおいしかったです(^^)
by なおち (2008-08-17 17:09) 

梅屋千年堂

>なおちさん
長旅お疲れさまでした。9時間ですか〜。それはキツいですね。
お子さん達もよく頑張りましたね〜。
星の王子さまミュージアム、行ってらしたんですね〜。
楽しんでいただけたのなら紹介した甲斐がありました(*^^*ゞ。
by 梅屋千年堂 (2008-08-20 20:11) 

オコジョ

お久しぶりです(^0^)
いまだに思い出す鋼鉄天使の凱旋!!
無事にメタル地獄から抜けられるのでしょうか(^^;)

ヘドバン、あんまり皆さんやってなかったんですか!?
私、思いっきりやってたので、まわり見てなかったです(爆)
そして、自分の首が強いことを知りました(笑)←痛くならなかった(笑)

よしっ!
次はファイナルネタバレ見てきます!
by オコジョ (2008-08-22 08:33) 

梅屋千年堂

>オコジョさん
うわぁ〜、お久しぶりですねぇ。お元気でしたか?。
と、思ったらブログURL変わってたんですね。
ヘドバン中に、ふっと休んで周りを見回したら・・・
割とフツーに拳振り上げてるだけの人が多かったです(^^;。
でもヘドバンしてるとステージが良く見えないし
ちょっと恥ずかしいってのも確かだし(笑)
やってなかった人の気持ちもよ〜く理解できますけどね(^o^;。

さすが、オコジョさん・・・若い!(笑)。
by 梅屋千年堂 (2008-08-22 21:41) 

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