今日も横浜で小田和正 [K.Oda]
Kazumasa Oda Tour 2008 “今日も どこかで”
横浜アリーナ・二日目の巻。
注:呆れるほど長いです!。
ネタバレ指数77
怒濤のライブ週間もいよいよ最終日。
小田和正@横浜アリーナ・二日目である。
今日はCさんと、地元・上大岡駅で17時過ぎに待ち合わせ。
横浜アリーナに到着したのは18時ちょい前だったか。
どうせまたすぐには開場しないだろうと思い、
裏手へ回ってツアートラックを見にいってみることにした。
まず正面玄関の真裏に止まっていたのがこのツアトラ。
なんだか真っ赤っかで消防車みたいである(笑)。
そして、アリーナの駐車場に停めてあったのがこの2台。
ぐるっと一周して戻ってきたら、既に開場していた。
昨日とは打って変わってのスムーズぶり。
しかも昨日はなかった荷物チェックも、今日はちゃんとやっていたし
センター席に入る際のチケットチェックも怠らなかった。
やっぱり昨日は時間がなくて出来なかったのかな。
しかしまぁ、カメラチェックしたところで
みなさんカメラ付き携帯電話は大抵所持しているわけで、
会場内に入ってから、無人のステージを撮影してる人が結構いる。
(だーかーら!!!それもダメなんだってばよ!!!:梅屋千年堂・心の叫び)。
ロビー内での撮影も不可で、
昨日の終演後などは飾ってある花の撮影も厳しく禁止していた。
・・・それだけ厳しくしてんだったら
会場内で開演前に撮影してる人なんかも、
もっともっと注意してもらいたいものだと思った(-_-;。
な〜んかどーもやることが中途半端だ。
本日の座席:センター席3ブロック一桁番台。
実は今日も最前なのだぁ〜(^^;ゞ。
いーんだろうか。2日続けてなんだかバチが当たりそうな座席である。
二日目とあって、今日はそれほど開演時間も押さず
19:05に客電が消え、アニメーションが始まった。
そして後半にさしかかると、ステージ裏の非常口が開いて
バンドのメンバー、続いて小田さん登場。
年の割に(笑)、颯爽とした歩き方がカッコイイ。
今日もいきなりセンターステージへ。
思わず立ち上がるオーディエンス。
むむ・・・なんだか昨日より客席の“温度”が高いみたいだ( ̄ー ̄)。
1曲目は“こころ”。
今日ものっけから後ろ姿の小田さんだけど、
やっぱりモニタを見ずに、あくまでも実物の後ろ姿を見つめる。
小田さんの後ろ姿は、ある時はジジ臭かったかと思えば(^^;
突然少年のような後ろ姿に変容したりと、とっても不思議だ。
あー、それにしても“全部打ち”の手拍子が疲れる・・・ので、裏だけ叩くことにした(笑)。
2曲目“正義は勝つ”。
ま、おそらくセットリストは今日も殆ど変わらんだろうな。
期待できるのはアンコールか。
“愛を止めないで”では、今日もまたハンドマイクで花道を飛び回る。
歩きながらステージ裏の男性客とハイタッチ。
“伝えたいことがあるんだ”を歌い終えると
メインステージに戻ってきてちょっとしたMC。
「どーーもーー!。
昨日に引き続き、横浜に戻ってまいりました!。
昨日は霞んでよく見えなかった人たちも、今日は見えてます!。
料金設定がどうなってるのか分かりませんし
分からない方がいいような気もしますが
そっちの方に届くように一生懸命やりますんで
みんなも一生懸命聴いてください!」
合点承知!(^o^)/。
「バンドを紹介します!。
ドラムス、木村万作。キーボード、栗尾直樹。ベース、有賀啓雄、
いろいろ、木下智明。ギター、稲葉政裕。サックス、園山光博。
(一旦マイクから離れたが、思い出したように戻ってきて)
・・・そしてワタシが小田です(笑)」
いや、多分みんな知ってるから(^^;。
それはそうと、小田さんのバンドのメンバーって
いろいろ担当の木下さん以外、血液型がA型なんだよね(^^;。
血液型で性格がどうこうなんて、本気で思ったことなどないが
なんか頷けてしまうのは何故だろう(笑)。
「それでは次の曲に行きたいと思います!」
という曲紹介で始まったのは“Re”。
この曲のイントロのコーラスを聴いていると
やっぱり小田さんの声ってのは特殊なんだなーと思わされる。
バックでコーラスをつけているバンドの面々の声とは明らかに異質。
余談だが、このイントロ部分の最後の1小節の小田さんの歌い方
♪ウ〜ゥ↑ウ〜ゥ〜↓・・・
とCDとはちょっと違う歌い方になっているところが、なんとも心地良くて好きだ。
“僕らの街で”。
♪僕らは〜なんだか〜急ぎす〜ぎて〜ぇいたぁ〜・・・
のメロディが、なんだか昔懐かしい洋楽っぽくてこれまた心地良い。
そしてイントロの間に、右側の花道のサブステージに移動して
“いつかどこかで”。
昨日はすっかり小田さんに見とれて(笑)チェックをするのを忘れたが
メインステージのスクリーンでは、ちゃんと映画の1シーンが流れていた。
ちなみに、なぎら健壱の顔が映る場面がアタシ的にツボである(笑)。
「今の曲は、僕が初めて作った映画の挿入歌で
タイトルも映画と同じ『いつかどこかで』というんですが
主題曲は別にありまして・・・
♪あなたを〜 愛している〜 みたいな感じのなんですけどね。
最初の映画を作って、次も作らなくちゃ作らなくちゃと思っていて
結局次の映画を作ったのはそれから7年も後でした。
その最後に作った時から、今年でもう10年になるんですけどね。
『えぇ〜?!』って思ってる人もいると思いますけど・・・早いんですよ(笑)」
「映画を作ったことで、音楽だけをやっていたのでは
絶対に起こり得ないような出会いがあって、
負け惜しみでもなんでもなく、僕は映画やって本当に良かったなと思っています」
で、ここで話していたんだかちょっと記憶が曖昧なんだけど
今日もまたまた、飛び交う声援に対して毒を吐く(笑)。
ホントは声援がなかったらそれはそれで寂しいクセに(小声^^;)。
「昨日も話しましたが、
僕はコンサートへ行って誰かの名前を呼んだりしたことはないので
今ここでこうやって僕の名前を呼んでいる人の気持ちが理解できません。
・・・でも、昨日解明しました!。
そうやって呼ぶとオレがそっちを見るからなんだよな。
(調子に乗って、あちこちから「小田さーん!」の声)
あー、ハイ。あー、ハイハイ。どーもどーも。
いっぺんに言われるとどっち向いたらいいか分かんなくなるんで(笑)」
「僕はよく雨上がりの空を上げて
♪雨上が〜りの〜 空を見〜ていた〜・・・なんて歌いながら
あぁ、オレの他にも誰か今こんな風に歌ってるヤツがいるのかな
なんて思ったりしてるんですけどねー・・・」
「歳を取るとね、なんだかいっぱい喋りたくなっちゃうんですよ(笑)。
でも我慢して歌に行きたいと思います」
こんなMCから“たしかなこと”なんだけど、
このMCで、トークから、突然♪雨上が〜りの〜と歌に入った時の
スイッチの切替が凄かった(@o@)。
鼻歌っぽく軽く歌った感じではあったけど
明らかに喋ってるノドとは別のとこから出てるのがハッキリ判った。
ほんの一瞬の出来事だったけど、おおっ!と思った。
そして、またセンターステージへ移動。
稲葉さんと並んで椅子に腰掛ける。
「こんなこと言っていいのか知らんけど・・・
自分だったらこんなに大きな会場のコンサートは観に来ません(笑)。
それで、どうしてあっちこっちに花道作ってやってるかってーと
横浜アリーナ・・・広いけど・・・意外と近いじゃん?
という風にみんなに感じてもらいたくてやってるんですよ」
ありがと〜、小田さん(T^T)。
ま、言わなくても分かってるけど。
「ここでは古い曲をやろうと思ってますが・・・
(客席から拍手)
古い曲で拍手が来るということは、古い歌が聴きたいっちゅーことなんだな?。
だったら古い曲だけやってようかとも思いますが
そればっかりでも多分困ると思うんで・・・(笑)。
『なんであの曲やんないのかしら』なんつってね」
「一番最初のアルバムが出た時は嬉しかったですね。
どんなジャケットになるだろう?とかね。
僕らにはそういうことに口を挟む権限はありませんでしたから。
あぁ〜、こういう感じにしたのか〜なんてね。
どうですか?あのジャケット。
なんかメルヘンな感じですけど・・・」
(参考:これがその、最初のアルバム)
「それでは、そのアルバムの中から
“地球は狭くなりました”」
歌い終わって再びMC。
「えーーー・・・(とMCネタメモを見つめる)
・・・・・(長い沈黙)・・・・
・・・・・・(まだメモを見つめる小田さん)・・・・・(沈黙続く)・・・
・・・(客席からはクスクス笑い・・・)・・・
ハイ。選別しました(笑)」
「若い時はね、野望ということではないんだけど
何か今までに誰も聴いたことのないような曲を作ってやろう
みたいな気持ちで作ってましたね。
今はどうかと言うと、出来るだけいい曲を書こうと思ってますけどね。
自分が感動出来る曲は、きっとみんなも感動してくれるんじゃないかと
思ってやっています」
客席から拍手。
そうか、小田さんでも自分で自分の歌に感動するんだ。
「でも、どうですか。
誰も聴いたことのないような曲、聴いてみたいと思いませんか?。
なんだかとてつもないメロディになりそうな、ねぇ・・・」
「2枚目のアルバムが『この道をゆけば』というタイトルなんですが・・・
なんだかレコード出しても売れねぇし、周りはどんどん売れてくし、
そんな思いもあって『この道をゆけば』というタイトルにしたんですが
レコード会社の方で、頼みもしないのに
『GOING MY WAY・ROUND2』とか・・・(付けやがって・・・←勝手に補足(笑))。
『この道をゆけば』を『GOING MY WAY』ってするその感覚がねぇ・・・
ちょっと違うでしょ?。そこが分かんねぇってのがねぇ・・・」
「それで、このアルバムにどんな曲が入ってたか、思い出そうとしたんですが
どうもあんまりよく思い出せなくて・・・まぁ調べればいいんですが、
そのまま『どんなんだっけなぁ』ってしとくのもいいかなと。
・・・“別れの情景”なんつー、今見ると赤面するようなのがありましたね。
しかも“別れの情景”I、II、なんてねー。
♪僕にとってほんのささいな〜・・・みたいな感じで・・・
IだかIIだか忘れましたけど(笑)」
「そういえば、最初に『僕の贈りもの』の話をした時に
拍手が来たら、この曲をみんなで歌おうと思っていたんですが
今日は拍手がなかったもんで・・・(^^;。
でも、せっかくですから歌いませんか。ねぇ」
と、いうことで今日はワンコーラスのみ“僕の贈りもの”。
「やっぱりね、こうやってみんなの声を聴くっていうのはいいんですよ(笑)。
・・・3枚目のアルバムが『ワインの匂い』というアルバムで。
これは時間をかけさせてもらいましたねー。
それではその『ワインの匂い』といアルバムから、“愛の唄”」
う〜ん、毎度毎度くどいようだがいい歌だ。
またアレンジがオリジナルに近いところがいいんだよな。
2番の追っ掛けコーラスなんてたまらない。
さて、“愛の唄”を歌い終えると、稲葉さんはメインステージに戻り
小田さんは立ち上がってアコギからテレキャスターに持ち替える。
「今までいろんな曲を作りましたが、
曲のイメージがある場合と、ない場合とがありまして
イメージがある時はそれに向かっていけばいいんですけど
イメージがない時っつーのは、大抵難航しますね。
この歌は、何もイメージがないところから作りました」
ということで“さよなら”。
今日もバスドラの音がズンズンと内臓に響く。
しかし1日経過して、耳が慣れたのか?昨日ほどの衝撃は感じなかった。
そしてまたいつものパターンで、今度は左側のサブステージに移動。
いつの間にかエレピがセットされている。
「これまでタイアップで曲を作ってきたりもしました。
“タイアップ”・・・いやらしい言葉ですねぇ(笑)。
・・・若い頃に、あの!NHKから、あの、大NHKから
『みんなのうた』の曲を作ってくれという話がありまして。
お、NHKかぁ〜、『みんなのうた』かぁ〜なんて思いながら
作った曲が“老人のつぶやき”。
・・・というか“老人の秘め事”というちょっといかがわしい感じで・・・」
「(ピアノを鳴らしながら・・・)
♪大空へ 海へ ふるさとへ〜・・・って帰って行っちゃうんですけどね(笑)。
♪わた〜しの〜 好きだぁった〜 あの〜人〜も今では〜
もぉお 死んでしまぁったかしら〜・・・
(↑ここで客席から笑いが・・・^^;)
あ、なんでここで笑いが起こるかなー?。
ここで笑うってことは(オリジナルの曲を)知らないんだな?。
まぁ、これは見事にボツになりましたけど(笑)」
「タイアップを依頼してくる方っていうのは
小田さんなら・・・というか小田だったらこういう感じで作ってくれるだろうという
期待があって頼んでくるんだと思うんですが
こっちがこんな感じで作ってやろうって思うのと
向こうが期待しているものが合った時に、
やっぱり良い結果が生まれますね。」
「これは、元々あった曲を使ってもらったんですが
この曲のお陰で僕のことを知ってくれた人も
多かったんじゃないかと思います」
と、歌い始めたのが“言葉にできない”。
大好きな曲の一つだけど、やっぱりオフコース時代の歌い方の方がアタシは好きだ。
今は割と譜割を無視して、自由に、気持ちにまかせて歌ってる感じだけど
アタシとしてはキッチリ歌って欲しい(笑)。
それに、最後の
♪Uh〜Uh〜Uh〜Uhーーーーーーーーーーーーーー・・・・
を、今は一息で歌わないのでそれがちょっと不満。
(これ一息で歌うの、きっとかなりキツいからなんだろうけど)。
「それじゃ、このツアーのタイトルにもなっている
“今日もどこかで”を聴いてください」
“今日もどこかで”が終わると、前半終了。
小田さん及び、バンドのみなさんはステージを下りる。
間髪入れずにスクリーンに小田さんの姿が現れる。
《御当地紀行》である。
「ハイ!、御当地紀行二日目は天候にも恵まれまして、
ヒジョ〜にいい天気であります。
それでは早速行ってみたいと、お〜もいます!」
山下公園を歩く小田さん。
「新装オープンしたという、氷川丸に行ってみたいと思います。
(入り口に入っていく・・・)
・・・あ、受付に綺麗なお姉さんがいるじゃないですか(*^^*)」
しばらくするとその綺麗なお姉さん、小田さんを追いかけてきて
「ファンなんですぅ〜。頑張ってください!」
と握手を求めてきた。
「ファンなんです〜って。よかったよかった。
撮影禁止ですって云われるのかと思った」
小田さんもヨカッタねぇ。綺麗なお姉さんと握手が出来て(笑)。
船内を見て回る小田さん。
「一等社交室・・・ここでナンパした人もいたんでしょうか。
妙齢の婦人に、『どうも、初めまして』・・・なんつって園山みたいのが・・・」
なんでいきなり園山さんの名前が(^^;。
「三等客室・・・ここは・・・あぁ〜、こういうことかなるほど。
二段ベッドです。なるほど〜・・・」
何故か妙に納得する小田さん。
しかし、氷川丸面白そうだなぁ。アタシも近々行って見よ。
今度はデッキに佇み、
「夜なんかはここへ出てきて・・・いいでしょうね。
妙齢の婦人と会話したりなんかして・・・『どうも』なんか言いながら」
ヤケに“妙齢の婦人”に拘る小田和正60歳・・・(^^;。
氷川丸を出て山下公園を歩いていると、オバチャンが声を掛けてくる。
「知り合いに大ファンがいるんで、自慢します!」
とカメラ付き携帯で記念撮影。
小田さん、その場を去りながら・・・
「知り合いが大ファンなんだな・・・自分は違うんだな・・・」
お次は場所を変えて中華街。物凄い日差しだ。
「ハイ、い〜よいよ本格的に晴れてまいりました。
お約束の中華街にやってまいりました!。
ここで江戸清の中華まんを・・・と行きたいところなんですが
今日は別のお店に行ってみたいと思います!」
向かった先は皇朝。
あ〜、ここの肉まん、アタシ大好きなんだよね〜。
大きさも丁度いい感じで、中の具もジューシーでさ・・・。
ところが・・・
「それでは、さっそく食べてみたいと思います・・・。
・・・悪くはありませんが、江戸清の方が旨いような気がします」
と、ちょっと小田さんの口には合わなかった模様(-_-;。
お次は山手。
「さて、ブラフカフェにやってきてしまいました。
ここは『どんど晴れ』に出てきたケーキ屋さんだと思うのですが・・・
はっきり判らないのでちょっと検証してみましょう。
(と、『どんど晴れ』で主人公の夏美がケーキを作っているシーン)
・・・間違いなくここのようです。
それではお茶をしに入ってみましょう。
(そしてすぐ出てくる)
お茶の時間は終わってしまったそうです」
昨日の喜久屋といい、ツイてないね。
しかし、こういうところで芸能人だからと言って
特別扱いされない小田さんを見るのがまた楽しい(笑)。
ここで一気に移動。
「ハイ、次は金沢動物公園にやってまいりました!。
うわっ、いっぱいいるじゃん!。カンガルーが。
これだけいっぱいいたら楽しいだろうね。
・・・《声を掛ける時は小さな声でお願いします》か・・・
(カンガルーに小声で声を掛ける)
どーもー・・・(カンガルー無視)
どーもーー・・・(やはりカンガルー無視)
どーもーー・・・!!!(どうしてもカンガルー無反応)。
・・・ダメか。・・・ダメみたいです(笑)」
園内を歩いていると、体操着姿の女子中学生のグループと遭遇。
「君ら、遠足かい?。どっから来たの?。静岡?。
ズーラシアへは行かないの?」
後ずさってめっちゃ警戒する女子中学生・・・(^^;。
「今日はズーラシアはお休みです・・・」
「あ、そーなんだ〜」
コアラ舎にて
「あれ、剥製置いといても絶対わかんねぇな・・・」
確かに。アタシもあそこのコアラを見にいったことがあるが
剥製どころか、使い古した雑巾を丸めて
木の股に置いておいてもワカラナイかも・・・と思った。
そこへ先程の“警戒する女子中学生”が戻ってきて記念撮影。
「かわいい少女達と触れ合うことが出来ました!」
ヨカッタヨカッタ。
お次は、同じ敷地内にある、ローラー式の滑り台に。
「横浜で二番目に長い滑り台があるというので、滑ってみたいと思います」
えええええーーーーマジ?!?!(爆)。
「ヒャーーー!!!(^o^;」
などと言いながらゴロゴロと滑っていく小田さん。
「調子に乗って滑っていたら・・・お尻がビショビショになってしまいました!」
と、後ろを振り返ると、小田さんまるでおもらししたみたいにお尻がビチョビチョ(^^;。
もー!おじいちゃんたら!ダメじゃないのっ!(超小声)。
さすがに着替えは持っていなかったらしく、
上着を腰に巻いて、ビチョビチョのお尻を隠し(笑)
そのまま野島公園へ。
「野島公園にやってまいりました。
おっ、ヤングな諸君が・・・。
(なにやら部活のトレーニング中の学生を掴まえて)
・・・君らは何部なの?」
「陸上部です」
「陸上か〜。
(走り去る学生の後ろ姿を見つめ・・・)
おおおーっ!!飛ぶように走っていきます!(@o@)。
こんな感じで走ってたなー(と、高校生の真似をして突っ走る)」
いつもステージの上を走ってる時は、あんまり足が高く上がっていないので
あぁトレーニングはしててもやっぱり小田さんも歳取ってんだよなぁ・・・
などと失礼極まりないことを思っていたんだけど
ここでの小田さんの走りっぷりと来たら!!!。
蹴り上げた足がちゃんと腿の裏面に当たるくらい
見事に足が上がっているではないか!!!(@o@)(@o@)(@o@)。
いやーーーっ、カッチョよかった!。
「いやー、高校生と同じように走ったら、あっと言う間に着いてしまいました!。
勉強になりました!。走るっていうのはこういうことを言うんだな」
そして最後は展望台のようなところに佇み
「一度来た場所をもう一度訪れるというのは、いいことですね!」
と、感慨深げ。
「さて!、如何だったでしょうか!。
御当地紀行、最後は結局自分の生まれた場所へ戻ってきてし〜まいました。
それでは、コンサートも後半です!。最後まで張〜り切っていきましょー!」
と、始まったのは“NEXTのテーマ〜僕らがいた”。
間奏はピアニカで、園山さんが演奏する。
これだけ大きなコンサートで、
ピアニカという素朴な楽器が登場するところがちょっと面白い。
同じような音を、いくらでもシンセサイザーで作り出せると思うのだけど
敢えてアナログな楽器を使うところが、一層懐かしさを誘う。
木村さんの勢いのあるカウントから“もっと近くに”。
昨日はイントロと共に勢いよく立ち上がったアタシだったが
後ろの人たちは結構そのまま座って眺めていた。
そんなことは構わず、今日もバッ!と立ち上がって
ふと後ろを振り返ったら、今日は他の人も立ち上がっていた。
おおお〜、やっぱり昨日よりも“温度”が高いぜ今日のセンター席!。
“ラブストーリーは突然に”では
例によってハンドマイクで飛び回り、オンステージシートや
ステージ背面の男性客を掴まえては、マイクを向けて歌わせる。
マイクを向けられた人は、臆することなく歌うからこれまたスゴイ。
まぁ小田さんもテンション高そうな人を瞬間的に選別してるんだろうな。
そして、花道右側のサブステージに移動して“キラキラ”。
昨日は大変なコトになってしまったけど、さぁ今日はどうする?。
と、思っていたら、おっさん、またスタンド席に突入!!!(^o^;。
あー、またやっちゃったよ(^^;。
昨日は「明日は控える」って言ってたのに(笑)。
でも、今日はスタンドの中程よりちょっと上の方でストップし、そこから引き返してきた。
しかし、右側行ったら左側も行かないわけにはいかないので
反対側の花道に移動して、今度は左側のスタンドにも突入!。
(ホント、まさに“突入”という感じなのだ^o^;)。
小田さんがスタンド席に入っていくと、
その付近のオーディエンス達がワァーーーッ!と集まってくる。
そして小田さんが帰って行くと、
まるで潮が引くようにサササァーーーッ!とみんな自分の席に帰って行く。
どーでもいいのだが、中にはとんでもなく遠い席からやってきて
とんでもなく遠い席に帰って行く人がいたりして
そーゆーのはどーなのよ?という気持ちがした。
昨日も、アンコールかなんかで小田さんがメインステージにいる時に
どこからともなく飛んできた人が、ちゃっかりアタシの隣で見てたんだけど(^^;。
気持ちはよぉーーーーく分かるけど、こういう場所では
とりあえず自分勝手で常軌を逸した行動は慎んで頂きたいものである。
近くの人がワァーーーッと集まるのはいいとして
2ブロックも3ブロックも離れた
とんでもないとこからスッ飛んで来んなよ、と(笑)。
もとい
小田さん、センターステージ戻り、“そのままの君が好き”。
そして“時に愛は”。
今日はこの“時に愛は”でも、センター席のオーディエンスが
立ったままだったのはなんだかちょっと嬉しかった。
オリジナルに忠実な、分厚いコーラスがとても良い。
“時に愛は”が終わると、小田さんグランドピアノへ。
“東京の空”。
この歌は、ここの詞が好きだな。
(って静岡のレポでも同じ事書いてたけど^^;)。
がんばっても がんばっても うまくゆかない
でも気づかないところで 誰かヾ きっと見てる
(歌詞引用:『東京の空』 作詞・小田和正)
それと、なんと言っても曲の終盤
♪いちばん大切なのは その笑顔〜
の、「そ〜の〜え↑が↑お〜〜」と、いきなり高くなる部分。
アタマの方では「そ〜の〜えが↓お〜↓」と下がってるんだけど
最後の方だけ力強く、高く声を張り上げるとこが好きだ。
“風のようにうたが流れていた”では
途中、感極まったのか(あるいは歌詞がスッポリ抜けたのか?…まさかね^^;)
突然歌わなくなった小田さん。ちょっとドキドキした。
歌い終わると、立ち上がりハンドマイクを掴んで話し始める。
「ここにはまた8月に来ますけれど、
中にはもう今日でオシマイという方もいると思います。
この歳になると、もう気軽に『またね!』とは言えなくなってきますが(笑)
僕も一生懸命やっていきますので、
みんなも頑張って生きてってください」
おぅ、頑張って生きてくよ!。
だから小田さんも長生きして(笑)。
「・・・それじゃ、最後にみんなも一緒に歌ってください」
なんだかもう、この本編ラストの“ダイジョウブ”、
アタシはもうなんとも言えない気持ちで胸が一杯で・・・泣いてしまった。
今思い出してもウルっとくるくらいなんだけど(^^;ゞ。
横浜アリーナ総出でアンコールの手拍子。
アタシもご多分漏れず、アンコールの手拍子をしていたら
目の前で柵を押さえていた警備係のお兄さんが
いきなり、座ったまま上を向いて何かし始めたので
「なんだ(-"-?」と思わず目を向けたら、目薬指してた・・・(爆)。
せめて向こう向いてやってくれればいいのに、
こっち向きで指してるもんだから
彼には申し訳なかったが、Cさんと顔見合わせて爆笑しちゃったよ(^凹^)。
いや、ライブ会場、乾燥してるからね。
気持ちはよーーーく分かるよ、うんうん。
しばらくして、小田さんとバンドのメンバーがステージに。
曲は《お約束》の“またたく星に願いを”。
ノリノリで両手を振ったり、大きく手拍子したり、楽しくて仕方ない。
これだけでも十分なのに、トドメが・・・(笑)。
曲のラスト付近、小田さんがアタシらの目の前のところで立ち止まってくれた!。
それまでいつも通り過ぎちゃってたんだけど、立ち止まってくれた!。
うわ、ちけーーーーっ!!!(≧▽≦)。
小田さんの笑顔にヤラれちまった・・・_| ̄|◯。
不覚だ・・・60のジイ様の笑顔にヤラれてしまうなんて(爆)。
しかしアタシはあの小田さんの笑顔を一生忘れることはないだろう。
最後は、体を仰け反らして、いつもの
「どーーーーーもーーーーー!!」
でシメ。
そして今度はまたテレキャスターを抱えて“Yes-No”。
小田さんも相当ゴキゲンのようで、まだまだ歌い足りないのか
後奏の部分でも
♪き〜みを抱いて〜 い〜ぃの〜
なんてアドリブを入れていた。
ワーーーッと盛り上がった後に、
静かなピアノのイントロが泣かせる“君住む街へ”。
今日も小田さんの
♪ゥオゥオゥオ〜 ゥオゥオゥオーーーーーーーーーーー・・・・
が、横浜アリーナ中の隅々まで響き渡る。
ダァーーーー・・・(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)。
小田さんと、ボンドのメンバーがステージに並んで挨拶し
またステージ背後の非常口に消えていった後も、再びアンコールの嵐。
ま、今日もこれで終わるハズはあるまい。
しかし、なんの曲を演奏するのだろう。
しばらく後、小田さん達がステージに現れた。
グランドピアノの前に座る小田さん。
始まったのは“生まれくる子供たちのために”。
バンド全員参加のコーラスが美しい。
フルコーラスの演奏ではなかったけど、小田さんの
「生まれくる子供たちのために 何を 語ろう・・・」
という台詞も入って大満足。
歌い終わった小田さん、ハンドマイクを握る。
「それじゃ、“今日もどこかで”を
もう1回、みんなも是非一緒に歌ってください」
わーん、もうダメだ。また泣いてしまうではないか(T^T)。
曲の後半、センターの花道に戻ってきた小田さんが
客席に下りるような姿勢をしていたので
付近のオーディエンスがまたワァーーーッと寄っていったのだろう。
すると、小田さんが両手のひらを前に向けて、それを制止するようなポーズ。
(この時の小田さんが「てめーら、来んなよ」って感じでちょっと怖かった^o^;)。
なんなんだ?と思っていたら
花道沿いにいた小学生にマイクを向けて歌わせてあげたのだった。
そっか、それで我も我もと集まってきた大人達を制止してたんだな。
納得。
その小学生の子は、一瞬面食らったみたいだったけど
ちゃんと一生懸命歌っていてとっても微笑ましかった。
なんだか、こういう光景、昔の小田さんからはとても想像できない(笑)。・
曲が終わって・・・
“my home town”、昨日演奏しちゃったし
会場の雰囲気もなんだかイイ感じだし、今日はこれでオワリかな?。
と思っていたら、小田さん再びグランドピアノに。
ここでまた客席から昨日以上に物凄い、怒濤のような歓声が!!!(@o@)。
「こんなに大勢の人が集まってくれて・・・驚いてしまいます。
・・・それでは、我が街・横浜の歌を歌いたいと思います」
“my home town”。
後ろのスクリーンには、小田さんの手元のアップ。
一呼吸置いたあと、
右手の小指〜薬指〜中指〜人差し指・・が軽やかに動いて
♪タリラリラン・・・
とイントロのフレーズを奏でる。
そして、おそらく《御当地紀行》のついでに撮ったと思われる
横浜の港の風景が映し出される。
なんだか意味もなく、横浜生まれの自分が誇らしく思えたりして(^o^;。
最後の曲を歌い終えると、
一人バンドのメンバーとして残っていたキーボードの栗尾さんを
もう一度紹介して、
小田さんも、何度もお辞儀をして、そしてマイクを通さずに
「どうもありがとう」と何度も何度も言いながら帰って行った。
スクリーンには、エンドロールのアニメーション。
ギターと荷物をまとめて、列車に乗って次の街へ向かうアニメの小田さん。
ラストに出てくる文字は、
きっと またいつか
次は・・・夏かな〜。
----------------------------------------------------------------------------------------
《オマケ》
たまたま偶然、ジャストの瞬間を押さえました。
驚きの50万アクセス達成です。
皆様の日頃のご愛顧に、心より感謝いたしますですハイm(_ _)m。
これからも精進していく所存でありますので
『別冊 梅屋千年堂』を温かく見守ってくださいまし。
横浜アリーナ・二日目の巻。
注:呆れるほど長いです!。
ネタバレ指数77
怒濤のライブ週間もいよいよ最終日。
小田和正@横浜アリーナ・二日目である。
今日はCさんと、地元・上大岡駅で17時過ぎに待ち合わせ。
横浜アリーナに到着したのは18時ちょい前だったか。
どうせまたすぐには開場しないだろうと思い、
裏手へ回ってツアートラックを見にいってみることにした。
まず正面玄関の真裏に止まっていたのがこのツアトラ。
なんだか真っ赤っかで消防車みたいである(笑)。
そして、アリーナの駐車場に停めてあったのがこの2台。
ぐるっと一周して戻ってきたら、既に開場していた。
昨日とは打って変わってのスムーズぶり。
しかも昨日はなかった荷物チェックも、今日はちゃんとやっていたし
センター席に入る際のチケットチェックも怠らなかった。
やっぱり昨日は時間がなくて出来なかったのかな。
しかしまぁ、カメラチェックしたところで
みなさんカメラ付き携帯電話は大抵所持しているわけで、
会場内に入ってから、無人のステージを撮影してる人が結構いる。
(だーかーら!!!それもダメなんだってばよ!!!:梅屋千年堂・心の叫び)。
ロビー内での撮影も不可で、
昨日の終演後などは飾ってある花の撮影も厳しく禁止していた。
・・・それだけ厳しくしてんだったら
会場内で開演前に撮影してる人なんかも、
もっともっと注意してもらいたいものだと思った(-_-;。
な〜んかどーもやることが中途半端だ。
本日の座席:センター席3ブロック一桁番台。
実は今日も最前なのだぁ〜(^^;ゞ。
いーんだろうか。2日続けてなんだかバチが当たりそうな座席である。
二日目とあって、今日はそれほど開演時間も押さず
19:05に客電が消え、アニメーションが始まった。
そして後半にさしかかると、ステージ裏の非常口が開いて
バンドのメンバー、続いて小田さん登場。
年の割に(笑)、颯爽とした歩き方がカッコイイ。
今日もいきなりセンターステージへ。
思わず立ち上がるオーディエンス。
むむ・・・なんだか昨日より客席の“温度”が高いみたいだ( ̄ー ̄)。
1曲目は“こころ”。
今日ものっけから後ろ姿の小田さんだけど、
やっぱりモニタを見ずに、あくまでも実物の後ろ姿を見つめる。
小田さんの後ろ姿は、ある時はジジ臭かったかと思えば(^^;
突然少年のような後ろ姿に変容したりと、とっても不思議だ。
あー、それにしても“全部打ち”の手拍子が疲れる・・・ので、裏だけ叩くことにした(笑)。
2曲目“正義は勝つ”。
ま、おそらくセットリストは今日も殆ど変わらんだろうな。
期待できるのはアンコールか。
“愛を止めないで”では、今日もまたハンドマイクで花道を飛び回る。
歩きながらステージ裏の男性客とハイタッチ。
“伝えたいことがあるんだ”を歌い終えると
メインステージに戻ってきてちょっとしたMC。
「どーーもーー!。
昨日に引き続き、横浜に戻ってまいりました!。
昨日は霞んでよく見えなかった人たちも、今日は見えてます!。
料金設定がどうなってるのか分かりませんし
分からない方がいいような気もしますが
そっちの方に届くように一生懸命やりますんで
みんなも一生懸命聴いてください!」
合点承知!(^o^)/。
「バンドを紹介します!。
ドラムス、木村万作。キーボード、栗尾直樹。ベース、有賀啓雄、
いろいろ、木下智明。ギター、稲葉政裕。サックス、園山光博。
(一旦マイクから離れたが、思い出したように戻ってきて)
・・・そしてワタシが小田です(笑)」
いや、多分みんな知ってるから(^^;。
それはそうと、小田さんのバンドのメンバーって
いろいろ担当の木下さん以外、血液型がA型なんだよね(^^;。
血液型で性格がどうこうなんて、本気で思ったことなどないが
なんか頷けてしまうのは何故だろう(笑)。
「それでは次の曲に行きたいと思います!」
という曲紹介で始まったのは“Re”。
この曲のイントロのコーラスを聴いていると
やっぱり小田さんの声ってのは特殊なんだなーと思わされる。
バックでコーラスをつけているバンドの面々の声とは明らかに異質。
余談だが、このイントロ部分の最後の1小節の小田さんの歌い方
♪ウ〜ゥ↑ウ〜ゥ〜↓・・・
とCDとはちょっと違う歌い方になっているところが、なんとも心地良くて好きだ。
“僕らの街で”。
♪僕らは〜なんだか〜急ぎす〜ぎて〜ぇいたぁ〜・・・
のメロディが、なんだか昔懐かしい洋楽っぽくてこれまた心地良い。
そしてイントロの間に、右側の花道のサブステージに移動して
“いつかどこかで”。
昨日はすっかり小田さんに見とれて(笑)チェックをするのを忘れたが
メインステージのスクリーンでは、ちゃんと映画の1シーンが流れていた。
ちなみに、なぎら健壱の顔が映る場面がアタシ的にツボである(笑)。
「今の曲は、僕が初めて作った映画の挿入歌で
タイトルも映画と同じ『いつかどこかで』というんですが
主題曲は別にありまして・・・
♪あなたを〜 愛している〜 みたいな感じのなんですけどね。
最初の映画を作って、次も作らなくちゃ作らなくちゃと思っていて
結局次の映画を作ったのはそれから7年も後でした。
その最後に作った時から、今年でもう10年になるんですけどね。
『えぇ〜?!』って思ってる人もいると思いますけど・・・早いんですよ(笑)」
「映画を作ったことで、音楽だけをやっていたのでは
絶対に起こり得ないような出会いがあって、
負け惜しみでもなんでもなく、僕は映画やって本当に良かったなと思っています」
で、ここで話していたんだかちょっと記憶が曖昧なんだけど
今日もまたまた、飛び交う声援に対して毒を吐く(笑)。
ホントは声援がなかったらそれはそれで寂しいクセに(小声^^;)。
「昨日も話しましたが、
僕はコンサートへ行って誰かの名前を呼んだりしたことはないので
今ここでこうやって僕の名前を呼んでいる人の気持ちが理解できません。
・・・でも、昨日解明しました!。
そうやって呼ぶとオレがそっちを見るからなんだよな。
(調子に乗って、あちこちから「小田さーん!」の声)
あー、ハイ。あー、ハイハイ。どーもどーも。
いっぺんに言われるとどっち向いたらいいか分かんなくなるんで(笑)」
「僕はよく雨上がりの空を上げて
♪雨上が〜りの〜 空を見〜ていた〜・・・なんて歌いながら
あぁ、オレの他にも誰か今こんな風に歌ってるヤツがいるのかな
なんて思ったりしてるんですけどねー・・・」
「歳を取るとね、なんだかいっぱい喋りたくなっちゃうんですよ(笑)。
でも我慢して歌に行きたいと思います」
こんなMCから“たしかなこと”なんだけど、
このMCで、トークから、突然♪雨上が〜りの〜と歌に入った時の
スイッチの切替が凄かった(@o@)。
鼻歌っぽく軽く歌った感じではあったけど
明らかに喋ってるノドとは別のとこから出てるのがハッキリ判った。
ほんの一瞬の出来事だったけど、おおっ!と思った。
そして、またセンターステージへ移動。
稲葉さんと並んで椅子に腰掛ける。
「こんなこと言っていいのか知らんけど・・・
自分だったらこんなに大きな会場のコンサートは観に来ません(笑)。
それで、どうしてあっちこっちに花道作ってやってるかってーと
横浜アリーナ・・・広いけど・・・意外と近いじゃん?
という風にみんなに感じてもらいたくてやってるんですよ」
ありがと〜、小田さん(T^T)。
ま、言わなくても分かってるけど。
「ここでは古い曲をやろうと思ってますが・・・
(客席から拍手)
古い曲で拍手が来るということは、古い歌が聴きたいっちゅーことなんだな?。
だったら古い曲だけやってようかとも思いますが
そればっかりでも多分困ると思うんで・・・(笑)。
『なんであの曲やんないのかしら』なんつってね」
「一番最初のアルバムが出た時は嬉しかったですね。
どんなジャケットになるだろう?とかね。
僕らにはそういうことに口を挟む権限はありませんでしたから。
あぁ〜、こういう感じにしたのか〜なんてね。
どうですか?あのジャケット。
なんかメルヘンな感じですけど・・・」
(参考:これがその、最初のアルバム)
「それでは、そのアルバムの中から
“地球は狭くなりました”」
歌い終わって再びMC。
「えーーー・・・(とMCネタメモを見つめる)
・・・・・(長い沈黙)・・・・
・・・・・・(まだメモを見つめる小田さん)・・・・・(沈黙続く)・・・
・・・(客席からはクスクス笑い・・・)・・・
ハイ。選別しました(笑)」
「若い時はね、野望ということではないんだけど
何か今までに誰も聴いたことのないような曲を作ってやろう
みたいな気持ちで作ってましたね。
今はどうかと言うと、出来るだけいい曲を書こうと思ってますけどね。
自分が感動出来る曲は、きっとみんなも感動してくれるんじゃないかと
思ってやっています」
客席から拍手。
そうか、小田さんでも自分で自分の歌に感動するんだ。
「でも、どうですか。
誰も聴いたことのないような曲、聴いてみたいと思いませんか?。
なんだかとてつもないメロディになりそうな、ねぇ・・・」
「2枚目のアルバムが『この道をゆけば』というタイトルなんですが・・・
なんだかレコード出しても売れねぇし、周りはどんどん売れてくし、
そんな思いもあって『この道をゆけば』というタイトルにしたんですが
レコード会社の方で、頼みもしないのに
『GOING MY WAY・ROUND2』とか・・・(付けやがって・・・←勝手に補足(笑))。
『この道をゆけば』を『GOING MY WAY』ってするその感覚がねぇ・・・
ちょっと違うでしょ?。そこが分かんねぇってのがねぇ・・・」
「それで、このアルバムにどんな曲が入ってたか、思い出そうとしたんですが
どうもあんまりよく思い出せなくて・・・まぁ調べればいいんですが、
そのまま『どんなんだっけなぁ』ってしとくのもいいかなと。
・・・“別れの情景”なんつー、今見ると赤面するようなのがありましたね。
しかも“別れの情景”I、II、なんてねー。
♪僕にとってほんのささいな〜・・・みたいな感じで・・・
IだかIIだか忘れましたけど(笑)」
「そういえば、最初に『僕の贈りもの』の話をした時に
拍手が来たら、この曲をみんなで歌おうと思っていたんですが
今日は拍手がなかったもんで・・・(^^;。
でも、せっかくですから歌いませんか。ねぇ」
と、いうことで今日はワンコーラスのみ“僕の贈りもの”。
「やっぱりね、こうやってみんなの声を聴くっていうのはいいんですよ(笑)。
・・・3枚目のアルバムが『ワインの匂い』というアルバムで。
これは時間をかけさせてもらいましたねー。
それではその『ワインの匂い』といアルバムから、“愛の唄”」
う〜ん、毎度毎度くどいようだがいい歌だ。
またアレンジがオリジナルに近いところがいいんだよな。
2番の追っ掛けコーラスなんてたまらない。
さて、“愛の唄”を歌い終えると、稲葉さんはメインステージに戻り
小田さんは立ち上がってアコギからテレキャスターに持ち替える。
「今までいろんな曲を作りましたが、
曲のイメージがある場合と、ない場合とがありまして
イメージがある時はそれに向かっていけばいいんですけど
イメージがない時っつーのは、大抵難航しますね。
この歌は、何もイメージがないところから作りました」
ということで“さよなら”。
今日もバスドラの音がズンズンと内臓に響く。
しかし1日経過して、耳が慣れたのか?昨日ほどの衝撃は感じなかった。
そしてまたいつものパターンで、今度は左側のサブステージに移動。
いつの間にかエレピがセットされている。
「これまでタイアップで曲を作ってきたりもしました。
“タイアップ”・・・いやらしい言葉ですねぇ(笑)。
・・・若い頃に、あの!NHKから、あの、大NHKから
『みんなのうた』の曲を作ってくれという話がありまして。
お、NHKかぁ〜、『みんなのうた』かぁ〜なんて思いながら
作った曲が“老人のつぶやき”。
・・・というか“老人の秘め事”というちょっといかがわしい感じで・・・」
「(ピアノを鳴らしながら・・・)
♪大空へ 海へ ふるさとへ〜・・・って帰って行っちゃうんですけどね(笑)。
♪わた〜しの〜 好きだぁった〜 あの〜人〜も今では〜
もぉお 死んでしまぁったかしら〜・・・
(↑ここで客席から笑いが・・・^^;)
あ、なんでここで笑いが起こるかなー?。
ここで笑うってことは(オリジナルの曲を)知らないんだな?。
まぁ、これは見事にボツになりましたけど(笑)」
「タイアップを依頼してくる方っていうのは
小田さんなら・・・というか小田だったらこういう感じで作ってくれるだろうという
期待があって頼んでくるんだと思うんですが
こっちがこんな感じで作ってやろうって思うのと
向こうが期待しているものが合った時に、
やっぱり良い結果が生まれますね。」
「これは、元々あった曲を使ってもらったんですが
この曲のお陰で僕のことを知ってくれた人も
多かったんじゃないかと思います」
と、歌い始めたのが“言葉にできない”。
大好きな曲の一つだけど、やっぱりオフコース時代の歌い方の方がアタシは好きだ。
今は割と譜割を無視して、自由に、気持ちにまかせて歌ってる感じだけど
アタシとしてはキッチリ歌って欲しい(笑)。
それに、最後の
♪Uh〜Uh〜Uh〜Uhーーーーーーーーーーーーーー・・・・
を、今は一息で歌わないのでそれがちょっと不満。
(これ一息で歌うの、きっとかなりキツいからなんだろうけど)。
「それじゃ、このツアーのタイトルにもなっている
“今日もどこかで”を聴いてください」
“今日もどこかで”が終わると、前半終了。
小田さん及び、バンドのみなさんはステージを下りる。
間髪入れずにスクリーンに小田さんの姿が現れる。
《御当地紀行》である。
「ハイ!、御当地紀行二日目は天候にも恵まれまして、
ヒジョ〜にいい天気であります。
それでは早速行ってみたいと、お〜もいます!」
山下公園を歩く小田さん。
「新装オープンしたという、氷川丸に行ってみたいと思います。
(入り口に入っていく・・・)
・・・あ、受付に綺麗なお姉さんがいるじゃないですか(*^^*)」
しばらくするとその綺麗なお姉さん、小田さんを追いかけてきて
「ファンなんですぅ〜。頑張ってください!」
と握手を求めてきた。
「ファンなんです〜って。よかったよかった。
撮影禁止ですって云われるのかと思った」
小田さんもヨカッタねぇ。綺麗なお姉さんと握手が出来て(笑)。
船内を見て回る小田さん。
「一等社交室・・・ここでナンパした人もいたんでしょうか。
妙齢の婦人に、『どうも、初めまして』・・・なんつって園山みたいのが・・・」
なんでいきなり園山さんの名前が(^^;。
「三等客室・・・ここは・・・あぁ〜、こういうことかなるほど。
二段ベッドです。なるほど〜・・・」
何故か妙に納得する小田さん。
しかし、氷川丸面白そうだなぁ。アタシも近々行って見よ。
今度はデッキに佇み、
「夜なんかはここへ出てきて・・・いいでしょうね。
妙齢の婦人と会話したりなんかして・・・『どうも』なんか言いながら」
ヤケに“妙齢の婦人”に拘る小田和正60歳・・・(^^;。
氷川丸を出て山下公園を歩いていると、オバチャンが声を掛けてくる。
「知り合いに大ファンがいるんで、自慢します!」
とカメラ付き携帯で記念撮影。
小田さん、その場を去りながら・・・
「知り合いが大ファンなんだな・・・自分は違うんだな・・・」
お次は場所を変えて中華街。物凄い日差しだ。
「ハイ、い〜よいよ本格的に晴れてまいりました。
お約束の中華街にやってまいりました!。
ここで江戸清の中華まんを・・・と行きたいところなんですが
今日は別のお店に行ってみたいと思います!」
向かった先は皇朝。
あ〜、ここの肉まん、アタシ大好きなんだよね〜。
大きさも丁度いい感じで、中の具もジューシーでさ・・・。
ところが・・・
「それでは、さっそく食べてみたいと思います・・・。
・・・悪くはありませんが、江戸清の方が旨いような気がします」
と、ちょっと小田さんの口には合わなかった模様(-_-;。
お次は山手。
「さて、ブラフカフェにやってきてしまいました。
ここは『どんど晴れ』に出てきたケーキ屋さんだと思うのですが・・・
はっきり判らないのでちょっと検証してみましょう。
(と、『どんど晴れ』で主人公の夏美がケーキを作っているシーン)
・・・間違いなくここのようです。
それではお茶をしに入ってみましょう。
(そしてすぐ出てくる)
お茶の時間は終わってしまったそうです」
昨日の喜久屋といい、ツイてないね。
しかし、こういうところで芸能人だからと言って
特別扱いされない小田さんを見るのがまた楽しい(笑)。
ここで一気に移動。
「ハイ、次は金沢動物公園にやってまいりました!。
うわっ、いっぱいいるじゃん!。カンガルーが。
これだけいっぱいいたら楽しいだろうね。
・・・《声を掛ける時は小さな声でお願いします》か・・・
(カンガルーに小声で声を掛ける)
どーもー・・・(カンガルー無視)
どーもーー・・・(やはりカンガルー無視)
どーもーー・・・!!!(どうしてもカンガルー無反応)。
・・・ダメか。・・・ダメみたいです(笑)」
園内を歩いていると、体操着姿の女子中学生のグループと遭遇。
「君ら、遠足かい?。どっから来たの?。静岡?。
ズーラシアへは行かないの?」
後ずさってめっちゃ警戒する女子中学生・・・(^^;。
「今日はズーラシアはお休みです・・・」
「あ、そーなんだ〜」
コアラ舎にて
「あれ、剥製置いといても絶対わかんねぇな・・・」
確かに。アタシもあそこのコアラを見にいったことがあるが
剥製どころか、使い古した雑巾を丸めて
木の股に置いておいてもワカラナイかも・・・と思った。
そこへ先程の“警戒する女子中学生”が戻ってきて記念撮影。
「かわいい少女達と触れ合うことが出来ました!」
ヨカッタヨカッタ。
お次は、同じ敷地内にある、ローラー式の滑り台に。
「横浜で二番目に長い滑り台があるというので、滑ってみたいと思います」
えええええーーーーマジ?!?!(爆)。
「ヒャーーー!!!(^o^;」
などと言いながらゴロゴロと滑っていく小田さん。
「調子に乗って滑っていたら・・・お尻がビショビショになってしまいました!」
と、後ろを振り返ると、小田さんまるでおもらししたみたいにお尻がビチョビチョ(^^;。
もー!おじいちゃんたら!ダメじゃないのっ!(超小声)。
さすがに着替えは持っていなかったらしく、
上着を腰に巻いて、ビチョビチョのお尻を隠し(笑)
そのまま野島公園へ。
「野島公園にやってまいりました。
おっ、ヤングな諸君が・・・。
(なにやら部活のトレーニング中の学生を掴まえて)
・・・君らは何部なの?」
「陸上部です」
「陸上か〜。
(走り去る学生の後ろ姿を見つめ・・・)
おおおーっ!!飛ぶように走っていきます!(@o@)。
こんな感じで走ってたなー(と、高校生の真似をして突っ走る)」
いつもステージの上を走ってる時は、あんまり足が高く上がっていないので
あぁトレーニングはしててもやっぱり小田さんも歳取ってんだよなぁ・・・
などと失礼極まりないことを思っていたんだけど
ここでの小田さんの走りっぷりと来たら!!!。
蹴り上げた足がちゃんと腿の裏面に当たるくらい
見事に足が上がっているではないか!!!(@o@)(@o@)(@o@)。
いやーーーっ、カッチョよかった!。
「いやー、高校生と同じように走ったら、あっと言う間に着いてしまいました!。
勉強になりました!。走るっていうのはこういうことを言うんだな」
そして最後は展望台のようなところに佇み
「一度来た場所をもう一度訪れるというのは、いいことですね!」
と、感慨深げ。
「さて!、如何だったでしょうか!。
御当地紀行、最後は結局自分の生まれた場所へ戻ってきてし〜まいました。
それでは、コンサートも後半です!。最後まで張〜り切っていきましょー!」
と、始まったのは“NEXTのテーマ〜僕らがいた”。
間奏はピアニカで、園山さんが演奏する。
これだけ大きなコンサートで、
ピアニカという素朴な楽器が登場するところがちょっと面白い。
同じような音を、いくらでもシンセサイザーで作り出せると思うのだけど
敢えてアナログな楽器を使うところが、一層懐かしさを誘う。
木村さんの勢いのあるカウントから“もっと近くに”。
昨日はイントロと共に勢いよく立ち上がったアタシだったが
後ろの人たちは結構そのまま座って眺めていた。
そんなことは構わず、今日もバッ!と立ち上がって
ふと後ろを振り返ったら、今日は他の人も立ち上がっていた。
おおお〜、やっぱり昨日よりも“温度”が高いぜ今日のセンター席!。
“ラブストーリーは突然に”では
例によってハンドマイクで飛び回り、オンステージシートや
ステージ背面の男性客を掴まえては、マイクを向けて歌わせる。
マイクを向けられた人は、臆することなく歌うからこれまたスゴイ。
まぁ小田さんもテンション高そうな人を瞬間的に選別してるんだろうな。
そして、花道右側のサブステージに移動して“キラキラ”。
昨日は大変なコトになってしまったけど、さぁ今日はどうする?。
と、思っていたら、おっさん、またスタンド席に突入!!!(^o^;。
あー、またやっちゃったよ(^^;。
昨日は「明日は控える」って言ってたのに(笑)。
でも、今日はスタンドの中程よりちょっと上の方でストップし、そこから引き返してきた。
しかし、右側行ったら左側も行かないわけにはいかないので
反対側の花道に移動して、今度は左側のスタンドにも突入!。
(ホント、まさに“突入”という感じなのだ^o^;)。
小田さんがスタンド席に入っていくと、
その付近のオーディエンス達がワァーーーッ!と集まってくる。
そして小田さんが帰って行くと、
まるで潮が引くようにサササァーーーッ!とみんな自分の席に帰って行く。
どーでもいいのだが、中にはとんでもなく遠い席からやってきて
とんでもなく遠い席に帰って行く人がいたりして
そーゆーのはどーなのよ?という気持ちがした。
昨日も、アンコールかなんかで小田さんがメインステージにいる時に
どこからともなく飛んできた人が、ちゃっかりアタシの隣で見てたんだけど(^^;。
気持ちはよぉーーーーく分かるけど、こういう場所では
とりあえず自分勝手で常軌を逸した行動は慎んで頂きたいものである。
近くの人がワァーーーッと集まるのはいいとして
2ブロックも3ブロックも離れた
とんでもないとこからスッ飛んで来んなよ、と(笑)。
もとい
小田さん、センターステージ戻り、“そのままの君が好き”。
そして“時に愛は”。
今日はこの“時に愛は”でも、センター席のオーディエンスが
立ったままだったのはなんだかちょっと嬉しかった。
オリジナルに忠実な、分厚いコーラスがとても良い。
“時に愛は”が終わると、小田さんグランドピアノへ。
“東京の空”。
この歌は、ここの詞が好きだな。
(って静岡のレポでも同じ事書いてたけど^^;)。
がんばっても がんばっても うまくゆかない
でも気づかないところで 誰かヾ きっと見てる
(歌詞引用:『東京の空』 作詞・小田和正)
それと、なんと言っても曲の終盤
♪いちばん大切なのは その笑顔〜
の、「そ〜の〜え↑が↑お〜〜」と、いきなり高くなる部分。
アタマの方では「そ〜の〜えが↓お〜↓」と下がってるんだけど
最後の方だけ力強く、高く声を張り上げるとこが好きだ。
“風のようにうたが流れていた”では
途中、感極まったのか(あるいは歌詞がスッポリ抜けたのか?…まさかね^^;)
突然歌わなくなった小田さん。ちょっとドキドキした。
歌い終わると、立ち上がりハンドマイクを掴んで話し始める。
「ここにはまた8月に来ますけれど、
中にはもう今日でオシマイという方もいると思います。
この歳になると、もう気軽に『またね!』とは言えなくなってきますが(笑)
僕も一生懸命やっていきますので、
みんなも頑張って生きてってください」
おぅ、頑張って生きてくよ!。
だから小田さんも長生きして(笑)。
「・・・それじゃ、最後にみんなも一緒に歌ってください」
なんだかもう、この本編ラストの“ダイジョウブ”、
アタシはもうなんとも言えない気持ちで胸が一杯で・・・泣いてしまった。
今思い出してもウルっとくるくらいなんだけど(^^;ゞ。
横浜アリーナ総出でアンコールの手拍子。
アタシもご多分漏れず、アンコールの手拍子をしていたら
目の前で柵を押さえていた警備係のお兄さんが
いきなり、座ったまま上を向いて何かし始めたので
「なんだ(-"-?」と思わず目を向けたら、目薬指してた・・・(爆)。
せめて向こう向いてやってくれればいいのに、
こっち向きで指してるもんだから
彼には申し訳なかったが、Cさんと顔見合わせて爆笑しちゃったよ(^凹^)。
いや、ライブ会場、乾燥してるからね。
気持ちはよーーーく分かるよ、うんうん。
しばらくして、小田さんとバンドのメンバーがステージに。
曲は《お約束》の“またたく星に願いを”。
ノリノリで両手を振ったり、大きく手拍子したり、楽しくて仕方ない。
これだけでも十分なのに、トドメが・・・(笑)。
曲のラスト付近、小田さんがアタシらの目の前のところで立ち止まってくれた!。
それまでいつも通り過ぎちゃってたんだけど、立ち止まってくれた!。
うわ、ちけーーーーっ!!!(≧▽≦)。
小田さんの笑顔にヤラれちまった・・・_| ̄|◯。
不覚だ・・・60のジイ様の笑顔にヤラれてしまうなんて(爆)。
しかしアタシはあの小田さんの笑顔を一生忘れることはないだろう。
最後は、体を仰け反らして、いつもの
「どーーーーーもーーーーー!!」
でシメ。
そして今度はまたテレキャスターを抱えて“Yes-No”。
小田さんも相当ゴキゲンのようで、まだまだ歌い足りないのか
後奏の部分でも
♪き〜みを抱いて〜 い〜ぃの〜
なんてアドリブを入れていた。
ワーーーッと盛り上がった後に、
静かなピアノのイントロが泣かせる“君住む街へ”。
今日も小田さんの
♪ゥオゥオゥオ〜 ゥオゥオゥオーーーーーーーーーーー・・・・
が、横浜アリーナ中の隅々まで響き渡る。
ダァーーーー・・・(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)。
小田さんと、ボンドのメンバーがステージに並んで挨拶し
またステージ背後の非常口に消えていった後も、再びアンコールの嵐。
ま、今日もこれで終わるハズはあるまい。
しかし、なんの曲を演奏するのだろう。
しばらく後、小田さん達がステージに現れた。
グランドピアノの前に座る小田さん。
始まったのは“生まれくる子供たちのために”。
バンド全員参加のコーラスが美しい。
フルコーラスの演奏ではなかったけど、小田さんの
「生まれくる子供たちのために 何を 語ろう・・・」
という台詞も入って大満足。
歌い終わった小田さん、ハンドマイクを握る。
「それじゃ、“今日もどこかで”を
もう1回、みんなも是非一緒に歌ってください」
わーん、もうダメだ。また泣いてしまうではないか(T^T)。
曲の後半、センターの花道に戻ってきた小田さんが
客席に下りるような姿勢をしていたので
付近のオーディエンスがまたワァーーーッと寄っていったのだろう。
すると、小田さんが両手のひらを前に向けて、それを制止するようなポーズ。
(この時の小田さんが「てめーら、来んなよ」って感じでちょっと怖かった^o^;)。
なんなんだ?と思っていたら
花道沿いにいた小学生にマイクを向けて歌わせてあげたのだった。
そっか、それで我も我もと集まってきた大人達を制止してたんだな。
納得。
その小学生の子は、一瞬面食らったみたいだったけど
ちゃんと一生懸命歌っていてとっても微笑ましかった。
なんだか、こういう光景、昔の小田さんからはとても想像できない(笑)。・
曲が終わって・・・
“my home town”、昨日演奏しちゃったし
会場の雰囲気もなんだかイイ感じだし、今日はこれでオワリかな?。
と思っていたら、小田さん再びグランドピアノに。
ここでまた客席から昨日以上に物凄い、怒濤のような歓声が!!!(@o@)。
「こんなに大勢の人が集まってくれて・・・驚いてしまいます。
・・・それでは、我が街・横浜の歌を歌いたいと思います」
“my home town”。
後ろのスクリーンには、小田さんの手元のアップ。
一呼吸置いたあと、
右手の小指〜薬指〜中指〜人差し指・・が軽やかに動いて
♪タリラリラン・・・
とイントロのフレーズを奏でる。
そして、おそらく《御当地紀行》のついでに撮ったと思われる
横浜の港の風景が映し出される。
なんだか意味もなく、横浜生まれの自分が誇らしく思えたりして(^o^;。
最後の曲を歌い終えると、
一人バンドのメンバーとして残っていたキーボードの栗尾さんを
もう一度紹介して、
小田さんも、何度もお辞儀をして、そしてマイクを通さずに
「どうもありがとう」と何度も何度も言いながら帰って行った。
スクリーンには、エンドロールのアニメーション。
ギターと荷物をまとめて、列車に乗って次の街へ向かうアニメの小田さん。
ラストに出てくる文字は、
きっと またいつか
次は・・・夏かな〜。
----------------------------------------------------------------------------------------
《オマケ》
たまたま偶然、ジャストの瞬間を押さえました。
驚きの50万アクセス達成です。
皆様の日頃のご愛顧に、心より感謝いたしますですハイm(_ _)m。
これからも精進していく所存でありますので
『別冊 梅屋千年堂』を温かく見守ってくださいまし。
2008-05-22 22:09
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はじめまして。いつもこっそり楽しませてもらっています。
アルフィーと運命的な出会いをしてしまう直前まで、オフコースが大好きでした。
(小田さんの作る歌、限定なのですが・・・(^^;)
小田さんのLIVE、オフコースの頃の歌をたくさん歌っていてくれているんですね。
こんなにお話もしてくれるなんてとても以外で、ステージを走り、客席に飛び込んでいく小田さん。
読んでいてとても感動してしまいました。
一度はLIVEに行ってみたいな~と思いながらも、
どうしてもアルフィーに向いてしまってなかなか機会がないままでいます。
この夏は小田さんに・・・なんて思っていたのですが、
王子ソロ!ですものね。やっぱりなかなかその機会を与えてはくれないようです。
このレポを読んで、久しぶりにオフコースの曲を聴いてみたくなりました。
NHK前にオフコース・モードになってしまったら・・・(苦笑)・・・ですね(^^;
これからも、こっそり楽しませてくださいね。
by ワイン (2008-05-24 00:06)
>ワインさん
初めまして。ようこそいらっしゃいました♪。
ここ最近の(と言っても前回のツアーも3年前ですが)
小田さんのライブはとっても面白いですよ。
オフコース全盛時代、20数年後に小田さんが一人で
こんなにも笑顔に溢れたライブを展開していることなど、
誰も予測出来なかったでしょう。
ワインさんがどちらにお住まいなのか分かりませんが
幸が不幸か(笑)、王子ソロと小田さんのライブの日程は
かぶっていませんので、機会があったら是非足を運んで欲しいです。
昔オフコースが大好きでらしたのなら尚更今のツアーはオススメです。
アルフィー以上にチケットを取るのが大変ではありますが・・・(^^;。
これからも、こっそりとでも堂々とでも(笑)、
気軽にコメントしてってくださいね。
by 梅屋千年堂 (2008-05-24 00:19)
↑不覚にもレポでもらい泣きしてしまいました(きゃ~!照)。
私もやっぱり聴いて元気をもらえる歌が好きです♪
私がイントロだけで泣いてしまうのはTHE ALFEEの「夢よ急げ」でしょうか。
10年ぶりにライブ参加して聴いたとき、
観客が♪い~くつもの~ と合唱するところで、
この34年間、メンバーと観客が互いに
励ましあって生きてきた歴史の重みを感じます(><)。
by くろべえ (2008-05-24 00:27)
>くろべえさん
こんな長大なレポを読んで、しかも貰い泣きまでしてくださって(笑)
どうもありがとうございますm(_ _)m。
イントロ秒殺ソング、アタシもたくさんあります。
小田さんで言うなら“君住む街で”や“大好きな君に”・・・
アルフィーで言うなら、“夜明けのLANDING BAHN”、“哀しみの泉”
“TIME AND TIDE”などなど・・・。
おー、ダメだ。イントロを思い浮かべただけでウルっと・・・(^^;。
くろべえさん同様“夢よ急げ”の♪い〜くつもぉの〜・・・も
しょっちゅう歌いながらウルッと来ています。
歳を取るとあちこち緩んで困ります(爆)。
音楽が人に与えるエネルギーはスゴイですね!。
by 梅屋千年堂 (2008-05-24 00:58)
いやぁ、二日間お疲れ、というか、チョー楽しかったね。
未だ余韻に浸り、パンフを隅から隅まで読んだりしてます。
8月の横浜まで、どうするよ??
たまにはカフェでも行くかね。
アルフィー"TIME AND TAIDO"まだ歌ってんのね~
なんだか懐かしいぞ。
アルフィー聞いてたの高校卒業までなんで、もう20年以上前じゃんね。
小田さんも40年近く前の曲歌ってんだから、別に普通か・・・
by ちゃあ~ (2008-05-24 11:12)
すんません。スペル間違えました。
ローマ字モードで打ってたから、TAIDOになっちゃった(泣
”TIDE”でよろしく。
by ちゃあ~ (2008-05-24 11:14)
>ちゃあ〜さん
あー、アタシもパンフまだ途中だよ。読まねばっ(^o^;。
根本要んとこでストップしてる(笑)。
アルフィーが“TIME AND TIDE”を最後に演ったのは
一昨年の夏イベが最後かな〜。
今聴いても色褪せた感じはないよ。
マジで8月までどーしようね。
カフェには行こう!そのうち。
by 梅屋千年堂 (2008-05-24 12:49)
今週もただいまぁ~。
梅ちゃん、すっごいねぇ(@_@;)・・・怒涛のライブ週間・・・!!!。
広島のすぐ後に小田さんとは!恐れ入りました<m(__)m>(笑)。
そう言えば、秋にこちらで小田さんのライブがあるらしいんだけど、
K嬢がお友達にチケットを取ってもらって、ライブに行くって言ってたよ。
高校生の頃、チューリップのライブには行ったけど、オフコースや
小田さんはまだ未経験だなぁ。
梅ちゃんのレポ読んでると、楽しそうだから行ってみたくなっちゃうよ。
あっ、そうそう!王子の横浜ライブに参加のお許しをいただいたので、
最終日だけだけど参加できることになったよ!!!。
ホテルももう押さえてもらったし(^o^)・・・っと喜んでいるがチケットが
取れればの話しなんだよねっ(^_^;)。
どうかチケットが取れますように!!!。っと祈りつつ・・・今週はこの辺で。
また来週(^^)/~~~。
by ともちゃん (2008-05-24 22:35)
怒涛のライブ週間ファイナル!! お疲れさまでした
えっ? また最前列ーー!
ちょっとだけムカついてしまいました ごっ ごめんなさい冗談ですー(汗)
小田さんの後ろ姿 ほんとー 私も同じことを考えながら見てました
ある時は少年 ある時は・・・・・・・
ステージによじ登る時の うしろ姿なんて、ほんと 大丈夫?って
思うくらい かわいい時があります じじー臭くて
そうかと思えば 唄いあげた時の ふっと目線を上げるあの眼差しなんて
30代の頃のままで かっちょえー!!)
(60のじい様にヤラれてしまうなんて。。。 私も歳をとったなあ~)
なんかへそまがりなこと言ってみたり 毒を吐いたり そんなこと言いながらも
実は 小田さんって 素直にファンのことが大好きだったりして?
そんな暖かさを感じます
今回のツアーの内容にしても 満足 これ以上ない内容だし!!!
ほんとに 一生懸命がんばってくれてますよね。
最後になりましたが 50万ヒット!!おめでとうございます
これからも時々おじゃましますので 宜しくお願いします
by k-子 (2008-05-24 22:38)
>ともちゃん
いやー、自分でも無謀だと思ったよこの8日間は。
ま、無事終わってヨカッタです(^^;。
小田さんのライブは楽しいよ。またアルフィーとは違った楽しさだけど。
K嬢秋の福岡に行くんだ・・・ってそれ小田さんのバースデーライブでは?!。
いいなー、きっと何かスペシャルなことがあるかもよ???
と、お伝えください(笑)。
横浜来られるんだね!ヽ(^。^)丿。待ってるよ〜。
>K-子さん
すっ・・・すいませぇ〜〜〜ん(^^;。
ホント、我ながら「いーんだろうか、こんな夢のような席・・・」という感じでした。
でも、結構小田さんとぉーーーーーくに行っちゃって
正直ちょっと寂しい時もありました。
って、こんなこと云うと贅沢な!ってまたムカつかれちゃいますね(^^;ゞ。
ホントに小田さんはオソルベキ60歳です。
あんまり年齢のことばかり言うのもどうかとは思いますが
やっぱりこの人はスゴイ!!!と思わずにはいられません。
何をするにも一生懸命な姿は、尊敬に値します。
なんだかいつの間にか50万行きました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m。
by 梅屋千年堂 (2008-05-24 22:58)
こんばんは。
超大作のレポですね〜〜、いつもながらスゴイです。
私が音楽を聴くようになったきっかけが
オフコースだったので、小田さんの声は好きなんですよ。
いつか、コンサートにも行ってみたいと思ってます(^^)
小田さんのライブでの姿を見ると(テレビなどで^^;;)
アルフィーのメンバーも、まだまだイケルな。と思ったりします(笑)
by ゆきもも (2008-05-24 23:34)
超大作読ませていただきました。内容が面白く興味を引くので「長い」とは感じませんよ。
いつもですが読んでる内にオフコースを含めて小田さんの曲は有名どころしか知らないのに、なんだか曲を知っている気分になってきて…。
いま誰かに「小田さんのライブがさぁ〜」と話しかけられたら、「そうそう、この間の横浜が…」といってもいないのに話し出しそうな自分がいます。
by きゅう (2008-05-24 23:54)
>ゆきももさん
アルフィーのレポだったら、本編とアンコールと分けるんですが
小田さんの場合アンコールが短いので
(もちろんアルフィーと比較して、ですが^^;)
一緒にしたらこんなになっちゃいました(・o・)。
アルフィーの前にオフコースを聴いていたという方は多いですね。
いろんな面でどこか共通するところがあるのかも知れませんね。
アルフィーの場合、小田さんのようにストイックに
厳しいトレーニングなどは積んでいなさそうですが(笑)
それでもあれだけ元気ってことは、小田さん以上にイケそうな気がします。
オソルベシ・・・。
>きゅうさん
小田さんが言ったりやったりしたことを中心に書いてるだけなので
意外に“読める”のかも・・・(^^;。
アタシの感想なんかがこれ以上多かったら
多分読んでてイヤになると思います(^^;ゞ。
きゅうさんも、ここを読んだだけで行った気にならず(笑)、
是非是非小田さんのライブに足を運んでみてくださいませ。
そして、小田さんの“毒”に一度やられてみてください(^^;。
(もっとラクにチケットが入手出来ればいいんですけどね〜・・・)。
by 梅屋千年堂 (2008-05-25 00:53)
はじめまして、偶然おじゃましました。見事なレポートありがとうございます。
横浜一日目に仕事関係の方から頂いたチケットで半分お付き合いの気分で行ったんですが(ばかものっ)、
素晴らしいステージに一気にファンになりました。
翌日にはオフコースも含めてCDを買いこんで毎日聴いているのですが、
コンサートのときは曲もあまり知らなかったので何を演奏したのかもわからなくて。。
梅屋千年堂さんの詳細レポートのおかげで曲がわかっただけでなくもう一度体感したような気分です。
二日目も読んでいて映像が目に浮かぶようです(ご当地紀行には大笑い)。
すごいなー。ほんと、ありがとうございました。
またこっそりおじゃまさせてくださいませ^^
by なお (2008-05-31 19:39)
>なおさん
初めまして。ようこそいらっしゃいました♪。
お付き合いのつもりで行ったのに・・・ハマりましたか(笑)。
こうして未だにどんどん新しいファンが増えていくというのも
小田さんのスゴイところですよね。
オフコースも小田さんもアルバムたくさん出してますから
揃えていくのも大変だと思いますが
素敵な曲がいっぱいありますので、是非いろいろ聴いてみてくださいね。
小田さんライブレポートは8月までないかも知れませんが
(ホントはその前にどこか行きたいのですがいかんせんチケットが・・・)
また時々遊びに来てくださいね。
by 梅屋千年堂 (2008-05-31 21:04)
昨日 定時に仕事が終わったので(#^.^#) まだ明るかったし
ちょっと遠回りして城公園駅から帰りました
城ホール 裏側の駐車場に 止ってましたよー!!
「消防車ツアトラ」 (^_-)-☆
ここで見せてもらった あの消防車がわが町にやってきたー
童心にかえって嬉しかったです(#^.^#)
申し遅れました(^^♪
Kー子=秘書です
by k-子 (2008-06-07 10:56)
>K-子さん
いよいよ今日から城ホール2daysですね。
今頃はリハ中でしょうか。
どうですか、まるで消防車だったでしょう?(笑)。
なんでこんな色なんでしょうかね(^^;。
でも、高速なんかを走っているときは
他の車を威嚇できそうです(爆)。
あっ!!!“秘書”さんでらしたんですねー!。
アタシの中でちっとも結びついておりませんでした。
重ね重ね失礼いたしましたm(_ _)m。
by 梅屋千年堂 (2008-06-07 14:48)
初めまして!friendlyと申します。
トラックバックもさせていただいのですが、
リンクや引用もさせていただきました。
事後報告で申し訳ありません・・・
もし不都合があれば、削除しますので、
おっしゃってくださいね。
同じ小田和正、小田さんと呼ばせてもらいます。
オフコースからのファンとしては、ライブレポ楽しく読ませてもらいました!
高校の頃、武道館ライブに行ったと言うと、年がばれてしまいますが・・・
「クリスマスの約束」を見て、最近のライブは変わったんだなと
痛感してましたが、ここまで詳細なMCまで書けるとは、すごいですね!
昔はこんなにMC無かったですが・・・(苦笑)
これからもよろしくお願い致します。
by friendly0205 (2009-02-05 16:07)
>friendlyさん
初めまして、ようこそいらっしゃいました♪。
ここ数年の小田さんのライブは、本当にMCが増えました。
オフコース時代はMCというよりも、単なる曲紹介でしたよね(^^;。
思えばあの交通事故以来、小田さんはちょっと変わったかなという気がします。
でも、オフコースの小田さんは無口な方がいいし
ソロの小田さんはお喋りな方がいいと思っているアタシです。
(ファンとは勝手なもんですね笑)。
ライブのMCについては、うろ覚えな部分も多々ありますが
お楽しみ頂ければ幸いです。
by 梅屋千年堂 (2009-02-05 19:42)