パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド

正直言って・・・いまひとつ納得がいかない（笑）。

以下、ネタバレあり。
これから『パイレーツ・オブ・カリビアン　ワールド・エンド』を観に行く予定の方は
ご注意ください。

観に行く前の期待度が高すぎたためか、
思っていたほど面白くはなかったし、感動もしなかった（-_-;。

まずストーリー展開が唐突な上に速すぎ。
物語はまさに“息をもつかせぬ”勢いで進行していくが
「え？え？、なんでそーなったの？？？」と
何度も巻き戻して確かめたい衝動にかられてしまった。
（ただ単にアタシの理解力のなさからかも知れないけど…^^;）。

そして、今回3隻の主要な海賊船
（ブラック・パール、フライング・ダッチマン、エンプレス）が登場するが
時々、誰がどの舟に乗っているのかが分からなくなる。
（これもアタシのアタマが悪いせいかも知れないけど…^o^;）。

とにかく
「わかりづれぇ〜っ！」
って場面が多いのである。

前作の『デッド・マンズ・チェスト』の全てが
本作の伏線になっているのだろうと思っていたのだけど
案外そうでもなかったり・・・。
な〜んかすべてにおいて説明不足感が否めない。
（字幕だから仕方ない？）。
しかも『デッド〜』で多くの謎が残されたままだったので
今回その全ての謎が明らかになるのだろうと期待していたのだが
なんだかますます謎と欲求不満が増えてしまったではないか？！（笑）。

・デイヴィ・ジョーンズの正体がいまひとつハッキリしない。
　どこの誰だったのかもっと詳しく知りたかった。
・デイヴィ・ジョーンズの過去の悲恋物語もいまひとつはハッキリしない。
・その悲恋の相手、女神カリプソの正体もいまひとつハッキリしない。
　結局カニ？？？（違うだろ笑）。
・前作でクラーケンに飲み込まれたジャックは
　どのようにして“世界の果て”に辿り着いたのか？。
・バルボッサが甦った経緯ももっと詳しく知りたかった。
・“世界の果て”でのジャックとウィル達の再会が簡単すぎる。
・前回あれだけ大暴れしたクラーケンが、あっけなく死んでた。
・エリザベスの父・スワン総督もあっけなく死んじゃう。
・チョウ・ユンファ演じる中国海賊も意外にあっけなく死んじゃう。
・ベケット卿の最期もいまひとつ。
・ジャックのコンパスや、デイヴィ・ジョーンズの心臓や
　オルゴールといったアイテムに、深い謎が隠されていると思っていたが
　そうでもなかった。
・最後にブラックパールとフライング・ダッチマンが死闘を繰り広げてる間
　他の海賊船は何をしてたんだ？。

などなどなどなど・・・。挙げればキリがない（^^;。
こりゃやっぱりもう一回観ないとダメかなぁ。
（『デッド〜』の時もそんなこと言ってて結局1回しか観なかったんだけど）。

思うに、上映時間の関係上
カットされたシーンがかなりあったんじゃないだろうか。
『ロード・オブ・ザ・リング』みたいに、
完全版作ったら4時間位になっちゃうんじゃないかと。


と、なにやら不満ばっかりたれてるけど
戦闘シーンは迫力満点だし、
アタシ的には今回、音楽がすごく良かった。
主軸をなすのは既にお馴染みのメロディばかりだけど
あらゆる場面でとても効果的に使われていた。
特にデイヴィ・ジョーンズのオルゴールから流れてくる
あの切ないメロディの一連の曲が大好きなのだ。
今回この映画を観て泣いたシーンはなかったけど
デイヴィ・ジョーンズがポロリと涙を流すシーンはちょっとグッときた。

それから、前2作では完全にジャック（＝ジョニー・デップ）に
“持ってかれた”感の強かったウィル（＝オーランド・ブルーム）だが
今回はかなりイイとこ見せられてヨカッタね、という感じだ。
エリザベスとの恋の結末は
やや切なく悲しくもあるが、概ねハッピーエンド。
エンドロール後に出てくるあの展開も“読み”通りだった。


『パイレーツ・オブ・カリビアン』のシリーズもこれで完結だろうと思ったら
なにやらまだまだ続編が作れそうな気配・・・（^^;。
小耳に挟まった話では、スピンオフでシリーズが続くとか続かないとか？（笑）。
確かに、ジャックやバルボッサ、デイヴィ・ジョーンズの
若かりし頃の冒険物語を観てみたい気はする。

あ、そういや今回、ジャック・スパロウの父役で
ローリーング・ストーンズのキース・リチャーズが出演してるのは有名な話。
出番は少ないが、かなりの存在感を示している。
このおとっつぁんの若かりし頃の物語でもいいなぁ＞スピンオフ。

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『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド』の
オフィシャルサイトはコチラ。




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《オマケ》
今日の横浜はとても良いお天気だったので
映画の後に赤レンガパークを散歩してきた。

ここに来るたびに去年の夏イベの思い出に浸ってしまうなぁ(^^ゞ。

そして非常に分かりづらいが、赤レンガパークから臨んだ
横浜のニューシンボル、風力発電所。

携帯のカメラで撮ったのでめっちゃ小さいけど（^o^;
ホントは高さ78m。かなりデカいのだ。
ぐるぐると気持ち良く回転していて清々しい。
何故だかずっと見ていても飽きない。
今度デジカメ持ってもうちょっとまともな写真撮ってこよ。

ちなみに現在風車の愛称募集中だそうだ。
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/furyoku/index.html

コメント 2

観ましたよ〜。確かに疑問は数多く残りましたが、まぁ期待通りの面白い映画だったのではないでしょうか？

しかし公開前から鳴り物入りだったチョウ・ユンファ…あんなにあっさり。クラーケンは何があったのか？少し前にテレビでデイヴィ・ジョーンズ役の方が素顔で出ていて「クラーケンはイカだ。だからみんなイカを食べるな！」と言っていたけれど…今回は動いていなかったし。

ウィルとエリザベスが１→２→３と次第にたくましくなっていくのが見所ですかね。戦闘シーンも見応えたっぷりだし、今回の陰の主役は猿のジャック？

スターウォーズエピソード3の時に公開前にいろいろな謎があって映画の最後に駆け足で解明するシーンが有りながら全く理解できず、あとでパンフを読んだら凄く細かく書いてあった。といういきさつがあり、今回も後から読んでもよーわからん？あとからディレクターズカット版が出そうな気がするのですが…。
もしくは過去に戻ってエピソード１（笑）


話はかわってMacBookの電源アダプターがやたらと熱くなる。今までの機種でも熱くなることはあったのですが、比較できないくらいに熱い！オマケに耳を近づけると「ジー」という音までする。大丈夫か？お使いの機種はいかがですか？
by きゅう (2007-06-08 00:11) 

＞きゅうさん
コメントお待ちしてました（笑）。
鑑賞後のこの疑問の多さ、
もしや後々完全版のDVDを買わせようという
あざとい作戦では？！なーんて思ってしまいますね（^o^;。
最近文庫本も発売になったようですが
ちょっと立ち読みしてみて、いろいろ詳しく出てそうだったら
買って読んでみようかなと思ってます。

アタシも後でパンフレットを読んで
「あぁ〜そうなんだ」という部分がたくさんありましたよ。
あとは「パイレーツ〜」のファンサイトのネタバレ掲示板を読んで
理解を深めた部分もかなりありました。
（実はデイヴィ・ジョーンズがバケツに入って上陸したのに
　まったく気付かなかったアタシです^^;。
　やっぱもう1回観に行こうかな・・・）。

なんだかいわゆる《三部作》の難しさを思い知らされましたね。
それを思うと『ロード・オブ・ザ・リング』や
『スター・ウォーズ（前三部作）』、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はよく出来ていたなと。
（まぁ『ロード…』は元々原作があるので比較の対象としてアレですが）。

My MacBookの電源アダプタは“普通に熱い”程度です。
音もいまのところしていないようです。
きゅうさんのアダプタが故障してる可能性もなくはないですが
差し込んでいるコンセントの差し込み口の方が
いかれている可能性もありますよね。
（ドライヤーや、電気あんかでそうなったことがあります）。
いずれにせよ【ファイヤー！！！】になってしまう前に
早急に原因を追及した方がいいかもしれませんね。
by 梅屋千年堂 (2007-06-08 00:56)