プラド美術館展

広島遠征の写真の整理がまだ手つかず。
そしてかれこれ2週間前に下書きしておいた記事を
なかなかUPできないでいたので、
今日はその記事でお茶を濁させていただきます（笑）。
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5月17日（水）に、東京・上野にある東京都美術館に
プラド美術館展を観に行ってきた。

確か数年前にもプラド美術館展があったと記憶している。
いつ何処へ観に行ったのかも忘れてしまったが
手元にムリーリョの『無原罪の御宿り』の一筆線があるから間違いない。
そんなに昔ではないはすなので
自分的には「また来たのか、プラド」という気もしなくもない。
もちろんその時とは展示の内容も違うので
それだからこそ観に行くのだが（^o^;。

13時半くらいに東京都美術館に到着したのだが
なにやら随分混雑している。
ま〜、そりゃねプラドの至宝が81点も来てるんだから混雑もするだろう。

が、しかし・・・
それにしては妙にじーさん＆ばーさんが多い。
今日は一体なんなんだ？！と思ったら
どうやら65歳以上は入場無料の《シルバーデー》に、
アタシは来場してしまったらしい・・・（-_-;。

でもここまで来て引き返す理由もないので
そのままチケットを購入し、場内へ。

展示室は5つにカテゴリー分けされている。

《第１章　スペイン絵画の黄金時代》では
エル・グレコ、スルバラン、ベラスケス、ムリーリョらの
宗教画や静物画、肖像画が展示されている。
この部屋で、既に今回の展示の目玉の一つ、
ムリーリョの“貝殻の子供たち”が登場。
ムリーリョの描くマリアや幼子イエスは、本当に可愛らしい。
ちょっと少女マンガチックな匂いさえ感じさせる。

また、ここにはマーソが描いた
“皇妃マルガリータ・デ・アウストリア”という肖像画がある。
この肖像画は、ベラスケスの“ラス・メニーナス”でお馴染みの
王女マルガリータちゃんが成長した姿を描いたものなのだけど、
ベラスケスが描いたマルガリータちゃんと全く同じ顔をしていて、
「あぁ、マルガリータちゃんは本当にこういう顔だったんだね〜」
なんて、夭逝したマルガリータちゃんに思いを馳せた。

《第２章　16・17世紀のイタリア絵画》では
ティツィアーノ、カラッチ、ジョルダーノ等、
《第３章　フランドル・フランス・オランダ絵画》では
ブリューゲルやファン・ダイク、そしてかのルーベンス等の
作品が展示されている。
ルーベンスの作品は、やっぱりどれもドラマチックな動きに満ちている。

ルーベンスの作品に限らず、
やっぱりアタシは近代以降の絵画よりも
このあたりの時代の宗教画とか、神話世界を描いたものが好きだ。
作品の中に（解りやすい^^;）ドラマが見えるから。
肖像画も、そのモデルとなった人物のバックグラウンドなんかを知ると
これまたその中にドラマが見えてくる。

《第４章　18世紀の宮廷絵画》は
ロココ調の宮廷絵画が並ぶ。

そして最後の《第５章　ゴヤ》では
その名の通り、ゴヤの作品だけが7点展示されている。
アタシのイメージでは、“黒の絵画”とか
“我が子を食うサトゥルヌス”など、
なにやらおっかない絵を描く人という感じだったんだけど
この7点を観て、
「なんだ、普通の絵も描いてたんだ・・・（^^;」と思った。
それでも“魔女の飛翔”なんて作品は
ちょっと不気味な感じがしたけどね〜。


激混みってほどではなかったけど
それでもじーさん＆ばーさんで結構混んでいたから
そんなにゆっくり鑑賞できなかったけど
好きなタイプの絵画展だったので、観に行っておいて良かったと感じた。

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プラド美術館展は、上野・東京都美術館にて
6月30日（金）まで開催中・・・
・・・だったけど好評につき会期延長！
7月2日（日）まで開催中！。

コメント 2

ルーベンス観たいな〜。
７／２までなら行かれるかな？でも シルバーデーには要注意と（笑）
宗教画も肖像画も風景画も好きだけど、色彩が鮮やかで光を感じるものが好きだなぁ。
でも光の画家と言われるモネはあんまり好きじゃない。
くっきりしている方がいい（笑）
時代的には私も１６・１７世紀あたりがすき。
たまには美術館での〜んびり自分の世界に浸りたいな〜
by ちえぞう (2006-06-02 04:37) 

＞ちーちゃん
シルバーデー開催日は本文のリンク先に出てるから
チェックしていくといいよ〜。
美術館での〜んびり・・・これも贅沢な時間だよね。
しかし人気展示は押し合いへし合いで
全然のんびり出来なかったりする・・・（^^;。
by 梅屋千年堂 (2006-06-02 20:34)