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オリバー・ツイスト(上) [READING]

ディケンズ作、『オリバー・ツイスト』上巻、やっと読み終えた。

ちょっと前に全国ロードショーで公開されたこの物語、
過去にもマーク・レスター主演のミュージカル映画や
主人公を野良猫・野良犬に置き換えたディズニーアニメが作られて、
確かどっちも観たことがあるはずなのに
全然ストーリーや結末を思い出すことが出来ない(^^;。

今回公開された新作も、機会があったら観に行こうかと思っていたが
ある日のY売新聞の映画評で
「ちっとも感動しなかった」というコメントを読んで一気に興醒め。
せっかく買って読みかけていた本も止めようかと思ったが、
勿体ないので(笑)取りあえず最後まで読んでみることにした。

で、ようやっと上巻終了(遅っっっ^^;)。
半分読み終えての感想は・・・ヒサ〜ン・・・(ToT)。
物語の舞台は19世紀イギリス。
とある救貧院で産声をあげたオリバーだったが、生後まもなく母親は他界。
その後も救貧院やその分院で孤児として育てられるが
そこでは着るものも食べる物も不十分で、
オリバーは、9歳になったある日
救貧院で「もっと(食べる物が)欲しいんです」と言ったばかりに
とんでもない反逆児と見なされて、悪どい葬儀屋へ年期奉公に出されてしまう。

が、ここにおいても当然のことながら数々の酷い仕打ちを受け
ついに耐えきれなくなったオリバーは葬儀屋を抜け出し、
一人ロンドンへと向かう。
空腹と疲労でヘトヘトになっていたところ、
一人の少年と出会い彼の住む家へ案内されるが
実はそこはフェイギンというユダヤ人の老人率いる窃盗団の巣窟。
知らないうちに少年スリ団の一味に加えられてしまう。
そして初めて仲間達と“仕事”に出た日に、
仲間に置き去りにされて、いきなり逮捕されてしまう。

しかしこの事件がきっかけで知り合った優しい老紳士の世話になり
オリバーは初めて人間らしい幸せに満たされた生活を送る。
しかしこの幸せな時間も長くは続かず、
ある日、老紳士の遣いでお金を預かって街に出た時に、
かつてのスリ仲間に見つかりそのまま連行されてしまう・・・( ̄口 ̄;)。
親切な老紳士はオリバーがお金を持ったまま逃げてしまったと思いガッカリ千万。

そしてまた窃盗団一味としての日々・・・。
今度は押し込み強盗に入った邸の使用人に見つかり
拳銃で撃たれ、またもや窃盗一味からは置き去りにされてしまう。
銃創による出血で息も絶え絶えになったまま、
盗みに入った邸の前で倒れるオリバー。
邸の使用人たちが「泥棒の一人をとっ捕まえた!」と騒いでいるところで
下巻に続く・・・というわけだ。


なんだかあまりにも救いがなさすぎて、読んでいて辛くなってくる。
子供版「レ・ミゼラブル」って感じである。
(とか言って、「レ・ミゼラブル」も途中まで読んで挫折したんだけどね笑)。

しかし、生まれながらにして“高潔な魂”を持ったオリバーが
果たしてこの後どんな展開を見せるのか?。
Y売新聞の映画評では
「身の回りの小さな悪を根絶やしにするオリバー。
 あれではフェイギンが気の毒だ」
みたいなことが書いてあったが、ホントにそんな感じになるのか。

そして、親切な老紳士の家に飾ってあった
オリバーそっくりの美しい女性の肖像画に隠された謎とは一体なんなのか?。
(オリバーの生い立ちに関係しているらしい???。
 実はオリバーは物凄い良家の血筋だった!とかそんな感じだろうか…^^;)。

こっちを早く読み終わって『ナルニア』シリーズに突入したいので
頑張ってとっとと下巻も読んでしまおうと思う(←どーゆー理由なんだよ?!^o^;)。

オリバー・ツイスト〈上〉

オリバー・ツイスト〈上〉

  • 作者: チャールズ ディケンズ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫


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