シスの復讐 [Music,Movie&Musical]
『スター・ウォーズ:エピソード3/シスの復讐』、
朝一番の回で鑑賞してきた。
感想は・・・
う〜ん・・・釈然としない(笑)。
注:以下、人によってはネタバレと感じるかも知れません。
ついにシリーズ完結編!ということで、いやが上にも盛り上がる期待。
しかし、展開は既に分かっているわけなので
いかにしてアナキンがフォースの暗黒面に墜ち、ダース・ベイダーになったのか
ということがどういう風に描かれているかがポイント。
20年以上前に作られたエピソード4に、どうやって伏線を繋げていくのか。
「おぉ〜!!!そういうことなのか!」と唸らせてくれることを期待したい。
だが・・・あんまり唸れなかった。
十分読めた展開だった。
全体的にやっぱちょっと無理があるな〜というか、強引過ぎる嫌いがあった。
アナキンが暗黒面に墜ちていく過程も
なんだかハッキリとした理由付けが今ひとつ見えてこず、
シスの親玉にマインド・コントロールされたか、
単にプッツン行っちゃったとしか思えない(^^;。
ま〜、アタシの見方がまだまだ浅い(甘い)だけなのかも知れないが・・・。
そして、エピソード1&2を観た時に気になっていた謎の部分は
結局明らかにされないままだったし、
そういやあの人はどうなっちゃったの?っていう人もいたりして。
その曖昧な部分を残すことで、
今後『エピソード0』とか『エピソード3.5』(笑)とかがまだ作れそうな感じ。
なによりもガッカリしたのは・・・
パドメがつまらんっっっ。
今までのパドメは、もっと強く賢い女性だったはず・・・。
妊婦だからアクションがないのは仕方ないとして、
なんでこんなに精神的にも弱くなっちまったんだぃ?。
かつての女王としての威厳は何処へ?。
♪君は淋しさを〜埋めるため〜ただの女になって〜しまったのかい〜・・・てな感じ(笑)。
(歌詞引用:THE ALFEE “夜汽車”作詞・高見沢俊彦)
それに、どうしたって今回の『スター・ウォーズ』は“悲劇”なワケで
見終わった後のスッキリ感がない。
アナキンとオビ=ワンの対決シーンも観ていてツラい。
勧善懲悪推進委員会の梅千としては、ちょっとなぁ〜(-_-;。
とは言っても、やっぱり今回のエピソード3は、
どうしたってハッピーエンドにはなり得ないんだから仕方ないし、
世の中そう簡単に白黒つけられたら苦労はしない。
今回のエピソードは、シリーズ史上“もっとも苦悩する”スター・ウォーズなのだ。
しかし、特撮技術は素晴らしかったし(ちょっと戦闘シーン長すぎだけど)、
役者陣も頑張っていたと思う。
特に、オビ=ワン役のユアン・マクレガーは
どんどんアレック・ギネスっぽくなっていくのが観ていて面白かった。
アナキンのヘイデン・クリステンセンも“2”の時よりも芝居が巧くなっていたと思う(多分)。
なんだかんだ言っても、
旧三部作をもう一回初めから観たくなったのは確かである。
TBさせていただきました。ホント、パドメ弱っちくなりましたよね。もっと強かったはずなのに。しかし、数十年も楽しませてもらったので、この映画には感謝です。
by chachamaru5 (2005-07-22 19:52)
>chachamaruさん
いらっしゃいませ。
本当にSWシリーズには長きにわたって楽しませてもらいましたね。
だから、今回の完結編はちょっと寂しい感もあり・・・。
DVDが全部出揃ったら、1〜6まで、ガーッと一気に観てみたい気がします。
(いったい何時間かかるんだろう?^^;)。
by 梅屋千年堂 (2005-07-22 22:55)