ヨコハマトリエンナーレ2014【1】 [EXHIBITION]
横浜発、3年に一度の現代アートの国際展。
今回のヨコハマトリエンナーレ2014のタイトルは
『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』だそうで
何故このタイトルになったのか、という理由付けについては
公式サイトの説明を読んでもらうとして(^^;
個人的にはあまりこのタイトルにこだわることなく
いつものようにテーマパークの中をぶらぶらするような感覚で眺めてきた。
メイン会場は、横浜美術館と新港ピアの2箇所。
まずは、自宅最寄りの停留所からバスに乗って、新港ピア会場へ。
サークルウォークから見た会場建物。
後ろに見えているのは…ハンマーヘッドクレーン!。
そう、ここは今から10年前の2004年の夏に、
THE ALFEEの野外イベントが行われた場所、なのである。
午前11時くらいなんだけど、なんだかあんまり人の気配がナイ…(^^;。
やっぱり横浜美術館の展示を先に見て、こちらは後で、
という人が多いのか、場内は申し訳ないくらい空いている。
ヤン・ヴォー『我ら人民は』
作品の一部は撮影可。
なのだけど、あまりにも空いているので展示室の中に入っていくたびに
場内スタッフの人が後をつけてくる(笑)ので、
なんだか見張られてるみたいで落ち着かないったらない(^^;。
作品に触ったりしないし、撮影禁止の作品を撮ったりしないから
ほっといて欲しいんだけど…(^^;(^^;(^^;。
そんな「監視されてる気分」でドキドキしながら撮影した写真のいくつか…。
葛西絵里香『憂き世のうらうえ』
イライアス・ハンセン『心配するな 再来年にはもっとひどいことになるさ』
イライアス・ハンセン『好きなだけわめくがいい でもそれではなんともならない』
このイライアス・ハンセンの作品は全般的に好きなタイプ。
やなぎみわ『演劇公演「日輪の翼」のための移動舞台車』
大竹伸朗『網膜屋/記憶濾過装置』
写真に撮らなかった作品の中で、印象に残ったのは
土田ヒロミ『ヒロシマ・モニュメント』『ヒロシマ 1945-1979/2005』。
『ヒロシマ 1945-1979/2005』は
広島で被曝した子供たちのその後を追って
'70年代に撮影した写真とその時のインタビュー、
それと2005年に再び彼らのもとを訪れて撮影した写真とインタビューを
並列して展示した写真作品。
『ヒロシマ・モニュメント』は、1970年代、1990年代、2000年代と
約40年にわたり、広島市内の同じ場所を定点観測した作品。
映像作品も多く、その中でも気に入ったのが
バス・ヤン・アデルの『落下』のシリーズ。
人間が木の枝にぶらさがって川に落っこちたり、屋根から転げ落ちたりする場面を
ひたすら流すという脱力系の映像作品。こういうの、なんか好きだ〜(^o^;。
それと、なみなみとミルクが注がれたコップが
その衝撃で倒れるまで、これまたひたすらテーブルを叩き続けるという
映像を記録した、ジャック・ゴールドスタイン『コップ一杯のミルク』という作品も
展開が読めるにもかかわらず、コップが倒れてミルクがダァーとなるまで
ついつい見続けてしまう不思議な作品だった。
会場内にはCafe Oblivionというカフェもある。
ランチは横浜美術館で摂ろうと思っていたので入らなかったけど
メニューを見た限り、割とちゃんとしてそうなカフェだった。
後から思うと、こっちで食べれば良かったな〜と思わなくもない。
ショップも思いの外充実していて、公式グッズや応援グッズの他、
今回のヨコハマトリエンナーレとは直接関係のないグッズも販売されている。
(例えば過去のヨコトリに出品したことがある作家のグッズなど)。
かの草間彌生のグッズもあって、その中に素敵なマスキングテープが!。
これ欲しい!…でも横浜美術館の方にも売ってるかな?そっちで買えばいっか…と
ここでは買わなかった。
この後、新港ピア会場を後にして、横浜美術館へ向かう。
会場間無料バスも出ているのだけど、時間が合わなかったのと
決して歩けない距離ではないので、ここは徒歩で移動することにした。
《TO BE CONTINUED...続く》
今回のヨコハマトリエンナーレ2014のタイトルは
『華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある』だそうで
何故このタイトルになったのか、という理由付けについては
公式サイトの説明を読んでもらうとして(^^;
個人的にはあまりこのタイトルにこだわることなく
いつものようにテーマパークの中をぶらぶらするような感覚で眺めてきた。
メイン会場は、横浜美術館と新港ピアの2箇所。
まずは、自宅最寄りの停留所からバスに乗って、新港ピア会場へ。
サークルウォークから見た会場建物。
後ろに見えているのは…ハンマーヘッドクレーン!。
そう、ここは今から10年前の2004年の夏に、
THE ALFEEの野外イベントが行われた場所、なのである。
午前11時くらいなんだけど、なんだかあんまり人の気配がナイ…(^^;。
やっぱり横浜美術館の展示を先に見て、こちらは後で、
という人が多いのか、場内は申し訳ないくらい空いている。
ヤン・ヴォー『我ら人民は』
作品の一部は撮影可。
なのだけど、あまりにも空いているので展示室の中に入っていくたびに
場内スタッフの人が後をつけてくる(笑)ので、
なんだか見張られてるみたいで落ち着かないったらない(^^;。
作品に触ったりしないし、撮影禁止の作品を撮ったりしないから
ほっといて欲しいんだけど…(^^;(^^;(^^;。
そんな「監視されてる気分」でドキドキしながら撮影した写真のいくつか…。
葛西絵里香『憂き世のうらうえ』
イライアス・ハンセン『心配するな 再来年にはもっとひどいことになるさ』
イライアス・ハンセン『好きなだけわめくがいい でもそれではなんともならない』
このイライアス・ハンセンの作品は全般的に好きなタイプ。
やなぎみわ『演劇公演「日輪の翼」のための移動舞台車』
大竹伸朗『網膜屋/記憶濾過装置』
写真に撮らなかった作品の中で、印象に残ったのは
土田ヒロミ『ヒロシマ・モニュメント』『ヒロシマ 1945-1979/2005』。
『ヒロシマ 1945-1979/2005』は
広島で被曝した子供たちのその後を追って
'70年代に撮影した写真とその時のインタビュー、
それと2005年に再び彼らのもとを訪れて撮影した写真とインタビューを
並列して展示した写真作品。
『ヒロシマ・モニュメント』は、1970年代、1990年代、2000年代と
約40年にわたり、広島市内の同じ場所を定点観測した作品。
映像作品も多く、その中でも気に入ったのが
バス・ヤン・アデルの『落下』のシリーズ。
人間が木の枝にぶらさがって川に落っこちたり、屋根から転げ落ちたりする場面を
ひたすら流すという脱力系の映像作品。こういうの、なんか好きだ〜(^o^;。
それと、なみなみとミルクが注がれたコップが
その衝撃で倒れるまで、これまたひたすらテーブルを叩き続けるという
映像を記録した、ジャック・ゴールドスタイン『コップ一杯のミルク』という作品も
展開が読めるにもかかわらず、コップが倒れてミルクがダァーとなるまで
ついつい見続けてしまう不思議な作品だった。
会場内にはCafe Oblivionというカフェもある。
ランチは横浜美術館で摂ろうと思っていたので入らなかったけど
メニューを見た限り、割とちゃんとしてそうなカフェだった。
後から思うと、こっちで食べれば良かったな〜と思わなくもない。
ショップも思いの外充実していて、公式グッズや応援グッズの他、
今回のヨコハマトリエンナーレとは直接関係のないグッズも販売されている。
(例えば過去のヨコトリに出品したことがある作家のグッズなど)。
かの草間彌生のグッズもあって、その中に素敵なマスキングテープが!。
これ欲しい!…でも横浜美術館の方にも売ってるかな?そっちで買えばいっか…と
ここでは買わなかった。
この後、新港ピア会場を後にして、横浜美術館へ向かう。
会場間無料バスも出ているのだけど、時間が合わなかったのと
決して歩けない距離ではないので、ここは徒歩で移動することにした。
《TO BE CONTINUED...続く》
2014-09-12 20:38
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コメント(2)
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梅屋さんは、本当に多趣味で博学ですね。すごく尊敬しています。
私は、何もかも中途半端でなので(@@;)反省してしまいます。
美術展…というようなところは、堅苦しい感じがして敷居が高いのですが、実際に見学?鑑賞?してみると何もわからないながらも、心が豊かになった感じがします。(もう、何年も行っていませんが…)
「心配するな~」とか「好きなだけ~」とか面白い題名で印象に残りました。
私も、この秋はどこかの美術館に足を運んで、心に栄養をあげようと思います。
ふと気づいたら…秋ツアーが、もうすぐ始まりますね(o^^o)
私は、11月の桐生までお留守番です。
早く会いに行きた~い!!!
by あ~こ (2014-09-13 09:23)
>あ〜こさん
タシュミでハクガク?!。
いやいやそんなお恥ずかしいです。
興味があちこちにとっちらかってる上に、どれも中途半端で(^^;ゞ。
幸ちゃんみたいに「深く広く」なら格好いいんですけどね。
生きていく上でまったく必要のないどーでもよいことは
割と良く知っているというしょーもないタイプです。
最近の美術館・美術展はいろいろ工夫が凝らされていて本当に面白いです。
テーマもそうだし、展示の仕方、照明の当て方、
音声ガイド、グッズにカフェ…
まさにザットハンド・ジスハンド。
心は豊かになりますが、知らないうちに財布が貧しくなってます(^o^;。
遠征先で美術館や博物館を訪ねるのもまた楽し。
(でもさすがに今年は能登島のガラス展は無理だなぁ^o^;)。
こちらもツアー初日のチケットが届きまして「早っ」と思いましたが
でももう3週間は切ってるんですよね。楽しみですね〜♪。
by 梅屋千年堂 (2014-09-13 20:12)