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マリー・アントワネット [Music,Movie&Musical]

今日はレディースデーじゃないけれど、
川崎のチネチッタならクレジットカードの提示で300円ほど料金が安くなるので
(通勤定期があるから交通費もタダだし^o^;)
映画『マリー・アントワネット』を観に行ってきた。

以下、映画の内容に関するネタバレを含みます。
今後『マリー・アントワネット』を
観に行く予定の方はご注意ください。
とはいえ、マリー・アントワネットの物語は大抵の方は御存知かと思うので
ストーリーに関してはネタバレも何もないような気もするけど・・・(^^;。

マリー・アントワネットを演じるのは
『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのキルスティン・ダンスト。
このキャスティングを知った時に、正直「えぇっ?!」と思った。

今まで数ある肖像画で目にしてきたマリー・アントワネットと
キルスティン・ダンストとではイメージが違いすぎるからだ。
肖像画のマリー・アントワネットはお目々クリクリの“可愛らしい”ルックスで
(マンガの『ベルばら』でもそんなイメージだよね)
キルスティン・ダンストみたいな吸血鬼顔(笑)ではない。

そんなわけで、このキャスティングどーなの?と思っていたけど
キルスティン・ダンストは、無邪気な10代の少女アントワネットから
30代の母アントワネットまで巧みに演じ分けていた。
(でもやっぱちょっとイメージ違うよなぁ・・・^o^;)。

で、この映画を重厚な歴史映画だと思って観に行くと出鼻を挫かれる。
18世紀のフランスを舞台にした“青春映画”だな、と思った。
オープニングからして、いきなり流れてくるBGMは軽快なポップス。
(70〜80年代のニュー・ロマンティックと呼ばれるジャンルのもの)。
劇中はもちろんクラシック調の音楽も流れるんだけど
アントワネットが物欲に耽り、
ギャンブルやパーティーで“弾ける”場面はポップスが流れる。
だけどそんな選曲でも全く違和感がない。

映画に出てくるカラフルなスイーツの数々も“今風”だ。
これがまたメチャクチャ美味しそうでねぇ〜
(ちょっと胸焼けしそうになるけど・・・^^;)。
それをマリー・アントワネットは次から次へと口にするんだけど
あの食いっぷりであのウエストのくびれを維持しているなんて・・・
ハッキリ言ってあり得ない!(笑)。
まいっか。映画だし。



マリー・アントワネットが贅沢に走ったのは
単に彼女が贅沢好きだったからってだけではなかったことが
この映画を観ていると理解できる。
そりゃあんな生活送らされたらヤケっぱちにもなりたくなるよ(笑)。
程度の差こそあれ、現代に生きるアタシ達が
「ストレス解消だー!(▼▼)」と言いながら
時々ダァーーッ!!!と買い物したくなるのと似た感覚じゃないかな。

一国を統治するには若すぎたアントワネットとルイ16世に対して
もっと毅然とした態度で軌道修正をしてやれる大人が近くにいれば
あんな悲劇にはならなかったかも知れない。
ルイ16世のじーさんであるルイ15世からしてしょーもなかった感じだし(^^;。


スクリーンからは最初から最後まで《豪華絢爛》が溢れ出て
その映像はものすご〜く美しい。
アントワネットおよび彼女を取り巻く人々の衣装も素敵だし
ヴェルサイユ宮殿の内装や家具も超豪華!。
(本物のヴェルサイユ宮殿を使って撮影したらしい)。
個人的には
アントワネットが出産後に移ったプチトリアノンと
その周辺の長閑な映像がとても好きだ。

そんな色彩に溢れたこの映画も
ラストシーンは断頭台で終わるのだろうか?と思いきや
そこまで行かずに映画はTHE END。
その先の物語の結末は分かり切っているんだけど
切なくも、なにやら清々しい終わり方だった。




そういえばこの映画には、マリアンヌ・フェイスフルも出演している。
マリアンヌ・フェイスフルと言えば
ミック・ジャガーの恋人だった、あのマリアンヌ・フェイスフルだ。

アルバム『ONE』の発売前後にアルフィーの3人が揃ってKトラに出た時に
高見沢王子が「ロックの女神のイメージ」と話していた
『あの胸にもう一度』のマリアンヌ・フェイスフル。

あの胸にもういちど デラックス・エディション

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2005/05/11
  • メディア: DVD


THE BEST 1200 マリアンヌ・フェイスフル



↑こ〜んなに愛らしかったマリアンヌ・フェイスフルが
今は一体どんなオバサンになっているのかと気になっていた。

役柄はオーストリア大公でマリー・アントワネットの母のマリア・テレジア。
キルスティンのアントワネットに反して
こちらは肖像画のイメージそのものって感じだった。
それゆえ
「えーっっっ?!
 これがあの全身黒革ピタピタスーツのマリアンヌ・フェイスフルなのかー?!」
と衝撃を隠せなかったけど
実際の、今のマリアンヌ・フェイスフル
ここまで太ってはいないようだ・・・(^o^;。
特殊メイク・・・だよね?。

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映画『マリー・アントワネット』のオフィシャルサイト
http://www.ma-movie.jp/


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