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修学院離宮【3】 [JOURNEY]

修学院離宮・最終回は上離宮。

松並木と石段を登って行くとそこが上離宮。
両側の刈り込みで視界が遮られていて、
行く手にどんな景色が待っているのかわからないようになっている。
(↑前日の記事の最後の写真参照)。

登り切って振り返ると!!!
そこにななんとも美しい眺めが待っていた。
ここは修学院離宮の中で最も高い場所にある隣雲亭。
▼眼下に広がる浴龍池(左)と京都市内の街並み(右)

ここで少し休憩をするというので、
隣雲亭の縁側に腰掛けてしばしまったり。
すると、雲の切れ間から青空が覗いてきた。
太陽の光がちょっと差し込んだだけで
浴龍池の湖面がパァッ!と色鮮やかに(写真下)。

う〜ん、太陽の力って素晴らしい!。

ちなみにこの浴龍池は、中央にある島を龍に見立てて
まるで龍が水浴びしてるような感じがするところから
この名前が付いている。
そしてこの島の部分は、松がたくさん植えられているので
万松塢(ばんしょうう)と呼ばれている。

▼隣雲亭の軒下の敲き(たたき)

漆喰に小さな石が一つ、二つ、三つ、と埋め込まれていることから
「一二三(ひふみ)石」と呼ばれている。
なんだか可愛らしいのだ。

▼苑路を下って浴龍池のほとりへ向かう。

下離宮や中離宮と違って、
遠路も高低差による立体感があり歩いていて楽しい。
上皇もきっとここでちょっとしたハイキング気分を味わったのかも?。

▼窮邃亭(きゅうすいてい)

奥の、畳が一段高くなってるところに上皇が座って
窓のところに肘をかけて景色を楽しめるようになっている。

▼御舟着(おふなつき)

浴龍池は上皇の舟遊びの場だったらしい。
島々を廻りながら管弦や詩歌の会を楽しんだらしい。
ま〜、早い話がレジャー施設だ。

▼浴龍池の西浜から観た景色。

とにかく湖面に映った景色が美しい。
雨でもこれだけ綺麗なんだから、
きっと天気が良かったら物凄いことになるんじゃないだろうか。
ちなみに池の水深は、最もさざ波が立ちにくい深さにしてあるのだそうだ。

再び松並木を下ってきて振り返るとそこには“大刈込”。
▼写真の下方、段々になっている部分がそれ。

さきほどの浴龍池は谷川を堰き止めて作ったもので、
その土堤に石段で土留めをし、
その目隠しに数十種類の常緑樹を植えた生け垣である。

とにかく、周辺の自然と溶け込みつつ、
敷地内のレイアウトは実のところすべて計算し尽くされてる、
そんな風情漂う修学院離宮なのだ。
正直言ってこんなにデカいと思わなかったし、
こんなに綺麗だなんて期待もしていなかった。

修学院離宮は紅葉の季節が最も美しいらしい。
機会があったら是非、秋にも足を運んでみたいが・・・
アルフィーは秋には京都でライブやらないしなぁ(^^;。
それにその時期のホテルの料金もバカ高そうだし
第一離宮参観の申し込みも殺到して
そりゃもうえらいこっちゃ状態なんだろうな〜・・・。

修学院離宮


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コメント 4

しゃち

すごいきれいですね(^^)
光が差し込んだ写真、やはり色鮮やかでいいですね♪
しかし、雨でもあんなに湖面に映る風景がきれいなんて。。。
きっと晴れた日はもっと。。。なんでしょうね。
by しゃち (2006-05-11 01:25) 

梅屋千年堂

>しゃっちゃん
もしまた行く機会があるなら
絶対天気の良い紅葉の季節がいいな〜と思いました。
こういうところは修学旅行生もいないので
ホントに落ち着いて参観出来ますよ。
by 梅屋千年堂 (2006-05-11 23:11) 

ちえぞう

秋は京都のお隣の「びわ湖」があるよー(笑)
余裕で京都観光できまっせ〜。
でもまぁホテルも参観もえらいこっちゃだろうね〜
実際去年のびわ湖の時はホテル取れんかったし(T^T)
今回の京都は観光らしい観光が出来なかったから、
秋のびわ湖で京都寄りたいなぁ。
広島みたいに早く日程出してくんないかな?(笑)
by ちえぞう (2006-05-12 02:36) 

梅屋千年堂

>ちーちゃん
ね〜、びわ湖&神戸行きたいなぁ。
どうせだったらアタシの誕生日にやってくんないかな(^^;。
今年もMY BDライブがあることを見込んで
既に11月中旬の土日に休みを申請してるのだが…。
秋の京都も観光したいけど、
びわ湖自体行ったことないから観てみたーい!。
by 梅屋千年堂 (2006-05-12 20:27) 

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