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ヴァン・ヘルシング [Music,Movie&Musical]

またまた《見逃した映画 on TV》シリーズ。
今回は、昨日WOWOWでオンエアされた『ヴァン・ヘルシング』。

おそらく去年『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』あたりを観に行った時に
予告編を観たんじゃないかだと思う。
時代背景、豪華な衣装やセット、勧善懲悪を思わせるおとぎ話的ストーリー、
やたら格好いい主役の男、金のかかってそうな雰囲気(出た!笑)
・・・どれをとってもアタシの好きそうな感じだ。

でも、ドラキュラだのフランケンシュタインだの狼男だのと
古のモンスターが総出演と聞くと、なんとなく胡散臭い感じもあり・・・(^^;
「面白そうだな」とは思いつつも。結局観ずじまいだった。

その『ヴァン・ヘルシング』がついにWOWOWに登場。
これは観ない手はあるまい。
しかし正直言ってあまり期待はしていなかった。
多分『リーグ・オブ・レジェンド』並のつまらなさなんじゃないの〜?などと
高をくくっていたのだ。

しかーし、予想を遙かに上回る面白さ!!!。
あ〜、なんでこんな面白い映画を映画館で観なかったんだろう!と
ちょっと後悔の念を感じるほどだった。

舞台は19世紀ヨーロッパ。
ローマ・バチカンから怪物退治の密命を受けているヴァン・ヘルシング。
今回は武器発明の天才修道僧・カールを伴って、
ドラキュラ伯爵が猛威を振るうトランシルバニアへ向かうことになった。
そこには先祖代々ドラキュラ伯爵を倒すために戦ってきたヴァレリアス一族の
最後の生き残りである王女・アナがいた。
ヴァレリアス一族はとある過去の因縁から、一族の誰かがドラキュラを倒さないと
死んでも天国に行くことが出来ないのである。
そしてヴァン・ヘルシング自身も、何かの理由で過去の記憶を消されている。
(このあたりの謎は最後に解き明かされるのだが
 ちょっと説明的な嫌いがあったかな)。

最初は反目し合っていたヴァン・ヘルシングとアナだったが
共通の敵・ドラキュラ伯爵に立ち向かっていくうちに
互いに惹かれあっていく(←よくある展開・笑)。

不死身のドラキュラに苦戦を強いられる二人だが、
アナの兄が姿を変えた狼男や、フランケンシュタインの協力を得て
ついにドラキュラ城の場所を突き止め、最後の決戦に挑む!。

と、まぁストーリーはこんな感じだ。

目まぐるしい展開に、眠くなってるヒマもなく
ぼんやりしていると、どんどんおいてかれてしまう。
音楽もストーリーを盛り上げる格好の材料になっている。
これはアタシの単なる持論だけど、
いい映画音楽っていうのは、スクリーンから入ってくる視覚情報とは別な部分で
必ずと言っていいほどちゃんと“音楽”として聴こえてくるのである。
つまり「あ、今音楽が鳴ってる」と意識出来るのである。

衣装デザインも秀逸!。
実際19世紀ヨーロッパにこんなデザインが存在したのかどうかはおいといて(笑)
ヴァン・ヘルシングやアナの戦闘服(?)は、本当にカッコイイ!。

そして個人的にはなんと言っても
ヴァン・ヘルシングの数々の秘密兵器の開発者である
修道僧のカールが非常にいい味を出していてお気に入り。
このカールを演じているのが、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで
ゴンドールの執政の息子・ファラミアを演じていたデヴィッド・ウェンハムなのである。

最初にカールが画面に出てきた時は
「まさかファラミアじゃないよねぇ、似てるけど」と
疑いの眼差しで観てたんだけど・・・やっぱりファラミア(=デヴィッド)だった。
『ロード…』では貴公子然としていたデヴィッドだが、
この映画では外ハネしたおかっぱ頭で猫背気味に歩き、
喋り方や声まで情けない頼りない感じに演じていて、まるで別人。
しかし最後にはかなりカッコイイところを見せてくれる場面もあり、
デヴィッドがこの役を引き受けた理由が頷ける気がした。

とにかく面白い。いわゆる娯楽大作ってヤツかな。
難を言えば、ちょっとCG使い過ぎ〜、というか
コレCGじゃん!ってバレバレなとこが多すぎ〜。

ダークな感じの映画が好きな人、コスプレ映画が好きな人、
店主のように勧善懲悪モノが大好きな人にはお勧めである。

ヴァン・ヘルシング

ヴァン・ヘルシング

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/23
  • メディア: DVD


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コメント 2

ちえぞう

「ヴァン・ヘルシング」はDVDで観たよー。
飽きずに一気に観られて面白かった!
けど今思い返すとストーリーはほとんど印象に残ってない(^^;)
ヴァン・ヘルシングは過去と変身ってX-MENと同じ〜とか、
この監督はこーゆータイプ(ヒロイン)が好きなのね。とか、
んな下らないことばかり印象に残っている(^^;)

あ、でもカールは私もお気に入りだった!
ファラミアだったとは今知ったけど(爆)
あと音楽も良かった印象があるな〜
CGは使い過ぎな感じ。もうワンランク上の仕上がりだったら
使い過ぎとは感じなかったかも?

ちょっと辛口?感想だけど、面白かったのは確か。
2があれば観ちゃうだろうな。
by ちえぞう (2005-09-27 01:21) 

梅屋千年堂

>ちーちゃん
面白かったよねぇ、ヴァン・ヘル。
ヒュー・ジャックマンもカッコイイしさ(*^o^*)。
(↑アカデミー賞の司会で観た時は、なんか典型的ハンサム男って
 印象しかなかったんだけど…^^;)。
そうそう、CG使いすぎ、っていうかバレバレなんだよね。マトリクス並に。
アタシも「2」があったら観てみたいな〜(いくらでも続編作れそうだよね)。
by 梅屋千年堂 (2005-09-27 23:14) 

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