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塔の上のラプンツェル [Music,Movie&Musical]

字幕版を求めて有楽町へ。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『塔の上のラプンツェル』を観にいく予定の方は要注意!。

そういえばこの映画も、気がついたらいつの間にか公開になっていた。
観に行かなくては!と思い、地元の映画館の上映スケジュールを調べたが
例によって吹替版しかやってない(-_-;。

字幕版はどこで観られるのだろう?と
『ラプンツェル』のサイトで調べてみたところ
ワーナーマイカルみなとみらいで上映しているらしいことが判明。
しかし…、上演時間が18時台と21時台の2回。
よ…夜かぁ。
川崎の109シネマズは休館中だし
それよりなによりimaxシアターは料金が高いし…。
橋本へ行くくらいなら、都内の方がむしろ近いだろう。
ということで都内の上映館をチェック。

これまたあまり多くはないわけだが
有楽町・六本木・品川あたりで字幕版を上映していることが判明。
どうせ行くのだったらシネマイレージが溜まる
TOHOシネマズがいいだろうということで、TOHOシネマズ有楽座に決定。
上映時間は13時20分からで、終了も15時台と丁度良い。

TOHOシネマズ有楽座へは初めて行ったのだけど
真っ赤なシートと、壁にかかったこれまた真っ赤な緞帳が
レトロかつ高級な感じを醸し出し、なかなか素敵な映画館だ。
ただ、客席後方の傾斜があまりにも緩やかなのと
座席の背もたれの高さがなく、
頭を後ろに寄りかからせられないのが玉にきず。



で、肝心の映画。

アタシが今回字幕版にこだわったのは他でもない、
この映画がディズニー長編アニメだから。
当然ミュージカル・シーンもあるはずで
そうなるとやっぱり歌はオリジナルで聴きたい。
(いや、決して英語は解らないんだけどね^^;)。

でもわざわざ有楽町まで来た甲斐があった。
主役のラプンツェルの声を演じたマンディ・ムーアは
いかにもディズニープリンセスらしい
伸びやかで透き通った歌声の持ち主。
特にラプンツェルが生まれて初めて
塔から飛びだした時に歌う歌は素晴らしかった。

ディズニー長編アニメ第50作記念作品ということで
それを意識したのかどうかはわからないけど
『リトルマーメイド』の“Part of Your World”や
『美女と野獣』の“ベルのひとりごと”に通ずるものを感じた。
(タンポポの綿毛が飛んで行くシーンなんかは
 『美女と野獣』の、まさに「それ」を暗示しているようだった)。

ストーリーは、原作の『ラプンツェル』とは、
ディズニーマジックによってずいぶん違うお話になっちゃったみたいだけど
ハッピーエンドに決まっているので安心して観ていられた。
ラプンツェルのキャラクターも、
最近のディズニープリンセスにありがちな
《自ら未来を切り開く系(笑)》で、やや紋切り型な感じ(^^;。
そんなこんなで先の展開が読めてしまったためか
涙・涙また涙…にはならなかった。

そういえば、クライマックスのシーンも『美女と野獣』っぽかったな。
悪役が高いところから転落して最期を遂げるシーンもしかり。
(↑ディズニーアニメには元々このパターンが多いのだ)。


これまでのディズニーアニメ同様、この映画の映像もとっても美しい。
登場人物もなんだかお人形(フィギュア)のようで
一昔前の、人形を使ったストップモーション・アニメーションを
観ているようだった(もちろん動きはもっと滑らかだけども)。
これからのアニメは、みんなこういう風になっていくのかな。

余談だが、この映画でアタシの一番のお気に入りのキャラは
馬のマキシマムである。…いや、ありゃもはや馬じゃないな(^o^;。


そして美しいだけでなく3Dが凄かった。
去年の『アバター』以来、いろんな3D映画を観てきたけれど
これは今までアタシが観た中で、一番3Dの浮き上がりがスゴイ作品だった。

そもそも以前からちょっと不思議に思っていたんだよね〜、
近年突如として流行りだした3D映画って
スクリーンの向こうの《奥行き》は感じるのだけど
あんまりこっちに《飛び出してる感》が感じられないことを…。
何十年も前に、『キャプテンEO』のような
物凄い飛び出し感を表現出来る技術があったはずなのに
最近の3D映画は、どうしてあんまり飛びだしてこないのだろう?と。

ところがこの『塔の上のラプンツェル』は
奥行きのみならず、飛び出しも凄かった。
この映画のハイライトシーンの一つである
無数のランタンが飛び交う場面…
ラプンツェルとフリン(ユージーン)を象徴する2つのランタンが
大きく画面か飛びだして、
思わず手を伸ばしたくなるほどの距離でくるくる回る。
「うわ〜!これこれ!。
 こういう3Dが観たかったんだよ〜!!!」
となんだかちょっと興奮した。

これからも「別に3Dじゃなくてもいいような気がする3D映画」ではなく
3D効果を存分に発揮するような作品が増えるといいなぁ。
ついでに3Dメガネがもっと軽くて掛けやすいものに
なってくれるとますます嬉しい。


『塔の上のラプンツェル』の公式サイトはコチラ

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次に観る映画はコレだな…( ̄ー ̄)。

『ガリバー旅行記』


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4月6日 17:25頃のランドマークタワー。
landmark.jpg
みなとみらい周辺も、ライトアップは軒並み自粛。
しかし、今までと違う暗さがかえっていい雰囲気だった。
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コメント 3

なおち

主人が突然『何か3Dの映画が見たい!』と言い出して、その時たまたま
3Dのはこれしかやってなかったと言う不純な動機ながら、見ましたよ(^^)
うちは子供と一緒だったんで、しょこたんの吹き替え版だったんですが、
想像以上に歌が上手くてびっくり・・・と思ったら、後のスタッフロール見たら
歌ってるのは同じく吹き替え版に出ていた元宝塚の人でした(^^;)

>無数のランタンが飛び交う場面…
CMでもここをやたらと押してるし、やっぱりここが一番の見所なんだろうな~
なんて若干醒めた目で見たんですが、すっかりやられました(><)子供達は
手を伸ばしてましたよ(^^;)

ちなみに、魔女が塔の上のラプンツェルに髪を下ろしてもらう時の歌(吹き替
え版では『ラプンツェル~、髪の毛下ろしてぇ~♪』でした)に長女がはまった
らしく、しばらく何でもこのメロディーに乗せてお願いことをしてました(^^;)

by なおち (2011-04-07 08:42) 

えの

‘ベネチアが見たい!’という不純な動機で土曜日に
『ツーリスト』を観た時、『ガリバー旅行記』の予告を見て
めちゃくちゃ観たくなりました。
『ツーリスト』は・・・、ベネチア綺麗でした。
by えの (2011-04-07 09:38) 

梅屋千年堂

>なおちさん
アタシも「しょこたんは歌も歌っているのだろうか…」と
気になっていたのですが、歌は別の方でしたね。
歌えないことはないのでしょうが
やはりちょ〜っとイメージが違うのでしょうね(^^;。

>>『ラプンツェル~、髪の毛下ろしてぇ~♪』
いろんな方のレビューを読んでいると
これが頭から離れなくなった方が多いようです(笑)。
アタシは字幕だったのでそれほどでもなかったですが
確かにあのメロディは今歌ってみろと言われたら歌えるかも。

なかなか出来の良い映画でしたね。



>えのさん
『ツーリスト』…、
ジョニー・デップもアンジェリーナ・ジョリーも
結構好きなのに、まったくそそられなかったのは何故だろう(^^;。

『ガリバー旅行記』は、何も考えずに大笑いできそうで楽しみです。
ジャック・ブラックの過剰な演技(笑)に期待です。

by 梅屋千年堂 (2011-04-07 20:19) 

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