アルブレヒト・デューラー版画・素描展 [EXHIBITION]
国立西洋美術館で開催中の
『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 -宗教・肖像・自然-』。
うかうかしてたらまたしても閉幕間近!。
行かねば!。
というわけで、上野。
版画と素描という地味な展示だが
かのデューラーの展覧会ということで、
うーん、やっぱり結構混んでいるのかな?と思ったけど
そうでもなくて助かった。
アルブレヒト・デューラーは、
1471年、ドイツはニュルンベルグの生まれ。
ドイツ・ルネサンスを代表する画家である。
自分をキリストに見立てて描いたような自画像が有名だけど
今回の展覧会は版画と素描ばかりなので
展示室に飾られた作品は、99%モノクロの世界。
しかも一つ一つの作品が小さい上に、非常に細密なので
みんな壁に貼り付くようにして作品に見入っている(^^;。
展示室自体は結構広いのに、室内の真ん中には誰もおらず
みんな壁に向かって食い入るように見ているのが、
ハタから見るとなんかおもろい。
でも、気付いたら自分もそうやって壁に貼り付き
眼前30cmくらいの距離でジーーーっと見入っていたわけだが(笑)。
作品は、「宗教」「肖像」「自然」という
3つのカテゴリーに分けられて展示されている。
個人的に最も興味を惹かれたのは、やはり「宗教」。
というのも、アタシがデューラーを初めて知ったのは
バール・バックの『聖書物語』。
買って読んでから、もうどれくらいになるんだろ…。
(本が古過ぎて、Amazonにも楽天にも
画像が見つからなかったので自前の画像^^;)
これの新約篇の挿絵が、すべてデューラーのものだった。
なんだかもうメチャメチャ細かくて、
細部にわたって書き込まれすぎていて、綺麗なんだけどちょっと怖い。
そんな印象で、挿絵を眺めていた。
そしてしばらくしてから、そのデューラーという画家が
実は物凄く有名な画家だったということを知ったのだった。
今回の展覧会には、この『聖書物語』にも掲載されていた作品も
いくつか展示されていて、なんだかちょっと懐かしさを覚えた。
そんな感じで、最初の「宗教」の展示に気合いを入れすぎたためか
後半の「肖像」「自然」に関しては、なんだかもう疲れちゃって
殆ど流し見みたいな感じになってしまった。
さっきも書いたけど、とにかく作品一つ一つが小さく、更に精緻&精密。
何が疲れるって、もう目が疲れて仕方がない。
真剣に見つめすぎて、正直気持ち悪くなった(-_-;。
それでも、そんなグッタリ感の中で観た
《マクシミリアン1世の凱旋門》という作品は凄まじかった。
あまりの凄まじさに、もっと気分が悪くなった(爆)。
49枚の(これまた細かい)版画を組み合わせて
約3m四方の大きな作品に仕上げたもの。
皇帝マクシミリアンの偉業やら、
メロヴィング朝からハプスブルク家の家系図やらが
もうクラクラしてくるくらい細かく描かれている。
「まいりました_| ̄|◯」そんな言葉しか出てこなかった。
そんなこんなで無茶苦茶疲れる展覧会だったけど
行って良かったなと思った(料金も安かったし^^;ゞ)。
デューラーの版画の技法は、
主にエングレービング、エッチング、木版、
それと少しのドライポイントなんだけど
それぞれの技法の違いが以前から今一つ理解出来なかったので
本日のミュージアムショップでのお買い物はコチラ。
『西洋版画の見かた POCKET GUIDES』
版画の技法については、美術検定でも出題されることがあるので
そっちの勉強にもなるかな?という期待も込めて。
余談だが、美術館・博物館巡りを重ねるうちに
「これ、欲しいなぁ」と思うようになってきたものがあるのだけど
今日の展覧会を観て、「絶対買おう!」に変わったものがある。
それは、これ。
通ぶったおっさんが、よくこういうの持って鑑賞してるじゃん(笑)。
以前はこんなものを通して観ている意味が理解出来なかったが
やっぱり必要だと思った。
今回のように、めっちゃ細かい作品の細部を観察したい時、
ガラスケースに入れられて、接近できない作品の細部に迫りたい時、
大きな作品の上の方などをよく観てみたい時…
そんな時に、きっとコイツは威力を発揮するに違いない。
今、倍率が4倍のものにするか、6倍のものにするかで悩み中だけど
今日地元のヨド◯シカメラで見てきた感じでは
6倍の方がアタシの使い勝手には合っていそうだ。
う〜ん、早くアタシも通ぶりたい(笑)。
----------------------------------------------------------------
というわけで、
《今年行っておきたい展覧会(2011/1/5現在)》
『シュルレアリスム展 -パリ・ポンピドゥセンター所蔵による-』
2/9(水)〜5/9(月) @国立新美術館
『フェルメール《地理学者》とオランダフランドル絵画展』
3/3(木)〜5/22(日) @Bunkamura ザ・ミュージアム
『生誕100年 岡本太郎展』
3/8(火)〜5/8(日) @東京国立近代美術館
『光と、闇と、レンブラント』
3/12(土)〜6/12(日) @国立西洋美術館
『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』
4/2(土)〜6/26(日) @横浜美術館
『ワシントンナショナルギャラリー展』
6/8(水)〜9/5(月) @国立新美術館
『古代ギリシャ展』
7/5(火)〜9/25(日) @国立西洋美術館
『空海と密教美術展』
7/20(水)〜9/25(日) @東京国立博物館
『世界遺産ヴェネツィア展〜魅惑の芸術-千年の都〜』
9/13(火)〜12/11(日) @東京江戸博物館
とりあえず、こんなとこか。
『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 -宗教・肖像・自然-』。
うかうかしてたらまたしても閉幕間近!。
行かねば!。
というわけで、上野。
版画と素描という地味な展示だが
かのデューラーの展覧会ということで、
うーん、やっぱり結構混んでいるのかな?と思ったけど
そうでもなくて助かった。
アルブレヒト・デューラーは、
1471年、ドイツはニュルンベルグの生まれ。
ドイツ・ルネサンスを代表する画家である。
自分をキリストに見立てて描いたような自画像が有名だけど
今回の展覧会は版画と素描ばかりなので
展示室に飾られた作品は、99%モノクロの世界。
しかも一つ一つの作品が小さい上に、非常に細密なので
みんな壁に貼り付くようにして作品に見入っている(^^;。
展示室自体は結構広いのに、室内の真ん中には誰もおらず
みんな壁に向かって食い入るように見ているのが、
ハタから見るとなんかおもろい。
でも、気付いたら自分もそうやって壁に貼り付き
眼前30cmくらいの距離でジーーーっと見入っていたわけだが(笑)。
作品は、「宗教」「肖像」「自然」という
3つのカテゴリーに分けられて展示されている。
個人的に最も興味を惹かれたのは、やはり「宗教」。
というのも、アタシがデューラーを初めて知ったのは
バール・バックの『聖書物語』。
買って読んでから、もうどれくらいになるんだろ…。
(本が古過ぎて、Amazonにも楽天にも
画像が見つからなかったので自前の画像^^;)
これの新約篇の挿絵が、すべてデューラーのものだった。
なんだかもうメチャメチャ細かくて、
細部にわたって書き込まれすぎていて、綺麗なんだけどちょっと怖い。
そんな印象で、挿絵を眺めていた。
そしてしばらくしてから、そのデューラーという画家が
実は物凄く有名な画家だったということを知ったのだった。
今回の展覧会には、この『聖書物語』にも掲載されていた作品も
いくつか展示されていて、なんだかちょっと懐かしさを覚えた。
そんな感じで、最初の「宗教」の展示に気合いを入れすぎたためか
後半の「肖像」「自然」に関しては、なんだかもう疲れちゃって
殆ど流し見みたいな感じになってしまった。
さっきも書いたけど、とにかく作品一つ一つが小さく、更に精緻&精密。
何が疲れるって、もう目が疲れて仕方がない。
真剣に見つめすぎて、正直気持ち悪くなった(-_-;。
それでも、そんなグッタリ感の中で観た
《マクシミリアン1世の凱旋門》という作品は凄まじかった。
あまりの凄まじさに、もっと気分が悪くなった(爆)。
49枚の(これまた細かい)版画を組み合わせて
約3m四方の大きな作品に仕上げたもの。
皇帝マクシミリアンの偉業やら、
メロヴィング朝からハプスブルク家の家系図やらが
もうクラクラしてくるくらい細かく描かれている。
「まいりました_| ̄|◯」そんな言葉しか出てこなかった。
そんなこんなで無茶苦茶疲れる展覧会だったけど
行って良かったなと思った(料金も安かったし^^;ゞ)。
デューラーの版画の技法は、
主にエングレービング、エッチング、木版、
それと少しのドライポイントなんだけど
それぞれの技法の違いが以前から今一つ理解出来なかったので
本日のミュージアムショップでのお買い物はコチラ。
『西洋版画の見かた POCKET GUIDES』
版画の技法については、美術検定でも出題されることがあるので
そっちの勉強にもなるかな?という期待も込めて。
余談だが、美術館・博物館巡りを重ねるうちに
「これ、欲しいなぁ」と思うようになってきたものがあるのだけど
今日の展覧会を観て、「絶対買おう!」に変わったものがある。
それは、これ。
Vixen 多機能単眼鏡 単眼鏡マルチモノキュラー6X16 1121
- 出版社/メーカー: VIXEN
- メディア: エレクトロニクス
通ぶったおっさんが、よくこういうの持って鑑賞してるじゃん(笑)。
以前はこんなものを通して観ている意味が理解出来なかったが
やっぱり必要だと思った。
今回のように、めっちゃ細かい作品の細部を観察したい時、
ガラスケースに入れられて、接近できない作品の細部に迫りたい時、
大きな作品の上の方などをよく観てみたい時…
そんな時に、きっとコイツは威力を発揮するに違いない。
今、倍率が4倍のものにするか、6倍のものにするかで悩み中だけど
今日地元のヨド◯シカメラで見てきた感じでは
6倍の方がアタシの使い勝手には合っていそうだ。
う〜ん、早くアタシも通ぶりたい(笑)。
----------------------------------------------------------------
というわけで、
《今年行っておきたい展覧会(2011/1/5現在)》
『シュルレアリスム展 -パリ・ポンピドゥセンター所蔵による-』
2/9(水)〜5/9(月) @国立新美術館
『フェルメール《地理学者》とオランダフランドル絵画展』
3/3(木)〜5/22(日) @Bunkamura ザ・ミュージアム
『生誕100年 岡本太郎展』
3/8(火)〜5/8(日) @東京国立近代美術館
『光と、闇と、レンブラント』
3/12(土)〜6/12(日) @国立西洋美術館
『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』
4/2(土)〜6/26(日) @横浜美術館
『ワシントンナショナルギャラリー展』
6/8(水)〜9/5(月) @国立新美術館
『古代ギリシャ展』
7/5(火)〜9/25(日) @国立西洋美術館
『空海と密教美術展』
7/20(水)〜9/25(日) @東京国立博物館
『世界遺産ヴェネツィア展〜魅惑の芸術-千年の都〜』
9/13(火)〜12/11(日) @東京江戸博物館
とりあえず、こんなとこか。
2011-01-05 22:40
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