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大好きな小田さんに《最終回・大阪編》 [K.Oda]

Kazumasa Oda Tour 2005“大好きな君に”
大阪城ホールの巻。

ネタバレ指数90
(12/12 22:21 レポ完成しました)。

今回は大阪日帰り強行遠征である。
元来時間に追われるのが嫌いで、
時間を気にしながら楽しいことをするのが耐えられない性質なので
これまで例え日帰り可能でも、無理な遠征は極力避けてきた梅屋千年堂であったが
今回は経費節減(宿泊費節約)の為、日帰りを敢行した。

行きは少しでも安く行こう!ということでぷらっとこだま利用。
ドリンク券付で新大阪まで9900円だが、
所要時間は約3時間40分。長〜〜〜い道程だった。

大阪到着後、現地在住の友達と合流して
京橋のホテル、モントレ・ラ・スールの和食レストランで食事後
場所を今度は城ホールにほど近いホテル・オータニに移動して
食後のデザートを堪能した。

本日の座席は立ち見席。
ということで、少しでも見易く、
なおかつ小田さんの顔を近くで拝めるポジションを確保するため
ちょっと寒かったけれど、早めに立ち見席の列に加わることにした。
立ち見の列はまだそれほど長くはなっておらず、8番目かそこらだった。
並び始めてしばらく後、係員がやってきて
「前売りで立ち見券を買った方はこちらへ、
 当日で立ち見券を買った方はそちらに並んでください!」と
列を分け始めた。
同じ立ち見なのに、なんで分けるんだろう?。
一応前売りで立ち見を買った人を優先して先に入れてくれるんだろうか??。

しばらくすると、前売り立ち見チームの列(20人程度だったか)は
城ホールの裏口みたいなところに移動させられた。
「あ〜こっちの方が風が当たらなくて並ぶのに楽だね〜」なんて
友達と話していたら、係員がなにやら説明を始めた。

それによると・・・
ステージ・セットを組む前に、見切れの可能性があるために
販売できなかった席があったのだが、いざセットを組んでみたら見える、
ということで急遽バック・ステージの追加席の発売が決定になった、と。
ひいては前売りで立ち見券を買ったみなさんのチケットと
その追加席をA席との差額¥500で交換します、ということだった!!!。

\(^o^)/

「後ろにもまだ立ち見券を持って並んでいる人もいるから」
ということを配慮して、チケットの差額交換はこの裏口で秘密裏に(笑)行われた。
ホントにここまでするか?って笑っちゃうほど秘密裏であった・・・(^^;。
だって係員ってば、
「ハッキリ言って、本来の立ち見よりもずっとステージには近い席です。
 ハイ、静かにして下さいね!(←誰もうるさくなどしていない笑)
 いーですか?、みなさん
 絶対『ヤッター!』とか叫ばないでくださいね!。
 そして交換したチケットは、受け取ったらすぐにしまってください。
 お連れ様へのチケットの受け渡しは
 あちらの噴水の方へ行ってからにしてください!。いーですね?!」
って、異様なくらいにもったいつけるのである。
 
とまぁ、そんなこんなで思わぬラッキーに恵まれて
立ち見からA席にグレードアップした。
正直言って、アルフィーの城ホール公演でも
こういったことは今まで耳にしたことはあったので
まったく期待していなかったわけではなかったので
物凄い驚きというものはなかったが、椅子席への移動はとても嬉しかった。

そんなこんなで、本日の座席は2階スタンドF17列20番台。
アルフィーだとFってステージに向かって正面から右寄りの場所だけど
小田さんの場合はここがバックステージなのか・・・。
てことはアルフィーだといつも西側にステージだけど
小田さんの場合は東側にステージなのか。へぇ〜。

開場のまだ30分以上時間があったが
なるべく早く場内に入れるように、入場の列に加わった。
定刻通り16時に開場になり、中にはいると・・・そこには想定外の風景が!。
なんとステージは北側に作られていた。
つまり城ホールを横長に使っていたのである。
それゆえステージからは横に長い花道が何本も伸びている。
バックステージの観客用にもちゃんと花道がある。
ここに小田さんが来てくれたら、結構近いじゃないか!。

バックステージと言っても、
今回の小田さんのステージのセットはシンプルで高さがないので
後ろ姿ではあっても、バンドのメンバーの姿もちゃんと見えるし、
グランドピアノを弾いている時の小田さんなら顔はこっち向きだ。
あ〜、早めに並んでみてホントに良かった。

周りを見渡してみると・・・
なんと、2階スタンドにはホントに見切れてしまう僅かな場所以外
全周ほとんど客を入れている!!!。
す・・・スゴイ(@o@)。
出来るだけたくさんのお客さんに観てもらいたいという
気持ちが伝わってくるステージセットだった。


さて・・・前置きがかなり長くなったが、
コンサートは17時開演の予定だったが、 10分ほど押して
17時10分、“Over The Rainbow”が流れ始めた。
ステージ両脇に設置されたスクリーンに
いつものアニメが映し出される。
バックステージからはこのスクリーンを裏から見る格好になるので
ツアータイトル「Kazumasa Oda Tour 2005 大好きな君に」
の文字が裏返っている。
そしてスクリーンには
“やっとまた会えたね”の文字。
以前にもこのツアーで既に大阪には来ているからなんだろうけど、
こんなの10月の横浜の時もあったんだろうか?。
(多分なかったような気がする・・・)。

ライブの展開、前半はいつもの通りである。
“まっ白”から始まって、
小田さんの「お待たせしました〜!」という短い挨拶のあと、
“ラブストーリーは突然に”。
しかし・・・バックステージのオーディエンス、いまひとつノリが悪い!。
いつもだったら“ラブストーリー〜”のイントロと同時に
みんなワーッと立ち上がるのだが、ほとんど座ったまま(-_-;。
小田さんがこっちの花道に来たら、
ようやくみんな立ち上がって小田さんに手を振ったりしてたけど、
なんかそれってすごい現金な感じ(^^;。
最初から立とうよ!最初から。

この曲での小田さんは、今日も元気に走りまくる!。
オイオイ大丈夫か?ってくらい走りまくる!。
本人「走りたいから走ってるだけ」(←さいたまでのMC)だそうだが。

ちなみにバックステージに最も近い花道の先端に
小田さんが立ち止まってしまうと、
プロジェクターが置いてあるイントレに阻まれて
小田さんの下半身しか見えないことが判明した(^^;。
椅子に座れば顔も見えるんだけど・・・でも立ちたい!。
う〜ん、ジレンマ!(笑)。

メインステージに戻って
“the flag”、“忘れてた想い出のように”。
そしてステージ向かって右手の花道に移動して
“黄昏”、“さよなら”。
“黄昏”では小田さんの後ろ姿しか見えなかったが
“さよなら”ではいつものように小田さん自らマイクの向きを直して
こっち向きで歌ってくれた。

ここでセンターの花道の先端に歩きながら移動してのMC。
「今“さよなら”を真剣に歌いましたけど・・・
 結構切羽詰まったキーでしたけど(笑)。
 よくこの曲は(自分の手を離れて)“一人歩き”してるなんて言われますけど、
 もう自分が作った曲って感じがしないですね。
 なんか他人が作った歌を歌っているような感じ。
 もちろん自分が作ったんですけど・・・あぁ、昔の自分が作ったんだなって(笑)。
 ・・・昔この曲が出た頃は、淀川長治さんの
 『サヨナラ サヨナラ サヨナラ』ってのをパクったのかとか言われましたが
 自分ではそんなつもりはなかったんですが僕は淀川さん好きでしたから、
 もしかしたら心のどこかにあったのかも知れません(笑)」

「よく『タイムマシンで時間を戻せたら誰に会いたいか』なんていう
 つまらない質問がありますけど、僕だったら昔の自分に会いたいですね。
 二十歳かそこいらの。
 それで何を考えていたのか訊きたい。
 今でもなんとなくは憶えているんだけど、どうも判然としないところもあって…
 音楽をやっていくにあたって何を考えていたのか、
 そんなことを是非訊いてみたいと思ってるんですけどね」

「ところで、大阪でやるのはこのツアーで5〜6回目だと思うんだけど
 このツアーを初めて観る人ってのはどれくらいいるんですかね?」
(おぉ〜、小田さんってば幸ちゃんみないな質問してるよ!(^o^;)。

・・・パラパラと挙手する客席。
「大体3割くらいですかね・・・。
 ということは残りの7割はリピーターということですね。
 このリピーターの方々というのは
 おそらく来るたびに違う曲を聴きたいと思っていると思うんですが・・・」
でもこの曲をやります、と“眠れぬ夜”。

「僕は去年テレビのレギュラー番組をやりまして・・・
 ラジオでもレギュラーやったことないのに、いきなりテレビですよ。
 僕はやりだすと凝ってしまうので、きっと苦しくなるのは分かってたんですが
 受けてしまったんですよね。
 きっとどこかに勝算があったのかも知れません」

「前回ここ大阪城ホールに来た時には、確か梅雨に入ったかどうかの頃で
 ここでは“夏の終り”って曲をやったんですが、
 今日は“夏の終り”はやりませんし
 冬らしい曲をやるってわけでもないんですが(笑)
 懐かしい曲で“やさしさにさようなら”という曲をやりたいと思います」

わーっ!!!この選曲はウレシイ!!!。
まさかこのツアーでこの曲が聴けるとは思いもしなかった!。
“LOOKING BACK”バージョンだから、
アレンジも歌詞ももちろんオリジナルとは違うけど大好きなんだよ、この曲。
「冬らしい曲でもない」と小田さんは言っていたけど、
♪冬の寒さと やすらぎの夜を〜 
って、一応歌詞には“冬”という言葉が入っていることにふと気が付いた。

う〜ん、今日はこの曲を生で聴けただけでも
大阪まで来た甲斐があったというものだ、と思っていたら
次も予想外の曲が来た。

「昨日やってみたら意外と楽しかったんで、
 この曲をやってみたいと思ってるんですが、
 この曲はみんなの手拍子があって最後まで行けるという曲なので・・・
 ・・・もちろん『手拍子なんかしてたまるか』という人には
 強要は致しませんので(笑)。
 ・・・それで、手拍子するとどうしても(テンポのスピードが)走ったりしますから
 走らないように気を付けて下さい。
 ・・・テンポは、これくらいかな?(と足でリズムを刻む)」

指示通りの結構早いテンポで手拍子しながら
一体なんの曲だろうとワクワクしながら待っていたら
“伝えたいことがあるんだ”だった!。

そして次は
「中村八大の曲で“黄昏のビギン”」。
小田さんホントにこの曲が好きだねぇ〜(笑)。

「さて、今日はここでゲストを迎えるわけですが・・・(場内騒然)
 一体誰なんだろう?ってことなんですけど、
 僕は初めてこいつを見た時は、『きっと生意気な若造に違いない』と思いました。
 でも、彼は、なんと言っても僕が大好きな“夜空ノムコウ”を書いた人間なので
 本当はきっといいヤツなんだろうと思いました。
 (場内「もしや?」という雰囲気で更に騒然)
 今そいつが緊張して待ってると思うので、呼んでみましょう。
 スガシカオです!!!

え=====っっっ!!!

『クリ約』の中居くんもビックリサプライズだったけど
スガシカオとはビックリだよ〜!!!(@▽@)。
いや、別にファンでもなんでもないけどさ。
あんまり生シカオを観る機会なんてなさそうじゃん?!。

ラフな服装でステージに上がってきた男はまさにスガシカオ!。
思わず双眼鏡で確認し
「おおお〜!ホンモンだよ〜!!!」と声を上げてしまった(^^;。

小田「もしかしたらスガシカオのことを知らない人もいるかも知れないけど
 まぁそれはどうでもいいとして・・・(笑)、
 いくつか君に質問してもいいかな?」
スガ「はい」
小田「君、出身はどこなの?」
スガ「東京です」
小田「ふ〜ん。それはあんまり面白くねーな」
スガ「えっ?!」
小田「東京じゃぁねぇ。地方じゃないと広げようがないじゃない?。
 ふ〜んって言うしかないだろ。
 で、君は今何歳なの?」
スガ「39です」

そこでアタシと友人、思わず顔を見合わせて
ウソ?!マジ?!?!
スガシカオってもっと若いのかと思ってたよ!!!。
自分らよりも年上じゃんっっっ(^o^;。知らなかったー!。
で、小田さんにとっては39歳はまだ若造か・・・ホッ。
(アタシがホッとしてどーする)。
 
二人、花道中程で、何故か立ち話のまま・・・
小田「君さ、曲作ってて、『これはスゴイのが出来た!』とか思うことってない?」
スガ「ありますよ。もう、これはスゴイ!。
 この曲を発表したら日本の音楽史が変わってしまうかも知れない!
 ぐらいに思うんですけど・・・全然売れないんですよね。
 そういうのに限って、いつにも増して売れなかったりすんですよ(笑)」
小田「でも今はあんまり聴いてくれる人がいなくてもさ、
 何年か後に“あぁあの曲良かったな”っていう人がいてくれればいいんだよ」
 
あんまり記憶が定かでないのだが、
「そう思ってこれからも頑張れよ」的なことを
スガシカオに話して訊かせていたのだが、
小田さんまるで若造に説教たれる年寄りみたいになってしまい
小田「なんか説教してるみたいになっちゃったなぁ(笑)」
スガ「公開説教ですか?!なんかヤですねぇ〜(笑い)」

そして平気でカンペ見ながらトークを進める小田さんに
スガ「・・・なに見てるんですか???」
小田「これね、コンサートであれ喋ろう、これ喋ろうって
 忘れないようにいろいろ書いてんだよ。
 実際は殆ど喋らねーで終わっちゃうだけどね」
スガ「それじゃ意味ないじゃないですか!(笑)」

小田「ところで“夜空ノムコウ”の最後、サビを3回繰り返すところで
 全部歌詞を変えてあるじゃない?。あれはどういうことで?。
 全部同じでも十分オレは良いと思ったけど」
スガ「あの曲って、結構メロディが単調じゃないですか。
 だから歌詞で変化を付けようと思って」
へぇ〜、なるほど、そうなんだ・・・。

小田「僕は勝手にSMAPの“夜空ノムコウ”をコピーしてるんだけど
 スガシカオのは、ミュージシャンとしてのプライドなのか、
 なんか全然違うコードなんだよな。
 リハーサルでやろうとしたら全然合わなかったよな」
スガ「全然合いませんでしたねー!(笑)」
小田「だからここはオレがギターを弾いて・・・
 ワタシが仕切りますんで(笑)」

そして小田さん
♪ズンチャ・チャラララ〜ン・・・
と生ギターでイントロを1小説奏でた後・・・
あっ!
と何か思い出したご様子・・・(^^;。
小田「歌いたい人がいたら、一緒に歌って下さいって
 言おうと思ってたのにボケッとしちゃった(*^^*ゞ。
 ・・・歌詞も出ますんで、歌いたい人は歌って下さい」
・・・小田さん、面白いよ(^o^;。

サビの部分は二人でハモったりもしてたんだが、
スガシカオの声と小田さんの声は、なかなか合っている。
スガシカオは“夜空ノムコウ”1曲を歌ってステージを去ったが、
あぁ〜、なんだか得した気分だった。

「他人のコンサートにゲストで出て行くってのは緊張するもんですよ。
 僕も昔チャゲ&飛鳥のコンサートに出てったことがありますけど
 若い人の中に…あ、今は彼らもそんなに若くないですが(笑)
 ジジイが出てってみんな喜んでくれるのかな、なんて」

今度は場所を左側の花道に移動。

「さて、時はどんどん過ぎていきます。
 ・・・どんな曲をやろうか、何をやったらみんな喜んでくれるだろうかと
 考えるんですが、ここは“風の坂道”という曲をやりたいと思います」
これまた嬉しい選曲だ。
一体今日はどういうことなんだろう?。
ツアーも大詰めになって、こんなにいろいろな曲をやってくれるなんて。
アタシは今回のツアーで結局武道館は一度も行かなかったから
よくわからないけど、東京とか、大阪とか、
今回のツアーで何度か繰り返し訪れた場所では
こうやって他会場では演奏しなかった曲を、
結構たくさんやってくれたりしてたんだろうか。

天井からステージ上の小田さんに向かって
垂直に降りたスポットライトがカッコイイ。
続いて
「さっき話したテレビのタイトル曲を」ということで
“風のようにうたが流れていた”。

そして前半の締め括りはこの曲だ。
「この曲も頼まれて書いたんですけど、
 (明◯安※生命の)不祥事が相次ぎまして・・・
 僕にはなんら責任はないんですが、
 なんかこうちょっと後ろめたいというか・・・(笑)
 まぁ一緒に背負って行こうと思ってますが。
 ・・・昨日(明◯安※生命の)社長が楽屋の方に挨拶に来まして、
 なんか・・・目を合わせられなかったですよ(^^;。
 ・・・社長、僕より年下なんですからね。
 そういう時代になりましたよ(笑)。
 それでは、その曲をやりたいと思います。“たしかなこと”」。

小田さんのインタビュー本『たしかなこと』の中でだったか、
「この曲は“言葉にできない”を継ぐ曲として作った」
みたいなことを言っていたと思うのだが、
その時アタシは
「えぇ〜?全然“言葉にできない”の方が勝ってるよ。
 あの曲にかなう曲なんてそうそう出来ないって!」
な〜んて失礼なことを考えていたんだけど、
このツアーで、そしてCDで何度も何度も“たしかなこと”を聴いているうちに
なんだか最初の頃とは随分認識が変わってきた。
う〜む、これは“言葉にできない”同様、後々まで残る曲かも、と。



《御当地紀行》は、関西版ダイジェスト。
う〜む、新作が観たかったのでちょっと残念。
それでも当然のことながら、アタシにとっては初めて観る映像が殆どだったし
例の「ババア発言」も炸裂し(笑)、かなり笑える内容にはなっていた。

ライブ後半もお馴染みの展開。
“ RE”から始まり、“正義は勝つ”。
アタシ的にはこのへんの曲も、立ち上がってノリたいところだ。
(確かさいたまスーパーアリーナでは“正義は〜”で立った気もする)。
しかし大阪のオーディエンスは思いの外ノリがイマイチ。
この“ぬるい”感じは、バックステージということも関係しているのか?。
う〜ん、でも正面に見えるスタンド席を観ても
な〜んかイマイチっぽいなぁ。

しかしそんなことはおかまいなく、次の“Yes-No”では立ち上がる。
ここでも小田さんが近くにくれば、一応みんな立ち上がって手を振る(^^;。
さらに“キラキラ”で大盛り上がりの後、
梅屋千年堂涙腺スイッチON!の“YES-YES-YES”だ。
う〜ん、やっぱり何度観ても何度聴いてもここで泣いてしまうなぁ(^o^;。

そして“明日”、“僕ら”、“言葉にできない”で本編終了。



アンコールは“だからブルーにならないで”から。
なんだか最初手拍子がオモテ打ちっぽくなってたから
ど〜すんだろ?と思ったが、うまく処理して裏打ちで歌に入ったので安心した。
続いて“またたく星に願いを”。
城ホール中が両手を上に上げて左右にフリフリ。
いや〜楽しい楽しい!。

正直言うと、もはやアンコールの記憶が定かでない。
そんなにコワレちゃってたのか?アタシは。
ともかくここで“君住む街へ”だったのだと思う。
この曲でのラストでやるメンバー紹介を聴くのも最後かぁ・・・。
だんだん、今日のコンサートが、今回の小田さんのツアーの
MYファイナルであるという実感が沸々と湧いてくる。

「みんなも元気で、オレも元気で、頑張っていれば
 きっとまた会えると思います」
という締めのMCで“大好きな君に”。
これも最後かぁ〜・・・と思ったらもうウルウル・・・(ToT)。

で・・・
「この曲は、僕の友達を思って作った歌です」というMCの後に
今日は“そして今も”を演奏してくれたのだけど、
この曲がどのタイミングで演奏されたのかが
さっぱり思い出せない・・・(-"-;。
1回目のアンコールは“大好きな君に”で終わったはずだから・・・
2回目のアンコールでこれ1曲のみ演奏して終わったのだろうか???。
そんなことあるかなぁ???。ダメだやっぱり思い出せん・・・(-_-;。

ともかく
「あぁ〜・・・おそらくもうしばらくは
 生小田さんを観る機会は当分なさそうだなぁ〜」
な〜んて思いが募ってきたら、やっぱりここでも泣けてきてしまった。
そして小田さんは
「友達のことを思って作った」と言っているけど
この歌に出てくる
♪きみの中に ぼくは いるか
って歌詞を聴くと、アタシは声を大にして
「いるいる!もちろんいるよ〜!!!」と叫びたくなるのであった(^^;。

さらにこの歌には

♪もういちど 生きて ゆくとしても
 また 同じ 人生を たどるだろう
 ぼくが こうして ぼくで ある限り
 ぼくは きっと 自分を 生きるだろう

(歌詞引用 “そして今も” 作詞・小田和正)

という歌詞があるんだけど、
これはもう人生成功した人ならではのセリフだな〜といつも思う。
じゃなきゃこんな風にはなかなか言い切れないんじゃないか。
くぁ〜、かっこいいよ、小田さん。



更にここで再度アンコール。
実は既に帰ってしまったオーディエンスもチラホラ。
あ〜あ、まだやるのにもったいないなぁ。
多分今日は大阪ファイナルだから、
“たしかなこと”をみんなで歌おう!とかってのが、きっとあるよ。

そしてほどなく小田さん&バンドのメンバー登場。

「えー、また出てくるんなら、
 そのままいればいいじゃねーかって話もありますが、
 ここは雰囲気ってもんもありますんで(笑)」
と、また面白いことを言う小田さん(^^;。
ずっといたらアンコールにならないじゃん。

「実はみんなに頼みがあります!。
 先日さいたまで『クリスマスの約束』っていう番組の収録がありまして…
 番組のことを知らない人はまぁどうでもいーんですけど・・・。
 ・・・その収録の最後に“たしかなこと”の大合唱で終わるというのが
 あったんですが、実際その場では手拍子が入ってしまったりして
 うまく音が取れませんでした。
 そこで!!!、ここでその歌を録音してしまおうという企画です」

ナニーーーーッ?!。
また撮り直し(録り直し)かィ?!(爆)。
まぁ〜確かにこないだ妙な手拍子入ってたもんなぁ(^^;。

「果たして、こういうことをやってもいいものかどうかわかりませんけども、
 捏造という感じがしないでもないですが(笑)、やってみたいと思います。
 いくつか注意事項を言いますけど、
 その(さいたまの)時の音が出ますんで、それに合わせて歌って下さい。
 で、僕がそこで歌ってしまうと僕が二人いることになってしまうので
 ここは、お客さんだけで歌ってもらいます。
 手拍子はしないで、静かに大きな声で歌って下さい。
 この静かに大きな声で、ってのはなかなか難しいかも知れませんが(笑)。
 ・・・歌い出しは合図します。
 歌詞も(スクリーンに)出ますんで」

というと、スクリーンの真横に位置する男性客から
「歌詞がみえませーーーん!!!」(爆)。

すると小田さん、
「見えない???。見えないって・・・
 ・・・大体歌詞を憶えてないってことががそもそも・・・(笑)」
とすかさず切り返し。
「まぁそういう方は、他の人が歌っているのを後追いで・・・なんとかうまくやってください」

このようにして、捏造・・・いやいや(^^;
“たしかなこと”の【オーディエンスによる感動的な大合唱】の録音が行われた。
どーでもいいけど、この曲、みんなで歌うには
ちょっと難しすぎる〜という気がするのはアタシだけか?。
譜割とか、めちゃめちゃややこしくて正確に歌うの大変なんだけどーっ?!。
まったく小田先生の要求は客に対してもレベルが高い・・・。
(リズムが走らないように気を付けろ、とかさ)。

しかし、この音をどうやって使うんだろう?それも大いに謎。
だってさいたまの映像では、お客さんが手拍子しちゃってるのに
流れてくる音は手拍子なしの歌声のみ。
これって知らない人が見たら妙だよね。
そうかと言って、いきなり番組のラストだけ何故か城ホールの映像ってのも
もっとヘンじゃん?(^^;。
一体どのように編集されて、感動的な仕上がりになるのか???
いろんな意味でオンエアが楽しみな今年の『クリ約』だ。

そして、無事に録音終了。
「なんだか妙なコンサートになってしまいましたが・・・(笑)
 えー、今、録音した音をチェックしてますので・・・。
 ・・・ハイ、オッケーだそうでーす!(場内拍手!)」

「こんな風にみんなに協力してもらって・・・
 まだまだやり続けるしかないでしょー!」
と、演奏続行!。
ヽ(^。^)丿わーいわーい!・・・と思いつつも
そろそろ時計の時間が心配になってきた梅屋千年堂。
チラと時計に目をやると、一応まだ20時前。
・・・まぁ〜・・・なんとかなんだろ(^o^;。
最悪でも20:44大阪城公園発の環状線に乗れればいいのだ。
途中退場はあり得ないから、最後まで観て万が一乗り遅れたら・・・
どっか泊まればいーや(あははは)。

曲は“愛を止めないで”。
さすがにここまでくると客席は総立ち。
で、これで終わりかと思いきや!!!
どうやらまだまだやるらしい!(≧▽≦)。

小田さん

♪哀しぃほど・・・

と“まっ白”を歌い出して・・・すぐ止めた。
あれ?どした?(^^;。

「違う歌、歌っちゃった!!!(^o^;」(爆)。

ひっくり返る客席(^^;(^^;(^^;。
ホントは

♪今だから できること

と、“キラキラ”を歌う段取りだったらしい(^o^;。
ホンットに今日の小田さんは、高見沢王子に匹敵する天然ぶりで
か〜なり笑わせてもらった。
小田さんでもこんな風に【崩壊】するんだなぁ〜・・・(笑)。

そしていよいよ♪ジャ〜〜〜〜〜〜ン!で曲が終わり、
珍しく小田さん、ジャンプで曲を締め、そして叫んだ!
どうもありがとーーーっ!
 ハイ、みんなもう帰りなさい!!

もう爆笑〜!。
「もう帰れ」って言われるとは思わなかったよ!!!(^Q^)/""。



終演は20時10分を過ぎていたと思う。
十分間に合う時間だが、タラタラ歩いていたのでは
ヤバいことになりそうなので、タッタカタッタカ早足で歩いて大阪城公園駅へ。
しっかし日曜なせいか、電車がなっかなか来ず・・・
結局電車に乗り込んだのは20:40頃だったか。
タイムリミットの4分前じゃんっっ(^o^;。
大阪で乗り換えて、新大阪到着。
駅弁買って、ホームに上がってほどなく列車到着。
♪東京行きの〜最終列車〜・・・、21:18発のぞみ160号。
駅弁食べて、ライブレポ用のメモをちょろっと書いていたら
ものすご〜く眠くなってしまったので爆睡。
そうこうしてるうちに23:30新横浜到着。
行きのこだまでは「大阪って遠いなぁ」と思ったけど
帰りののぞみでは「大阪って近いかも」と感じた。



なんだかんだ言って、今回の小田さんのツアー、
気付いたら合計5本も観に行ってしまっていた。
過去にもソロになってからの小田さんのツアーは欠かさず観ていたけど
地元横浜で、1回観てそれで満足していた。
なのになんで今回はこんなことになってしまったのか。
おそらくツアーの内容がいつも以上に良く、何度も観たくなる内容だったのと
次にいつ小田さんが全国ツアーをやるかわからない(もしかして最後かも?)
なんていう思いがあったからかも知れない。
チケット確保にもそれぞれそれなりに苦労しただけに、
どのコンサートも忘れられないものとなった。

▼「早く駅に向かわなくては〜!」と思いなから
 慌てて携帯で撮った割にはちゃんと撮れてた城ホール。


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コメント 10

yoh-chan

おぉ〜〜〜お疲れさまでしたー!!!!
ホント師匠は忙しい充実してるねー。
気をつけて帰ってきてねん
by yoh-chan (2005-12-12 00:00) 

あしべ

なるほど!
小田さんのライブを見に大阪だったのですねぇ♪
わー城ホールだぁ~~~
いきてぇ~~~(笑)

お疲れさんでした♪
by あしべ (2005-12-12 10:21) 

しゃち

お疲れさまでした。
レポ楽しみにしてま~す。
by しゃち (2005-12-12 12:35) 

梅屋千年堂

>よーちゃん
まさに『師走』を実践している感じだよ(笑)。
でも小田さん@大阪が終われば、とりあえず武道館までは
ちょっと一息つけるのでこの間に睡眠不足を解消したいと思います。

>あしべさん
そういうことだったんです。
城ホール、また29日に来るんだなぁ〜としみじみしてしまいました。

>しゃちさん
はい、お待たせしました。レポ完成です。
しっかし今回もま〜た長大になってしまった〜(笑)。
by 梅屋千年堂 (2005-12-12 22:26) 

wako

おつかれさまでした!あーまた行きたくなってしまいました。
ラストの名古屋行きたかった(;.;)
ご当地紀行総集編は、ほんとに面白いですよね。率直な小田さんで・・・
私はインストゥルメンタルの10枚組CD持っているのですが、その歌詞本をじっくり見ました。これは今回のツアーのおかげです。泣けちゃったりします。
最近の歌詞は、小田さんからのメッセージが沢山つまっている気がします。
そうそう、東京の初日では一瞬「カウントダウンって言っちゃいそうだ(笑)」なんて言ってたんですよ。友達と「言っちゃえばいいのに」と。(笑)
長くなってごめんなさいm(__)m
by wako (2005-12-13 01:23) 

ちえぞう

正直、オフコースは有名な曲をちょろっと知っている程度、
小田さんもTVでわずかに拝見した事がある程度、
で、勝手に 小田さん=綺麗な声。気難しいけど以外と面白そうな人。
というイメージがあったのだけど・・・
うめちゃんの小田さんレポ読んでいるうちに、
以外と面白そうじゃなくて、完璧面白い人になってしまった(笑)
ライヴの様子も想像していたのとは随分違うしね〜
“走ってる小田さん”ってのがもう衝撃的!
私のイメージの中には100%なかった。今でも想像しきれない(爆)

小田さんレポ新鮮で楽しいんで来年もがんばっていっぱい行って(笑)
by ちえぞう (2005-12-13 03:59) 

とんぼ

仕事中なのに、
読みながら泣いてしまいました。ぅぅぅ。
私も「YES-YES-YES」がダム決壊ポイントです。
あーもう1回観たかったなぁ・・・しくしく。
今回のツアーは、いつも以上に
小田さんを近くに感じられたからこそ(距離だけじゃなくて)
きっと何度も観たいなぁって思ったのかも。
次のツアーが待ち遠しいですが、いつになるやらー。
「クリ約」の客合唱音声は大阪城ホール、メモメモ(笑)
by とんぼ (2005-12-13 10:49) 

ミケまま♪

こんにちは☆とんぼさんの所からとんできました。
こちらでは、はじめましてですね。
「やさしさにさようなら」といえば、私はこの曲が初めてお披露目されたライブ(たしか1978年)に行った時のMCを思い出します。
その内容は、○ルシャンからワインのCMソングの依頼があり、それ用にこの曲を作ったというもので、小田さんはちょっとはにかんで(小田さんも若かったから・笑)嬉しそうに「CMが流れるのを待っててくださいね。」と話されてました。(だから歌詞に「ワイン」が入ってるんですね。)
が・・・その後TVでそのCMを見る事はなく、どうやらボツになったらしいと友人から聞き、がっかりしました。(小田さんも怒ったんだろうな・・・。)
今年はその時以来、約四半世紀ぶりに生で小田さんを見たのですが、よく喋るしハンドマイクだし、あまりの変身ぶりにめっちゃ驚きました~。
でもぐっとステキになっててドキドキ♪また小田さんライブに行きたいです☆
そして出来れば・・・オフコースも・・・見たいですよねっ?
by ミケまま♪ (2005-12-13 20:28) 

しゃち

レポ読みました。
A席への変更あって良かったですね。
ゲストもあったんですね♪
また行きたくなっちゃいました。
by しゃち (2005-12-14 00:08) 

梅屋千年堂

>wakoさん
最近の小田さんの歌詞は心に響きますよね。
本当に今回の小田さんのツアーは楽しかったです。
終わってしまうのがとても寂しいです。
《きっとまた会えるね》を信じて、次のツアーを待ちたいと思います。

>ちーちゃん
最近の小田さんは《かなり面白い》よ。
オフコースの頃では考えられなかった弾けっぷりです。
でも多分今の小田さんが本当の小田さんなんだろうね〜。
オフコースの頃は格好つけてたんだろうな〜(笑)。
しかししばらく小田さんツアーはないんだなぁ・・・(残念)。
それ考えるとアルフィーファンってのはホントに恵まれてるね。

>とんぼさん
仕事中に泣かせてしまってスミマセン(^^ゞ。
“YES-YES-YES”は泣けますよね。特に“キラキラ”からの導入部が!。
これほどまでに小田さんに夢中になるのは20年ぶりかも?!(笑)。
心底ホレなおしたーっ。
ホントに早くまた小田さんに会いたいです。
再来年、還暦ツアーやってほしいですね(^^;。

>ミケまま♪さん
いらっしゃいませ。
あ〜・・・そのCMの話は、記憶の中にかすか〜に残ってます。
でも・・・ボツになっちゃったんですね(^^;。
四半世紀ぶりだと、5人のオフコースもすっ飛ばしてるわけですよね?。
そりゃ〜あまりの変わり様に吃驚しますよね(笑)。
アタシもあのハンドマイクには最初ぶっ飛びました(^o^;。

>しゃっちゃん
そう、またゲストと一緒に“夜空ノムコウ”を歌ったんだよ。
また機会があったら是非観に行きましょう!。

《まとめ》
というわけで、こんなに冗長なライブレポを最後まで読んで、
しかもみなさん思い入れたっぷりのコメントをいただいて
本当にありがとうございました。
梅屋千年堂の《小田暴走2005》はこれにて終了です。

と、いうわけで、今年ナマ小田さんを観た方も、そうでない方も、
12/22深夜オンエア、TBS『クリスマスの約束』、是非観てくださいね〜!!!。
(アルフィーファンにはちょっとしんどいか?!笑)。
by 梅屋千年堂 (2005-12-14 02:03) 

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