ホビット 思いがけない冒険

本当は去年のうちに観ておきたかった映画。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『ホビット 思いがけない冒険』を
観に行く予定の方はご注意下さい。

『ロード・オブ・ザ・リング』の以前のお話で、
フロドの養父＝ビルボ・バギンズの若い（？）頃の冒険譚。

『ロード・オブ・ザ・リング』と比べると、
主要な登場人物はホビットとドワーフという《小さい人たち》だし
主役のホビットであるビルボも「若い」と言っても
あくまでも相対的な若さであって、実際は50歳くらいという設定。
予告篇を観ていても、なんだか『ロード・オブ・ザ・リング』と違って
（アラゴルンやレゴラスのような）素敵な登場人物が少なそう…（^^;。

そんな先入観を持ちながら観ていたのだけど、いやいやなんのなんの。
影のあるイケメン・ドワーフ（笑）、トーリン・オーケンシールドが
実にカッコ良かった（*^^*）。

ビルボも最初はなんだか頼りない中年ホビットって感じなのだけど
フロドやサム同様「やる時ゃやる」大活躍。
映画が終わる頃には、やっぱりカッコ良くなっていた。

相変わらず、旅の仲間達が行く大自然の景色は美しく、しかも今回はそれが3D。
『ロード・オブ・ザ・リング』以上に臨場感たっぷりで
どんどん映画の中に引き込まれてしまった。

とはいえ、170分という長さなので途中若干中だるみ。
どーしても耐えられずにウトウトしてしまった部分があった（^o^;。
やはり原作に忠実に作ろうと思うと、長くなってしまうんだろうね。

ガンダルフ、エルロンド、ガラドリエル、サルマン、
フロド、年老いたビルボなど、お馴染みの顔ぶれも登場するのが嬉しい。
『ロード・オブ・ザ・リング』から10年近く経っているのに
みなさんお変わりなく…。
（まぁ撮影技術やメイクの技術が向上してるからだろうけど^^;）。

特に素晴らしいのがゴラム。
ちゃんと『ロード・オブ・ザ・リング』の時よりも、少し若い。
その少し若いゴラムの表情の豊かなこと！。
『ロード・オブ・ザ・リング』の時も思ったけれど
この人にアカデミー賞助演男優賞あげてもいいんじゃない？と思うくらい（笑）。

途中で眠ったくせに、こんなこと言っても説得力ないけど
思っていたよりもずっと面白かった！。

本編終了後、これまた長ーーーーーーーーーーーいエンドクレジット。
いい加減途中で立って出ていきたくなるが、
もしかしたら第2部『スマウグの荒らし場』の予告篇があるかも？
なんて期待してずっと座っていたのだけど…なかった_|￣|◯。

'11年の『三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』で
すっかりファンになってしまったルーク・エヴァンスも
第1部からちったぁ出てくるのかな？と思っていたんだけど、彼の登場もなし。

『ロード・オブ・ザ・リング』の時もそうだったけど
早く続きが観たーーーーーーーい！！！！
…そんな感じ。

そして、「続きはどーなるんだっけ？」と
帰宅後思わず引っ張り出してしまったこの2冊。


明日は『レ・ミゼラブル』を観るのだ。
（先にパンフレットだけ買ってきてしまったりして）。