SSブログ

1982.6.30 [K.Oda]

先日、このようなDVDを購入した。

Off Course 1982・6・30武道館コンサート

Off Course 1982・6・30武道館コンサート

  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/09/14
  • メディア: DVD

(先に言っとくけど今日の記事はちょっと長いよ〜)。

本当は5月発売の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を予約しようと思って
Amazonにアクセスしたのだけど、
『ハリポタ』を注文した後、
ついつい《梅◯△美さんへのおすすめ商品》を観てしまい
ついついこのDVDも買ってしまったというワケだ。

手元に届いたのは数日前で、大抵届いたらすぐ観るんだけど
なかなか通しで観る時間がなかったのと、
なんだか24年も前の映像を観るのがちょっと怖かったのと(笑)で
数日間放置されたままだった・・・。

このDVDは、もともと82年(83年だったかなぁ?)にリリースされた
ビデオを最近になってDVD化したものである。
ライブそのものは、1982年6月30日に日本武道館で行われたものだ。
同年1月からスタートしたオフコースのコンサートツアーの大団円。
6月15日から30日にかけて、
10日間にわたり行われた公演の最終日の模様が収録されている。

実を言うと、当時中学3年生だった梅屋千年堂、
この10日間公演の初日に参加している。

チケット購入希望者は往復ハガキで応募し、当たればチケットが購入できる
というものだったと記憶している。
当然ながら自力ではハズレてしまったんだけど
同じクラスの、さほど仲良しでもなかったある女の子が
「良かったら梅さん行く?」
と、当選ハガキを譲ってくれたのだった。
(アタシのオフコース好きはクラスでも有名だったからねぇ^^;)。

なんでその子が当選ハガキを持っていたのか、
そしてその後どうやって送金し、どのようにチケットが送られてきたのか
などなど詳しいことは全くといっていいほど記憶にないが
座席が2階北東スタンドだったことだけは憶えている。

当時所属していた美術部の親友と一緒に行くことにしたんだけど
人生初の日本武道館で、それがどこにあるのかも知らず
美術部の顧問の先生に九段下への行き方を教えてもらったっけ(笑)。
(ちなみにその時一緒に行った美術部時代の親友と、
 去年の暮れに小田和正の大阪城ホールに行ったのだぁよ)。

武道館の中に入ってからも、そのあまりのデカさに圧倒された。
鳥肌が立つほどの座席の数!、観客の数!!!。
(今ではそんなこと全然感じなくなってしまったけどね・・・)。

当時のコンサート日記を読んでみると、
拙いながらも率直な思いが綴ってあって面白い(^^;。
レコードで聴いてあまり好きじゃなかった曲も
ライブで聴くととてもカッコイイ!みたいなことがたくさん書いてあった。


さてさて、本題に戻ろう。

このビデオはヘリから撮影したと思われる東京上空の映像で始まる。
東京タワーが映り、遠くに新宿の高層ビル群が見え・・・
その他にはまだ目立つ高層建築物はない。
やがて日本武道館の八角形の屋根と金の“たまねぎ”が見えてくる。
そして、画面は武道館内部へと移っていく・・・。

このビデオを観るの、もしかしたら20年ぶりくらいかも知れない。
だけど、当時何度も何度も繰り返し繰り返し観たので
「あ〜!そうそう!こんなオープニングだった!」と
いろんな記憶が一気に甦ってきた感じだった。

この日本武道館10日間公演の最終日は、
つまりは鈴木ヤッさんを含む5人のオフコースでの最後のライブだ。
(まぁ当時ファンにはそのことは知らされてなかったんだけどね)。
そんなライブで、メンバーの胸に去来する思いは
果たしてどんなものだったのだろうか。
メンバー5人、みんながみんなポーカーフェイスで
感情を殆ど外に出していないけど
そんなことを考えてたら、観てる方もせつなくなってきてしまった。

それにしても、24年も前なのに
オフコースのライブのクオリティは全くもって素晴らしく高い。
今聴いても、全然ショボい感じがないのだ。
小田さんはまるで檻の中にいるみたいに
何台ものキーボードに囲まれてそれらを駆使しているし、
ヤッさんと松尾さんの使用ギターも、改めて観てみると
レスポールだったり、SGタイプだったりと
ほとんどがハム・バッキング系で・・・
オフコースってROCKじゃん!!!
いやもう、マジでカッコイイ!。

そして、あの“言葉にできない”。
小田さんが涙で歌えなくなってしまった、あの“言葉にできない”。
最近の小田さんは(歳のせいもあって???)
ステージでもよく泣くし、その涙を敢えて隠すこともしないけど、
当時、《小田和正=クール》というイメージが定着していたので
この小田さんの姿を初めて観た時は、かなりの衝撃だった。

でもって、あの『ひまわり』の映像。
・・・もう、あれ観たらアタシは今でも絶対泣くな、と思っていたら
やっぱり泣いてしまった(^o^;。
更にこの曲を歌い終わった後の小田さんの笑顔は
なんて清々しいんだろう!。
なんだかいろんなものから解き放たれたような顔してる。

DVDの最後を締め括るのは
もちろんあの“YES-YES-YES”、オーディエンスによる伝説の大合唱だ。
もぉ〜・・・号泣!

アタシはあの場面に実際いたわけじゃないけど、
初日の公演終了後もこの曲が流れていたことはよく憶えているし
それを友達と口ずさみながら武道館を後にしたんだよ〜・・・。
ホントにあの82年の武道館10日間公演に
1日でも参加できてホントに良かったと、今日改めて思った。


この武道館公演の数ヶ月後に、
ライブの模様を収録したビデオがリリースされた。
当時ようやっと一般家庭にもビデオデッキが普及し始めた頃だけど
こうしたセル・ビデオはまだまだ値段が高くてね〜・・・。
中学生にとってはかなり思い切った買い物だったことを憶えてる。

で、実際いくらだったんだっけ〜?と思って
昔のVHSビデオを引っ張り出してみたんだけど・・・
見て!この驚きの価格!!!(゜◇゜)

いちまんはっせんえん!!!(@o@)。
こんなに高価でもパッケージ、紙でっせ〜!(笑)。

しかもアタシってば、これと同じ値段の『NEXT』のビデオも買ってんだよね。
中学生が買えるシロモンじゃないよ。
でもこんなもの親に頼んで買ってもらえるワケないしなぁ・・・。
お年玉や貯金を注ぎ込んだのかなぁ〜・・・。
憶えてないなぁ〜・・・(^^;。

しかも買った当初、我が家にはまだビデオデッキなくてさ(^o^;。
高校入ってから夏休みに初めてやったバイトで稼いだお金で
ビクターのビデオデッキ買って(これは親にちょっと援助してもらった)、
購入数ヶ月後に、やーっと観ることが出来たんだよね。

いろんな意味で、思い出深い作品である・・・(笑)。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 2

しゃち

Amazonのおすすめ商品、誘惑の嵐ですよね。
私も、結構あれこれ増えちゃった記憶が(笑)
やっさんがいる最後のライブですね。
ちょっと誘惑されたりして。。。

そして、ライブビデオが18000円(@_@)
値段もすごいけど、それを手に入れたうめちゃんもすごいわ。
by しゃち (2006-03-15 23:11) 

梅屋千年堂

>しゃっちゃん
Amazonのおすすめ商品はまさに悪魔のササヤキ。
勝手におすすめすんな〜!と言いたい(笑)。
でも時々「なにゆえこんなものを?」ってのをすすめてくるよね(^^;。
でぇ〜・・・実はこのオフコースのDVD観終わった後に
またやってしまったのだよ、クリック!クリック!バイ!バイ!バイ!を・・・(-_-;。
届いて、観たらまた記事にしまーす(^o^;。

18,000円には我ながら驚いたよ・・・。
しかも収録時間100分弱だよ?!。
アルフィーの夏イベDVDなんて安いもんだ(笑)。
でも、当時は録画用のテープも高かったよなぁ〜。
確か120分テープで2,000円近くした記憶が・・・。
滅多なことでは“標準モード”は使えなかったよ。
実にオソロシイ時代だった(汗)。
by 梅屋千年堂 (2006-03-15 23:59) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1