神奈川県立近代美術館 葉山

…のレストラン。

山口蓬春記念館から、向かいの神奈川県立近代美術館へ移動。
『開館70周年記念 空間の中のフォルム
　−アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで』
という展覧会を9月5日まで開催。


ネットで事前予約をして、予約受付メールを提示して入館。
山口蓬春記念館との相互割引で入館料は100円引き。

…なのだけど、展示室には入らずに
まずは併設レストランの《オランジュ・ブルー》へ。
2年前の夏に訪れた時はとっても混んでいたけれど
今はさすがに空いている。
テーブルとテーブルの間隔も十分取られていて安心感。

魚料理のAランチを注文。
まずは前菜。

スープはヴィシソワース（*^^*）。

こちらがメイン。
「クロメバルのソテー レモン薫るハーブバター 季節の野菜を添えて」

なんだか見ているだけで幸せな気持ちになれそうな色合い。

メインディッシュを食べ終わってデザートとコーヒーを待っていたら
スタッフの方から「テラス席が空いていますがいかがですか？」と。
最初は断ったのだけど、その直後にちょっと賑やかなおじさんグループが
わいわい喋りながら入ってきて隣のテーブルに着いたので、
そ〜っとテラス席に逃げた（笑）。

でもこれが正解！。
海に面したテラス席では、波の音が聞こえて風がとても心地良い（￣▽￣）。

デザートはミルフィーユ。

コーヒーを飲みながら、さっき山口蓬春記念館で買ったポストカードで
大津に住む友人に便りを書いて、お洒落な午後の雰囲気に浸った（笑）。


展覧会の内容は現代アートの彫刻おより立体作品で構成される。
お目当てのジャコメッティは、と〜〜〜っても小さな「裸婦小立像」や
ジャコメッティと親交の深かった矢内原伊作の肖像、
紙ナプキンに描かれたラフなデッサンなど5点。
たったの5点ではあるけれど、好きな作家の作品はそれだけでも満足できる。
わざわざそれを観るために来たと言っても過言ではないのだから。

現代アートなので、他の作品も
「う…うーーーーーーん…（^^;」という作品が殆どだけど
それでいいのだ。特にこういう精神状態の時はむしろそれがいい。
「この作品の意味するところは？」とか「作家の意図は？」などと
小難しいことは一切考えず「これいい！」「これ好き！」だけで鑑賞する。

静かな美術館で、のんびりぼんやり過ごして
ささくれ立ってた気持ちが大分落ち着いた。


美術館を後にする前に、海岸の近くまで降りていってみた。
生憎の曇り空なので綺麗な海の写真など撮れないことはわかっていたので
敢えてモノクロで撮ってみる。

このあたりは一色海岸と呼ばれている。

がら〜ん…
2年前の夏は海水浴客でごったがえしていたっけ。


砂浜では工事もしてるし人影もまばら。



砂浜には工事車両のタイヤの跡がいっぱい。

なんだか不気味な写真になっちゃった(^^;ゞ。


不気味な写真で終わるのもなんなので、
ちょいと加工して爽やかな初秋の海を演出（笑）。


ホントはもっと海を見ながらぼんやりしていたかったけど
ここでもまたヤブ蚊が襲いかかってきたのでそそくさと退散した。

コメント 2

こんばんは。ここのレストラン、狭いけど良いですよね。テラスも素敵ですね。海がすぐ近くで私も降りて、少しボーっとしたことがあります。
by うさぼん (2021-10-02 22:13) 

＞うさぼんさん
狭いがゆえに全てのテーブルが窓側、というのがいいですね。

潮風対策などたいへんなことも多そうですが
ここや横須賀美術館とか、海の見える美術館は大好きです。

by 梅屋千年堂 (2021-10-03 21:46)