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ピーター・ラビット展 [EXHIBITION]

ピーター・ラビットだけではない『ピーター・ラビット展』。

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の
『ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーター・ラビット展』。
peter_1.jpg

『ピーター・ラビット展』というタイトルがついているけれども
ピーター・ラビットのみならず
その作者であるビアトリクス・ポターの作品の原画やスケッチ、
愛用品などを約200点を紹介する展覧会。

本来ならば『ビアトリクス・ポター展』とすべきなのだろうけど
多分それだと「誰それ?」という感じの人も少なくないだろうし
『ピーター・ラビット展』とした方が、多くの人に分かりやすいからだろう(多分)。

ビアトリクス・ポターは1866年生まれの絵本作家で
かのピーター・ラビットの生みの親。
10年ほど前に映画にもなっている。

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
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展覧会では、主に『ピーター・ラビットのおはなし』を始め
それに続く絵本作品の原画で構成されている。
アタシが行ったのは木曜日の真っ昼間で、それほど混雑していなかったのだけど
ひとつひとつの作品がとにかく小さいので
みんな壁に貼り付くようにして鑑賞している(^^;。

ビアトリクス・ポターの原画はどれもこれも美しく、
描いたものに対する愛が感じられる。
すべてが丁寧で、手抜きが一切感じられない。
ポター自身が年齢を重ねていっても、決してクオリティが落ちないのが凄い。
視力が低下し、創作意欲が削がれることがあっても
新しい仕事が入ってくればそれまで通りの丁寧な仕事をする。
丁寧な仕事というのは、人を感動させる力がある。

絵本の制作だけでなく、自分の大切なものを守ろうとする活動にも熱心で
稼いだ印税で次々と湖水地方の土地や建物を買い取って
そこに土地開発の手が及ばないようにしたり、
ピーター・ラビットのグッズの商品化にあたっても
ヘンなものが作られないようにと、目を光られていたらしい。

かわいらしい絵を描くだけの人ではなく、
実業家としての一面も持ち、かなりカッコイイ生き方をした人なのだ。



観ているだけで幸せな気分になる原画の数々を鑑賞し
最後に待ち受けているのが、グッズ売り場(^^;。
展覧会限定グッズは種類も豊富で、クオリティも高い。
¥2,000の公式図録も、A5サイズの単行本風ハードカバーでとっても素敵。
あーーー、これは欲しい!
そう思ったけれども、最近ちょっとお金使いすぎてるしー…
と、ここはグッと我慢。

購入したのは、厳選に厳選を重ねたポストカード3枚と
キャニスター缶欲しさに買ったチョコクランチ(^^;ゞ。
peter_2.jpg

うううう〜〜〜ん…
でも今思うとやっぱり公式図録買えば良かったカモ(>_<)。
Bunkamuraのサイトで通販始まったら買うか…
あるいは会期中に図録だけ買いに行くか…
それともそうこうしてるうちに熱が冷めて別にどうでもよくなるか…(笑)。





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《オマケ》
ちょっとこわいピーター・ラビットの家系図。
peter_3.jpg
おとうさんがミートパイ…。


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コメント 11

えの

ミートパイって…。
実は一昨日うさぎさんのパスタ食べました。
あえて頼んだのでなくお任せメニューで出てきたのです。
by えの (2016-09-02 22:41) 

梅屋千年堂

>えのさん
うさぎ肉のお料理は、ジビエとしてさほど珍しいものではないのでしょうが
ピーターのおとうさんのポートレートがパイってのは、
かなりシュール、かなりブラックです(^^;。
そういうところが実はピーター・ラビットの魅力の一つでもあるのかも。

by 梅屋千年堂 (2016-09-02 23:00) 

こたろう

ピーターラビット、かわいい(o^^o)ですねー。
昔好きだったなぁ。

でも、お父さんは、メルヘンの世界のシュール感が出てますね。
ミートパイ見るたびに、「あ、お父さん」って呟いちゃうかも(笑)
by こたろう (2016-09-03 00:00) 

うさぼん

こんにちは。熱が冷めてどうでもよくなるに一票。(笑)失礼しました。すみません。。原画タッチのハガキ素敵ですね。展覧会迷っているのですが行こうかなぁ。
by うさぼん (2016-09-03 16:28) 

梅屋千年堂

>こたろうさん
ピーター・ラビットとその一連のおはなしは
けっして可愛いだけじゃなく、必ずしも説教くさかったり教訓じみたり
してないところがまたいいんです。
おとうさん=ミートパイ…悲しいはずなのに笑ってしまうのは何故なんでしょう(^^;。




>うさぼんさん
ぬぬっ、鋭い。
うさぼんさん、アタシの性格をわかっていらっしゃる!。
でも今のところまだ一応「欲しいモード」継続中です(笑)。
しかし、どうでもよくなるのは時間の問題でしょうか(^^;ゞ。

展覧会、オススメです。
癒されますよ、ミートパイに(ウソです)。

by 梅屋千年堂 (2016-09-03 21:49) 

おーちゃん

先月行ってきました~。ピーターラビットちゃんはカワイイですよね~♡
お父さんがミートパイというのは、生物を解剖して骨格を調べるようなポターさんからすれば、現実的というか冷徹な設定なのかもしれませんね・・・。でもせめて生前の姿でお願いしたいところ(^^;)

私がいったのも平日ですいていて、いるのは学生ばかりでした。カップルで来ている人たちが結構いましたが、興味なさそうな彼氏たちがちょっとかわいそうでした(笑)

山ほどのグッズには惹かれまくりながらも、大体こういうのは買ってから無駄遣いしちゃったと後悔することも多いので、実用としていま必要なポーチを一つだけ購入です。
ああいう場所は危険です。梅屋さんもあと1週間やり過ごしてみましょう(笑)
by おーちゃん (2016-09-04 19:36) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
おーちゃんさんも観に行かれたのですね。
ピーター・ラビットの世界はあんなに小さいのに
その中に入って行けそうな気がしてしまうところが不思議です。
擬人化された動物たちのコミカルな仕草も、
イギリス版鳥獣戯画という感じで楽しいです。
そういえば、ピーター・ラビットが日本に入ってきたばかりの頃
「うさぎのピータロー」などと名付けられていて
思わずクスッ(^m^)と笑ってしまいました。

>>梅屋さんもあと1週間やり過ごしてみましょう(笑)
そうですね。
今日のところもまだ「欲しいモード」ですが
1週間もすれば「ま、いっかモード」になっているかも知れません。
今週は小田さんのコンサートで大阪に行ったりするので
倹約倹約…と自分に言い聞かせたいと思います。

by 梅屋千年堂 (2016-09-05 01:50) 

おかん

昨日、長女がピーターラビット展行ってました。耳を付けて友達と撮った写メがありました。熱心なファン?の方は何時間も居るんだね・・と言っていました。
by おかん (2016-09-06 22:26) 

梅屋千年堂

>おかんさん
「熱心なファン?の方は何時間も居るんだね・・」とおっしゃっていたお嬢さんも
何時間も居る人がわかるくらい、さては何時間もいらしたのですね?(笑)。
熱心なファンでなくても、ずーっと観ていたい気持ちにさせられます(*^^*)。
by 梅屋千年堂 (2016-09-08 00:11) 

うさぼん

ピーターラビット展、行って来ました。ミートパイの謎が解けました。ちょっと悲しい‥。気がつくと結構夢中になって観ていました。行って良かったです。おすすめありがとうございました。
by うさぼん (2016-09-19 16:35) 

梅屋千年堂

>うさぼんさん
悲しくもせつないミートパイ=おとうさん…(^^;。
おとぎ話に突き付けられる厳しい現実がなんとも言えません。
ちなみに「図録欲しい熱」は、どうやら冷めたようです(タブン)。

by 梅屋千年堂 (2016-09-19 22:54) 

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