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江戸切子の世界展 [EXHIBITION]

町田でやってる小さな江戸切子展。

町田…物凄く久しぶりに訪れた気がする。
湘南台から小田急江ノ島線に乗って相模大野まではしょっちゅう来るけど、
町田まで来たのはそれこそ数十年ぶりかも知れない。

展覧会をやっている町田市立国際版画美術館までは
町田駅から徒歩で約15分ほど。
歩いている途中で綺麗なマンホールを発見。
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町田街道を途中で左に折れて、結構な急坂を下りて更に左に曲がると
町田市立国際版画美術館。芹が谷公園の一角にある。
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(これは帰る時に撮った写真だけれども)。


今回の展示は、2017年に町田市博物館に寄贈された
江戸切子作家・須田富雄さん(1924-2013)の作品を中心に、
三代秀石・堀口徹さんや堀口さんの祖父で初代秀石の堀口市雄さんの
作品など合わせて24点が展示されている。
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こうした解説パネルに混ざって…
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江戸切子親善大使の坂崎さんのパネルも。
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チラシミュージアムというアプリで見掛けた時から
普通にこの展覧会は「観に行こう(タダだし)」と思っていたのだけど
最近になって幸ちゃんがちょこっと絡んでいることを知り
なんだか少し得したキブン(^^;ゞ。


作品は撮影OKなので、バシバシ撮りまくった中から
特に「イイな」「好きだな」と感じた作品を挙げていくと…

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堀口市雄『蜘蛛の巣文木の葉形向付』


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堀口市雄『紫被矢来文花生』


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須田富雄『花縁蜘蛛ノ巣文八寸鉢』


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須田富雄『茄子紺被花縁菊籠目文大皿』

ぐぐっと寄ってみる。
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須田富雄『琥珀被縦籠目文花生』
こういう色のって、今まであまり見たことなかったかも。


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須田富雄『茄子紺被花縁菊籠目文大皿』

またまたぐぐっと寄ってみる。
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須田富雄『琥珀ニ紫被麻ノ葉文大鉢』

これもあまり見ない感じで綺麗だった〜…。
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須田富雄『瑠璃被籠目ニ菊繋文菓子皿』

これすっごく好き。
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影までも美しい(* ̄▽ ̄*)。


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須田富雄『花縁籠目ニ魚子文パンチボール』

細部を見れば見るほどにタメイキしか出てこない。
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堀口徹『虹のたもと』

いったいどうやってこんな色を出すんだろう?。
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この鉢も下に映った影がとてつもなく芸術的。
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2016年頃まで青山の伊藤忠アートスクエアで
江戸切子の若手作家さんの展覧会を1〜2年おきにやっていたけれど
またああいうのやってくれないかな〜と切に願う。



小さな展覧会だったけど十二分に満足して「さぁ帰るか…」と
出口に向かったところ、おや?!喫茶室があるではないか。

《喫茶けやき》…入口の雰囲気は若干の場末感がないではないが
美術館併設カフェ愛好者としては、ここは押さえておくべきだろう。
ちょうどお昼時だし、ここでランチしていこう。

「場末感」なんて失礼なことを書いてしまったけれど
実際に中に入ってみると、窓が大きく広々としてイイ感じ。

調子に乗って薬膳カレーとケーキセットまで頼んでしまう(^o^;。
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実はさほど期待していなかったのだけど…とっても美味しい!!!(◎▽◎)。

ケーキとコーヒーも美味しい!!!(◎▽◎)。
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ケーキとコーヒーは、軽井沢に本店があるミカド珈琲製なんだって。

いや〜入ってみて良かった。
居心地もいいし、もし近所にあったらしょっちゅう行っちゃうかも(^o^;。


ちなみにこちらが展示室入り口でもらった冊子その他。
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「町田市立博物館 工芸美術コレクション」という冊子に
幸ちゃんのインタビューが載っている。
けど、まぁ…「超ミニミニプチインタビュー」って感じかな(^o^;。
コメント(8) 

コメント 8

YAYOI

へー!町田にこんな美術館があったんですね。
みんな綺麗ですが、他の切子はともかく、虹色の切子は虹色の出し方が想像できません。
by YAYOI (2020-01-17 18:38) 

梅屋千年堂

>YAYOIさん
なかなか居心地のいい美術館でした。
観ずに出てきてしまいましたが、常設展示では
ミニ企画として「ルオーとシャガール」も展示していたようです。

「虹のたもと」は2011年の堀口徹さんの作品だそうです。
堀口さんの切子の概念を覆す作品にはいつも驚かされます。

by 梅屋千年堂 (2020-01-17 21:14) 

ポチヒコ

梅屋さんって江戸切子は鑑賞派ですか?
私の様に製作にも手を出していましたっけ?
こちらの世界は奥が深くて楽しいですよ。
(ほほほっ。底なし沼へのお誘いです。笑)

>堀口徹『虹のたもと』
魅惑の作品ですね。
本当に多彩色はやった事ないのでわかりませんが
素晴らしいです。
単色でも悪戦苦闘している状態ですので圧巻です。

豪栄道、中日を過ぎて3勝6敗厳しいですねぇ~。
初場所も荒れてきてますね。
まさか平幕の優勝なんて事になったりして。(-o-)?


by ポチヒコ (2020-01-20 21:40) 

梅屋千年堂

>ポチヒコさん
鑑賞のみです。
やってみたいという欲求はないではないですが
自分の下手クソぶりにガッカリするのが目に見えているので
(そのくせ負けず嫌いなため懲りずにハマるのも目に見えているので^^;)
作る方には手は染めません(笑)。
それに、もうこれ以上趣味を増やしてはいけない気がします(^o^;。

>>大相撲
豪栄道のことは生温く見守っていきます。
最近の「推し」だった明生も休場してしまい残念でなりませんが
ここはひとつしっかり怪我を治して来場所に臨んで欲しいです。
こうなったら正代に優勝して欲しい!と思っているアタシです。

by 梅屋千年堂 (2020-01-20 22:38) 

おかん

「虹のたもと」本当にきれいですね。
夫が60才を迎えたときに知人から江戸切子グラスを頂いていました。かなり大きくてお酒飲むのには・・・・・(笑)

娘達が都内に住み、今月で二年になりました。
以前は実は町田でした。当時長女は家から渋谷まで通っていたのですが三女の大学が相模大野に決まり、二人が通えるのはどこなのか・・・。最終的に田園都市線の長津田駅になりました。部屋に着いてから不動産屋が「ここは住所が町田市成瀬なので」と地元の不動産屋に引き継ぎされました・・・。
長女は長津田まで歩いて通勤。大学生の方は成瀬→町田→大野なので違う方向に出て行きました。町田の「牡丹園」に行ったり、私は町田場所を見に行ったりしたのですが博物館は行けなかったです。会期があるなら久しぶりに三女とでも行こうかしら。
by おかん (2020-01-21 17:09) 

梅屋千年堂

>おかんさん
堀口さんの「虹のたもと」
見た瞬間に「これも《切子》なのか?!」と驚きました。
相変わらず攻めてるな〜と。

江戸切子の世界展は1月26日(日)までですので
いらっしゃるのであればお早めに!です。

話は変わりますが、
おかんさんが町田場所で握手をしてもらったという正代関、
今場所絶好調ですね!。
こうなったらこのまま正代に優勝して欲しいです(*^^*)。

by 梅屋千年堂 (2020-01-21 23:56) 

おかん

そうなんですぅ、町田で握手した力士はあの後みんな大出世!!
高安は大関になり、正代はあおの時はまだそれほどの人気では無かったと思いますが(失礼しました)今場所の大活躍ですし。
遠藤は結婚。もう一人握手したのは碧山関でした。
by おかん (2020-01-25 08:38) 

梅屋千年堂

>おかんさん
えええ〜!スゴイ!。
おかんさんと握手した力士は強くなるんですね!。
今度豪栄道と握手してきていただけませんか(笑)。

by 梅屋千年堂 (2020-01-26 00:45) 

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