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ユーモアてん。 [EXHIBITION]

面白そうなのでついでに寄ってきた展覧会。

ミッドダウン・ガーデン内にある21_21 design sight。
今ここでやっているのが『ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR』。
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どこで見たのか忘れたが、どこかで見たこのポスターにそそられた。

展覧会ディレクターは、アートディレクターの浅葉克己氏。
浅葉氏にとって、コミュニケーションにおける
最も大事な感性のひとつである「ユーモア」。
その浅葉氏がユーモアのシンパシーを感じている
デザイナーやアーティストの作品を一堂に集めた展覧会、ということらしい。

こうした現代アートの展覧会の多くがそうであるように
中に入ってみると若者が多い!。
というかホントに若い子しかいない(^o^;(^o^;(^o^;。

しかし、そんなことでひるんではいけない(笑)。
ほら、ちょっと年配風の人もいるではないか(外国人だけど^^;)。

展示室への階段を下りて行くと卓球台があって、
その横にはもういきなり笑っちゃうようなこんな作品。
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渡辺紘平『卓球ラケットスタンド』。


なんだか自分の頭がおかしくなってしまったのでは?!
と思わされてしまう激しく斜めに歪んだテレビ。
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福田繁雄『ネテレビ』。

あぁ!福田繁雄か!と周辺の作品を観てみると
「これ面白い!」「これ好き」と感じたのはあれもこれもそれも福田繁雄。

『木星探査パイオニア10号からの返信シリーズ』
『拳銃と少年』
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『招き猫〈アトム〉』『タイガースのだるま』
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『使えない食器』シリーズ他…
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『出る釘になれ』『歪んだ角度の便箋』『環境汚染』
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展示室内はほとんどカオス…(^^;。
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このテレビ画面に映っているのはクリヨウジのアニメーション作品。
クリヨウジの作品は他の場所でもあちこち上映しているのだけど
意味もなく面白くてついつい見入ってしまう。
とても1960年代のものとは思えない。
ちょっとレトロな画風が、1周回ってむしろ新しい。


あら、これはアルチンボルドの『庭師/野菜』じゃない!。
とっても高いクオリティで再現されてる!。
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と思ったらまたまた福田繁雄『野菜と顔』。


これは展覧会のビジュアルにもなっている
ロン・アラッド『Where Are My Glasses』のシリーズ。
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これは作品なのかどうかよくわからないのだけど、中庭の『禅』。
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立石大河亞『松虎富士』。
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なんだかシュルレアリスムのにおいがする。


上野真未『巨豚がキョトン』。
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なんかこれって「PLEATS PLEASE」って感じだな…
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なんて思いながらキャプション見たら、やっぱり三宅一生。
『Session One』という作品。


これは…なんだ?。
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…あっ、また福田繁雄だ。
『植木鉢・不可解な立体』と『バナナ・不可解な立体』。


あ!そうか。
ある一定の方向から見ると、あり得ない形になるヤツだ。
たとえばこんな感じ。
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こちらも同様の作品。
福田繁雄『アンダーグランドピアノ』。
17_piano.jpg
一見ガチャガチャとした黒いパーツの山なのだけど、
ある特定の角度から、その鏡像を見るとグランドピアノに見えるという…。
(写真が下手過ぎのためピアノに見えなくてスンマセン)。
思い出した。
これ、2011年の『ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展』で観た。


…いやー、面白かった。
あんまりいろいろ細かいことを考えずに
直感で「これ、面白い!」と感じられる展覧会は楽しい。
そして「これ、面白い!」と思ったのが
もれなく福田繁雄の作品だったのにも、我ながら笑ってしまった(^^;ゞ。




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《おまけ》
さ〜て帰るか…とミッドタウン・ガーデンをぶらぶらしてたら
こんなヘンテコリンな紫陽花が。
18_kashiwaba.jpg
カシワバアジサイっていうんだって。
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