弾丸きみごろもツアー【2】 [JOURNEY]
『長谷路』で昼御飯の巻。
大宇陀からバスに乗り、榛原駅に戻る。
そこから再び近鉄線に乗り、次の駅で下車。
そこは長谷寺駅。
ここから長谷寺に向かって歩き始める。
雨は大分小降りになってきた。
遠くの山には霧がかかって、まるで東山魁夷の『山雲』のよう。
長谷寺に向かう途中でお昼ご飯を食べることにする。
大抵のガイドブックに載っている『長谷路』か『田中屋』あたりにしようかと
漠然と考えながら歩いていたところ、『長谷路』が先に見えてきたので
こちらに入ることにした。
お〜、なんだか雰囲気ある〜(*^^*)。
門をくぐると、小さいながらもこれまた味わいのあるお庭。
しかし…入口がどこだかわからないし、人っ子ひとりいやしない。
どうしたものかとしばし途方に暮れていたが、ふと左側の軒下を見ると
『御用の方は銅鑼を叩いてください』
という札の横に、直径30cmほどの小型の銅鑼がぶらさがっているではないか。
えっ?…ど、銅鑼???。
銅鑼なんて叩いたことないし、どれくらいの力で叩けばいいんだろう?(^o^;。
戸惑いを感じつつ軽く「ゴーン」と叩いてみる。
しばらくするとどこからともなく「はーい」とお店のご主人が現れて、
「どうぞそちらから中に入ってきてください」と座敷に案内してくださった。
店内にはアタシ達の他には誰もおらず、どこに座っても良さそうだったので
とりあえず一番暖かそうな奥の席に腰を下ろし、
「にゅうめんセット」を注文する。
ふ〜っと一息ついて周りを見渡すと…このお店、かなり面白い。
座敷に床の間があるのは普通として…
隣の座敷にはイスとテーブル。
シーリングライトも襖の絵も、なんだかイイよ。
お店のご主人の趣味なのか、陶器やら絵画やらいろいろ飾られていて
ものによっては¥300などと値段がついていたりする。
そうこうしているうちに「にゅうめんセット」が運ばれてきた。
にゅうめんと柿の葉寿司のセット。
あああああ〜〜〜お出汁が利いていて美味〜〜〜(* ̄▽ ̄*)。
なんだろう、この心底ホッとする味わい。
柿の葉寿司も美味しい。
最初、これだけじゃ足りないかな?と思ったけれど
にゅうめんが思いのほかボリュームがあったし
お汁も美味しかったのでついつい全部飲んでしまってお腹いっぱい。
すっかり体があったまったので、食休みがてら縁側に出てみる。
干し柿なんかぶら下がっちゃって、雰囲気満点。
さぁ、それじゃそろそろおいとましようか…ということになったが
あたりにお店の方がいる気配は皆無…
ふたたび「どうしたものか」とキョロキョロしていると、
上の画像の左上の木製のお魚=魚板が目に付いた。
「御用の方は鳴らしてください」…とある。
えっ?またぁ?(^o^;。
魚板の下にぶら下がっていた小槌を握りしめ「コン!コン!」と叩き
「すいませーん、おねがいしまーす」と小さく叫んでみる。
するとまたしてもどこからともなくご主人が現れた。
あとで調べて知ったのだけどこのお店の大広間は文化庁登録文化財だし
版画館にもなっている土蔵は登録有形文化財。
そりゃ雰囲気あるわけだ。
お庭には、かわいらしい梅の花が咲いていた。
なんだか素敵なお店で居心地も良く、また来たいと思った。
《TO BE CONTINUED...つづく》
大宇陀からバスに乗り、榛原駅に戻る。
そこから再び近鉄線に乗り、次の駅で下車。
そこは長谷寺駅。
ここから長谷寺に向かって歩き始める。
雨は大分小降りになってきた。
遠くの山には霧がかかって、まるで東山魁夷の『山雲』のよう。
長谷寺に向かう途中でお昼ご飯を食べることにする。
大抵のガイドブックに載っている『長谷路』か『田中屋』あたりにしようかと
漠然と考えながら歩いていたところ、『長谷路』が先に見えてきたので
こちらに入ることにした。
お〜、なんだか雰囲気ある〜(*^^*)。
門をくぐると、小さいながらもこれまた味わいのあるお庭。
しかし…入口がどこだかわからないし、人っ子ひとりいやしない。
どうしたものかとしばし途方に暮れていたが、ふと左側の軒下を見ると
『御用の方は銅鑼を叩いてください』
という札の横に、直径30cmほどの小型の銅鑼がぶらさがっているではないか。
えっ?…ど、銅鑼???。
銅鑼なんて叩いたことないし、どれくらいの力で叩けばいいんだろう?(^o^;。
戸惑いを感じつつ軽く「ゴーン」と叩いてみる。
しばらくするとどこからともなく「はーい」とお店のご主人が現れて、
「どうぞそちらから中に入ってきてください」と座敷に案内してくださった。
店内にはアタシ達の他には誰もおらず、どこに座っても良さそうだったので
とりあえず一番暖かそうな奥の席に腰を下ろし、
「にゅうめんセット」を注文する。
ふ〜っと一息ついて周りを見渡すと…このお店、かなり面白い。
座敷に床の間があるのは普通として…
隣の座敷にはイスとテーブル。
シーリングライトも襖の絵も、なんだかイイよ。
お店のご主人の趣味なのか、陶器やら絵画やらいろいろ飾られていて
ものによっては¥300などと値段がついていたりする。
そうこうしているうちに「にゅうめんセット」が運ばれてきた。
にゅうめんと柿の葉寿司のセット。
あああああ〜〜〜お出汁が利いていて美味〜〜〜(* ̄▽ ̄*)。
なんだろう、この心底ホッとする味わい。
柿の葉寿司も美味しい。
最初、これだけじゃ足りないかな?と思ったけれど
にゅうめんが思いのほかボリュームがあったし
お汁も美味しかったのでついつい全部飲んでしまってお腹いっぱい。
すっかり体があったまったので、食休みがてら縁側に出てみる。
干し柿なんかぶら下がっちゃって、雰囲気満点。
さぁ、それじゃそろそろおいとましようか…ということになったが
あたりにお店の方がいる気配は皆無…
ふたたび「どうしたものか」とキョロキョロしていると、
上の画像の左上の木製のお魚=魚板が目に付いた。
「御用の方は鳴らしてください」…とある。
えっ?またぁ?(^o^;。
魚板の下にぶら下がっていた小槌を握りしめ「コン!コン!」と叩き
「すいませーん、おねがいしまーす」と小さく叫んでみる。
するとまたしてもどこからともなくご主人が現れた。
あとで調べて知ったのだけどこのお店の大広間は文化庁登録文化財だし
版画館にもなっている土蔵は登録有形文化財。
そりゃ雰囲気あるわけだ。
お庭には、かわいらしい梅の花が咲いていた。
なんだか素敵なお店で居心地も良く、また来たいと思った。
《TO BE CONTINUED...つづく》
2019-02-22 22:47
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