毎日がアンコール

昨日の夜中に放送された小田さんの番組（の感想）。

『密着ドキュメント 小田和正 〜毎日が“アンコール”〜』。
昨年の全国ツアー『ENCORE!!』のリハーサルから
ツアー終了までの小田さん、バンド、スタッフに密着取材した
ドキュメンタリー番組。

小田さん大好きなアタシだが
実を言うとここ数年『クリスマスの約束』をちゃんと観ていない。
録画はするが、途中まで観てそのままとか
酷いときは結局観ないでそのまま…なんてこともあったのだ。
なので、昨年の『クリ約』がなくても「あ、そうなんだ」くらいの感じで
さほど残念な気持ちにはならなかった。
（それに代わる番組を考えているという話だし）。

だがしかし、NHK BSプレミアムのこの番組が放送されるということを知った時は
オンエア日が楽しみで楽しみで仕方がなかった。

昨日、早めに入浴を済ませ、テレビの前で番組が始まるのを待ちながら
この、無性にたまらなくワクワクする感じ…

ふと思い出した。

もう何十年も前に、やはりNHKで放送された
『若い広場 オフコースの世界』が始まるのを待っていた
あの時の感じと一緒だ（^^;。

そんなこんなで過剰なほどに期待が高まっていたのだけど、
そんな期待を大きく上回るほど、素晴らしい番組だった。

余計なナレーションは一切なく、
簡潔な字幕スーパーで状況を説明するという方法に好感。
小田さんを追うのは、旧知の仲のカメラマン。
番組中に小田さんと話をするのは主にそのカメラマンと、
オフコース好きで知られるNHKの阿部渉アナウンサー。
この作りもなんだか『若い広場』と少し似ているな、と感じた。

番組の開始と同時にぐいぐい引き込まれていって
気が付けば随分前のめりになってテレビを観ている自分。
ふと時計に目をやると、始まってからまだ30分しか経っていない。
それなのにこの充実っぷり。
普段けっして観ることのできない舞台裏もたっぷり見せてくれる。
これがあと1時間半も続くのか！と思うと嬉しいやらワクワクするやら。

リハーサル場面でチラッと映ったセットリスト候補曲リストの
「その他の候補曲」の中に“老人のつぶやき”を見つけて
「あっ、これ聴きたかったぁ〜」なんて思ったり（^ｍ^）。

ツアーが始まると、地震だったり台風だったり
小田さん自身のコンディションが不調だったりと、いろんなことが起こる。
10月末、横浜でのツアー最終日に小田さんが言っていた
「これほどツアーを完走するのが難しいと思ったことはありませんでした」
というのはこういうことだったのか…（・_・、）と
小田さんやバンドのメンバー、スタッフの方々の頑張りに
感謝の気持ちを新たにした。

『若い広場』にも登場していた木村史郎さんが
今も小田さんのスタッフとして仕事をしていることにも感動。
カメラマンさんといい、照明さんといい、
長きにわたり同じ方々が小田さんを支えているというのも
きっと小田さんの人柄によるところも大きいのだろう。

若手のスタッフやバイトの人達が
「小田さんの現場は楽しい」「やりやすい」と言っている、
という話もとても（意外でもあり^^;）興味深く
アタシ自身の仕事への向き合い方についても勉強になる部分だった。

MCを真剣に考えていたり、本番前に腹筋100回やったり、
相変わらずストイックだけど、でも楽しそうな小田さん。
そんな小田さんを見て安心するのと同時に、
71歳になった今の心境を語るのを聴いて、さすがにちょっとせつなくなる。


ツアー最終公演の横浜の一日目が終了した舞台裏で
エンディングのSEに合わせて小田さんやバンドのメンバーが
突然歌い出す場面もグッと来た(ノ_＜。)。

最終日の映像では思いもかけず“A SOALIN'”が聴けたのも嬉しかった。
（しかも稲Pとの練習風景や「あ、間違えちゃった」まで！笑）

続く“君住む街へ”やオーラスの“会いに行く”、
「また会おうぜーーーっ！」のシャウト、
そして番組の最後を飾る“この道を”…
とにかくラスト22分は、もうウルウル。
（なんだか“ボヘミアン・ラプソディ”みたいだけど^o^;）。

ホンット〜にいい番組だった。
間違いなく、永久保存版。早いトコBlu-rayディスクに焼こ。


アタシもあれだな、
今日みたいないい1日を、明日もアンコール！
そんな日を1日でも多く過ごしたいものだ。




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《小田さんとはまったく関係のないオマケ》

思っていた以上に良い本だった。
豪栄道のことをますます応援しようと思った。

すもう道まっしぐら! (集英社みらい文庫)

• 作者: 豪栄道 豪太郎
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2017/09/22
• メディア: 新書

「がんばることはあたりまえのこと」by豪栄道。
そういえば小田さんも以前「努力するのは当たり前のこと」って言ってたな。

コメント 5

録画を観ました！
私なんかでも何度かグッときましたね。
最初の頃、ツアーのリハでYES-YES-YESはそこじゃない方が好きですと意見を言う女性スタッフにちょっと驚きましたが最後まで観ると、あぁ、そういえるチームなんだと思いっきり納得でした。
“A SOALIN'”の「間違えちった」は可愛かった!(^^)!

by おかん (2019-02-04 15:52) 

私も録画して観ました。
こういう裏舞台を密着した番組は大好きだし、小田さんだったから。
ツアーに挑む小田さんの姿勢や準備、スタッフとのやりとり。
オフコースの時、よくカセットテープで聞いていたが、小田さんの声ってこちらにすっと入ってくる感じがします。それは今も変わらない。
曲順について意見するスタッフには驚いたけど、そうやって自分の意見を言えるっていうのは小田さんとの信頼関係あってですよね。素晴らしいです。
コンサート中の映像では、お客さん達の楽しそうな表情が特に印象に残りました。
あと、小田さんが客席ど真ん中を歩いて歌うのにもビックリ！
そこに殺到せず、小田さんにさわろうと手を伸ばす人もいない事にも驚きました。
一度行ってみようかな。
by YAYOI (2019-02-05 06:39) 

私も同じく「クリ約」は、あっそ！
この放送はかなり楽しみでした。
だけど翌日というか当日は始発電車、始発新幹線に乗って
札幌雪祭り方向に向かう為に生で観るのは断念録画で。
朝起きて支度しながら少しだけ観て(笑)
続きを先程全部観ました。
いろいろ貴重なもの見せてもらいました。
グループなら他のメンバーから裏の話聞けるけどね。

追加公演があり、さいたまアリーナとALFEE大宮ソニックが翌日
いい日程～チケット何とか取れますように。
この日程って小田さん3ツアー連続同じです凄い偶然！！
おかげ様で1泊で両方参加出来ました。
小田さん2ｄａｙｚで大宮ソニックでは拓郎さんとALFEE
新聞の日程見てまたビックリしました。


by あきよし (2019-02-05 15:38) 

完全に見間違えた。w(@o@)w

最初に梅屋さんのタイトルを見て
「毎日がアルコール　[K.Oda]」
と読んでしまいました。(^^)?
何故に？と思ったのですが記事を
読んでみて納得。
小田さんがアルコール漬けっていう
考えは普通ないですよね。（笑）
こういう読み違いって最近多いなぁ。汗


by ポチヒコ (2019-02-05 19:10) 

＞おかんさん
アタシも小田さんの現場はおそろしくキビシイというイメージだったので（^^;
若手のスタッフが自由に意見を言えたり、「楽しい」「やりやすい」と
感じられる環境であることが意外でした。
逆に「意見のないヤツはダメ」な現場なのかも知れませんね。

>>「間違えちった」は可愛かった!(^^)!
番組放送後、中学時代から小田さんファンだった大津の友人と
「小田さん、なんだかかわいくなったね」なんてメールでやりとりしてました。
ちょっと失礼な言い方をすれば「かわいいお爺ちゃん」になったな、と（^o^;。




＞YAYOIさん
>>小田さんにさわろうと手を伸ばす人もいない
まったくいないわけではないのですが、
小田さんが客席に飛び込んた際、実はスタッフのガードがかなり固いです。
小田さんとオーディエンスは笑顔ですが、
小田さんを取り囲むスタッフの顔は結構怖いです（笑）。

老若男女問わず、笑ったり泣いたり一緒に歌ったり…
それが小田さんのコンサートです。楽しいですよ〜。
5〜6月にかけて追加公演がありますので是非！。




＞あきよしさん
「クリ約」の代替番組、発表になりましたね。
『風のように歌が流れていた』…懐かしい！。楽しみです。
観覧応募しよ…（どうせ当たらないけど^o^;）。

>>さいたまアリーナとALFEE大宮ソニックが翌日
ですよねーーー。ホント、いっつもくっついてる（笑）。
アタシは逆にさいたまは「日程近すぎて無理！」なので
小田さん＠さいたまは今回も断念します(T^T)。

でも、横浜公演は行く気マンマン。
アルフィーの関東公演とかぶらなかったので
ホッと胸を撫で下ろしております。




＞ポチヒコさん
空耳ならぬ空目ってやつですね（笑）。
アタシは先日、「アイクリーム」が「アイスクリーム」に見えてしまい
えっ？！アイスクリームで目の周りを保湿するのか？！と
本気でで一瞬驚いてしまいました（^o^;（^o^;（^o^;。

by 梅屋千年堂 (2019-02-06 02:03)