古都の京都、海の京都【1】 [JOURNEY]
この時期恒例(?)、
いくつかの欲望を満たすためだけの1泊2日旅。
三千院の巻。
仲良くしている年下の同僚と休みが重なったので
「そうだ 京都、行こう」ということになった。
貴重な1日を有効に使うべく
朝4時起床、6時11分新横浜発のぞみ99号に乗車。
いつもだったら朝からガッツリ駅弁をいただくところだが
今日はおそらく京都に着いてからモリモリ食べると思われるので
軽めに《えびブロッコリー&アボカドフィリング》。
(なんか写真がピンぼけだな…-_-;)。
「軽めに…」などと言っておきながら
もしも《笠原流きんぴらカツサンド》が売っていたら
実はそっちにしようと思っていたことはナイショだ。
京都到着は8時02分。
前日から京都入りしていた同僚と合流し、
駅直結のホテルに荷物を預けたら、大原行きのバスに乗って小一時間。
大原のバス停でトイレを拝借したのだけど、
これが暖房便座ではなく、めちゃくちゃひゃっこい(^o^;。
…暖房便座は人間をダメにしていると実感。
大原のバス停から、ゆるい上り坂を歩くこと約10分。
9時44分、到着。
以前から一度訪れてみたいと思っていた三千院。
京都駅からバスで1時間という遠さにこれまで尻込みしていたが
今回思い切って行ってみることにした。
三千院と言えば「♪京都〜大原 三千院…」という
“女ひとり”(作詞:永六輔)という歌を思い浮かべる人が多いだろう。
だが、実際三千院というお寺がどういうお寺なのか全く知らないなぁ…
そう思って調べてみたところ、
創建は延暦年間(782-806)、比叡山延暦寺建立の際に
最澄が東塔南谷の梨の木の傍らに「円融房」を構えたことに始まる。
その後、幾たびかの移転と寺名の改称を繰り返し
「三千院」と呼ばれるようになったのは1871年(明治4年)のこと。
(って、掻い摘まみ過ぎだけれども^^;)。
大原の地は古くから魚山と呼ばれ、声明(仏教音楽)発祥の地であり、
念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至る…だそうだ。
順路に従って拝観していく。
客殿から庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」を臨む。
ほんの少し雪が残っている。
宸殿を経て、外に出ると「有清園」と呼ばれる庭園が広がる。
朝の空気がキリリと気持ち良い。
お天気も良く、日なたは暖かい。
苔むした地面には「わらべ地蔵」さんが点々と。
作者は杉村孝氏という彫刻家。
お地蔵さんたちは平成になってからここにいらっしゃるそうだが、
30年弱ですっかり溶け込んでいる。
あっ、いたいた(*^^*)。
幸ちゃんもここらへんにしゃがんで撮影したのかも知れないな…
などと想像しながらシャッターを切る。
杉や檜の立木の向こうに見えるのは「往生極楽院」。
ここに祀られている阿弥陀三尊像は国宝に指定されている。
少し離れた日当たりの良い場所には
橋口弘道氏による「わらべ六地蔵」さんがいる。
こちらは昨年この場所に設置されたばかりのよう。
更に奥の方には「慈眼の庭」。
ぐるっと1周して、さっきとは別の角度から往生極楽院。
西方門を出たら、文化財の展示室になっている「円融蔵」を見学して
三千院を後にした。
訪れた時間が早かったこともあってか他の参拝者も少なく、
静かな境内で思いのほか癒された。
大原から再びバスに乗り、次に目指すは三条〜祇園四条。
-----------------------------------
《オマケ》
久しぶりに、日本橋三越本店にて出店中の
ミニチュア楽器作家の吉田さんに会いに行った。
お仕事中にもかかわらず、
ミニチュアLPレコードを作っていただきながら
またいろんな楽しい話を聞かせて頂いた。
上の画像は作品を撮影したポストカード。
どこかで見たことのある美しいアコギのミニチュアが(*^^*)。
2月27日まで展開中とのこと。ご興味のある方は是非…。
いくつかの欲望を満たすためだけの1泊2日旅。
三千院の巻。
仲良くしている年下の同僚と休みが重なったので
「そうだ 京都、行こう」ということになった。
貴重な1日を有効に使うべく
朝4時起床、6時11分新横浜発のぞみ99号に乗車。
いつもだったら朝からガッツリ駅弁をいただくところだが
今日はおそらく京都に着いてからモリモリ食べると思われるので
軽めに《えびブロッコリー&アボカドフィリング》。
(なんか写真がピンぼけだな…-_-;)。
「軽めに…」などと言っておきながら
もしも《笠原流きんぴらカツサンド》が売っていたら
実はそっちにしようと思っていたことはナイショだ。
京都到着は8時02分。
前日から京都入りしていた同僚と合流し、
駅直結のホテルに荷物を預けたら、大原行きのバスに乗って小一時間。
大原のバス停でトイレを拝借したのだけど、
これが暖房便座ではなく、めちゃくちゃひゃっこい(^o^;。
…暖房便座は人間をダメにしていると実感。
大原のバス停から、ゆるい上り坂を歩くこと約10分。
9時44分、到着。
以前から一度訪れてみたいと思っていた三千院。
京都駅からバスで1時間という遠さにこれまで尻込みしていたが
今回思い切って行ってみることにした。
三千院と言えば「♪京都〜大原 三千院…」という
“女ひとり”(作詞:永六輔)という歌を思い浮かべる人が多いだろう。
だが、実際三千院というお寺がどういうお寺なのか全く知らないなぁ…
そう思って調べてみたところ、
創建は延暦年間(782-806)、比叡山延暦寺建立の際に
最澄が東塔南谷の梨の木の傍らに「円融房」を構えたことに始まる。
その後、幾たびかの移転と寺名の改称を繰り返し
「三千院」と呼ばれるようになったのは1871年(明治4年)のこと。
(って、掻い摘まみ過ぎだけれども^^;)。
大原の地は古くから魚山と呼ばれ、声明(仏教音楽)発祥の地であり、
念仏聖による浄土信仰の聖地として今日に至る…だそうだ。
順路に従って拝観していく。
客殿から庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」を臨む。
ほんの少し雪が残っている。
宸殿を経て、外に出ると「有清園」と呼ばれる庭園が広がる。
朝の空気がキリリと気持ち良い。
お天気も良く、日なたは暖かい。
苔むした地面には「わらべ地蔵」さんが点々と。
作者は杉村孝氏という彫刻家。
お地蔵さんたちは平成になってからここにいらっしゃるそうだが、
30年弱ですっかり溶け込んでいる。
あっ、いたいた(*^^*)。
幸ちゃんもここらへんにしゃがんで撮影したのかも知れないな…
などと想像しながらシャッターを切る。
杉や檜の立木の向こうに見えるのは「往生極楽院」。
ここに祀られている阿弥陀三尊像は国宝に指定されている。
少し離れた日当たりの良い場所には
橋口弘道氏による「わらべ六地蔵」さんがいる。
こちらは昨年この場所に設置されたばかりのよう。
更に奥の方には「慈眼の庭」。
ぐるっと1周して、さっきとは別の角度から往生極楽院。
西方門を出たら、文化財の展示室になっている「円融蔵」を見学して
三千院を後にした。
訪れた時間が早かったこともあってか他の参拝者も少なく、
静かな境内で思いのほか癒された。
大原から再びバスに乗り、次に目指すは三条〜祇園四条。
-----------------------------------
《オマケ》
久しぶりに、日本橋三越本店にて出店中の
ミニチュア楽器作家の吉田さんに会いに行った。
お仕事中にもかかわらず、
ミニチュアLPレコードを作っていただきながら
またいろんな楽しい話を聞かせて頂いた。
上の画像は作品を撮影したポストカード。
どこかで見たことのある美しいアコギのミニチュアが(*^^*)。
2月27日まで展開中とのこと。ご興味のある方は是非…。
2018-02-22 21:45
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コメント(4)
三千院と聞くと「京都〜大原、三千円」という昔のネタが浮かんでくる私です。というのは置いといて昔行ったことがあるのですが全く覚えていません。苔の庭が有名ですがそこに現代のお地蔵さんが溶け込んでいるのがなんとなく不思議ですね。
>どこかで見たことのある
以前私がお願いしたモデルですね。吉田さんがとても苦労したと仰っていました。でも仕上がりは素晴らしくライブで実際に見た後で家に帰ってミニチュアを見ると感動がよみがえります。
by きゅう (2018-02-23 02:00)
この時期の京都も素敵ですね(^^)b
このブログを拝見しながら正に『♪京都~大原、三千院』と
口ずさんでいました(^^)♪
by なおち (2018-02-23 07:27)
昨年の7月に行って参りました。
私のときは紫陽花がものすごく綺麗でした。
三千院泊まりにしたので、人のいない朝一からゆっくりと
堪能したことを思い出しました。
昼過ぎにバスで三千院をあとにしたのですが
バスの中では爆睡したな~(笑)
私もバスで1時間に尻込みをしていた者ですけどね(笑)
by ちあき (2018-02-23 07:54)
>きゅうさん
苔…見事でした。
そして平成に入ってから設置されたお地蔵さんたちも
すっかり苔むしていて有清園と一体化しておりました。
昨今、現代作家の作品を取り入れる寺院も多く
新しいものを積極的に違和感なく取り込む姿勢は素晴らしいなと思います。
>>私がお願いしたモデルですね
吉田さんがおもむろに「最近はこんなのを作りましたよ」と
写真を見せてくださった時に、思わず口をついて出たのは
「きゅうさん!!!」でした(笑)。
吉田さんは「そう!。やっぱり知ってるんだな〜」とおっしゃってましたが
ハンドルネームの「きゅうさん」で通じてしまったことが
個人的にツボでした(^m^)。
>なおちさん
「三千院に行ってくる」「三千院に行ってきた」というと
ある世代以上の大抵の肩は「♪京都〜…」と歌い出しますね(笑)。
さすがは永六輔さんです。
そしてこのたび初めてこの歌の2番が「京都 栂尾 高山寺」
3番が「京都 嵐山 大覚寺」であることを知りました。
(ところで「あらしやま」って字余りじゃないか?と思ったら
ここでは「らんざん」と読むらしいです)。
>ちあきさん
紫陽花苑は、いまや枝だけになっておりました(笑)。
でも冬枯れの三千院も素敵でしたよー。
そんな中でも青々と生い茂る苔の生命力にも感動です。
バスの中では、同僚が一緒だったのでずっと喋っていましたが
もし一人だったらアタシも爆睡していたと思います。
(大原終点だから乗り過ごす心配もないし笑)。
by 梅屋千年堂 (2018-02-23 23:35)