SSブログ

レオナルド・ダ・ヴィンチ VS 岩合さん [EXHIBITION]

去年は「レンブラント VS 岩合さん」だったけど…

今年は「レオナルド・ダ・ヴィンチ VS 岩合さん」。
つまり、8/16現在横浜そごうで開催中の2つの展覧会。

ひとつはそごう美術館でやっている
『没後500年記念 レオナルド・ダ・ヴィンチ展 天才の「手」から生まれた未来への夢』
という展覧会。
01_entrance.jpg

レオナルドが残してきた数多の手稿に基づいて製作された
大型立体模型を展示するというもの。
02_machine.jpg
展示室の様子はこんな↑感じ。
(ちなみに、写真奥は「グライダー」、手前は「トレーニングマシーン」)。

今では割と普通に使われている原理や
「これ凄いなぁ!」とビックリするようなもの、
そして「これはちょっと無理があるのでは?(^^;」
と思うようなものまでいろいろだ。
中には実際に触って動かしてみることも出来る模型もあり
ほぼ全ての展示物の撮影が可能。

これは「龍の頭の形をしたリラ」。
03_ryra.jpg
リラ=竪琴といわけで、龍の頭の形をした弦楽器。
「リラの曲がった角が演奏者の腕にぴったりおさまり
 もう一方の手で自由に演奏することができる」
とキャプションには書いてあったけど、
アタシの想像力の欠如のせいか、今ひとつイメージ出来ない(-“-?。

絵画作品の複製画を集めたコーナーもある。
05_painting.jpg
(iPhoneのパノラマモードで撮ってみた)。

あっ、これ10年前に日本に来たときに観に行ったなー。
『受胎告知』。
04_annunciation.jpg
展示の最初の方に出てきた「飛行」に関する研究と関連して
「当時のレオナルドが飛行研究をもっとすすめていたなら
 ガブリエルの翼をもっと大きく描いたと思われる」
とキャプションに書かれており、その理由として
「レオナルドの計算では、天使が飛ぶためには、翼の全長は
 少なくとも12メートルなければならなかったはずだから」
とあったのだけど、アタシはそりゃ違うと思う。

人間が空を飛ぶにはそれだけデカい翼が必要だと
レオナルドが分かっていたとしても、
この天使にそんなバカでかい翼を付けて描いたとは思えない。
レオナルドならきっと絵画全体のバランスを重視したと思うし、
そもそも天使は「人間」ではなく、
質量が「人間」とは異なっていても不思議はないので
そんなバカでかい翼がなくても飛べるんじゃないかと…(以上、個人の意見です)。


レオナルドの発明やアイデアはどれもこれも
「すンごいですねぇ〜!」というものばかりだけど
発明品にしろ絵画作品にしろ、完成したものは非常に少ない。
なんでもいろいろ考えてるうちに新しいアイデアが浮かんできて
今手掛けているものが完成しないうちにそっちの方に行っちゃうかららしい。
…天才って大変だなぁ(^^;。




もうひとつの展覧会は『岩合光昭写真展「ねこの京都」』。
5月に日本橋髙島屋で開催された時に行きそびれた
(というか、横浜にも来るからその時でもいっか…と見送った)写真展。

岩合さんがねこを通して見た京都の四季が堪能できる。
毎度のことながら申し訳ないほど入場料も安く、かなりの盛況ぶりである。

「カワイイ〜♥」と声を上げながら観ている人も多いけれど
アタシにとっての岩合さんの撮るねこ写真は「カワイイ〜♥」って感覚よりも
ねこが描かれた美しい風景画を観るような感覚。
だからどちらかというと、大きな風景の中に
さりげなくねこが写り込んでいるような作品が好き。

…なのだけど、今回の写真展では
大写しにされたねこの、その虹彩(瞳)の美しさに惹かれる作品が多かった。
ねこを飼ったことがない=間近でねこの顔をじっくり見たことがないので
ねこの虹彩がこんなに美しいものだとは知らなかった(・_・)。

自分土産は、ポストカード3枚。
iwago_kyotoneko.jpg
他にもいろいろ魅力的なグッズがあったけれど
ここはグッと堪えて帰ってきた。
(が、さりげなく置いてあったオリンパスPEN E-PL8のカタログを
 なにげなく持って帰ってきて眺めていたら、
 なんだかちょっと欲しくなってきてしまった…ヤバイ^o^;)。


ちなみに『レオナルド・ダ・ヴィンチ展』の方の自分土産は
展覧会とはなんら関係のない藝大グッズのクロッキー帳。
09_geidaigoods.jpg
200円という値段と、すべっすべの紙質に惹かれてしまった(*^^*)。
nice!(2)  コメント(4) 

nice! 2

コメント 4

にゃんこ

ダヴィンチ展は絵画だけでなくまた違った角度からの展示ですね。

「ねこの京都」京都で鑑賞しました。伊勢丹の展示はご案内とご招待券いただくことが多いのですが珍しくなく、お客様に教えていただかなければ危うく見逃すところでした。(地元京都なので無くても会場は賑わっていました)

京都の四季と人と寄り添いあるいはたくましく暮らす猫の姿にしばし時間を忘れて鑑賞しました。

今回は猫の瞳に惹かれられたのですね。確かに外で見る本物の猫の瞳はキラキラとしてとてもきれいです。(とんぼ玉というか子どものころ惹かれたビー玉を思い出します)

お決まりのグッズコーナーではクリップ、卓上カレンダー、スタンプなど散財して帰りにフライヤーもらって帰ろうとしたらなくなっていました。(残念)
明日は地元、滋賀での岩合さんのトークショー&サイン会が開催されるので楽しみです。
by にゃんこ (2017-08-18 21:49) 

梅屋千年堂

>にゃんこさん
このたびのレオナルド・ダ・ヴィンチ展は、
アーティストとしてというよりも、科学者あるいは発明家としての
レオナルドの功績に着目した展覧会でした。
小中学生の自由研究にも持ってこいの題材ということもあり
子供たちがわんさか押し寄せ、しきりに写真を撮ったりメモを取ったりしていました。

>>お決まりのグッズコーナー
クリップとスタンプはアタシもかなりそそられました。
あとマスキングテープとチョコクランチも(笑)。

岩合さんのトークショー&サイン会、参加されたのですか?。
生・岩合さんと何か直にお話は出来ましたか?。

by 梅屋千年堂 (2017-08-19 22:33) 

にゃんこ

梅屋さん、
サイン会というもの自体に慣れていなくて、中抜けして来たので帰る時間も気になり、何よりも大先生ですから、オーラに押され、職場近くで見かける猫達の撮影をお願いするのをすっかり忘れてしまいました。
(岩合さんの自筆?)猫のイラストのスタンプとサインして頂き、岩合さんよりお礼のお言葉と握手してあっという間に終わってしまいました。
by にゃんこ (2017-08-21 21:07) 

梅屋千年堂

>にゃんこさん
アルフィーのメンバーでなくても、
やはり著名な方との接触は緊張しますよね(O_O)。
以前、水中写真家の中村征夫さんの写真展で
カタログにサインをしていただいたことがあるのですが
緊張してお礼以外の言葉が何も出ませんでした(-_-;。
こういう時に気の利いたことが言える人って
本当にスゴイと思います。

次に岩合さんとお会いになる機会があったら
「いいこだね〜」となでなでしてもらってはいかがでしょうか(…冗談です)。

by 梅屋千年堂 (2017-08-23 00:14) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。