オデッセイ [Music,Movie&Musical]
以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『オデッセイ』を観に行く予定の方はご注意下さい。
実を言うと、途中何度かウトウトして意識を失ってしまったのだけど(^^;ゞ
それでも「面白い」と思える映画だった。
ミッション中にトラブル(砂嵐)に見舞われて
火星に一人置き去りにされる宇宙飛行士のサバイバルを描いた物語。
設定は2013年公開の『ゼロ・グラビティ』とよく似ている。
でも『ゼロ・グラビティ』のような悲壮感や息が詰まる感じはさほどない。
それというのもマット・デイモンが演じる
主人公:マーク・ワトニーのキャラクターゆえ。
気が付いたら火星にひとりぼっち。
腹にはアンテナが刺さって負傷もしている。
酸素も水も殆どナシ。通信手段もなし。食糧もわずか。
こんな状況下でも楽観的なのだ。
植物学者・宇宙飛行士としての豊富な知識を駆使して
水を作り、酸素を作り、食糧(ジャガイモ)の栽培に成功する。
残された資材で通信手段も確保する。
これはもちろんワトニーが物凄く頭が良くて体力もあるから可能なことだけど
それを抜きにしても、日常を生きる自分達に
困難が降りかかった時に必要な心構えみたいなものを教えてくれている。
例えば…
・楽観的になること。
・目の前にある問題を整理して、1つ1つ解決していくこと。
・諦めなければ道は拓けると信じること。
もう一つ、状況の悲壮感を軽くしているのが、映画の中で使われている音楽。
ミッションの責任者がパソコンに残していった70年代のディスコミュージックだったり
ドナ・サマーの“ホットスタッフ”だったり、
デヴィッド・ボウイの“スターマン”だったり、アバの“ウォータールー”だったり。
音楽が人の心理に与える影響みたいなものも思い知らされた。
この手の映画にありがちな設定として
地球に残された家族や恋人のことを思い「必ず帰る」と誓ったり
その家族や恋人が心配そうに地球から状況を見守る…というのがあるけれど
この映画ではそういったものが全くなかったというのも新鮮だった。
ただただ「こんなところで死んでたまるか」「絶対地球に帰ってやる」という
純粋な生存本能で、主人公が突き動かされているところが、逆に良かった。
映画の本筋とは別に、思わず「クスッ(^m^)」と笑ってしまうのが
NASAの地上スタッフが、ワトニーを救出するミッションに関する会議を
『エルロンド会議』と名付ける場面。
「エルロンド」とは、『指輪物語(The Load of The Rings)』の登場人物で
そのエルロンドが住む裂け谷で、
指輪の処置について話し合われる会議が『エルロンド会議』。
「これはエルロンド会議だな」
「じゃぁ俺はグロールフィンデルだ」
などと登場人物が話している画面の端っこで
映画『ロード・オブ・ザ・リング』でボロミアを演じていた
ショーン・ビーン(『オデッセイ』ではNASAのフライトディレクター役)が
ニヤッとしているという、「なんじゃこりゃ(^^;」なシーン。
途中で眠ってしまった割に(^o^;、「観てヨカッタ」と思える映画だった。
いずれ原作も読んでみたい。
どうでもいいけど
映画の邦題『オデッセイ』は、原題の『THE MARTIAN』でも
よかったんではないかなーと思わないでもない。
(でも日本人的には『オデッセイ』の方が分かり易くて
「観てみたい」って気になるかも)。
-----------------------------------------------
ここのところ、あんまり映画って観ていなかったけど
(先月観た『スターウォーズ/フォースの覚醒』はかなり久々だった)
『SHERLOCK/シャーロック』や『スティーブ・ジョブズ』など
他にも観てみたい映画が上映中であることを、劇場サイトをチェックしていて知った。
特にベネディクト・カンバーバッチの『SHERLOCK/シャーロック』は
終わってしまう前に是非とも観ておかなくては!。
これから『オデッセイ』を観に行く予定の方はご注意下さい。
実を言うと、途中何度かウトウトして意識を失ってしまったのだけど(^^;ゞ
それでも「面白い」と思える映画だった。
ミッション中にトラブル(砂嵐)に見舞われて
火星に一人置き去りにされる宇宙飛行士のサバイバルを描いた物語。
設定は2013年公開の『ゼロ・グラビティ』とよく似ている。
でも『ゼロ・グラビティ』のような悲壮感や息が詰まる感じはさほどない。
それというのもマット・デイモンが演じる
主人公:マーク・ワトニーのキャラクターゆえ。
気が付いたら火星にひとりぼっち。
腹にはアンテナが刺さって負傷もしている。
酸素も水も殆どナシ。通信手段もなし。食糧もわずか。
こんな状況下でも楽観的なのだ。
植物学者・宇宙飛行士としての豊富な知識を駆使して
水を作り、酸素を作り、食糧(ジャガイモ)の栽培に成功する。
残された資材で通信手段も確保する。
これはもちろんワトニーが物凄く頭が良くて体力もあるから可能なことだけど
それを抜きにしても、日常を生きる自分達に
困難が降りかかった時に必要な心構えみたいなものを教えてくれている。
例えば…
・楽観的になること。
・目の前にある問題を整理して、1つ1つ解決していくこと。
・諦めなければ道は拓けると信じること。
もう一つ、状況の悲壮感を軽くしているのが、映画の中で使われている音楽。
ミッションの責任者がパソコンに残していった70年代のディスコミュージックだったり
ドナ・サマーの“ホットスタッフ”だったり、
デヴィッド・ボウイの“スターマン”だったり、アバの“ウォータールー”だったり。
音楽が人の心理に与える影響みたいなものも思い知らされた。
この手の映画にありがちな設定として
地球に残された家族や恋人のことを思い「必ず帰る」と誓ったり
その家族や恋人が心配そうに地球から状況を見守る…というのがあるけれど
この映画ではそういったものが全くなかったというのも新鮮だった。
ただただ「こんなところで死んでたまるか」「絶対地球に帰ってやる」という
純粋な生存本能で、主人公が突き動かされているところが、逆に良かった。
映画の本筋とは別に、思わず「クスッ(^m^)」と笑ってしまうのが
NASAの地上スタッフが、ワトニーを救出するミッションに関する会議を
『エルロンド会議』と名付ける場面。
「エルロンド」とは、『指輪物語(The Load of The Rings)』の登場人物で
そのエルロンドが住む裂け谷で、
指輪の処置について話し合われる会議が『エルロンド会議』。
「これはエルロンド会議だな」
「じゃぁ俺はグロールフィンデルだ」
などと登場人物が話している画面の端っこで
映画『ロード・オブ・ザ・リング』でボロミアを演じていた
ショーン・ビーン(『オデッセイ』ではNASAのフライトディレクター役)が
ニヤッとしているという、「なんじゃこりゃ(^^;」なシーン。
途中で眠ってしまった割に(^o^;、「観てヨカッタ」と思える映画だった。
いずれ原作も読んでみたい。
どうでもいいけど
映画の邦題『オデッセイ』は、原題の『THE MARTIAN』でも
よかったんではないかなーと思わないでもない。
(でも日本人的には『オデッセイ』の方が分かり易くて
「観てみたい」って気になるかも)。
-----------------------------------------------
ここのところ、あんまり映画って観ていなかったけど
(先月観た『スターウォーズ/フォースの覚醒』はかなり久々だった)
『SHERLOCK/シャーロック』や『スティーブ・ジョブズ』など
他にも観てみたい映画が上映中であることを、劇場サイトをチェックしていて知った。
特にベネディクト・カンバーバッチの『SHERLOCK/シャーロック』は
終わってしまう前に是非とも観ておかなくては!。
2016-02-25 15:44
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コメント(5)
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梅屋さん、レポありがとうございます!
悲壮感漂うのやだし、 帰ってこれるかドキドキしちゃちうのも、また嫌だし。
ということで読ませていただいたら…あれぇ?って感じです。
マットデイモン、意外に楽天的なキャラもいけますもんね(オーシャンズシリーズでそう思いました。)
しかも、小ネタでロードオブザリングなんて!
きゃーっ(*^_^*)です。マジで。
私は先日、あぶない刑事を観に行きました。
横浜、画になるロケ地ですね。
羨ましい!
by こたろう (2016-02-25 19:21)
>こたろうさん
アタシ、マット・デイモンが出ている映画を劇場で観たの
もしかしたら今回が初めてだったかも知れません(・o・)。
(テレビでも『グッドウィル・ハンティング』しか観たことないかも)。
今回のこの作品でのマットを観ての印象は
「あれっ?!こんなにマッチョだったんだ」でした(笑)。
こんなにマッチョな植物学者なんてアリ?と。
「あぶない刑事」懐かしいですね。
映画は観ていませんが、みなさんカッコ良く年齢を重ねてますよね。
仲村トオルさんが同じ大学の卒業生なんですが
年度末の試験(社会学だったかなぁ?)で、教室が同じだったことがあります。
オーラ、出てました。
by 梅屋千年堂 (2016-02-26 21:31)
梅屋さん
凄いですね(*_*)
色々とあちらこちらと出掛けて・・・。
私は、久しぶりに映画館で『スターウォーズ』を観て 予告編でこの映画が気になったひとつです。 なんか面白そう・・・あと『シャーロック』も気になってます。
でも もっと気になったものを先日のオーチャードホールに上がるエレベーターにて あるポスターが目に止まり また 渋谷へ行ってきました。
『デヴッド ボウイ』のドキュメンタリー映画・・・です。好きなアーティストだっただけに・・・また来日しないかなぁ~と思っていただけに残念。結果的に最後の来日公演になったものには 行っていたので・・・後悔ないけど・・・複雑な気持ちになりました。
朝から 何を書き込んでいるのやら・・・m(__)m
by みかちん (2016-02-29 07:41)
梅屋さん、レポ有難うございます(人''▽`)
私もこの映画観たいと思っていたので(^^)
マット・デイモン結構ガタイ良いですよね。
『オーシャンズ11』シリーズが好きなのですが、1作目からマッチョでしたね。
by ナッキー (2016-02-29 22:41)
>みかちんさん
いやはや2月は遊びすぎました(^^;ゞ。
3月は花粉も本格的に飛散するし、休みは自宅でおとなしく…
と、思っていましたがどうやらムリのようです(爆)。
とりあえずカラヴァッジョ展と「シャーロック」は押さえておかないと。
>>『デヴッド ボウイ』のドキュメンタリー映画
そのような映画を上映していたのですね。
(アタシは先日WOWOWでオンエアされた「ラビリンス」と
「ジギー・スターダスト」を録画したっきりまだ観られていません-_-;)。
「オデッセイ」の劇中で突然“スターマン”が流れ始めた時は
思わず「おぉっ!(ノ_<。)」と思いました。
偶然とは言えなんという選曲でしょう。
>ナッキーさん
マットは元々マッチョなのですね(・o・)。
ちなみに映画の中でようやく地球に帰還出来るようになった時の
ワトニーが驚くほど痩せ細っていたので「物凄い役作りだ!」と思っていたのですが
実はあれは別人かCGだという話です…。
by 梅屋千年堂 (2016-02-29 22:59)