アール・ヌーヴォーのガラス展 [EXHIBITION]
美しいガラスの器の展覧会。
ドイツ・デュッセルドルフ美術館が所有するゲルタ・ケプフ・コレクションから
アール・ヌーヴォーのガラス作品約140点を紹介する展覧会。
場所はパナソニック汐留ミュージアム。
アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭、
ヨーロッパを中心に起こった芸術運動。
動植物をモチーフにした曲線的で装飾性の高い作風が特徴。
展示は、ジャポニスムやシノワズリを繁栄した作品群から始まり、
エミール・ガレ、ドーム兄弟らの超絶作品へと続いて行く。
どれもこれも美しいのなんのって!。
花器や鉢に施された、花や昆虫、魚、鳥などの美しい装飾。
普通に紙に描くのだって大変そうなのに
それがガラスに描かれている(という表現でいいのかわからないけど)
のだから凄い。
一体どうやって制作されたのか、どんなに眺めても想像がつかない。
・アルフォンス=ジョルジュ・レイエン「花器(アツモリソウ、チョウ)」
・エミール・ガレ「筒型花器(ヤネバンダイソウ)」
・エミール・ガレ「皿(タコ)」
・デジレ・クリスチャン「台付鉢(アラベスク)」
・ドーム兄弟「花器(ブドウとカタツムリ)」
・ドーム兄弟「花器(森の情景)」
などなど、タメイキが出るほど美しい作品ばかり。
特に魅力的だったのがドーム兄弟の「花器(森の情景)」。
この作品に限らず、いくつかの作品は照明の当て方にも工夫が凝らされていて
光の具合によって作品の表情が変化する様を観ることが出来る。
(このあたりは、さすがパナソニック?笑)。
その効果が感動的に素敵だったのがドーム兄弟の「花器(森の情景)」。
そのタイトルの通り、やや細長の壺型の花器に樹木や沼などの遠景が描かれていて
光が当たっていない時は、なんだか不安を感じさせる暗い森。
でもひとたびそこに明るい光が(おそらく器の底から)当てられると
森の中に陽が差したようにパァッと明るくなって、森に奥行きが現れる。
その森の中に入って行けそうな、入って行きたくなるような気持ちになった。
チラシになっている「花器(ブドウとカタツムリ)」のような
《THE超絶技巧》もいいけれど、
こういう《さりげなくスゴイ技》の方が、個人的には心惹かれる。
展示の最後に、ガラス製品の成形技法の解説が出ていたのだけど
それを読んでみても、やっぱり展示されている作品の技が凄すぎて
「どうやって製作されたのか」はアタシの理解の範囲を超えていて
ヨクワカラナカッタ(・o・)。
ポストカードも、(珍しく)気に入った作品のものがたくさんあった(^^;ゞ。
今更ながら「美しいもの」を観るのってイイもんだな〜。
そんなことを思いながら、きっととても美しい本であろう
『高見沢俊彦 Guitar Collection 500』の到着を待っている…。
(楽天ブックスで注文しちゃったから、
多分明日、ヘタしたら明後日かも。あー待ち遠しい)。
ドイツ・デュッセルドルフ美術館が所有するゲルタ・ケプフ・コレクションから
アール・ヌーヴォーのガラス作品約140点を紹介する展覧会。
場所はパナソニック汐留ミュージアム。
アール・ヌーヴォーとは19世紀末から20世紀初頭、
ヨーロッパを中心に起こった芸術運動。
動植物をモチーフにした曲線的で装飾性の高い作風が特徴。
展示は、ジャポニスムやシノワズリを繁栄した作品群から始まり、
エミール・ガレ、ドーム兄弟らの超絶作品へと続いて行く。
どれもこれも美しいのなんのって!。
花器や鉢に施された、花や昆虫、魚、鳥などの美しい装飾。
普通に紙に描くのだって大変そうなのに
それがガラスに描かれている(という表現でいいのかわからないけど)
のだから凄い。
一体どうやって制作されたのか、どんなに眺めても想像がつかない。
・アルフォンス=ジョルジュ・レイエン「花器(アツモリソウ、チョウ)」
・エミール・ガレ「筒型花器(ヤネバンダイソウ)」
・エミール・ガレ「皿(タコ)」
・デジレ・クリスチャン「台付鉢(アラベスク)」
・ドーム兄弟「花器(ブドウとカタツムリ)」
・ドーム兄弟「花器(森の情景)」
などなど、タメイキが出るほど美しい作品ばかり。
特に魅力的だったのがドーム兄弟の「花器(森の情景)」。
この作品に限らず、いくつかの作品は照明の当て方にも工夫が凝らされていて
光の具合によって作品の表情が変化する様を観ることが出来る。
(このあたりは、さすがパナソニック?笑)。
その効果が感動的に素敵だったのがドーム兄弟の「花器(森の情景)」。
そのタイトルの通り、やや細長の壺型の花器に樹木や沼などの遠景が描かれていて
光が当たっていない時は、なんだか不安を感じさせる暗い森。
でもひとたびそこに明るい光が(おそらく器の底から)当てられると
森の中に陽が差したようにパァッと明るくなって、森に奥行きが現れる。
その森の中に入って行けそうな、入って行きたくなるような気持ちになった。
チラシになっている「花器(ブドウとカタツムリ)」のような
《THE超絶技巧》もいいけれど、
こういう《さりげなくスゴイ技》の方が、個人的には心惹かれる。
展示の最後に、ガラス製品の成形技法の解説が出ていたのだけど
それを読んでみても、やっぱり展示されている作品の技が凄すぎて
「どうやって製作されたのか」はアタシの理解の範囲を超えていて
ヨクワカラナカッタ(・o・)。
ポストカードも、(珍しく)気に入った作品のものがたくさんあった(^^;ゞ。
今更ながら「美しいもの」を観るのってイイもんだな〜。
そんなことを思いながら、きっととても美しい本であろう
『高見沢俊彦 Guitar Collection 500』の到着を待っている…。
(楽天ブックスで注文しちゃったから、
多分明日、ヘタしたら明後日かも。あー待ち遠しい)。
2015-08-21 22:42
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こんばんは。
実は私、金曜日に横浜と東京の美術館巡りをするのですが…
ガラス展、行く・行かないの花占い状態で迷ってます。
やっぱり、観る価値は充分ありますよね。
はぁ、迷うぅ(-。-;
by こたろう (2015-08-26 23:03)
>こたろうさん
美術館巡り、明日ですね。
もう大体のプランは立てられましたか?。
パナソニック汐留ミュージアムは、割とコンパクトな美術館なので
そんなに時間をかけずに観られると思いますよ。
お時間に余裕があるようでしたら是非(*^^*)。
あとはどちらにいらっしゃる予定なのでしょう。
もし「これ良かったよ!」というオススメの展覧会があったら教えて下さいね〜。
by 梅屋千年堂 (2015-08-27 20:32)
こんにちは。
こちらのガラス展は時間の都合で行くことが出来ませんでした。はぁ…なぜ見たい展示会はほとんど9月6日までなのでしょうか(>_<)
横浜美術館に、蔡國強展・帰去来を観に行ってきました。
マグリット展を観た時にチラシをみて、オオカミ目当てで行ってきたのですが、
こちらはダイナミックな手法で、圧倒されっぱなし。
オオカミもホントにリアルで、ジッと見ていたら噛みつかれるかしらん?なんて思えるほどでした。
越谷落選という悲しい出来事もありましたが(笑)、楽しい金曜日になりました。
梅屋さんがお好きなジャンルかわかりませんが、日常のモヤモヤした気持ちを吹っ飛ばすほどの破壊力がありました。
オススメです。
by こたろう (2015-08-30 14:32)
>こたろうさん
『蔡国強展』にいらしたのですねー。
最初はあまり興味がなかったのですが、テレビでの特集をいくつか観ているうちに
ちょっと心惹かれてきて、どうしようかな〜と思案しているところです。
結構好きなんですよ、現代アート。
ただ、他にも観たい展覧会がたくさんあるし
先日またまた上司から展覧会のチケットを4枚も頂いたりして
それにも一応(チケットもらった手前…^^;)行かなくてはと思うしで
優先順位を考えるとなかなかそちらまで手が回りません。
『蔡国強展』はとりあえず10月半ばまでやってますので、
もう少し先延ばしかな(^^;ゞ。
その前に、上司にチケットをもらった松屋銀座の『スポコン展』と
サントリー美術館の『国宝 曜変天目茶碗と日本の美』に行かなくては〜ヘ( ;^^)ノ。
by 梅屋千年堂 (2015-08-30 21:53)