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ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 [Music,Movie&Musical]

6月にBSプレミアムで放送されたものを録画しておいたのを、やっと観た。

…もぉ〜あまりのバカバカしさに大爆笑。

この映画、なんとなく前にもテレビでやっていたのを
観たことがあるような気がするんだけど、
改めて観てみると、ホンットにバカバカしい。
今日みたいにムシムシと蒸し暑くて、頭の中にカビが生えそうな日には
こんなバカバカしい映画がイチバン!(笑)。

世界一周旅行から帰国したザ・スパイダースの面々。
銀座でガールハントしよう!と意気込んで出掛けるが、
誰一人として女の子を連れてくることができない。

そんな時、テレビの素人歌謡コンクールに出ていた
とっても美人の女の子チノ(松原智恵子)がそのインタビューで
「どんな障害物があろうとも、
 まっすぐ私のところに歩いてきてくれた男の人を恋人にする」
と宣言していたのを聞いて、
「彼女のところまでまっすぐに歩いて行こう!」
と決心するスパイダースのメンバー達。

出発点は横浜港(!)。
そこから東京の世田谷目指して、ひたすら「まっすぐに」歩いて行く。
喫茶店のガラスを突き破り、
間男と奥さんと主人が修羅場を繰り広げる団地の一室を通り抜け、
サマーランドのプールもまっすぐに突き進んでいく。
そのサマーランドのプールサイドでは
ヴィレッジ・シンガーズが“バラ色の雲”を演奏中。
それを観たスパダースのメンバー、「俺たちもやるか!」と
いきなりザ・スパイダース・ショウを展開。

その後も、
女子プロレスのジムを通過して女子プロレスラーにやっつけられ、
港北刑務所内の留置所や死刑台のど真ん中を通り抜け
籠城犯と警察の銃撃戦の真っ只中を突き進む。
ある時、彼らの進路上にいた牛をどかそうと四苦八苦していると
そこに機関車が近づいてくる。避けるスパイダース、跳ねとばされる牛!。
くるくると空を旋回した牛は、何故か分厚いビフテキになって落ちてくる(^o^;。

ビクターのテレビ工場で、段ボールに梱包され
なんとか抜け出したメンバーは、テレビのスタジオで
またまたいきなりスパイダース・ショウを展開し
自分達の映画を上映中の映画館、西部劇の撮影現場を経て
ついにチノの家に到着する。

が、タッチの差で、前々からチノに恋心を抱いていた健ちゃんに先を越され
スパイダースの面々は、あぁ残念。
あっさりと負けを認めて、
「地球は丸いんだから、このまままっすぐ進めばまた横浜に戻れる」と
とんでもないことを言いながら、その場を立ち去っていく…。

という奇想天外でハチャメチャなお話(^^;。
このシュールな物語の脚本を書いたのが、かの倉本聰。
制作されたのは1967年(アタシが生まれた年)。
当時の銀座や山下公園の様子もチラッと垣間見ることができたり
当時のファッションや、家の中に置いてある家電や家具も興味深い。

真っ赤なミリタリールックで演奏してるのを観て
思わず「カンレキーズ?!」と反応してしまった…。
(スパイダースの方が全然先だっての)。

ザ・スパイダースのゴーゴー・向う見ず作戦 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD



観終わったら速攻HDDから削除しようと思っていたけど
あまりにもバカバカしくて面白かったので、もうちょっととっておこう(^^;。
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