SSブログ

ホビット 決戦のゆくえ [Music,Movie&Musical]

久しぶりの映画鑑賞。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『ホビット 決戦のゆくえ』を観に行く予定の方はご注意下さい。

映画って、1回行くとその時に流れた予告篇を観ることで
「あ、これ観たい」「これも観なくちゃ!」ってなるんだけど
しばらく行かないでいると、そういう新しい情報も入って来にくくなるので
気付いたら随分映画館に行ってなかった(・o・)なんてことになってたりする。
そんなわけで『美女と野獣』の実写版も、高見沢王子推奨の
『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』も見逃してしまった。
最後に映画館で映画を観たのっていつだ?と
ブログを遡ってみたら、8月の『トランスフォーマー/ロストエイジ』が最後だった。

地元のTOHOシネマズでは2D字幕版しか上映していない。
やっぱり3Dで観たいよな〜と、どこで3D字幕版を上映しているか調べてみたら
日本橋のTOHOシネマズで、ドルビー・アトモス+TCXスクリーンで上映してしている。
日本橋といえば…ちょうど他の用事(坂崎幸之助 書写真展)もあるではないか。

というわけで、日本橋のTOHOシネマズで座席予約。
公開後最初のレディースデーということで、結構混んでいるのかな?と思いきや
この寒さのせいか、思ったほど混んではいなかった。

前日ちょっと睡眠不足だったため(まぁいつものことなんだけど^^;)
途中もしかしたらまたウトウトしちゃうかもな〜なんて心配してたんだけど
スマウグ(竜)がエスガロスの街を襲撃するという壮絶な場面から始まり
その後も戦闘に次ぐ戦闘で、最初から最後までアドレナリン出っぱなし。

ただ、2作目を観てから9ヶ月も経っているし
原作をちゃんと読んだのも随分昔だし
もうなんだか全体的に「どんな話だったっけー(-"-?」状態でもあり
原作と映画との違いも自分の中で曖昧になってしまっている。

迫力ある3D映像に興奮を憶えながらも、
「あれ?原作にこんな場面あったっけ?」
「どーしてこういうことになったんだっけ?」と
頭の中を時々ハテナマークが飛び交うのは前作を観たときと同じ(^^;。
細かいことをあまり深く考えるのはやめよう!と心に決めてしまったことで
より楽しく観られたような気はする。

とにかく原作にはないエピソードや登場人物が多数出てきて
頭が混乱してくるけれど、原作よりも遙かに壮大で面白くなっていることは確か。
(原作の岩波少年文庫版の『ホビットの冒険』の文体がかなりユルいせいもあるけれど)。

原作の『ホビットの冒険』には登場しないレゴラスやタウリレル、
バルドの息子のバインの活躍が目覚ましい。
原作に出てこないのにレゴラス活躍しすぎ!という向きもあるが
レゴラス(というかオーランド)見たさに映画館に足を運ぶ人もいるだろうから
まぁ致し方ないのかな(^o^;。
ドワーフも、特にトーリンとキーリは物凄くカッコ良く描かれている。
(逆に他のドワーフ達の影が薄すぎる嫌いもあるが…)。
死人遣い(サウロン)とガラドリエルの対決シーンも壮絶。

こんな風に原作になかった場面を付け加えることで
物凄く緊張感が高まってはいるけれど、
ドワーフのフィーリとキーリの兄弟が命を落とす理由については
原作通りの方が感動的だったんじゃないかな、という気がする。

とは言うものの、キーリが死んでしまう場面は涙なくして観られない(ノ_<。)。
(気の毒なのは兄のフィーリの死に方だったりする…)。
トーリンが今際のきわで、ビルボに話しかけるシーンも
原作とはシチュエーションがちょっと違うんだけど、より感動的な演出になっている。

役者さんの演技も細かい部分でスゴイ!と感じるところが多かった。
例えばビルボ役のマーティン・フリーマン。
最初(1作目)はなんだか頼りない感じがしていたのだけど
3作目では勇敢で自信のある人物に成長している過程が
表情によく表れていると思った。
1作目や2作目ではそんなことちっとも思わなかったんだけど
この作品では「ビルボかっこいい!!!」って場面がたくさんあった。

トーリン役のリチャード・アーミティッジの演技もさすが!という感じ。
スマウグから取り返した金銀財宝に毒されている時の虚ろな目。
そしてそこから目覚めた後の眼光の鋭さ。
ホントに同じ人?!というくらい目の輝きが違っていた。


『ロード・オブ・ザ・リング』(以下LotR)に繋がっていく伏線も
(原作にあるなし関係なく)あちらこちらに張り巡らされていて
「おー、これがあれに繋がっていくのか!」と感慨深い。
画面に登場はしないが、ストライダー(つまりアラゴルンのこと)という
名前だけが出てくるだけでもなんだかワクワクしてしまう。
レゴラスがこの後訪ねていったと思われる、若かりしアラゴルンは
いったいどんなルックスなんだろうなどと想像したり。

年老いたビルボの家にガンダルフが訪ねてくるラストシーンも
姿は見えないけれど、フロドの存在を勝手に感じ取ったり
ここからまた壮大な物語が始まるのかと思うと
やっぱり『LotR』のDVDを観返してみたくなる。
三部作をまとめて一気に観る時間があったらなぁ…。

それはそうと、なにゆえ『LotR』は
本編をBlu-ray1枚にまとめたトリロジーBOXが出ないんだろう?。
そんな仕様のものが出たら迷わず買い!と思って待っているんだけど
どうしても本編もDVD同様、Blu-rayでも2枚組のものばかり…。
大人の事情なのか、技術的なものなのか…。
ストーリーが長すぎて、しかも高画質高音質過ぎて
Blu-rayでも1枚にまとめられませんっていうならわかるけど???。


物語の後は、相変わらずの長ーーーーーーいエンドロール(^^;。
いい加減3Dメガネを外したかったが、ここも3Dになっているので
そのままぼんやりと観ているしかない。
そんなに無理して観なけりゃいいという話もあるが
クレジットの背景が線画のイラストになっていて、
これがとても美しいのでやっぱり観ていたいのである。


前2作同様、ツッコミどころは少なからずあるけれど
「あー終わってしまったー」という寂しさと
「三部作、全部観終わった−!」達成感みたいなもので
心がいっぱいになっていたことは確か。
(『LotR』の時ほどではないけれども)。
2作目までを観た後は、別にBlu-ray買う程じゃないな〜と思っていたけど
もしも今後エクステンデッド・エディションのトリロジーBOXが出るのなら
ポチッと行ってしまうかも知れない…(あくまでも今の気分では…笑)。



---------------------------------------------------
次はそんなに間を開けずに映画を観るぞ!ということで
次に観たい映画は
『ANNIE』
『エクソダス:神と王』
『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
こんなとこか。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0