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国宝 鳥獣戯画と高山寺展【2】 [EXHIBITION]

いよいよ『国宝 鳥獣人物戯画』とご対面。

『鳥獣人物戯画』は甲・乙・丙・丁の全4巻から成る。
それぞれ巻ごとに展示室が設けられていて、
横長の展示ケースに入れられた作品を順番に観るために
その展示室の中でまたまたとぐろを巻くように並んで待つ。

まずは甲巻の部屋。
ここが最も人が詰まるところらしく、展示室内に蛇腹折りの行列が出来ている。
なのだけれども、壁にちょっとした解説のパネルが展示されていたり
音声ガイドにも「待ち時間に聴くためのボーナストラック」が用意されていて
待ち時間にもイライラしない工夫が凝らされている。
そしてくれぐれも立ち止まらずに、歩きながらの鑑賞を…と
係員の方が絶えず呼び掛けているので、列もスムーズに流れていく。

そんなわけで、さほど待った感じもなく展示ケースに到達。
前期と後期で展示内容が変わるのだけど
各巻の後半部分が後期に展示されている。

このたび、4年間にわたる修理を終えてお目見えした『鳥獣人物戯画』は
とても約800年前に描かれたものとは思えないほどきれいになっていた。
紙面は明るく墨色も黒々としていて、思わず複製?と思ってしまうほど。

教科書で見た、あの兎と蛙の取っ組み合いの場面。
逃げる猿に追う兎、腹を見せてひっくり返っている蛙。

なんというか…巧い!。絵がすごく巧い!。
『鳥獣人物戯画』は、いつ誰が何のために描いたのか、
詳しいことはまったく分かっていない。
(鳥羽僧正が描いたと言われていたが、今はそれもあやしいらしい)。
兎や猿や蛙が擬人化して描かれているのだけど
兎は兎らしい体型だし、猿は猿らしい体型だし、
蛙は蛙らしい体型でちゃんと描かれている。
なんというか、平安の日本版ピーターラビットという感じ。
人間だけじゃなくて、動物もじっくり観察したことがある人じゃないと
こんな風には描けないと思う。
全体的にサッサッサッと描かれているんだけど、
良く観ると背景の岩や草木などもしっかり描き込まれている。

墨も、輪郭線を描いた濃い色の墨だけではなく
薄い墨を上からサーッと塗ることで、猿の顔や蛙の背中の色の違いを表現していて
結構芸が細かいのだ。

それに、絵のタッチがどことなく今風で古臭さを感じさせないのがスゴイ。
兎の顔なんて、ホントにカワイイし、特に耳の先が黒いのがイイ。
かしこまった絵巻物なんかよりも躍動感があって、北斎漫画を彷彿とさせる。
これを描いた人の観察眼はかなりなものだと思う。

ゆ〜っくりじ〜っくり観たいのはやまやまなんだけど、
立ち止まることは許されず、前の人との間隔が空くと
係員に注意されてしまうので、もうあっと言う間に観終わってしまう。
前に並んでる人が、ゆ〜っくり観てくれる人だったら
「だって前が進まないんだもーん」てな感じで、便乗してゆっくり観られるのだけど
アタシの前にいたおばちゃんも、その前にいたカップルも速い速い(^o^;。
内心「頼むからもうちょっとゆっくり観てよ〜」と思ったことはナイショだ(笑)。


続いて乙巻の展示室。
乙巻では動物が動物として描かれている。つまり擬人化はされていない。
前半部分では馬・牛・鷹・犬など実在の動物が、
後半部分では主に犀・麒麟・獅子・竜などの架空の動物や
象・豹などの、日本には棲息していない筈の動物が描かれていて
今展示されているのは、やはり後半部分。
個人的にこちらの「架空の動物図」の方を観てみたかったのでラッキー♪。

乙巻も平安時代に描かれたとされているけれど
作者は甲巻とは異なる人物だと言われている。
そう言われてみれば、背景の樹木のタッチなんかは甲巻と違っている気がする。
そしてやっぱり巧い。でも、巧いけど絵のタッチに関しては
こちらはやっぱりちょっと古臭い感じがする。


更に丙巻。
ここでは、前半には人物が、後半には甲巻のような擬人化された動物たちが
様々な遊びに興じている姿が描かれている。
これまで人物の部分と動物の部分は、それぞれ独立していたものを
後世になって合体させて1つの絵巻にしたと考えられていたのだけど
実はそうではなくて、1枚の紙の裏と表に描かれたものを
相剥ぎという技法で裏と表をひっぺがして2つの作品に分けたのだということが
今回の修理で明らかになったらしい。

1枚の和紙の裏と表に描かれたものを、そんな風に分離することができるのか?と
にわかには信じがたいのだけど、展示室内ではその「相剥ぎ」という技法を解説した
VTRも上映されていて、それが可能であることを証明している。

丙巻の動物たちも、人間のように歌ったり踊ったりしているんだけど
甲巻の動物たちと比べると…あんまりかわいくない。
蛙も猿も、みんな「ケケケッ!」って笑ってるような顔をしていて、なんかコワイ。
絵の技量も、甲巻を描いた人の方が勝っているような気がする。
(個人的な好みの問題かもしれないけど)。

この丙巻の展示室には、『鳥獣人物戯画』の他に
高山寺に伝わる、動物たちの像も展示されている。
神鹿、馬、獅子、狛犬、子犬など、どれもこれもよく出来ていてしかもカワイイ。
特に子犬の像は、平安版ビクター犬みたいでめちゃめちゃ愛らしい(*^^*)。
高山寺を開創した明恵上人は、動物好きな人物だったそうで
特にこの子犬の像はいつも傍らに置いていたのだそうだ。


最後は丁巻。
ここは人物だけしか描かれていないし、絵のタッチも随分と異なって
まるで別物の絵巻物のようにも思える。
なんだか一見、雑で下手クソに見えるんだけど(^^;
よくよく観るとヘタなわけではなく、
本当はすっごく力量のある人が、
即興的にサササササッとラフに描いたのだということが見えてくる。
なんというか、往年の「お笑いマンガ道場」的な感じだ。



これにて展示は終了。
いずれの巻もゆっくりじっくり眺めることは叶わなかったけど
本当に生き生きとした絵巻物だし、驚くほどきれいに修理されているしで
わざわざ観に行った甲斐はあったなぁ〜と思う。

観れば観るほど面白いし、不思議だし、
わかってないことが多いだけに、いろいろと妄想が膨らむ(笑)。
そもそもなんでメインが猿と兎と蛙?。
なんで蛙が兎や猿と同じ大きさで描かれてるんだ?。

リサイクル紙のような、あまり質の良くない紙に描かれていたり
1枚の紙の表と裏に描かれていたりと、
後世に残すことは考えずに描かれたのだろうと言われている。
誰が何のために描いたのか、よくわかっていないらしいけれども
「戯れごと」で描かれたものなのだろうということだ。

そういえば、子供の頃、父親がチラシとか終わったカレンダーの裏とかに
ふざけた絵を描いて笑わせてくれたことがあったし、
自分は今でも仕事の合間に変な絵を描いてはこっそり同僚に見せて、
笑かしたりして面白がったりしている(…真面目に仕事しろ^o^;)。
『鳥獣人物戯画』も、そんなノリで描かれたものなのかも。

で、「テキトーに描いたわりに巧く描けたから捨てずに取っておこう」と
どこかにしまっておいたものを
数十年後に誰かが見つけて「これ誰が描いたの?」「知らない」
「なんか巧く描けてておもろいから、絵巻にしちゃおうぜ」
みたいなノリだったりして(笑)。

もしもタイムマシンで、『鳥獣人物戯画』を描いた人に会いに行けたら
「あなたが、遊びで気軽に描いたその絵、数百年後に国宝になってますよ」
と、伝えてあげたい。
「えーっ?!本当?!(◎o◎)」と驚く顔を見てみたい気がする。



展覧会の最後は、お約束のショップコーナー。
なんだか魅力的な鳥獣戯画グッズがいろいろあって、かなりの誘惑だったけど
鳥獣戯画全巻を収録した豆本付きの図録と、
ポストカードと、ポチ袋だけ買って帰ってきた。
09_choju.jpg
この豆本がかわいいんだ〜(*^^*)。

ポストカードは、甲巻のお気に入り場面。
08_choju.jpg
悪役レスラーよろしく、兎の耳に噛みつく蛙と
相撲に負けて(?)ひっくり返った兎と、口から何か吐き出して(笑)見得を切る蛙。
(口から何か吐き出した蛙を見て、兎がひっくり返っているようにも見える^^;)。

ショップを出ると、撮影コーナー。
07_kyohaku.jpg
あっ、ここにも「何かを吐き出す蛙」が!(笑)。


思っていたよりもちゃんと観ることができて嬉しかった。
なんとも満たされた気分で、18時45分京都発のぞみ138号に乗車。
ギリギリに切符を取った割に、窓側の席が確保できて上機嫌。

とりあえず気が済んだけど、来年東京で展示されるときも絶対に観に行こう。
でも…京都以上に物凄い行列になりそうな、恐怖の予感…(^^;(^^;(^^;。
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かりりん

こんにちは。

ちょこちょことライブで遠征している私と違って、梅屋さんはそういえば6月の名古屋からは遠征されてませんでしたね。
去年は9月に幸ちゃんの和ガラス展を見に島根に行かれているハズですから、秋になると騒ぎ出す梅屋さんの旅心、といったところでしょうか?(笑)
関西では放映されてませんのでなじみはないのですが、JR東海の「そうだ、京都、行こう」のCMキャッチフレーズは関東の方にはおなじみのようですから、思い立っても特に不思議でもないのでしょうね。

結構スムーズに見ることができたようで何よりですが、立ち止まると注意される・・・これって夏の幸ちゃんの写真展を思い出しました。今度の武道館の時の「ネコだらけ」書写真展はどうなるんでしょう・・・?また立ち止まれないような大盛況になるのかしら?
ネコというみんなが大好きな被写体ですから、みなさん夏のように押し寄せそうな予感が・・・。私もその内の一人なんですが(^_^;)今から心配です。

鳥獣戯画が甲・乙・丙・丁の4巻構成なのを、私も今回友人から聞いて初めて知りました。
確かに後世まで残るなんて、筆者の方は思いもよらなかったでしょうね(笑)
なになに?梅屋さんもおもしろい絵を描いてらっしゃるんですか?それはいつかご披露頂きたいですねぇ、梅屋画伯の笑える絵巻(笑)
私は絵ゴコロなどいうものは全く持ち合わせていないため、そういうの簡単に描ける人は尊敬しちゃいます。

簡単に描いている絵ほど、物事を丹念に見た上で少ない筆致でそれとわかるよう描いていく技量が必要ですから、もしかしたら鳥獣戯画の筆者も高名な方だったのかもしれませんね。その辺りは妄想が膨らむところです。

私の芸術の秋は・・・とりあえず来週にハトシェプスト女王様に会いに行けるよう調整しま〜す!(^^;)
by かりりん (2014-11-16 14:14) 

梅屋千年堂

>かりりんさん
今年のアタシは遠征してないですからね〜。
春ツアーの静岡や名古屋にしても日帰りでしたし
愛用のリモワのスーツケースもちょっと寂しそうです。

そうか、『そうだ 京都、行こう。』は関西では流れないんですね。
よく考えてみれば当たり前ですよね(^^;ゞ。
行こう!なんて決意しなくても、サッと行けちゃうわけで。

>>なになに?梅屋さんもおもしろい絵を描いてらっしゃるんですか?
こう見えて、小学生の頃の将来の夢は漫画家、
中学の3年間は美術部だったんですよ(^o^;。
なんて書くとさぞかし巧そうに聞こえますが、巧くはないです。
…絵巻じゃないけど、↓こんなんで勘弁していただけます?(笑)。
http://humezawa.blog.so-net.ne.jp/2008-02-17

また幸ちゃんの書写真展がありますね。
今度はネコ特集のようで。
最近アタシはすっかり岩合さんのネコ写真にはまってしまっているので
きっと幸ちゃんのネコ写真にもヤラレてしまうことでしょう。
財布の紐をしっかり締めて出掛けたいと思います。

by 梅屋千年堂 (2014-11-16 22:16) 

かりりん

あはは〜!オジサン懐かしい〜!
首が取れちゃいますよ、大丈夫ですか〜?(爆)

梅屋さん、十分お上手ではないですか。ちゃんと桜井さんだと分かりますし、何よりおもしろいです(笑)鳥獣戯画の作者の条件は満たしていると思いますよo(^▽^)o

関西在住者でも神戸からだと京都に行くのはちょっと決意がいる気がします(私だけ?)
往復で2時間かかりますので、行くと1日仕事になりますし、市内を回ろうとすると交通手段がいくつかありますから、しっかり調べて行かないとドツボにはまってしまうという緊張感がたまりませんf^_^;)

今度京都に行くのは…顔見世の時ですね、私は。歌舞伎は上演時間が長いため、それだけでほぼ1日終わってしまいますからお茶くらいしかできませんが…どこに行こうかなぁ。

岩合さんのネコ写真、いいですよねぇ…。私も必ず写真展には行きますし、NHKの番組も欠かさず録画しています。岩合さんのカメラを前にしてリラックスしたネコちゃんの数々は、見ていてホントに癒されます。
幸ちゃんの書写真展は、私はおそらく散財してしまうでしょう…(予言)
by かりりん (2014-11-16 22:52) 

梅屋千年堂

>かりりんさん
あのハッピーおじさんの絵、自分でも久々に見たのですか゛
なんだか目が回りそうになりました。ちょっと回転が速すぎですよね(^^;。

神戸から京都に行くのって、こっちで言うと横浜から東京超えて千葉へ、
あるいは埼玉へ行くくらいのノリをイメージしてましたが
実際はもうちょっと距離があるのでしょうか。
しかしながら京都も広いですし、見どころ満載ですから
確かに回るとなったら1日がかり(いや1日では終わらない?!)ですよね。

かりりんさんは歌舞伎がお好きなんですよね。素敵な趣味だと思います。
恥ずかしながらアタシは一度も観たことがないんです。
高校の頃の校外学習みたいなもので、能は観ましたが…
途中で爆睡してしまったことはナイショです(^o^;。
能と歌舞伎はまったく別物なのでしょうが、
どちらもちゃんと予習して鑑賞すればきっと面白い、
そしてハマってしまうのでしょうね。

アタシも「探して毎回録画」で岩合さんの『世界ねこ歩き』は欠かさず観ています!。
あ〜これ再放送だな〜、観たことあるな〜と思っても
風呂上がりにストレッチかなんかしながらついつい何度も観てしまいます。
岩合さんが先回りしてカメラを構えていると、
フレームの中にちゃんとネコがやってくる場面がよくありますが
その度に「どうしてそこにネコが来るってわかったんですかっ?!」と
岩合さんに聞いてみたくなります。
岩合光昭×ねこ週めくりカレンダーも買ってしまいそうな勢いですが
先日ふなっしーの卓上カレンダーも買ってしまったし…
そんなにカレンダーばっかり買ってどーすんだ?!と自制しております(笑)。
(と言いつつ、幸ちゃんもネコカレンダー作ってくれればいいのに〜
 などと思ったりなんかして)。

by 梅屋千年堂 (2014-11-17 01:57) 

かりりん

こんばんは。

調べてみましたら、神戸から京都がJRで約73km、横浜から千葉が約70kmですから、だいたい似たようなものみたいですね。
私はへなちょこですから1時間も電車に乗ると、ちょっと遠出したと感じるのですが、横浜から千葉はどのような感じなのでしょうか・・・?

歌舞伎は最初仕事の関係で見たのですが、女形のきらびやかな衣装に惹かれ、そこから気がついたら結構足を運ぶようになっていました。
私はまだまだヒヨッ子で、番付(筋書)がないとたいていの演目の内容が分かりません(^^;)

能は私もすごく興味がありますし、歌舞伎の演目の元になったものが多いので見に行きたいのですが、その昔有名な方の公演を見に行って、梅屋さん同様爆睡した実績があり(笑)、それからは恐れ多くて見に行けずにいます。
あの地謡さんの謡の抑揚がどうも眠りを誘うので、謡を書いてくれたパンフレットなどがあれば、内容が分かるし字で追えるので眠気が来ないかも・・・と密かに願っている私です。邪道な見方と怒られそうですが・・・。

岩合さんが構えているところにネコちゃんがちゃんと来る・・・。なぜなんでしょうねぇ?
何となくですが、ネコちゃんの方から岩合さんに興味を持って寄って行ってるのかなぁ、と思ったりもします。ネコから愛される岩合さん(笑)ネコちゃんにはちゃんとそのオーラが感じられるのでしょうね。たぶん。

ねこ週めくりカレンダー!いいではないですか!私も欲しいです〜!
ふなっしーと週めくりカレンダーを職場のデスクとご自宅のデスクにそれぞれ置けばよろしいかと(笑)
どちらをどう置くかですごく迷ったりして・・・(爆)

幸ちゃんのネコちゃんカレンダー、出たら即完売でしょうね。。。見てみたいなぁ。
by かりりん (2014-11-17 22:24) 

梅屋千年堂

>かりりんさん
個人的には、横浜→千葉、横浜→埼玉は大した移動ではないです。
でも、同僚や行きつけの美容院の美容師さんからすると「遠い」みたいです。
(美容師さん「僕なんか1年に1〜2回しか県外に出ませんよ」ですって)。
とはいえ、千葉も埼玉も広いですから、例えば千葉でも房総は遠いし
埼玉でもさすがに秩父などは、アタシでも遠いと感じると思います(笑)。

歌舞伎、日本人として一度はちゃんと観てみたいですね〜。
あ、でもその前に寄席で落語を観てみたいかも。
って、歌舞伎と落語を比較するってどーなんだアタシ(^^;。

>>職場のデスクとご自宅のデスクにそれぞれ置けばよろしいかと
それがですね〜アタシの仕事は「デスク」のない仕事(つまり立ち仕事)なので
卓上カレンダーは自宅でしか使えないのです(T^T)。
しかも自宅のデスクは、マニア会員の友人が何故か毎年
「使わないからあげるね〜」とプレゼントしてくれる
アルフィーマニアのカレンダーが鎮座しているので
勢いで買ってしまったふなっしー週めくりカレンダーも、
目下置き場所考え中です(^o^;。ベッドサイドか、トイレか、玄関か…。
以前は「テレビの上」って置き場所があったのですが
今のテレビは薄すぎてカレンダーなんて乗っからないし(^^;。
さぁどうしましょう。

by 梅屋千年堂 (2014-11-17 22:57) 

おーちゃん

日本版ピーターラビット、なるほど!まさにそんな感じですね。淡い色で塗りたくなってきました。きっとかわいいですよね!そういう塗り絵がグッズにあれば買ってしまいそう(笑)

本物を見たい~と思ってるのですが、来年の東京展示、今から激混み長蛇の列が目に浮かびます・・・。
日曜美術館のキャスターにでもなれれば、きっとゆーっくりたーっぷり見られるのだろうけれど(^^;)

>かりりんさん
かりりんさんは歌舞伎がお好きなんですね。
私は昨年の歌舞伎座新装開店でちょこっと興味を持って、仮名手本忠臣蔵と勧進帳を観に行ったという、ミーハーな初心者なのです。最初はわかるかな、と心配でしたが、空気というか間合いの不思議さというか、独特の世界に圧倒されて感動しました・・・。
コンサートも芝居も、ライブって素晴らしいですね~。

by おーちゃん (2014-11-18 23:25) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
トーハクでの『鳥獣戯画 -京都・高山寺の至宝-』は
4月28日から6月7日までだそうですが、
この暑くもなく寒くもない、長時間並んでもあまり辛くない時期…(笑)
いったい何百分待ちになるのか、
阿修羅展並か、あるいはそれ以上か…
考えただけでもオソロシイです(◎_◎)。

「日曜美術館」の井浦新さんや、
「ぶらぶら美術博物館」のおぎやはぎやマリ子さん、
その他アート特番のナビゲーターを務めるタレントのみなさん方が
本当に羨ましくてなりません(-_-;。
イイなぁズルイなぁゲイノウジンって(あと皇室の方々も笑)。

やはり「ライブ」はいいですよね。
アート作品もそうですけど、
わざわざその場に足を運んでみなければわからない感動が
ライブにはあるんだと思います。

さぁ、明日は大宮で、その素晴らしきライブ体験をしてきますよ!。

by 梅屋千年堂 (2014-11-19 00:20) 

かりりん

こんにちは。

なんと、梅屋さんは立ち仕事なのですね~(@_@)毎日足がしんどいのではないでしょうか?ご苦労様です。

カレンダーはMANIAカレンダーもあるんですね。それはさすがに3つ目は置き場所に困りますねぇ。。。あとは完全なる共用スペースですが、会社の休憩室に置いてみんなでなごむとか・・・(^_^;)さすがに怒られますかね?(笑)

落語も歌舞伎と同じく立派な伝統芸だと私は思いますよ。あちらも何代と続いてきている名跡がたくさんありますし、もとを正せば歌舞伎と落語、どちらも庶民の娯楽だったのですから。


>おーちゃん様
初めまして。歌舞伎が好きなのですが、こちらもALFEEと同じくへなちょこレベルな好きさ加減です(^_^;)いつも3階席で大向うさん達に混ざって観ています。
私も去年は役者さんの顔ぶれの豪華さにいてもたってもいられず、歌舞伎座杮落とし公演の5月を見に行きました。
おーちゃん様は仮名手本忠臣蔵をご覧になったのですね。通し狂言だと話のあらましがよく分かるので、私もぜひ観に行きたかったです。
伝統芸能ということで敷居が高そうですが、結局は役者の力量が全てだと私は思っています。おーちゃん様もお気に入りの役者さんが見つかったら、歌舞伎がもっとおもしろくなると思いますよ。


そうですね、今日は大宮ですね!梅屋さんをはじめ、参加されるみなさん、楽しんで来て下さいね~!
こちらでまたみなさんのお話を聞かせて頂けるとうれしいです!(*^_^*)
by かりりん (2014-11-19 16:11) 

梅屋千年堂

>かりりんさん
20ウン年前に学校出てからずーっと立ち仕事なんです。
デスクワークは失業中の繋ぎのバイトでちょろっとやったくらいです(^o^;。
立ち仕事は「足」がしんどいというよりも「腰」です「腰」。
腹筋&背筋の衰えが腰痛を招くというので
毎日ちょろっとずつ腹筋&背筋運動してますが、簡単には効果は出てきませんね(>_<)。
でも「ずーっと立ってる」ということに慣れているせいか
ライブや並びでで3時間立ちっぱでも結構平気です。

横浜に「にぎわい座」という落語や漫才を観られる会館があるので
まずはそこで一度落語を!と思っているのですが
なかなか本気で「行くぞ!」という気にならないとダメですね(^^;ゞ。

by 梅屋千年堂 (2014-11-21 22:27) 

おーちゃん

>かりりんさん
初めまして。突然話を振ってしまい失礼しました(汗)
お気に入りの役者さん・・・そうですね、最近は多くの役者さんがテレビにも出ていらっしゃるし、そっち方面からでも贔屓の役者さんが見つかれば、面白そうですね。
アドバイスありがとうございます(^^)

>梅屋さん
落語でも歌舞伎でも、梅屋さんはハマったら極めてしまいそうですね。
歌舞伎は衣装が美術品のような美しさですし、お気に召すかもしれませんよ。
いつか梅屋さんの歌舞伎レポがアップされることをお待ちしておりま~す。←勝手な希望(笑)
by おーちゃん (2014-11-22 23:29) 

梅屋千年堂

>おーちゃんさん
確かに…アタシは楽しそうな物事に出会うと
すぐにハマりやすいタチなので(究めるというところまでは行きませんが)
最近はあまり新しいことに手を出さないようにしています(^^;。

>>お気に召すかもしれませんよ
そうなんです、そこが怖いんです。
これ以上お金がかかる趣味を増やしてはイケナイ!。
日々、そんな葛藤と闘ってばかりいるのであります(笑)。

by 梅屋千年堂 (2014-11-23 21:55) 

きゅう

梅屋さんに遅れること数日の20日にいって来ました。名古屋からだと1時間足らずで着くので10時過ぎに京都着だったのですが天気もいいし京博まで歩いていきました(歩くスピードは比較的早いほうなので15分くらいでした)。90分待ちで室内20分待ちとあったのですが全然待った気がしませんでした(実際時間はたっていましたが)。きっとこれは春の坂崎さんタオルや夏の故宮博物院でタップリ並んでいるので慣れていたのでしょう。

展示物は経文などは全くわからないのですが説明を読んでいるとイキナリ「国宝」「重要文化財」の文字が出てきたりして「おぉ〜よくわからんが」の連続でした。
鳥獣戯画の甲の部屋は列でしたが比較的列の移動がゆっくりでらっきーでした。
その後の乙〜丁は自由鑑賞で列の規制は無いのですがみんな列を作って並んでいるのが妙に日本人を感じました(笑)。
「甲巻」はどのように英語表記するのかと思っていたのですが「Volume 1」となっていたことに拍子抜けしたり。

グッズは図録と限定おたべ(包装紙にひかれて)だったのですがいくつかの商品が完売になっていたのは驚きました。ポストカードは自分の一番印象に残った兎のポーズが無かったのが残念でしたが横長のカードの端っこにのっていたのでこれを購入(前期展示だったのですが冒頭の鼻をつまんでバックダイブをきめている兎がツボです。あとその下の猿の表情と共に)。

いろいろな美術品は本で見るのですが、よく考えたら実物はどんな大きさをしているのか実際に確認できることは素晴らしいことですね(翠玉白菜も同じく実物を見るまで○○センチとあってもイメージだけでは)。
そしたら図録に一部原寸大掲載があったので帰ってもこの原寸と豆本を見比べて実際の大きさが想像できますね。

終わった後は紅葉も見頃だろうと清水寺まで歩いたのですが真っ赤っかでした。

国宝展は行かないのですが今週は金印でフィーバー状態でしょうね。

小田さんの2月の追加公演は抽選漏れをして沈んでいたのですが12月6日のTHE ALFEEが1桁列ほぼ中心だったのでプラマイプラスなキブンです。
by きゅう (2014-11-23 22:59) 

梅屋千年堂

>きゅうさん
きゅうさんも観に行かれたのですね。
でもお互い平日だったせいか90分待ち程度で済んで良かったですね。
昨日ちょろっと混雑状況のツイッターを見てみたら
最大で240分待ちになっていました(>_<)。
いくら普段から並び慣れている(笑)ワタクシどもでも4時間はキツいかも。

鼻をつまんでバックダイブの兎、早速豆本で確認しました。
さすがきゅうさん、マニアックです(笑)。
鳥獣戯画はこうして端から端まで観ていくと本当に見どころ満載ですね。
来年の東京展は、展示構成も図録も京都展とは異なるそうなので
今から楽しみです。たとえ240分並ぶことになろうとも行きますよアタシは。

やっぱり音楽も美術も本物を観なくちゃ!と思いますね。
大きさもそうですし、空気感、質感、そして匂い(笑)…
その場にいなければわからないことばかりだと思います。
百聞は一見にしかずとは良く言ったものです。

国宝展は再来週、2度目のウフィツィと共に観に行こうと思っています。
その頃既に「金印」の展示は終わってしまっていますが
これは2005年に福岡に言った際に福岡市博物館で観ているので
http://humezawa.blog.so-net.ne.jp/2005-11-16
まぁいっかな、と。
しかしながら開催最終週になるので、混雑&入場制限は必至かと。
それなりの覚悟で出掛けたいと思います。

12月の名古屋ではなにやら素敵なお席のようで!。
いろいろ堪能できそうですね。
よかったらまたお土産話をお聞かせ頂けると嬉しいです。

by 梅屋千年堂 (2014-11-24 22:06) 

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