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GODZILLA ゴジラ [Music,Movie&Musical]

大味ながら楽しめる映画ではあった。

以下、映画の内容に関するネタバレあり。
これから『GODZILLA ゴジラ』を観に行く予定の方はご注意下さい。

映画を観たのが4日前の水曜日。
よくわからないところもあったので、パンフレットを読んでから
感想を書こうと思っていたんだけど、このパンフレットが結構な読み応えで、
読むのに時間がかかりそうなので、やっぱり先に感想を(^^;。

アタシの頭が悪いのか、
ストーリーにはちょっとよく理解出来ないところがあったり
「なんだか大味だなぁ」と思うようなところもあったけれど
全体としては、ハラハラドキドキのモンスターパニック映画で結構楽しめた。

結果的には楽しめたんだけど
なかなかゴジラが画面に出てこなくてヤキモキしたねぇ〜。
おっ!ついに出てくるのか?!と思ったら、ゴジラじゃなくてムートー(^^;。
そして、ムートーを追うようにゴジラがついに登場しても
画面に映る頻度は圧倒的にムートーの方が多いというじらしっぷり。

これまで見たこともない巨大怪獣がいきなり3頭も出てきて大暴れ。
殆どなすすべもなく、ただただ右往左往する人間達をよそに
クライマックスではサンフランシスコを舞台に、ゴジラVSムートーの取っ組み合い。

…そう、取っ組み合いなのだ。
あれー?。ゴジラ、火ぃ噴かないの?(ホントは火じゃなくて放射熱線)
と、またまたヤキモキ(^o^;。
ゴジラVSムートーのプロレス(笑)に、ちょっと飽きてきたところで
青白い熱線をガァーーーッ!!!と吐き出すゴジラ。
ムートーの口を、前脚(手?)でこじ開けてその中にガァーーーッ!!!。
このシーンがもう圧巻。ゴジラかっけぇ〜!なのである。
(なんで最初っからこれを使わないのさ…などと野暮なことを言ってはイケナイ。
 最初からこれ見よがしに必殺技を使うヒーローなどいないのだ)。

で、ムートーを倒したゴジラは人間のような小さな存在には目もくれず、
「あーくたびれた」みたいな感じで海へ帰っていく…。
(そして観ている人は、あ、これ第2弾がありそうだな…と悟るのだ)。



1998年の最初のハリウッド版ゴジラに比べたら
今回のゴジラは、日本人が慣れ親しんできたゴジラの姿に近いのだけど
頭が小さくて首が短いゴジラは、あくまでもアメリカのゴジラだな〜と思った。
宿敵ムートーも、いかにもアメリカ人が考えた怪獣という感じ。
肉のない骨っぽい体躯がエイリアンぽくってキモチワルイ(^^;。
おおよそ円谷プロには所属しないタイプ(笑)。
こんなルックスなのに、求愛行動をするところがまた不気味。

他にもいかにもアメリカが作った映画だな〜と思わせるのが
1999年の日本の描写。
ジャンジラ市という、原発を抱えた街が出てくるのだけど
そこで主人公のフォードが少年時代に住んでいたという日本家屋がオカシイ(^^;。
今時…いや15年前なんだけども、いくらなんでもこんな家はないと思う。
外国人がわざと日本趣味を取り入れて作った家という設定なのかも知れないけど
それにしたってヒドイ(^^;(^^;(^^;。
未だに、外国人がイメージする日本ってこんな感じなの?と
思わず笑ってしまうのだ。
それともあれかなぁ、『ウルヴァリン:SAMURAI』みたいに
故意に「ヘンな日本」を作ってみたのかなぁ?。
でもそれじゃ全然リアリティがないしなぁ。謎である(^o^;。


と、本筋から随分とかけ離れた感想になってしまったけども
実はこの映画の中で、グッと心に残ったのは以下の場面。

米海軍指揮官のステンツ提督が、
核兵器を使って3頭の怪獣を殲滅しようと考えた時、
渡辺謙演じる芹沢博士が、壊れた懐中時計を提督に差し出してみせるシーン。
8時15分を指して止まったままのその時計は
1945年8月6日に広島で被曝した芹沢博士の父親のもの。
芹沢博士はその時計を提督に見せて、核兵器の使用に異を唱えたのだけれども
ステンツ提督は複雑な表情を浮かべて順々しつつも
「市民を救うことが最優先だ」として
結局怪獣を核兵器で退治するという作戦を実行に移してしまう。

アタシが『GODZILLA』を観に行ったのがちょうど8月6日で、
家を出る前に、広島での平和記念式典をテレビで観てきたばかりだった。
そんなこともあって、この場面は、より心に突き刺さった。

映画の中ではそこまで語られていないのだけど
実はステンツ提督の父親の方も、
広島に投下された原爆の輸送に関わっていたという設定で、
お互いがそれを語るシーンも撮影されたそうなのだけど
時間の都合でカットされてしまったらしい。
うーん…。そのシーン、入ってた方が良かったような気がする。



来週は『トランスフォーマー/ロストエイジ』を観に行こうかね。
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