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ゴースト/ニューヨークの幻 [Music,Movie&Musical]

四半世紀近く前に観て泣いた映画で、果たして今も泣けるのか。

懐かしの名作を、2週間限定で上映する『第二回 新・午前十時の映画祭』。
地元のシネコンで来週まで『ゴースト/ニューヨークの幻』を
上映しているので行ってみることにした。

『ゴースト/ニューヨークの幻』が劇場で公開されたのは1990年。
アタシは社会人1年目。
どうしてこの映画を観ようという話になったのか、
その理由についてはまるで記憶がないのだけど
大学時代の友人と、この映画を観に行った。

それまで映画館で映画を観て、ウルッとくることはあっても
涙が流れるほど泣いたことはなかったのに
この映画のラストシーンで、不覚にもダァダァと涙を流してしまったのだ。
映画館から出た後、友人から「なに泣いてんの(^^;」とからかわれて
笑ってごまかしたけど、自分でも初めての体験だったので、
我ながら驚いたのを憶えている。

それ以後、この映画はアタシのお気に入り映画の1つとなり
ビデオも買って何度も観たし、テレビでのオンエアがあれば
これも必ずといっていいほどチェックして
その度に同じシーンでダァダァと涙を流してきた。

ただ、ここ何年も…いや、おそらく10年以上観ていなかった気がする。
大好きな映画ではあるけど、DVDも買ってなかったし。

あれから随分と年齢を重ねてきたけれど
自分はまだあの映画を観て、あの頃のように泣けるだろうか。
ストーリーも知り尽くしてるし、さすがにもう泣けないんじゃないか?。
「この映画を観て、自分はどうなってしまうのか」という
そんな人体実験的な好奇心も抱きつつ劇場へ。


'90年公開の映画ではあるけれど、
登場人物の服装や、オフィスの様子などは'80年代の香りがプンプン。
あー、なんか懐かしいなぁー。
なんと言ってもデミ・ムーアの可愛いらしいこと(*^^*)。
確かにこの頃から決して華奢とは言えない体型ではあったけど
なーんでいつの間にかあのようなマッチョで
ごっついねーちゃん(おばちゃん?)になっちゃったかなぁ〜(^o^;。
そういやアタシ、この映画でのデミ・ムーアのショートヘアに感化されて
それまで結構長かった髪をバッサリ切って、今に至ってるんだよなぁ(^^;ゞ。
(映画のパンフレットを美容院に持っていって
 「『ゴースト』のデミ・ムーアみたいにしてください」と
 オーダーしたことはナイショだ…笑)。


映画は時々笑いを挟みつつ、ハラハラドキドキ進行していく。
幸せの絶頂から、悲しみのどん底に突き落とされる主人公の二人。
偶然だと思われた強盗殺人が、実は親友の裏切りによるものだった…。
超アヤシゲな霊媒者を通じて、再び心を通わせる主人公たち。

ゴーストになったサムが、コインを宙に浮かせて
恋人だったモリーに見せて、自分の存在を知らしめるシーンでまずウルウル。

そして24年前に号泣したラストシーン。
事件が一件落着し、サムを迎えに天国から天使たち(?)がやってくる。
その瞬間、モリーにサムの姿が見えて、最後のお別れのキスをする二人。

なーんかもう、こうやって書いてるだけでこっぱずかしくなるような
甘ったるいラストシーンなのだけど…

(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)…

気付いたら24年前と同じように、ダァダァ泣いてた(^o^;(^o^;(^o^;。

まっ、マズイ。
こんな古い映画で本気で泣いてるのなんてアタシだけじゃ?!と思って
今にも垂れてきそうな鼻水を啜るのを我慢していたら
なにやら周りからも鼻を啜る音が…。
あーヨカッタ。自分だけじゃなかったらしい。

それにしても、なにゆえこのようなコテコテで甘々のラブストーリーの
ベタすぎるほどベタなラストシーンで、こんなに泣けるんだろう。
泣きながらそんなことを考えていたんだけど
多分それはバックで流れている音楽によるところも大きいのかも。
とにかく、このシーンで流れている美しいメロディが涙を誘うのだ。

『ゴースト』に限らず、これまで映画館でボロ泣きした映画の場面を
思い浮かべてみると、そこバックには必ずと言っていいほど
美しい音楽が流れていたような気がする。
映画のストーリーに、というよりも、
それに付随する音楽に泣かされているのかも。


何はともあれ、
もし40代後半の今、この映画を観てみて、ちょっとの涙も出なくなってたら
それはそれでちょっと寂しいなぁと思っていたので
あの頃と同じようにダァダァと泣くことが出来た自分に
ちょっと安心した(笑)。

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なんか…欲しくなっちゃったな、Blu-ray…
(と、書きながら早速Amazonの「ほしいものリスト」に追加するのだった笑)。

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コメント 3

ポチヒコ

いいですよね。ゴースト。(^^)v

あの胡散臭いウーピー・ゴールドバーグ(でしたっけ?)の霊媒師。
サム役のパトリック・スウェイジ(リチャード・ギア張りのイケメン)
デミ・ムーアの素で可愛いと思わせるあのキャラ。

私は号泣とまではいきませんが、ジーンとはしますよ。
あの霊媒師とサムが融合して事の詳細が一気に明かされて映画も
佳境に入っていくあたりなどは当時の私でもドキドキしました。

最後の天からの光はフランダースの犬を実写化したのか?って
いらぬ思いをしながら見ていました。(^o^)?

思ったのはいい映画は年代に関係なくいつ見てもいいって事です。
ローマの休日のオードリー・ヘップバーン今見てもグーですよね。

今は色々BS、CS、地上波と放送してくれるから映画館にはとんと
ご無沙汰してますが映画館で見るのってやっぱりいいですよね。
何か久々に見に行ってみようかな?

by ポチヒコ (2014-05-22 18:59) 

ガブリエル

こんばんは。

僕はこの年のアカデミー作品賞、ノミネート作品はすべて鑑賞しましたが、受賞作だけ見てないんですよねー。この年、90年の映画にはそんな因果があります。

ゴースト… 懐かしいですね。昔はよく金曜ロードショーでやってましたが、最近やらなくなっちゃいましたね。
by ガブリエル (2014-05-22 19:03) 

梅屋千年堂

>ポチヒコさん
ベタなんだけど、いい映画ですよね。
椅子に座ることはできるのに、なんで物には触れないのよ?と
今考えるとツッコミどころも多々ありますが
ストーリーも良く出来てるなぁと思います。
悪者が死んで闇に引き摺り込まれるシーンなどは
今観ても「こわっ」と思います。

>>いい映画は年代に関係なくいつ見てもいい
ですよね。
年齢を経ると感じ方も変わるのかな?と思いながら
今回『ゴースト』を観ましたが、むしろ当時の感覚を思い出すような感じでした。
『ローマの休日』も去年『午前十時の映画祭』で観ましたが
やっぱり良かったですね〜。オードリーもカワイイ。
美人は年代に関係なくいつの時代も美人ってことですね(笑)。

そういえば、パトリック・スウェイジって今どうなってんの?と調べたら
数年前に膵臓癌で亡くなっていて、ちょっとショックでした…。





>ガブリエルさん
お若いのに、この頃の映画もしっかり観ていらっしゃるのですね。
さすが映画好きのガブリエルさんですね。
同年のアカデミー受賞・ノミネート映画を調べてみましたが
『ダンス・ウィズ・ウルヴス』『プリティ・ウーマン』『レナードの朝』
『ゴッドファーザーIII』などがあったのですね。
タイトルを見てるだけでも懐かしいです。

by 梅屋千年堂 (2014-05-22 19:46) 

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