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マックス・エルンスト フィギュア×スケープ [EXHIBITION]

2週間前、《夜の美術館でアートクルーズ》に参加して
ちょっとお勉強してきたマックス・エルンストの展覧会。
今日は自分のペースでじっくり鑑賞。

07_Ernst.jpg
前日にBS日テレの『ぶらぶら美術博物館』で取り上げられていたので
もしかしたらちょっと混んでるかも知れないなぁと思ったのだけど
館内に入ってみたら全然!!!だった。
ダイジョブかっ?!ってくらい空いている(^^;。

けれども「人気(ひとけ)の少ない美術館」という場所が
大好きなアタシにとっては絶好の鑑賞環境。
他の観客もいわゆるお一人様ばかりで、聞こえてくる会話も殆どない。
おそろしく静寂に包まれた美術館で、
すべての作品を自分のペースで観られるなんて最高!。

この展覧会では音声ガイドが用意されていないので
《アートクルーズ》や『ぶらぶら〜』で得た情報を踏まえながら
それぞれの作品を鑑賞する。

『ぶらぶら〜』で、山田五郎氏がエルンストのことを
「舞の海と同じで《技のデパート》」と喩えていたけど、
コラージュ、フロッタージュ、グラッタージュ、
デカルコマニー、オッシレーションなどといった
エルンストの代表的な技法を頭に入れた上で観ていくと
「あー、ここにもあの技法が使われてる」
「この作品はあの技法とあの技法が混在してるな」
とか、いろいろと細かいところに目が行くようになる。

予備知識ゼロでの鑑賞もある意味刺激的だけど
いろいろ勉強してから行くのも、観方が変わって面白い。

だから本当は、なにがしかの展覧会へ行くときは
まず、予備知識なしで鑑賞。
そしていろいろと勉強した上で、後日再度鑑賞。
と、2回観るのが理想的なんだろうけど、
ま、時間的・経済的に制約があるからなかなかそうは行くまいね(^o^;。

それと、今日行ってみたらナニゲに展示替えがなされていて
前回あった作品がなくなっていて、今回初めて観る作品もチラホラ。
最近の展覧会はこういうことも少なくないので
やっぱり、本当は、できることなら(笑)、複数回観ておきたいものである。

元々シュルレアリスムは好きなジャンルだから、ということもあるけど
今まであまり知らなかったマックス・エルンスト。
今回の展覧会のお陰で結構好きになったかも。


同時開催中の横浜美術館コレクション展もエルンスト展と関連して
《シュルレアリスムと写真》
《ドイツとロシアの20世紀前衛美術》
《ダリとシュルレアリスムの部屋》
などといった展示が特集されていて、こちらも見応え十分。
特に、ダリの『幻想的風景 暁、英雄的正午、夕べ』という
巨大な作品は、前にも観たことがあるはずなんだけど
なんだかもう、圧倒されまくってしまった。



空いてる美術館で、思う存分作品を堪能した後は
美術館併設のCafe小倉山で遅い昼ごはん。
ここのカフェも、普段はもうちょっと混んでいるんだけど
今日はこちらも嬉しいくらいガラガラ(^^;。

マックス・エルンスト展限定メニューの
《バジリコヴルストのジャーマンサンド(じゃがいもスープ付き)》を頼む。
08_germansand.jpg

今日みたいに、暑くもなく寒くもなく、適度に気持ちのいい風が吹いてる日に、
人のあまりいない美術館で、好きな作品をのんびり鑑賞して、
更にそのあと、外の景色を眺めながら
これまた人の少ない静かなカフェで、美味しいサンドイッチを頬ばる。

「ハァ〜、シアワセ…(* ̄▽ ̄*)」

なんだか知らないけど、この上ない《至福の時》を感じたよ〜(笑)。
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