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奈良・寺・ぶらぶら【4】 [JOURNEY]

東大寺(後編)および正倉院展の巻。

二月堂から同じ道を通って帰るのも面白くないので
なにやら人気(ひとけ)の少なそうな寶珠院や大湯屋がある方に降りていってみた。

そしたらもう!、感動的に人がいない!!!ヽ(^。^)丿。
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やっぱり寺巡りはこういう雰囲気がいい。
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右側の側溝にはサワガニ。
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サワガニなんて、久しぶりに見た。
ペットが野生化したアライグマに襲われる被害に遭っているそうだが
結構な数がいて驚いた。


大仏殿を囲む長い回廊。
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そしてまた喧噪の中に(-_-;。お寺で騒ぐな中学生!。


池のほとりにいたシカ。
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世界文化遺産であることを示す石碑。
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個性的な字体でいいなぁと思っていたら、あの莫山先生によるものらしい。



東大寺の敷地を出て、奈良国立博物館へ。

さっき前を通りかかった時も混んでいたけど、やっぱり今も混んでいる。
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しかし、来る前は入場まで30分待ちとなっていたが、今はとりあえず0分となっていた。
ではこの写真の行列は?というと、団体客専用の入り口。
ハァ〜…やっぱり団体も来ているのか。混んでそうだな。

チケットを買うのにも並ぶだろうか?と思ったけれども
一般客はチケットを買うのも中に入るのもスムーズだった。

だがしかし…予想通り中は恐るべき混雑ぶり。
宝物が展示されているガラスケースに群がる人!人!人!。
目玉展示の一つである金銀鈿荘唐太刀(きんぎんでんそうのからたち)を
見るためには別途行列が出来ていて、そこに並ばないと
間近で観ることが出来ないという有様。

正直、これは美術品を鑑賞する環境じゃないよなぁ…(トホホ)と思いつつも
金銀鈿荘唐太刀を遠目に眺め、碧地金銀絵箱(へきじきんぎんえのはこ)や、
十二支八卦背円鏡(じゅうにしはっけはいのえんきょう)、
紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)といった目玉展示だけは一応チェック。

どれもこれも1250年前の品々とは思えない艶やかさでビックリだったが
今回の展示の中で一番「おぉっ?!」と思ったのは黄熟香(蘭奢待)というもの。
最初はなんだかよく分からず、「なにこの流木みたいなの(^^;」と思って
ガラスケースに近づいて行ってみたら1m50cmほどの木材に
細い紙片が貼り付けてあり、そこに「足利義政」とか「織田信長」とか
「明治天皇」などと書かれている。
この香木を、その人達が切り取った跡だよ、ということらしい。

…あ、なんか記憶が甦ってきた。
これってもしかして、今大河ドラマでやってる『江』に出てきた香木じゃないか?。
豊川悦司が演じる、カッコ良すぎる織田信長が、江に与えた香木が
これだった気がする。
と、思って家に帰ってから調べてみたら、やっぱりそうだった。
《蘭奢待》という、東大寺正倉院に伝わる天下の名香。

う〜ん、いったいどんな香りなんだろう?。気になる〜。

ちなみに、《蘭奢待》という文字の中には
「東」「大」「寺」という文字が隠されている。シャレてるね。


奈良国立博物館には《なら仏像館》という展示室もあり
こちらも観たかったのだけど、こっちにも寄っていると興福寺が閉まってしまう…。
ん〜っ、いたしかたない。こちらもまたの機会に!。

ということで、興福寺へ向かうのであった。


《TO BE COTINUED...しつこく続く》
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