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小林礫斎 手のひらの中の美~技を極めた繊巧美術~ [EXHIBITION]

9日に行ってきた、恐るべきミニチュア展覧会。

NHKホールに行くときや、渋公(現C.C.Lemonホール)に行く際などに
前は何度も通ってきたけれど、中に入るのは初めての
《たばこと塩の博物館》。
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ここの4階で開催中の
『小林礫斎 手のひらの中の美~技を極めた繊巧美術~』という展示。

タイトルだけだと、今一つ何の展覧会なのかピンと来ないと思うけど
明治〜戦前にかけて活躍した、小林礫斎(れきさい)という
極小工芸品(つまりミニチュア)作家の展覧会である。

こっれがもぉ〜!!!
どれもこれも小さいの小さくないのって!!!(小さいんだけど^^;)。
「いったいどうやって作ったんだろう?」
「この小林礫斎という人の、目と手はいったいどうなってんの?!」
そう思わずにはいられない極小作品が数百点。
(数百点もあるのだけど、何しろモノが小さいので
 200平米ほどの展示室1室で間に合ってしまうのだ笑)。


これ、思わず買ってしまった図録なんだけど…
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たとえばこの蒔絵の印籠。
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縦3.80×横2.50×厚み1.10cm。この小ささで極彩色。


タイムスリップグリコのような、ヤカンと火鉢。
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ヤカンの直径は0.8cm程度。1cmもないんだよ?!(@o@)。


和本と和鋏とナイフ。
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和本のサイズは縦0.66×0.44cm。
和鋏なんて幅0.27cm。ホントに糸が切れそうなほどの精巧さである。


この山水図額は縦1.86×横3.12cm。
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こっちの色紙画帳は高さ2.13cm。
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このクジャクの羽の細かさなんて、有り得ないとしか言いようがない。


展覧会の案内に
「どうぞ、眼精疲労にご注意頂き、
 愛すべき精巧なミニチュアたちをご堪能下さい」
などと書いてあるのだけど、
これは別にウケを狙っているわけでもなんでもなく
真剣に観てると、ホントに相当目が疲れる。

《ご自由にお使いください》と、ルーペの貸出があるほどで
作品によっては、拡大鏡が設置されているものもあるのだけど
それで拡大されていても、まだなお小さいという…(^^;。

今回アタシは、最近手に入れたコレを持参。
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遠くのものを大きく見せるのみならず、
近くの小さいモノを拡大して見ることも出来る単眼鏡。
いやー、コレ大活躍だったよ〜。持ってって正解。


時系列が前後するけど、実はこの後、
日本橋の三越で出展中の吉田さんのところへ行って
ついでにミニチュアLPレコード製作に挑戦してきたという
なんとも《ミニチュアな1日》を過ごした梅屋千年堂なのであった(^o^;。

あー、目が疲れた1日だったよっ(笑)。

人間って…ことに日本人って、昔からミニチュアが好きだっんだね〜。




そして今回の衝動買い…

まぁ、図録もその一つなんだけど…
昔のマッチ箱ラベルのシールが可愛くてつい…(^^;。
08_matchlabel.jpg



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『小林礫斎 手のひらの中の美~技を極めた繊巧美術~』
たばこと塩の博物館にて、2月27日(日)まで開催中。

たばこと塩の博物館

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