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THE ALFEE@東京《本編編》 [┣ '09 LIVE (THE ALFEE)]

THE ALFEE 35th Anniversary 2009 『My Truth』
東京国際フォーラム・ホールA 本編の巻

ネタバレ指数72

12日の静岡が終わって、あっと言う間に国際フォーラム。・・・早っ。

自宅から有楽町へは比較的出やすいため、割とのんびり出掛けても良いのだけど
カナケンのチケットを譲ってくださる方との約束があったため
17時は現地到着。

1年ぶりの国際フォーラム。
地上広場の植え込みはハロウィンのディスプレイ。
halloween.jpg
ハロウィンもすっかり日本での市民権を得た感じだ。

先方さんから連絡が来るまでの間、フォーラム・アート・ショップで時間潰し。
ちょっとしたミュージアムショップなのだがここが実に楽しい。
あれもこれも欲しくなってしまう。
自分で欲しいものもあれば、友達にプレゼントしたくなるようなものもあり
もう誘惑の糸を断ち切るのに苦労した(^o^;。
と、思いつつもチケットを受け取ったあとも、
また未練がましくショップに戻って店内をグルグル回っていたりして(笑)。

開場時間になり、中へ入る。
『örb』のリイシュー盤を買いたいのもグッと堪えて座席へ向かう。
本日の座席:1階23列50番台。
いやー・・・フォーラムはでかい。
普通2000人クラスの会館だと、23列50番台などというと
後ろから何番目で、もう殆ど壁際って感じだが
ここでは23列でも(一応)半分よりも前、横にも王子正面といった具合。
うむ・・・なかなか見やすそうな席だ。

しかし、普段は開演の45分前に開場になるのだが
フォーラムの場合は1時間前。
あまりに早く入りすぎてしまい、時間をもてあましてしまったので
まぁこんなこともあろうかと思って持参しておいた
CX2の取説なんぞを読みながら開演を待った。

この開演までの時間がいつもより長いせいか
場内で流れているBGMも、今まで耳にしたことがなかったような
“罪人たちの舟”が出てきたりして「ほほぉ」という感じであった。

そしてその“罪人たちの舟”が、ちょっと早めにフェイドアウトすると
ほどなくオープニングのSEが始まり、場内も暗転。
時刻は18時35分。
一応3度目なので、オープニングのSEも徐々に頭に入ってきた。
途中の
♪ヘケヘケヘ ヘケヘケヘ・・・デンデンデンデンデンデンデンデン・・・
というあたりからオーディエンスの手拍子が始まり
テンションが上がっていく。
いつものように《逆さ凸型》がズンズンと前にせり出し
♪ガーン!!!
でメンバーのシルエットが浮かび上がる。

暗闇に浮かび上がる王子のギターはCrystal Angel。
いきなりオープニングで発光とはなかなか粋である。

1曲目は“LONG WAY TO FREEDOM”
双眼鏡で見たわけではないので、細かいところまではわからないが
3人の衣装については変更点はないと思われる。

王子のヘアスタイルもこのツアーでずっと通しているあの髪型だが
前髪の分け目が右分け(こっちから見て左分け)に。
越谷と府中は左分けで、桐生・静岡は右分けに戻って
こっちの方が男前じゃ〜んと思っていたら、神戸ではまた左分け。
なんだよ、またこっちにしたんかぃ、とガックリきてたら
今日はまた右分け(笑)。
これはいったい・・・どういう作戦なんだろうか?。
(別に「作戦」などではないと思うが)。

ツアーが始まってから、関東近郊でのライブが割と多かったので
今日あたり本編のセットリストが変更になるのでは?
そして変更点があるとすれば、やはり前半〜中盤にかけてだろうと
期待していたのだが、結果を先にバラしてしまうと
本編セットリストに変更点はなし。
そう思うと、あぁ静岡行っておいてヨカッタ、なんて思えてくる。

というわけで、2曲目“夢よ急げ”
♪い〜くつも〜の・・・
の部分で、王子ギターチェンジ。Flying-A IVへ。

そして“AFFECTION”から
“ラジカル・ティーンエイジャー”
静岡では2コーラス目もギターを弾いていた王子だったが
今日は身振り手振りを加えての熱唱。
王子がガッツポーズのように両腕を挙げるたびに
なんか鉄人28号に見えてしまうのはアタシだけだろうか。

そしてこの曲はただすけくんのピアノが良い。
間奏で、幸ちゃんのアコギが絡んでくると尚良い。

5曲目の“星空のディスタンス”の後は
幸ちゃんの短いMC。

幸「こんばんはーっ。
  やってまいりました!、東京!地元!。1年ぶりのフォーラムでございます!。
  職場、学校、家庭、みなさんもいろんな悩みを抱えていると思いますが、
  今日はそんなことは忘れて、ガンガンに行っていただきたいと思います!
  1階はもちろん、2階!(2階席から怒濤のような歓声)
  2階!(再び怒濤の歓声)・・・ここは2階が揺れる!(笑)。
  ・・・それではここで、今の季節らしい、
  秋らしい曲をやってみたいと思います。“BELIEVE”

このMCの間に、王子が抱えたギターが黒っぽかったので
お、レスポールカスタム登場か?と思いきや
あまり見慣れない黒いストラトキャスター型のギターだった。
双眼鏡で見てみたけれど、フェンダーなのかどうかもよく判らないし
ピックガードも付いていないのか、それとも黒地に黒のピックガードなのか
そのあたりもよく見えない。
また新しいギターをお買上げになったのだろうか。
それとも(東京公演だけに)ESPから借りて試用してるのか・・・。
音色もなんだか普通のストラトとは違う感じでやや深みのある感じ。
とはいえ、レスポールのそれともまた違う。
個人的には・・・うーん、イマイチ(^^;(見た目も音も)

そして、次の曲はハンドマイクなのだが
結構曲が終わるギリギリまでギターを抱えたままの幸ちゃん。
次の曲に間に合うのか?と大きなお世話の余計な心配が脳裏をよぎる。
“Girl”のイントロが始まったところで
ようやくギターをローディに手渡し、マイクを手にする。
これはやはり《今日がこの秋初日》の人に対して、
ギリギリまで次の曲の予測がつかないようにするという配慮なんだろうか。

ま、それはいいとして
桜井さんと一緒に、ステージ左側前方に出てきて

♪Gi〜rl!

と歌い始める。う〜ん、このシーンは遠目でもやっぱりかっちょえぇ〜。
そして右側後方で黙々とギターを弾いてる王子もかっちょえぇ〜。
この曲の間奏でのGソロは非常に短いので
ホントに王子の活躍の場が少ない曲なんだけど
それでもその短い間奏で、ただすけくんとアイコンタクトを取りながら
演奏するサマがまたシブい。

ちなみに、今日も2コーラス目の
♪When the〜・・・の手前の部分でおかしな動き(笑)を展開する桜井さん。
そこで「キャーッ!(笑)」となるオーディエンス。
・・・これはもはやこの秋の《お約束》なんだろうか(^^;。
王子の♪チャッチャカチャッチャカ・・・という演奏も見たいのに
これでは桜井さんから目が離せないではないか(笑)。

“愛を惜しみなく”
ここもいつもの通り・・・と、思いきや!。
後奏の部分で転調!。
おぉっ?!キーが上がった!とちょっとビックリしていたら
更に転調で、おぉぉぉっ?!また上がった!。
なんだこの転調に次ぐ転調は!。カッコイイじゃないか!。

って、この転調に今日初めて気付いたアタシなんだけど
実は前からこういうアレンジだったっけ?(記憶がナイ・・・^^;)。

ジャン!というキメポーズのあと、
とんがったギターを頭上に高々と上げてステージ上手に消えていく王子。
桜井さんも下手へ。

残った幸ちゃんが話し始める。

幸「ハイ、ありがとーございます!。ありがとーございます。
  1年ぶりの東京国際フォーラムでございます。
  ・・・あ、どうぞここはみなさん、まだまだ先がありますんでお座りください」

幸「去年は・・・(カンペを見る)10月の30日でございました。
  フォーラムは4回目ですね。
  一番初めが・・・(カンペを見る)1997年の1月11日。
  憶えてますよ。忘れてんじゃねーかって?(^^;
  ちゃんと憶えてますよ。服部先生がこーやって・・・(と指揮者のフリ)。
  柿落としでしたけど、その後もいろんな方々が
  ここでコンサートをやってきましたね。
  僕は最近では吉田拓郎さんのコンサートを
  そこらへんで・・・(と客席を指差す)、そうそうそこらへん。
  見させてもらいましたけどね」

幸「2階のみなさんお元気ですか?」
客「(^o^)/ハーイ」
幸「ここは2階がダーッと・・・。2階の方が広いんじゃねーかってくらい。
  そう、僕はここの第一印象は2階が横に広いなーって思ったんですよ」

幸「ツアーももう何本かやってまいりまして、
  まだそんなにあっちこっち行ってませんけど、関東近郊で何本かやりましたから
  既にどっかで観た!って方もいらっしゃると思いますが
  いかがですか?、この秋の演目は。・・・今日がこの秋初日だって方ー?」
客「(^o^)/ハーイ(意外に多数)」
幸「この秋初めてだって方は、どっかで情報を仕入れて来た方もいれば、
  サラの状態で参加されてる人もいると思います。
  そういった方々は『おっ、ここにその曲を持ってきたか』とか
  『またやるの?』とか(笑)、『そう来たか』とか・・・」

幸「あ、いらっしゃいませ。・・・お席の方はお分かりになりますか?。
  迷ったりしてないですよね?。今ちびっこが一人で・・・(笑)。
  今来るんじゃないかとみんなで噂してたとこですよ」

トイレから帰ってきたちびっこなんだろうか。
まさかステージ上で自分のことを云われているとは
まったく気付かない風(^^;。そりゃそうだよね。

幸「今日がアルフィーのコンサート初めてって方はいらっしゃいますか」
客「(^o^)/ハーイ(少数)」
幸「あ、そうですか。
  初めての方なんかは“星空のディスタンス”しか知らないのに
  もう終わっちゃって、後は知らない曲ばっかりだ、とかね(笑)
  『あれ?アンコールでやると思ってたのに?』なんて
  思ったかも知れないですね。
  僕なんかでも、あんまりよく知らないで(コンサートに)行っちゃって
  アタマの方で知ってる曲やられちゃったりすると
  この後どうしよう(^^;なんてね(笑)」

幸「イーグルスなんて
  1曲目に“ホテル・カリフォルニア”やっちゃったりしますからね。
  あれ、会場に間に合わなかった人はどうするんでしょうね。
  2曲目から来たんだけど、“ホテル・カリフォルニア”やらないなぁ?
  あれ?・・・今日やらなかったなぁ???なんてねぇ(笑)」

幸「アルフィーの場合は、知らない曲ばかりでも大丈夫です。
  気になった曲があったら、(物販コーナーで)CDを買って帰っていただいて(笑)。
  新曲も出まして、こちらも好評でございますんで!」

幸「それじゃそろそろこの方をお呼びしましょう。
  盛大な拍手でお迎えください。桜井さーーーん!!!」

まずは正面に向かってお辞儀、続けて客席右側に( ^^)/
そして左側に\(^^ )、最後にもう一度正面向きで\(^^)/という
いつもながら丁寧なご挨拶。

桜「どうも、いらっしゃいませ・・・すっかり秋らしくなりましたね」
幸「なりましたね!」
桜「秋になるとすきま風が・・・」
幸「すきま風ですか」
桜「このへん(頭皮)に・・・。
  しかし、この中は真夏のような熱さです!。
  厚手の衣装なものですから、中はもう汗だくです。
  ♪招き汗ダック〜なんちゃって
  ・・・スベりまくってるのがよく分かります(-_-;」
幸「受験生の前で滑るだの落ちるだの言っちゃダメだぞ」
桜「受験生こんなとこ来てないでしょう」
幸「来てないか。でもわかんないよ、気晴らしに来てるかも知れないぞ」
桜「あ、気晴らしは大事ですよね」

幸「桜井さん、この秋のテーマは
  人生にもしもはないんだけど、もしもあの頃に戻れるとしたらいつに戻りたいか。
  後ろ向きな感じじゃなく、前向きな感じで、
  ちょっと振り返ってどこに戻りたいかってことで、いつに戻りたいですか?」
桜「そう言われましても、
  ワタシの人生これまでずっと後ろ向きでしたから」
幸「そんなことないでしょう」
桜「アナタに会う前に戻りたいですね。
  アナタと会ったお陰でこうなっちゃったんですから(笑)」
幸「でもそれがあったから、今があるんでしょ?」
桜「まぁ・・・そうなんですけどね。
  でも、今までいろんな壁が目の前にあっても
  どうにかしてすり抜けて来ましたよね。
  こう、横に何かないかな〜なんて見ながら」

幸「初めて会った時のこと憶えてるよ。高校3年の春だったね。
  桜井は高校3年の秋だったよな」
桜「・・・。ワタシ、オーストラリアにいたんですか???。
  そんな無理に決まってるでしょー!。『赤道で会おうね!』なんつって?」
幸「あれ?赤くねーぞ(-"-?って?(笑)」
桜「ワタシ、確認しました。
  『ただいま赤道の上を通過中です』って言われて・・・(下を覗き込む)」

幸「いつに戻りたい?。小学校?」
桜「小学校はもういいです」
幸「高校だ!。高校1年の6月!。
  こないだ話してたけど、桜井って学級委員になりたかったんだって。
  でもお笑いの方に行っちゃったんだろ?。お調子モンだったから」
桜「アナタだって似たようなモンでしょー!」
幸「それで、そこから脱却するために、秩父の中学から
  単身、東京の明治学院に入学!。
  田舎者だってバレないように頑張ってたんだよな」
桜「最初の2ヶ月は緊張してました。
  喋ると方言が出てしまうので、無口で、寡黙で・・・」
幸「それが、6月。3ヶ月目の時に、
  なんか封筒に住所書かなくちゃいけなかったんだよな?」
桜「ハイ。秩父だってバレないように、こーやって(覆い隠して)
  弁当隠すみたいにして書いてたんです」
幸「そしたら後ろのヤツが話しかけてきたんだろ?
  『オイ桜井、ここどうやって書くんだ?』って。
  そこで『あんだんべ?』って(笑)」
桜「ハイ・・・。人間、絶対言っちゃいけないって思っている言葉があると
  ふとした時に出てしまうものなんですね」
幸「本当は『え?、なんだい?』って言いたかったんだろ?」
桜「出てしまいました・・・『だんべ?』が・・・」

幸「次にお呼びするこの方はどうでしょうかね。いつに戻りたいですかね」
桜「そぉーですねぇーっ・・・意外とあの方はエリートで来てますからね」
幸「小学校、中学校はダイジョブだな。高校もダイジョブか」
桜「やっぱりアナタに会ってからじゃないですか?」
幸「それでは盛大な拍手でお迎えください、高見沢さーーーん!!!」

そんな、桜井さん・・・
まるで幸ちゃんが二人の人生を狂わせたみたいに言わなくても・・・(^^;。

白いドレスコートにお色直し(笑)して、客席に手を振る王子。
ドレス部分の裏地のブルーがとっても綺麗な色だ。

高「俺は“冬将軍”を出した頃に戻って桜井に言いたい。
  『角刈りはやめろ!』と」
桜「(ピクっと反応)」
高「だーってさぁー、ジャケット写真撮った後に角刈りにしちゃったんだぜ?。
  だから、『おまえ、それはジャケットと違っちゃってマズイからやめとけ』って」
桜「オイ、ちょっと待て。
  誰に言われて角刈りにしたと思ってんだ?!(▼▼#)。
  あれはもう命令形だったぞ?。
  しかもおまえ、『俺たちの将来のために!』って言ったんだぞ?」
幸「ジャケットでは、こう長い髪でロックだったのになー」
桜「いや、でもあの頃はよかったよ。
  今じゃ角刈りにしようったって出来ないんだから(笑)」

・・・いきなり“冬将軍”の話が出てきて
もしやアンコールのあのコーナーの伏線なのでは?という予感・・・。

桜「鏡に映ってたんだけど、こいつ(高見沢)さ、
  美容院の外で『クックックッ・・・( ̄m ̄)』なんて笑ってんだぜ?。
  しかも原宿の床屋だったから、角刈りなんてやったことなくて下手クソで
  俺の耳切られちまったんだから!。
  それで俺、血だらけになってんのに、
  そこへベビーパウダーひっかけるんだぜ?、血が止まるからって。
  スッゲーしみるのに!」
高「だって、それまで長い髪にレイバンのサングラス!!って感じで
  格好良かったのにいきなり角刈りだぜ?。
  坂崎も初めて見たとき笑ってたよな」
幸「事務所で初めて見たんだよ」
桜「こいつ、見た途端にいきなり笑ってた!」
高「一番驚いたのがうちのお袋!。
  桜井だってわかんなくて、新聞の勧誘の人かなんかと思ったって」
桜「おまえはなにか?、
  新聞の勧誘の人を部屋に入れて仲良くしてるのか?。
  どこの新聞だ?、朝日か?、読売か?」
高「いやいやいやいや・・・(^^;」
  
桜「バカヤロー、おまえら・・・憶えてろよ!!」
高「忘れちゃうよ〜」
幸「忘れちゃう〜」
桜「憶えてろよ!。あとで本書いてやる!、『つぎはぎだらけのタカミー』って本!。
  外見はこんなふうに綺麗だけど中身はボロボロだって!。
  憶えてろ!。リメンバー・ミーだ、このヤロー!。
  ドゥーユーノーミー?、ワタシのカードは・・・」

なんかもう、このあとは子供のケンカ状態に(^^;。
王子はマイク通さないで、なんか叫んでるし・・・。
3人ともヒィーヒィー(笑)。

幸「もうそろそろ曲行こうよ。深呼吸!。みなさんも!」
高「ハァ〜〜〜・・・・ゲッ。
  ・・・ケケケケ、ケケケケ(と、いきなりカエルのモノマネ^^;)」
幸「誰だ、カエル連れてきたのはっ!
  (と、言いつつ自分も)ゲゲゲゲ、ゲゲゲゲ」
高「(右の頬に手を当てて)ケケケケ、ケケケケ・・・」

王子、見かけによらずカエルの声帯模写が巧いんだけど
そのビジュアルで「ケケケケ…」はいかがなものかと・・・(^^;。

桜「オォーイ!!!(▼▼#)、
  さっきおまえ(高見沢)が『今日はここはテンポ良くやろう』って
  言ってたんじゃねーか!」
幸「よし、テンポ良くやろう!。次の曲は倍速だ!。
  (太郎さんに)いいか、しっかりついてこいよ!。
  ・・・って倍速でやるような曲じゃないよね(^^;。
  もういい加減にしろよ!、歌うの俺だ(笑)」

幸「それでは深呼吸・・・(ス〜・・・ハ〜・・・)
  ちゃんと言えるでしょうか。
  “From The Past to The Future”
  言えた(^o^;

なんだか、歌に入ってからもナニゲに王子の顔がニヤけていたような(^^;。

確か“Another Way”だと思ったが
ここでもあまり見たことのないギターが登場した。
白いボディに黒いピックガードのストラトキャスター。

続く“Far Away”はレスポール・スタンダート。
おっ?!'59年製のヴィンテージ登場か?と思いきや
トラ目の細かさと鮮やかさ具合から見てどうやらそれではない模様。
なんだ〜、東京公演だから使うと思ったんだがなぁ。

そして、確かこの曲の時だっただろうか。
王子のこのお色直し後の白い衣装、初日などに比べると
胸〜腹の露出面積が若干広がってきているのだが(^^;
演奏中、ちょっと前屈みになった時に
お腹の部分にちょっとだけへにゃっとシワが寄ったのを見て
「あぁこの人も人間なんだ」と、ちょっとホッとした(笑)。

演奏が終わって、王子のMC。
話し始めるまえに、飲み物で喉を潤す王子。
その間、「タカミザワー!」「タカミザワさーーーん!!!」などという
野太い男性の声援が。

高「今、(声援の)声がひっくり返ってたな(笑)。
  えー、“Far Away”、“Another・・・Way”か、
  それと・・・なんだっけ?(とカンペを覗く)・・・
  “From The Past to The Future”か。お届けしましたけどねー。
  もしもあの頃に戻れたなら…、でも過去は戻せないというね。
  ・・・ちょっとゴメンね・・・(と、マイクから顔を逸らして)
  エ゛ーーーッヘン!、ゲホッゲホっ・・・」

と、物凄く大きな咳払い(^^;。
なんかちょっとおっさん臭い(実際おっさんだから仕方ないのだが)。

高「『My Truth』というツアータイトルでやってますが
  THE ALFEEの真実は、
  35年間ここに立ち続けてきたことじゃないかと思います。
  でもまだまだ35年って感じなんだよな。
  ツアーだけはやめないで続けていこうと思っています」

「ツアーだけはやめないで・・・」は
ホントにサラッと言った一言だったけど、
この一言がとっても嬉しく、頼もしく感じられてちょっと感動。

高「みんなの真実は、
  今の今も、こうやってアルフィーのライブに来続けていること。
  そして、また明日から頑張ろう!と、
  そんな気持ちになってくれたら嬉しいですね。
  そしてまた(ライブに)行こう!、レコードを買おう!
  レコードじゃねぇよ、CD!(笑)、CDも買おう!と。
  ・・・新曲も出てますからね」

高「時にこうやってバカを言い、時にはコントもやる。
  今まで知らなかった方も、アルフィーって意外に面白いなって、
  そこで終わってしまったら困るんですが(笑)
  何かひとつでも心に引っ掛かる曲があればいいなと思います」

高「真実とか正義というのは
  立場や見方が変わると、その意味も変わってきます。
  あちら側から見て正義であることも、
  こちら側から見ると、それが諸悪の根源だったりもするわけです。
  その自分たちの正義を、相手に押し付けようとする、
  それが大きくなると、戦争という形になってしまう。
  ・・・誰も戦争が好きな人なんて本当はいないと思うんです。
  それを、なんていうのかな・・・我を通そうとすると、
  そういう風に(戦争に)なってしまうんじゃないかと思います」

高「真実や正義っていうのは、
  平和や自由に繋がっていくものだと思っています。
  平和だから、こうして自由に歌も歌えるし、自由にものも言うことができます。
  これからも、平和な世の中をみんなで守っていきましょう。
  “My Truth”

本日の王子はストラト気分(笑)なのだろうか。
ここでもさっき“BELIEVE”で使った、黒いストラトタイプのギターが再登場。
ちなみに、“BELIEVE”の時は、ジャックの部分に赤いビニールテープが
巻かれたシールドを使っていたんだけど
“My Truth”では、青いビニールテープが巻かれたシールドだった。
そこに音の違いが出ているのかどうかは・・・アタシに判るはずもない。

だけど、やっぱりこのギターの音はどうもイマイチである。
調整がうまいこといってないだけかも知れないが、な〜んか妙な音。

ちなみに、“My Truth”の間、後ろのスクリーンに
流れる雲の映像が映し出されていることは、前回の静岡レポで書いたけど
曲の終盤で、それまでモノクロだった映像が突如カラーになる。
この瞬間がなんとも言えず「ジーン・・・」と来るのである。
その昔、『シンドラーのリスト』という映画があって、
これもほぼ全編モノクロなんだけど、最後にやっぱり突然カラーになるシーンがあって
ここでアタシはもれなく泣くのである。何度観ても同じ箇所で泣くのである。
なんかこの“My Truth”の映像はそれに近い感動があった。

後光のように後ろから照らされた照明をバックに

♪諦めない君の意志が〜・・・

と、桜井さんがアカペラで歌い始める“Shining Run”
今日はなんとなくいつもよりもこの曲がパワフルに聞こえたので
サビで拳を上げてみた。特に違和感はなかった・・・かな。

“夜明けを求めて”
そして“祈り”

前回も書いたけれども、やっぱり“祈り”には幸ちゃんのアコギの間奏が欲しい気がする。
今回は王子がエレキで間奏を弾いているのだけど
それ、幸ちゃんのアコギじゃダメなわけ?などと思ったりなんかして。

“Heart Of Justice”
新しいバージョンもすっかり(?)頭に入った。
アタシはこのバージョンが結構気に入っているし、
あの更に大仰なアレンジになった“祈り”と、次の“On The Border”の間に入れるなら
これくらい軽くてOKと思っていたんだけど
本日この秋初参加の友人Oさん的には
「あの“Heart Of Justice”は有り得ない」だそうで、
特にこれまたアタシの気に入っている
♪ヘヘ〜イヘ〜イ
も「絶対ダメ!」なんだそうだ(^^;。
いやー、ホントに人それぞれで面白いなぁと感じた。

ラストで、桜井さんと幸ちゃんそしてオーディエンスが
♪ラ〜ラ ラーラーラーラー・・・と歌っているときに
王子が
♪Keep on rollin' Keep on rockin' ・・・
とシャウトする部分。
♪Keep on rollin' Keep on rockin' の後に
♪I (ナントカ)heart of justice〜と歌っていることに気がついた。
   ↑ここ、なんて言ってたのかよくわかんなかったけど。

ちなみに前回書くのを忘れたけど、
“Heaer Of Justice”で、後ろに流れているのは
CO2を吐きまくっているような、工場(?)の煙突や砂漠化した地表の映像である。

本編ラストは“On The Border”
この曲もかなり具体的な映像が使われているんだけど
ラストの♪グローーーーリアス ハレルーーーーヤーーーー・・・の直後だったか
草原に花が咲いているモノクロ映像が、これまた画面下方からカラーになって
更にはユニバーサル映画のオープニングロゴのような
地球の映像が出てくる場面がある。
これも「ベタやなぁ〜(^^;」と思いつつも
なぜだか「ジーーーン・・・」としてしまうのだよね(笑)。



《TO BE CONTINUED…アンコールへ続く》
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コメント 10

えの

ついに発進しましたね!
歌前は王子の一言しかなかったので、
「今日も説明なしか・・・」と思ったら、あの映像。

しかし、波動砲六連射可能とは・・・。
by えの (2009-10-23 01:24) 

なおち

出ましたね~(^^)初代?ヤマトファンだった私にとっては、
色々と『う~ん』となりそうですが、楽しみです(^^)b

そうそう、波動砲六連射可能・・・夢の様ですね(^^;)
by なおち (2009-10-23 08:57) 

まあち

やはりアレはアレだったんですね(^_^)
フォーラムで初披露の映像もあったようで、
両方を大好きなわたしにとっては
参加できなかった事が悔やまれます(涙)
でも地元かなけんがますます楽しみになりました!

復活篇は設定がいろいろビックリなところも正直ありますが
もう私もイイ大人なので(苦笑)
出来上がったものをなるべく美味しくいただけるように
楽しみたいと思っています(^_^)
by まあち (2009-10-23 14:25) 

梅屋千年堂

>えのさん
ついに、まさに「ついに」という感じでしたね。
まさかあのようなサプライズな演出を持ってくるとは思いもよらず
まんまと驚いてしまいました(笑)。

波動砲・・・その響きすら懐かしいです。

追伸:そういえば昨日開演前にえのさんをお見掛けしましたよ(^_^)。



>なおちさん
アタシも復活編のキャラクターの絵を見て
「えええー、チガウ(-_-;」と思っていたのですが
昨日の映像があまりにも凄くて、なんかちょっと見たくなりました。
あまり深く考えず、「ちょっと別物」だと思ってみれば
意外に楽しめるかも知れませんね。



>まあちさん
アレでしたよ〜。
しかし、まあちさんは不参加だったのですね。
大画面で観る映像はなかなかスゴイですよ。
これは映画館でもド迫力かも知れません。
アタシも、あまり期待しすぎることなく(笑)
映画とCDのリリースを楽しみにしたいと思います。

by 梅屋千年堂 (2009-10-23 21:15) 

えの

あ、開演前、気づかずにへらへらぁ~と梅屋さん前を通過していたのですね。

マイク通さずに叫んでいた王子の言葉、聞き取れませんでした。
カエルの鳴き真似うまかったですよね。
さんまのまんまに出たときのカラスの真似もうまかったし、
芸達者な二人に負けじと、若い頃家で練習していたのでしょうか。

by えの (2009-10-23 22:03) 

梅屋千年堂

>えのさん
割と開演ギリギリのご到着でしたよね。
どんどん前の方に進んでいかれたので「おっ?!どこまで行くんだぁ?」と
思いながら後ろ姿を眺めてました(^^;ゞ。

カエルの真似、うまかったですけど
あの右手は意味があるんでしょうか・・・(やや小声)。

またまた追伸:スペインの写真、楽しく拝見させていただきました。
家にいながらにして、行った気分になれましたよ〜。
どうもありがとうございました。

by 梅屋千年堂 (2009-10-23 22:27) 

えの

はい。職場からわりと近いので、フォーラム前でお茶をして
ぎりぎりに入り込みました。

さて、今日はこれから幕張に行ってきます!
入れ替えスペースに入り込めるようにがんばります。
by えの (2009-10-25 13:47) 

梅屋千年堂

>えのさん
既に幕張でしょうか。
くれぐれも怪我だけはなさらないようにお気を付け下さい。
って、怪我しそうな雰囲気なのかどうかわかりませんが(^^;。
気が向いた時・時間がある時で構いませんのでご報告お待ちしております。

by 梅屋千年堂 (2009-10-25 16:20) 

えの

梅屋さんにはメールでご報告しましたが、他の方にも・・・と思い
ここに書かせていただいちゃってよろしいでしょうか?
と書きつつお返事待たずに書いていますが。

行ってきました。第1回V-ROCK Fes.
今回のフェス、メインステージ(L/R)のある9ホールは
ステージ前にバンドごとに入れ替えられるスタンディングスペース、
その後ろにその気があればずっといられるスタンディングスペース、
そしてその後ろに指定席という並び。
24日の様子をあちこちで探ったところ、導線に問題があったようで、
早めの行動が推奨されていたので、16:30頃に行けばよいと思っていたら、
待機列の為の待機列が15:30頃には既にできていたようです。
思いの外スムーズに動けた為、入れ替えスペースの
3列めAnchang前に陣取ることができました。

他のバンドがちょいちょいMCを入れている中、
男55歳は歌う、頭を振る、歌う。
しゃべったのは「元祖V系の意地を見せる」というくだりと
メンバー紹介くらいでしょうか。
Vampire~誘惑のBlood~、白夜~Metal Byaku-ya~、
月姫、悲劇受胎2009、へびめたバケーション!~幕張編、
ヤッターマン、Kaleidoscope、騒音おばさんVS高音おじさん
の計8曲激しい歌を歌い、満足げに帰っていかれました。
Kaléidoscopeでは途中テンポがずれ、歌詞が飛ぶ場面もありましたが、
それはご愛敬。
我が子を見守る母のように、すかさず歌詞を口ずさむ
入れ替えスペースの面々に王子への深い愛を感じました。

元祖ヴィジュアル系ここにあり!大人のメタル魂を見よ!
とど迫力のステージを見せつけられたのではないかと思います。
エンジェルギターそろい踏みも久しぶりに見られました。

帰りに電車で居合わせた子が、

「たかみぃ超かっこよかったね!本気度が違うっつーか。面白かった。」
「テレビで寝てるだけの人だと思っていたのに。
あの歌まじウケル。なんていう曲なんだろう?」
「たかみぃファンのおばさんたち(こらっ!)熱かった。」

と言っていたので、他バンファンの子も楽しんでくれたのではないでしょうか。
王子のかっこよさ、面白さがバンギャにも伝わったようです。
彼女たちが興味を持った曲名を教えてあげたいところでしたが、
おねえさんがいきなり声をかけるのもはばかられ自粛しました。

いやぁ~、王子かっこよかったですよ。
日テレでダイジェストでも流してくれないですかねぇ。

長々すみません。お邪魔しました。
by えの (2009-10-26 15:27) 

梅屋千年堂

>えのさん
V-Rock fes.のレポートありがとうございます。
あんまり嬉しかったので、ここにリンクする記事をUPしちゃいましたよ(笑)。

ホントに、深夜枠でもBSでもいいから
日テレでダイジェストを放送して欲しいですね。
(あるいは王子ソロライブDVDのオマケとして付けてくれてもヨシ。
  って、さすがにこれはないか^o^;)。

by 梅屋千年堂 (2009-10-26 23:39) 

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