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THE ALFEE@NHKホール二日目《アンコール編》 [┣ '09 LIVE (THE ALFEE)]

THE ALFEE 35th Anniversary 2009 『CONFIDENCE』
NHKホール二日目 アンコールの巻

6/4 2:45 手抜き気味のUPにつき
ネタバレ指数63

本編では、期待したほど《NHKスペシャル》が出てこなかったが
アンコールはどうだろうか。何かあっ!と驚くような曲をやってくれたりするだろうか。
例のコーナーはどうだろう、何か新ネタは登場するんだろうか?。

ほどなくサポートの二人がステージに戻ってきて
それから1分経つか経たないかでメンバー3人登場。
衣装はいつもと同じ。王子は黒襦袢。

始まったイントロは“サファイアの瞳”
おおー!、これまた予想外の展開。
この曲での見所は、なんと言っても間奏。
ステージ右手前方に王子が、左手前方に桜井さんが出てきて、
そして幸ちゃんはいつもの位置だけれども
それぞれが、まるで三つ巴のように銘々の楽器を弾き(叩き)まくるという絵柄が
なんとも言えずカッコイイ。
全てが見所で、一体どこを観ていたら良いのやらという感じで
こっちは目線が泳ぎまくってしまった(笑)。

で、いくらNHKとはいえ、ここはやっぱり1曲のみ。
出てきたばっかりなのに、また引っ込む3人。

ステージは暗転し、雑踏の音・・・チャイム・・・明治学院の校歌・・・
学ランを着るだだすけくん・・・汗を拭く太郎さん。
いつもの陰の声が流れ始める。
今日は横井庄一バージョンだ(笑)。

「時は1972年、
 世は忘れられかけていたかつて日本の発見に感動を覚えていた。
 『恥ずかしながら帰って参りました』。
 横井庄一さんが31年ぶりにグアム島で発見されたのだ。
 “よっこいしょういち”というギャグが流行するほどの社会現象となった。
 一方、映画界は第二次怪獣ブーム。
 『ゴジラ対ガイガン 地球攻撃命令』が上映されたが、
 ブームの割に予算は削られ、過去の怪獣映画の映像を使い回しただけのもので、
 恥ずかしながらヒットには結びつかなかった。
 そして、ここ東京都港区白金台にも、恥ずかしながら生きている男がいた・・・。
 その名も!!(♪ピロロロ・・・(効果音))さくらーーーいまさる17さ〜い!。
 桜井賢、よっこい賢!。恥ずかしながら生まれてきた男!。
 黒いジーパンが塩を吹くまで穿き続けた男!。
 更に桜井賢17歳!。高校生の頃から四十肩。
 それでは、THE ALFEEがまだコンフィデンスと名乗っていたあの頃に、
 みなさんと一緒にタイムスリップしてみましょう。
 さん〜にぃ〜いちっ!クイズ・ターイムショック!(♪ジャンッ!)」

桜「だからよー(▼▼メ)、
  タイムショックじゃなくてタイムスリップだっつってんだろ・・・。
  バカじゃないの?。
  ・・・ところで、へぇ〜、横井さん見つかったんだ〜。
  よく31年も隠れてたよな。
  オレだったらもぉ〜大変!。髭は伸び放題、髪は抜け放題。
  ・・・ま、でもさ、髪なんてどーだっていーんだ」
客「えええぇ〜?」
桜「なんだよ、うるせーな(▼▼)。
  ・・・僕には天性の美声があるからさ。
  そうだ、今度コンテストがあるから、
  『日本列島改造論』読みながら練習しよーっと。
  ♪ららら〜・・・(オペラ風に)日本列島改造しちゃうぞ〜
   細い日本を四角い日本に改造しちゃうぞ〜
   アフリカゾウ〜 植毛しちゃうぞ〜・・・」

そこに幸ちゃん登場。

幸「桜井くん!桜井くん!、そんなところで何をやっているんだい?」
桜「何ってコンテストの練習だよ」
幸「きみっていつちょっとズレてるよね」
桜「そういうきみも今日はちょっとズレてるよ」
幸「えっ?!・・・ってズレてない!。これはホンモンだから。
  ところで、その手に持っている新聞はなんだい?」
桜「これ、すごいよねー。横井さんが31年ぶりに発見されたんんだよ。
  よくアゴが疲れなかったよねー」
幸「アゴ?」
桜「31年間ずーっと同じガムを噛み続けて、
  もうミント味なんてなくなっちゃってなまこ味しか残ってなかったって」
幸「そんなワケないじゃんバッカじゃないの?!。
  理解力ゼロだね。バッカじゃないの?!。
  そんなバカなことばっか言ってないで、もっとバッカバッカ練習しようよ!」
桜「あんまりバカバカ言わないでくれる?。
  最近はバカって言われても平気になってきちゃったけど」

桜「でもよ〜、こんなところで練習してたら
  先生に何言われるかわっかんねーからな。
  昨日なんて校長先生が来てたらしいぞ。
  それに昨日から赴任してきた、あの香水くっさい奴!」
幸「年甲斐もな派手で長髪のヤツな」
桜「そう、アイツはアホだぞ〜。
  一升瓶に指突っ込んで抜けなくなってそのままどっか行っちゃったり、
  酢橘を手で剥いちゃうんだ。
  おにぎり作るってーと、炊飯器にそのまま手ぇ突っ込んじゃうし」
幸「あ〜っちっちっ!ってな(笑)」
桜「ありゃバカだな」
幸「マヌケだな」

高「コラコラコラコラーっ!。誰がマヌケだって?」
幸「コイツ(桜井)ですっ。コイツ、小学生の前で田中角栄のモノマネして
  小学生全員ドン引きさせちゃったんです」
高「桜井、その本はなんだ?。『日本列島改造論』?。
  それ先生も読んだぞ。それじゃぁここで、田中角栄のモノマネやってごらん!」
桜「まぁこのーっ・・・◎&%@*△×☆ーっ」
高「田中眞紀子!」
桜「アタシだって一生懸命やってんですよ。誰かが後ろで引っ張るんですよ」
高「麻生大臣!」
幸「政府からのお知らせです。
  未曾有(みぞうゆう)の経済危機対策の一環として
  定額給付金を支給いたしますので、アルフィーのCDとチケット代に
  回していただきたいと思っております」
高「そっくり!。そっくりくりの助!(笑)」
幸「幸之助だっ!」

幸ちゃんの新ネタ・麻生太郎はホントにケッサク!!!(爆)。
アタシ的には横山弁護士よりずっとおもろい。

高「ところで君たち、こんなところで何をやってたんだ?。
  坂崎、まさかタバコなんて隠し持ってないだろうな!。
  カバンの中見せて観ろ!。
  おまえこの前はエロ本持ってたけど今日は持ってないのか?」
幸「こないだのは先生に没収されました」
高「あれつまんなかったぞ」
幸「今日のはなかなかいいですよ・・・この中に・・・
  (と、カバンを探る)あっ!、なんだこれは!」

カバンの中から出てきたのはもちろんチーズおかき。
すかさず、テレビ枠を持ち出して幸ちゃんの顔の前に掲げる王子。
桜井さんもステージの床から何か持ち出したよ?と思ったら、
オマケのトレカをB3くらいにでっかく拡大したパネルを
まるでボクシングのラウンドガールよろしく頭上に掲げながら、
ステージを右へ左へ行ったり来たり。
最初は自分の、次が幸ちゃんの、そして最後が王子の。

この桜井さんの動きに気を取られて
ジャパネットサカザキの口上を今日は何一つ聴いてなかった(^o^;。
まぁ多分いつもと同じだったと思うけど。

幸ちゃんの口上が終わると、今度はテレビ枠を桜井さんの顔の前に持っていく王子。
そして枠の中でニコニコしながら

桜「びっくりくりくりくりの助〜(^o^)」


高「ところで君たちはどんな曲でコンテストに出ようと思ってるんだ?」
幸「はい、僕らコーラスが得意なんで
  サイモンとガーファンクルなんかがいいんじゃないかと思うんですけど」
高「そうか。・・・ここでいつもだとサイモンとガーファンクルを
  歌ってもらうところなんだけど、
  今日はカメラが入ってるから著作権上歌えないんだ(笑)。
  だから今日は、ガロを歌ってみよう!」
幸「じゃぁ“学生街の喫茶店”を」

幸ちゃんが他の二人に目配せしながらカウントをとる・・・。

♪あの〜時の〜歌は聴こえない〜・・・

と、歌いだしたと思われたが、
約1名まったく違うことを歌っていた人がいたようで・・・

幸「先生っっ!!!」
桜「先生、一人でなに違うとこ歌ってんですかっ!」
高「(^^;」
桜「(台本を指して)ここだろぉ〜!」
幸「(カメラに向かって)ここはカットでV(^o^)V」

そして王子に優しく語りかけるように(笑)
王子のパートの音を取ってあげる幸ちゃん。
素直に耳を傾けて、ちょっと練習する王子。

気を取り直して(何事もなかったかのように)もう一度
“学生街の喫茶店”のサビを3人でハモる。

高「巧いねぇ〜。あんまり巧くて先生も一緒になって歌っちゃったよ。
  でもキレイ過ぎるから、もうちょっとアクが欲しいな。
  泉谷(しげる)さんと、チンペイさんと、おいちゃんを取り入れて
  もう一度歌ってみて」

幸「難しいなぁ・・・(笑)。
  (↓泉谷風にギターをジャカジャカ掻き鳴らしながら)
  ♪きっみとよっくーこっのみっせにー!
  (↓谷村新司風に)
  ♪きったものっさ〜
  (↓南こうせつ風・とっても軽快に)
  ♪わっけもなっく〜おっちゃをのっみ〜・・・」
高「森進一」
幸「♪はっなっしたよぉおぉおぉおぉ〜・・・森です」
桜「昌子です」
幸「光子です」
桜&幸「にせんかい〜・・・」
高「巧いなぁ〜(笑)。思わず先生も一緒になって歌っちゃったけど
  これなら優勝間違いなしだ!」

高「でもコンテストで優勝するにはインターナショナルじゃなくちゃダメだから。
  実は先生こう見えても韓国にいたことがあるんだ」
幸「えっ?!、どれくらい行ってたんですか?」
高「2日!(^_^)v。
  そこで先生が韓国語で曲を作ってきたから、それをここでちょっとやってみよう!」

♪OH〜メリーア〜ン サ〜ムゲタ〜ン カ〜ルビ カ〜クテキ〜〜〜・・・

幸「先生!、この歌はなんだか美味しそうだし、
  将来ヒットしそうな予感がしますっ!」
高「それじゃぁこの歌は大事に温めておいて、1983年に日本語で発売しよう!」
幸&桜「んな、アホな〜!」

♪チャンチャンッ!

高「ところで、君たちの成績の方はどーなってるんだ?。
  (と、ファイルを眼前3cmくらいに近づける)」
幸「近すぎ近すぎ!」

と、幸ちゃんが王子の顔からファイルを離すと、
今度は王子、腕をいっぱいに伸ばしてファイルを遠ざける。

幸「遠すぎ!。桜井じゃないんだから!(笑)」
高「そうか(^^;ゞ。それではここで抜き打ちテストを行う!」
幸「抜き打ち反対ー!」
桜「反対ー!」

そんな二人の抗議も無視して、運ばれてきたホワイトボードに《桜井》と書く。

高「坂崎!、これの読み方は?!」
幸「さくらい!」
高「正解!。桜井、この読み方は?」
桜「・・・(一瞬考えて)バカ」
  (ブブーッ!)
高「惜しい!。こーれーは、アホ!」

ど、どっちにしろヒドい(^^;。
そして今度はなんと《高見沢》と書いた王子。

高「坂崎、この読み方は!」
幸「ハイ、たかみざわ!」
高「正解!。桜井!、この読み方は?!」
桜「マヌケ!」
高「ぶぶーーーっ!!!。正解は・・・忘れちゃった!!(^o^;」

と、ホワイトボードに書いた自分の名前をコシコシと消す。
しかもいつになく丁寧に。

桜「あ、先生、今日はキレイに消してる」
幸「ホントだ!」
高「さぁーじゃぁ次は数学の問題!」

ホワイトボードにはいつもの《2+2=》。

高「坂崎!、この答えは?!」
幸「よん!」
高「正解!。じゃぁ桜井・・・」
桜「先生、アヒルはアヒル、カルガモはカルガモで、ちゃんと区別してくださいね!」
高「わかったわかった。じゃぁ桜井、この答えは?!」
桜「うーん・・・アヒルが2羽!」
  (ブブーッ!)
高「これは〜・・」

と、数字の2に何か書き加えている。

桜「先生、なんですかソレ?!」
幸「わかった!。だるまだ!」
桜「先生、そのだるま、なんだか病気になってますっ」

数字の2が、一体どうやったらだるまになるのか
実際にNHKホールで観た人でなければなかなか想像はできまい。
とにかく、体がぐにっと曲がったとっても気持ちのワルいだるまだった(^o^;。


高「ハイ!テストは終わりっ!」
幸「先生、こんなんで僕たち本当にコンテストで優勝できるんですか?」
高「大丈夫!。二人ともこっち来い!。集合!。全員集合!、次行ってみよ〜!」

ついにホントにいかりや長介になっちゃったよ。

高「先生には秘策があるから」
幸「ヒサク?・・・」
幸&桜「♪ヘイヘイホ〜」
高「それは与作!。ひ・さ・く!!!」
幸「ヒサク?」
高「♪ヘイヘイホ〜・・・」

高「明治学院のチャペルの裏に、
  こんもりと土が盛り上がってるところがあるだろ?。
  あそこに未来のタイムカプセルが埋まっていて、
  その中に入っているメッセージを読んだり歌ったりすると
  必ずコンテストに優勝できるという、そういうものなんだ。
  ただ、そのタイムカプセルは歌に反応して姿を現すらしいんだけど、
  その歌が弘田三枝子さんの“人形の家”限定らしいんだ」
幸「限定ですかっ!」
高「これが巧くキマるとタイムカプセルが出てくるから」

で、ここらへんでだったかもはや記憶が定かではないのだが
王子が
「先生も一緒にコンテストにでるから!」
と、白衣から学ランに。
そして学ランを羽織りながら、
「♪あ〜っと言う間に高校生〜」
と口ずさむ。出た!ヽ(^。^)丿。聴きたかったんだよ〜コレ(笑)。

学ランの背中に入った王子の長髪を
桜井さんと幸ちゃんが手分けして(笑)外に出す。

桜「いいね〜、たくさんあって」
幸「ちょっと乗っけちゃったりして。(と、王子の髪を自分の頭頂部に乗せてみる)」

一方桜井さんは、

桜「ほら、こーやって居酒屋入ってく時みたいに・・・」

と王子の髪を暖簾に見立てて、ぺらっとめくってその下をくぐる。
そんな風に二人に弄ばれても、気にも留めない王子もスゴイ(笑)。

もとい、“人形の家”。
幸ちゃんがギターを奏で、王子と桜井さんが“人形の家”をハモり始める。
途中でおもむろに自分の腕を桜井さんの肩に回して熱唱する王子。
その絵柄はまるで、飲み屋で呑んだくれて
陽気に歌を歌うサラリーマンのようでもあった。
そしてサビでは幸ちゃんも加わり三声コーラスに。
いや〜、なんてカッコイイ“人形の家”なんだろうか。
(でも、どうして“人形の家”なんだろうか???)。

ステージ上が暗くなり、桜井さんのマイクスタンドの根元から煙がモウモウと出てくる
そこに赤い照明が当たる。
そしてそこから幸ちゃんがタイムカプセルを持ち出して、王子に手渡す。

高「ここは唯一僕が芝居らしい芝居をするところだから・・・
  ・・・・これ、どーやって開けんだっけ?(^o^;」
幸「ここここ!。もう10回以上やってんだから!」

タイムカプセルを開けて、めっちゃ嬉しそうに中の紙を桜井さんと幸ちゃんに手渡す。
渡された紙を見てニヤニヤする桜井さん。

桜「『検査結果。γ-GTP:かなり高め 
  尿酸値:かなりナントカ(←忘れた^^;) 血糖値:かなりドロドロ』」
幸「こっちもなんか書いてあるよ。
  『検査結果。血圧:かなり高め 身長:かなり低め』・・・大きなお世話だ!。
  『(麻生太郎で)未曾有(みぞうゆう)の経済危機によって
  衆議院の解散はあるかも知れないがアルフィーの解散はないでしょう!』」

ウマいねぇ〜!。山田くーん、座布団1枚さしあげてー。

ちなみに、大きなお世話ついでなんだけど
アンコールで幸ちゃんが履いていた靴が妙にデカかったのが
3階から双眼鏡で観ていて気になった。

高「こっちは、『3人ではなくて5人でやるのが良い。
  そのためにはまず隣の中学から太郎を連れてくる』・・・」

ここで学ラン姿の太郎さんにスポット。
今日もメンバーから
「おまえホントに学ランが似合うよな〜!」
「絶対昭和3年生まれだ」
「それ着たらおまえ絶対EXILEじゃねぇぞ」
などと大絶賛(?)。

高「『そしてキーボードには隣の高校のただすけを』・・・」

ただすけくん、腰を屈めて今日もまた何かを仕込んでいる様子。
パッと顔を上げると、そこには白いマスクに真っ黒いサングラスという
超アヤシイ学ラン姿のただすけくん。
ゲホッゲホッと咳をする演技(?)まで仕込んである。

桜「おまえ、その格好で絶対コンビニ行かれねーな」

ここでのただすけくんの仕込みは
残りのツアーのお楽しみの一つとして考えても良いのだろうか(笑)。
  
高「そして・・・あっ!!!
  こ!、こんなところに! 未来を教えるス・ス・・・スイッチが!!!」

一生懸命《演技》をする王子がちょっと健気である。

ここ何本かのライブでは
ここでその土地土地の名産品を客席から募って
それをみんなで叫べば《未来教えるスイッチ》のボタンが押せるという
段取りだったのだが、今日はちょっと趣向を変えてこんなことに。

桜「今日は、みんなが初めてアルフィーと出会った曲を訊いてみるからね。
  せーの!って言ったらみんな自分がアルフィーと出会った曲を叫ぶんだよ?。
  せーの!」
客「&@%$*☆ーーー!(当然みんな好き勝手に叫んでいる)」
桜「あ、“メリーアン”だって」
高「今ので分かったの?」
桜「うん、“メリーアン”って聞こえた!。
  じゃぁ、みんな行くよー!。練習だよ〜、3・2・1!」
客「メリーアーーーン!!!」
桜「なかなかいいじゃない!。
  でももっと心の底から腹の底から行ってみよう!・・・3・2・1!」
客「メリーアーーーン!!!」
桜「い〜ねぇ〜。うちの会社入らない?。じゃ本番行くよー!
  さん! にぃ! いち!!!」
客「メリーアーーーーーン!!!!!」

(SE:HA〜〜HA〜〜・・・)

王子による陰の声が流れ始める。

高「タイムカプセルを開けた君たちは
  今から2年後の1974年に、プロとしてデビューします。
  しかし、出だしから大きくずっこけます。
  まず1975年、レコードが発売中止になり、ギャラまで持ち逃げされます。
  主題歌を歌ったドラマもわずか4回で打ち切り。
  もう落ちるところまで落ちて、挙げ句の果てに
  メンバーの一人が住んでいたアパートの部屋の天井まで落ちてくる始末・・・。
  中でも一番悲惨だったのが、暖冬にあの曲を出してしまったこと・・・。
  1979年10月21日発売・・・“冬将軍”

おおお〜?!。
初日は“悲しみが消える時”だったらしいのだけど
今日は“冬将軍”?!。
これはまた、“もう一度君に逢いたい”とも“悲しみが消える時”とも
まったく毛色の違う曲を持ってきたものだ。
ちょっとサイモン&ガーファンクルの“冬の散歩道”風の
アコギのリフが、冬でもないのになんだかとっても胸に響く〜。

この後に続く2曲はいつも通り。
“終わりなきメッセージ”
“SWINGING GENERATION 2003”

だがしかし、曲はいつも通りだが
“SWINGING〜”で王子が使っていたギターが珍しかった。
ESP 25th Anniversary Takamizawa Special。
剣に羽根が生えたような、あのギター。
そっかー、あのギターは10年前の記念ギターだったか。
でも不思議なことに、“希望の鐘が鳴る朝に”は10年前って感じはしないけど
25周年のこのギターや、
その時のグッズ(百合の紋章のシルバーネックレス等)のことを思うと
それなりに時間が経ってるな〜という気がする。

で、今日はここで流れる
「小羊をば(Crown Him with many crowns)」もしっかりチェックして
1回目のアンコール終了。
暗がりで時計を観たら、既に21時近かった気が・・・(^^;。
一体今日は何時に終わるのだ?!。
まるでイベントのような公演時間の長さじゃないか!。

明日も仕事なんだしさー、ちょっと早く帰らしてよ〜なんて思いつつ
でも本当はまだまだ帰りたくなかったりもして
いや〜こりゃ困ったね(^o^;ゞ。



しばらくして、メンバー再登場。ここでの衣装も、特に変化ナシ。
で、曲は当然“夢よ急げ”でしょ?、と構えていたら
いきなり太郎さんの

♪ダカダカダカダカダカダカダカダカ・・・・

もうウルトライントロクイズ状態で、条件反射のように
数秒後の♪ジャーン!で体はしっかり反応して拳が振り上がっていたが
頭の中ではかな〜りびっくりくりくりくりのすけ!(笑)。
“AFFECTION”が来るとは!。
なんだかとても心地良い衝撃だった。

曲が終わって王子のMCなのはいつも通り。

高「ハイ、“AFFECTION”、
  この歌は85年のツアータイトルでもありました。
  夏の野外コンサートをやり始めたのが、82年かな?。
  それからずっと続けてきたんですが、一旦ここで終了しようということで、
  THE ALFEE最後の夏の野外イベントを、8月8日9日と横浜で行います。
  今までずっとやりっ放しのアルフィーでしたから、
  ここらでひとつくらい何かに終止符を打つのもいーんじゃないかと。
  開けたら開けっ放しのアルフィーでしたから、
  終わった後に何が残るのか、全くわかりません。
  閉めたらまた開けたくなるのか、閉めたままなのか、全く分かりませんけれども、
  今までアルフィーの夏の野外コンサートを体験したことのない方は、
  是非!この機会を見逃すことのないように、よろしくお願いしたいと思います。
  まさにPERFECT BURN、完全燃焼したいと思っています!」

高「今日は本当に最後までどうもありがとう・・・、
  特に3階の後ろの方のみんな、2階の後ろのみんな、
  そして1階の後ろのみんな!。
  アルフィーのコンサートに悪い席良い席もないと
  言った人がいましたが・・・オレか(笑)
  なんかこう、離れているほど、思いって伝わってくるよな。
  最近つくづくそう思います。
  いつまで3人で歌っていられるのか、
  いつまでギターを弾いていられるのかわかりませんが、
  出来る限り続けていきますので、
  僕らの夢の旅に、最後までしっかりついてきて欲しいと思います」

高「今年でデビュー35年になりますが、5月に35周年初のシングルが出ました。
  そしてみんなのお陰で、オリコン初登場6位になりました。
  本当にどうもありがとうございました!。
  これで、“メリーアン”から連続してトップ10入り。
  これも・・・不思議なもんでさ、なんていうのかなー。
  昔はさ、さっきの冬将軍なんて歌ってた頃なんてのはさー
  ・・・って、急にくだけるけど(笑)
  1曲ヒットすればラクになると思ってたわけよ。
  でもな、やっぱり続けていかなくちゃダメなんだよな!」

高「そのシングルが先程の“風の詩”。
  これは『ウォーロード』という中国の映画のエンディングテーマなんですが、
  コーラスと、そしてハードなアコースティックサウンドという
  まさに!THE ALFEE!!という曲になっています。
  Double A-Side、つまり両方A面だよってことなんだけど、
  もうひとつが“桜の実の熟する時”。
  これは、僕らの明治学院の先輩でもある島崎藤村さんの作品から
  タイトルをお借りしたんですが、
  桜というのは咲いた時が始まりではなく、終わりなんです。
  パッと咲いて散っていくんですが、その後で実を付けて
  次の年にはまた蕾をつけて花を咲かせる。
  そう考えると、桜というのは恋と似ているなぁと思います。
  一つの恋が終わっても、心の中に実を残して、
  そこからまた新しい恋が生まれるというね」

高「ある人から聞いたんですが、
  桜の木というのは昔から原種がこの国にあったそうなんです。
  最初は1カ所にしかなかったんだけど、
  だんだんだんだん増えていったそうなんですね。
  雑木林があって、そこに桜の木があって、里がある・・・日本昔ばなし(笑)。
  日本の原風景っていうのかな、桜の木というのは、
  この国にとって常に特別なものであったような気がします」

ここでのこの話、王子は結構長い時間をかけて熱く語っていて
こっちも一生懸命聞いてたつもりなんだけど
いざまとめ上げようと思っても、断片的にしか思い出せず・・・(-_-;。
要するに、桜というのは昔からこの国にあって
月光の下でも、曇りの時でも、雨が降っている時でも絵になる。
平安時代には歌人が歌にして詠んだり、今でもお花見を楽しんだりと
常に特別な存在だった・・・というようなことだったかと思うんだけど・・・(^^;。

高「それでは、そんな思いを込めて・・・“桜の実の熟する時”

ラストシーンの、天井からハート型が舞い降りてくる場面・・・
なんだかハート型の落ち方が、初日なんかと比べると
随分スピードアップしているように見えるのは気のせいか。
初日は優雅に1枚1枚ゆっくり落ちてくる感じがとてもステキだったのだが
なんだかものによってはストーン!と
猛スピードで落ちてくるのもあったりして(^^;。
会場の空調の具合なんかにもよるのかも知れないけど
とにかくNHKホールでの落ち方は「速っ!」って感じだった。


最後、本日の全ての演奏を終えて
客席に手を振ったりピックを投げたりしながら
ステージ下手に帰っていった3人を観ていたら、
それぞれ出し切った〜という充実感みたいなものが伝わってきて、
こっちもなんとも言えない満足感に浸ることが出来た。
やっぱり春のNHKホールはちょっとしたイベントだね〜。
来年も行けるといいなぁ。


次は6/4(木)、市川!・・・って、もう今日じゃないかぁ〜(^o^;(^o^;(^o^;。
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コメント 6

えの

最後の王子のMC長かったですよね。
桜は日が当たらないと咲かないから、最初は1箇所だけだったんだ・・・
と言っていたような・・・気が・・・します。
by えの (2009-06-05 01:05) 

ちえぞう

NHKお疲れさまでした。
そして今頃は市川レポ打っているのかな?

すでに2日分の記憶がごちゃ混ぜになっているのだけど、
王子が「ヘイヘイホー」って言ったのは2日目じゃなかったっけ??

そうそう、何度も行っているNHKで今更なんだけど、客席の手拍子の音がすごくきれいに響くんだな〜と思った。
さすが市民会館クラスとは違うね〜。

鎮痛剤の飲み過ぎで調子イマイチなんでこのへんで。
この春一番な市川レポ楽しみに待ってます。
でも急がなくていいよ〜。




by ちえぞう (2009-06-05 01:27) 

you-ko

はじめまして。とんぼさんの所から飛んできました。

あの桜の花びらは、1枚1枚ドライヤーで軽く反らせる加工をしないときれいに落ちないのだそうです。

ものすごい手間なのでやってないみたいですね。

by you-ko (2009-06-05 21:16) 

梅屋千年堂

>えのさん
言ってましたね。
市川で同様のMCを聞いて思い出しました(笑)。



>ちーちゃん
うん、打ってた(笑)。で、明日仕事だからもう寝なくちゃ〜と思ったのに
頭も眼も冴え渡りすぎて眠れなくなっちゃってマイッタよ(^^;。

王子が「ヘイヘイホ〜」は2日目・・・だよね。
(あれ?ちゃんとそーゆーふうに本文には書いたよ???^^;)
てか今回アタシは2日目しか行ってないから、初日のことはわからないが(^o^;。

それよかちーちゃん、歯が大変なことになってるみたいだねー。
大事にしてね〜。♪ご自愛・ご自愛(笑)。



>you-koさん
初めまして。ようこそいらっしゃいました♪。
1枚1枚ドライヤーで、ですか(@o@)。それは物凄い手間ですね。
びっくりくりくりくりのすけです(笑)。貴重な情報をありがとうございます。
でも、今のままでも十分綺麗ですね。
この今回の特効はホントに気に入っています。

by 梅屋千年堂 (2009-06-05 22:53) 

ちえぞう

あれ???ホントだ書いてある。
ついに高の字と幸の字の区別もつかなくなってきたか?
最近すっかり近くが見にくくなって(爆)
歯医者もだけど眼科も行かなくちゃね〜

by ちえぞう (2009-06-07 02:09) 

梅屋千年堂

>ちーちゃん
アタシより4歳も若いクセに何を言ってるんだい。
てか、その過矯正と思われるメガネを作り直しましょう(笑)。
アタシもNHKの記憶は自信がなくてさ〜
(その自信のなさがネタバレ指数に現れております^^;)。
またなんか思い出したらフォローよろしく〜。

んじゃ、相変わらずご自愛ご自愛♪でね。
by 梅屋千年堂 (2009-06-07 02:19) 

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