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『ONE -Venus of Rock-』 [THE ALFEE]

THE ALFEE 約3年ぶりのオリジナル・アルバム(しつこい?^^;)
『ONE -Venus of Rock-』

既にヘヴィ・ローテーションに突入。
レビューというよりも、3回ほど聴いてみて感じたことを
率直に書いてみた。

まだ『ONE -Venus of Rock-』を一度も聴いていない方は
読まない方がいいかも知れません。

“愛を惜しみなく”
実を言うと、初めてタイトルだけ見た時には
なんだか軟弱そうだと思った。
ところがどっこい、蓋を開けてみたら完全にハードロック!。
出だしからしてリフがカッコイイ。
更に1曲目のイントロからいきなり出た!
最近のアルフィーのMYブーム?!、♪アー!アー!・・・というコーラス(笑)。
王子の歌い方も力強く、特にワンコーラス目の
♪生ま〜れてきた意〜味を〜・・・の部分がなにやらとっても男らしい。
変拍子・転調・詞の世界観・・・これはアルフィーワールドを超越して
まさに“高見沢ワールド”である。


“天河の舟”
これもタイトルのイメージと実際の曲が違った。
もっとロマンチックな感じのミドルテンポのバラードかと思っていた。
(でもよく考えたらアルバム2曲目にバラードってパターンは
 過去のアルフィーにはあんまりないか・・・)
メインボーカルはTHE ALFEEの“舟男(ふねおとこ)”坂崎幸之助。
イントロや間奏のタイコが凄い。まるで和太鼓。
・・・透さんとタローさんがでっかい和太鼓挟んで
捻り鉢巻きにフンドシ姿で叩いてる絵柄が浮かんでしまった・・・(^^;。
Eギターのフレーズも和風で一竹辻ヶ花ーっ!って感じ(意味不明・笑)
命令調の歌詞を幸ちゃんが歌うのもちょっと新鮮。


ここからの4曲は既に耳慣れた感のある曲が続く

“春の嵐”
CDで聴くと迫力不足に感じるのでは?と思ったが大間違い。
CDで聴いてもやっぱり大仰。
改めて歌詞をじっくり読んでみると
結構悲しげで寂しい内容なんだけど
あまりにも曲が大仰なので、そんなことは殆ど感じさせない。
それにしても歌詞が多すぎて憶えるのが大変!。
だってサビの部分の歌詞なんて6パターンくらいあるんだよ?!。
(というか・・・同じ歌詞の繰り返しがナイ!!!(@o@))。


“Innocent Love (Album Mix)”
フゥ〜ッ、ここでやっと一息つける感じ。
とはいえやっぱりサビはガーンと盛り上がるし
ラストには賑やかになる曲なので“箸休め”にはとてもならない(笑)。
ところで、どこがAlbum Mixなんだ〜?よくわからんぞ(-"-?。
ライブみたいな終わり方でも良かったかな〜という気もする。


“ONE LOVE”
一瞬出だしのドラムだけ聴いて“戦場のギタリスト”かと思った(^^;。
これも歌詞を改めて読んでみると“春の嵐”との共通点が見える。
まぁ挫折と後悔って言葉が出てくるってそれだけなんだけど(^^;ゞ。
CDで聴いても、やっぱりどこか懐かしさが漂うメロディだ。


“夢のチカラ '06”
この曲、上戸彩が歌ってた時から結構好きで
アルフィー・バージョンも出るといいな〜と思っていたので
今回のアルバムに入っていることを知った時には嬉しかったね〜。

この曲に関しては実は個人的にこんなエピソードがある。
9月に郡山に行った時、お土産を買うために入った
“ままどおる”でお馴染みの三万石・本店で有線が流れていた。
「今流れてる曲、なんだかいい曲だな〜。
 メロディがとってもアタシ好み・・・なんの曲だ?コレ・・・」
と思いながら買い物を続けていたのだが
その曲のサビの部分に来てハッ!とした。
そう・・・“夢のチカラ”だったわけ(^o^;。

もちろん“夢のチカラ”のサビ以外の部分も知ってはいたんだけど
その時は全然そんなこと思いもしなかったのだ。
だから「いいメロディだな」と思った曲が、
結局高見沢俊彦作のものであったと認識した時は
「あぁ〜、アタシの脳はかなりアルフィーに毒され・・・」じゃなくて(^^;
「アタシの脳はかなりアルフィーナイズされちゃってるな〜」
と一人アヤシく苦笑を浮かべてしまったよ。

ところでこの曲、エキゾチックなアレンジが“木枯しに抱かれて”っぽい。
まさかこんなアレンジになるとは思いもしなかった。
意外な感じではあるけれど、結構好きかも。
歌詞では♪春の芽生え〜夏の日差し〜・・・の一連の部分がお気に入りだ。


“Change”
ここへ来てちょっと軽い感じの曲調。
ギターの音も今までの歪み系とは打って変わってクリアな感じ。
メロディもアルフィーにしては珍しく、
上に行ったり下に行ったり大忙しという感じではないが!
出だしからしてかなりの高音域で歌うことを強いられている桜井さん。
最初から最後までずーーーーーっと高いよね(O.O;)(o。o;)。
メタル系の曲とはまた違った意味で、
血管切れそうになりながら歌ってる姿が目に浮かぶし
聴いてる方も段々苦しくなってくる(笑)。

歌詞では“愛の大脱走”というフレーズがなんだか笑いを誘う。
アルフィーの歌って無条件に「夢を追え!」ってのもあれば
この曲みたいに「そうやりたいけどどうすりゃいいかわかんない」
っていう曲もあってその二面性が面白い。
ただただ「行けーっ!」って叱咤激励されても
かえって気が萎える時などは
こんな詞を見るとちょっと安心したりなんかする。


“Shout”
イントロ聴いて
「なんかこういうのBON JOVIにありそう〜」なんて思ってしまった。
(自分がよく聴いてる音楽からしか発想できないのがナンだけど笑)。
もぉ〜ライブの光景がありありと目に浮かぶ。
来年の春ツアー、アンコールでの1曲・・・
ノリノリの3人・・・走り回る王子、踊る桜井さん
幸ちゃんはハンドマイクというよりシモンズかな。
(ところで今でもあれ“シモンズ”って言うの???^^;)。
いや、やっぱアコギジャカジャカかな〜。
拳を振り上げるオーディエンス・・・( ̄▽ ̄)
それにしても若々しい曲だ。
とても結成33年のバンドの曲とは思えない(爆)。


“100億のLove Story (Album Mix)”
なんだか久々に聴いた感じ(^^;。
王子の低い声はやっぱりイイな。
もちろん犬が寄ってきそうな超高音もいいんだけど
低音はたまに聴くと妙に新鮮。
これもエンディングがシングル・バージョンとは異なり、
フェイドアウトでなく♪ジャ〜ンと終わる。


“ONE (Album Mix)”
“100億〜”で終わってもいいくらいなのにまだ続く(笑)。
でもオーラスはやっぱりこの曲だよなぁ。
この1年の、いや、オリジナルアルバムが出なかった3年間の集大成、
“まとめ”の1曲と言ってもいいだろう。
きっと今後のアルフィーのスタンダードになっていくんだろうね。
これはどんなAlbum Mix?と思いきや、一旦終わるとみせかけて
いきなり始まるGソロ。ハ〜、ビックリした。
これはこれでいいけど、
春ツアーのエンディングからこのGソロに入るって
パターンでも格好良かったんじゃないかな〜とも思う。





全体的に思うのは・・・
まずどの曲も後奏のGソロが長い!!!(笑)
王子の「オレはギターを弾きたくてたまらないんだよ〜!(▼▼)」
って感じがよ〜〜〜く伝わってくるね(^^;。

そして、よく映画でも音楽でも
「肩の凝らない作品」とかって言ったりするじゃない?。
でも、この『ONE -Venus of Rock-』はとんでもない!。
最初から最後まで肩の力入りっぱなしの1枚
全部聴き終わるまで深呼吸が出来ない!。
ライブを1本観終わった・・・とまでは言わないけど
ライブDVDを1本観終わったくらいの疲労が残る。

そう言った意味では『夢幻の果てに』に近い。
でもあのアルバムは最後の最後に“哀しみの泉”っていうデザートがあるけど
今回はデザートがナイッッッ!。
なんか最後まで脂っこいまんま!(爆)。
ううう〜・・・誰か食後のシャーベットを持ってきてくれぇ〜!
そんな感じがしなくもない(^^;。
・・・というわけでDVDに入っていたアコギバージョンの2曲も
iPodに入れて一緒に楽しむことにした。
あ〜、これでちょっとサッパリしたよ(笑)。

それにしても、どの曲を聴いていてもライブの光景が目に浮かぶ。
それくらいアルフィーらしいってことか。
春のツアーが今からとっても楽しみだ。


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コメント 7

ありんこ

今日、買いに行こう!と思ったのに、自転車のバッテリーがなく諦めました(TT)
天候、体調も悪いから、週末まで無理かも~(泣)
早く聞きたいよーーーーーー!!
こういう時ってお店に行ってなかったりするんですよね。予約するんだった!
by ありんこ (2006-11-22 20:58) 

梅屋千年堂

>ありんこさん
ありんこさんはまだ購入してないんですね〜。
う〜ん、早く聴いて欲しいなぁ。
ネットでも実店舗でも品切れしてる店が結構あるらしいから
CD店に行く前に電話でありますか?って聴いた方がいいかもよ。
てか、明日にでも電話して取り置きしといてもらうってのはどぉ?。

早く他のみんなの感想も聞きたいな〜。
by 梅屋千年堂 (2006-11-22 23:30) 

まりあ

うちのブログにコメントありがとうございましたーm(__)m
私、今5回目のリピート中です!!
1枚のアルバムとして、どの曲も違和感なくまとまってますよねー。
なんか、エラそうな言い方ですけど(^^ゞ
今まで300曲以上の曲を作って歌ってきたALFEEですけど
新しいアルバムが出るたびに
「この人がこんな歌歌うの?!」って新鮮な驚きがありますよね。
これって、すごいことだよなぁ~って思いました。
3人ともメインボーカルがとれるALFEEだからこそ出来る技(?!笑)ですねー。
さてー!まだまだ今夜は聞いちゃいますよ♪
あ…私が「夢のチカラ」で好きな部分は
”幸せなんて~いつも微笑みを忘れずに”ですねー。
また、梅屋さんとツボが同じだったとは…嬉しいなぁ~(= ̄▽ ̄=)
by まりあ (2006-11-23 01:04) 

梅屋千年堂

>まりあさん
アタシも毎日ガンガン聴いてますよ〜。
実は仕事中も聴きたくて聴きたくてしようがない(笑)。
仕方ないから頭の中で音楽鳴らしてます。
3人とも歌えるってのはホントに素晴らしいですよね〜。
歌い手が3人いるから何度聴いても飽きが来ないのかも?!。
今度のアルバム、どの曲も聴き込むほどに好きになります。

また、新たなツボ発見があったら教えてくださいね〜(^o^)/。
by 梅屋千年堂 (2006-11-23 22:42) 

ちえぞう

やっと聴いたよ〜。ってか今も聴きながら。
いやぁ〜1曲目の“高見沢ワールド”で完全ノックアウトでしたわ。
大仰で変拍子でマイナーでハード・・・ストライクど真ん中!!
でも、なんでこんな宝塚チックな歌い方やねん??(笑)

「ONE LOVE」 と 「春の嵐」 が、めちゃくちゃ好みだったんで、
もの凄く期待しながらも、アルバム全体がこのトーンってことはないだろうなぁ〜、この2曲以上にストライクな曲は入っていないかも、と思っていたんだけど...
いやはや、オジサン達をナメていましたm(__)m
聴いている方も疲れるが、やってる方も相当疲れるこんなアルバム作ってくれちゃうとは!(笑)

全体的に80年代の雰囲気がちょっと漂っていて、“懐かしい”と感じるのはそのせいかな〜?
それに、「夢のチカラ」が「木枯らし〜」っぽかったり
(私は最初Count Down?思ったけど、木枯らしとCount Downが似ているから同じこっちゃやね。)
「Shout」が「風曜日〜」っぽかったり、他の曲も聴いていると
あ〜今のアレ、アレ・・・なんだっけ?
なんか違う曲が一瞬過ったけどわかんないー!!!って、あまりにアルフィーワールド満載で嬉しくて思わず顔がニヤけてしまう(笑)
ワンパターンって意味でなく、これでもか!ってくらいアルフィーらしくて、でもすごく新鮮。
早くライブで聴きたいねー(^o^)

あ、そうだ。最初、一瞬プレイヤー壊れちゃった?!
ディスクにキズがつく〜!!と焦ったのは私だけ?(^^;)
by ちえぞう (2006-11-24 04:04) 

ともちゃん

会社のPCからお邪魔しま~す(仕事しろよって…)。
もーコメント読んでて会社で笑っちゃったよ。
だって…考えること、感じることが同じなんだもん!。(爆)
今年もまだ終わっちゃいないのに…(笑)春の雷舞が楽しみだよ!!。
by ともちゃん (2006-11-24 16:21) 

梅屋千年堂

>ちーちゃん
ホントに王子の言う通り
「どっから聴いてもアルフィー」なアルバムだよね〜。
往年のファンにはたまらないんじゃないかな〜。
(初心者にはややキビシイかも知れないけどね笑)。

宝塚チックと言えば、今回の秋ツアーの
オーラスの曲の♪あなたへ愛〜・・・
の“愛”の部分がすげー宝塚風だと思わないかい?(笑)

1曲目、プレイヤー壊れた!とは思わなかったけど
「なんだぁ?音ちいせぇなぁ(-_-;」と思って
ボリューム上げたらすっごい爆音で
♪アー! アー!のコーラスが始まったんでビビりました(@o@;)。

>ともちゃん
久しぶり〜♪。
そか。ともちゃんともツボが一緒か〜(^_^)。
ホ〜ント、春のツアーが楽しみだよね〜。
そうそう、来春は日程が合えば
K籐さんと福岡のライブに参加しよう!って思ってるので
またゴマサバ食べに連れてってね〜(笑)。
by 梅屋千年堂 (2006-11-24 23:19) 

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